ハノーファー加入の松田隼風がトップのTMに室屋成と先発!映える髪色でツーショットも「お世話になりすぎてます」
2023.07.11 14:50 Tue
ハノーファーのU-20日本代表DF松田隼風が、室屋成とのツーショットを公開した。6月8日に水戸ホーリーホックから2.ブンデスリーガクラブへの期限付き移籍が発表された松田。U-23チーム所属ではあるものの、7日行われたホルシュタイン・キールとのトレーニングマッチには、室屋と揃って先発出場を果たした。
[3-5-2]の布陣で臨んだハノーファーは右のウイングバックに室屋、左に松田と、両ウイングバックに日本人選手を並べた。
シーズン前のトレーニングマッチで、30分+22.5分の2セットという変則ながらも、早速トップチームの中でもまれた松田。9日には自身のインスタグラムにて「お世話になりすぎてます」と、“先輩”とのツーショットを公開している。室屋も茶目っ気たっぷりの絵文字で返信するなど、新加入選手をかわいがっているようだ。
なお、ハノーファーは現在オーストリアでキャンプ中。室屋は帯同しているが、松田は不在となっている。
[3-5-2]の布陣で臨んだハノーファーは右のウイングバックに室屋、左に松田と、両ウイングバックに日本人選手を並べた。
なお、ハノーファーは現在オーストリアでキャンプ中。室屋は帯同しているが、松田は不在となっている。
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【日本代表コラム】サバイバルの始まり…底上げと経験値の積み上げに絡むべき選手
▽28日、10月に行われるキリンチャレンジカップ2017のニュージーランド代表戦、ハイチ代表戦に向けた日本代表メンバーが発表される。9月に行われたロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で無事に6大会連続6度目のW杯出場を決めた日本。残り約9カ月では、チームの熟成と強化、底上げが求められる。 ▽国際親善試合に位置付けられている今回のキリンチャレンジカップ。W杯の出場が決定した日本にとっては、第3章の始まりとなる。本大会で世界の強豪国と対戦することを考えれば、9カ月という期間は時間があるとは言えない状況だ。 ▽来年のW杯本大会を見据えれば、今の日本に必要なのは、選手の底上げ、控え選手の経験値アップだ。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、「コンディション」と「パフォーマンス」を優先して選手を選び続け、最初の目的であったW杯の出場権を見事に獲得した。しかし、主力選手の大半は固定されており、合宿や試合に招集されても選手を試すことはあまりできていなかった。特に、中盤から後ろのポジションに関しては、選手の底上げが必要となる。 <span style="font-weight:700;">◆守護神の選定</span><div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20170928_24_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽アジア最終予選がスタートした際は、西川周作(浦和レッズ)が正守護神を務めていた。しかし、今年3月にアウェイで行われたUAE戦以降、川島永嗣(メス)が正守護神に君臨し続けている。控えGKとしては東口順昭(ガンバ大阪)、中村航輔(柏レイソル)が招集されているものの、アジア最終予選での出番はなかった。ニュージーランド戦、ハイチ戦は両選手が1試合ずつ出場することで、経験を積ませたい。また、権田修一(サガン鳥栖)や林彰洋(FC東京)ら日本代表経験者も控えている。バックアッパーにはなるが、不慮のケガなども考えれば、経験を積ませたいポジションだ。 <span style="font-weight:700;">◆サイドバックに不安</span> ▽最終ラインに関して、吉田麻也(サウサンプトン)、昌子源(鹿島アントラーズ)、酒井宏樹(マルセイユ)、長友佑都(インテル)は、経験値やパフォーマンスを見ても問題はない。しかし、バックアッパーとなると酒井高徳(ハンブルガーSV)以外は、圧倒的に経験が少なくなる。 <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20170928_24_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽サイドバックでは、内田篤人(ウニオン・ベルリン)の復帰が待ち遠しい。試合には出場しはじめているが、ヒザの状態は慎重にならざるを得ない。日本にとって内田が復帰するかどうかは大きな違いだが、期待ばかりしていると危険だ。アジア最終予選では酒井宏、長友、酒井高、槙野智章(浦和レッズ)しか出場しておらず、底上げが必要となる。 <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20170928_24_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽右サイドバックでは、U-23で代表を経験している室屋成(FC東京)、松原健(横浜F・マリノス)がチームでも出場機会を得ている。その他、今シーズンから柏レイソルでプレーする小池龍太も面白い存在だ。酒井宏、酒井高の次に続く選手の選定は早急に進めたいところだろう。 <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20170928_24_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽左サイドバックでは、太田宏介(FC東京)や藤春廣輝(ガンバ大阪)といった日本代表経験者も居るが、新戦力も試したいところだ。U-23日本代表経験者の山中亮輔(横浜F・マリノス)や松原后(清水エスパルス)は、今シーズン良いパフォーマンスを見せている。また、サガン鳥栖の左サイドを支える吉田豊も、長友のバックアッパーと考えるとハマりそうだ。川崎フロンターレの車屋紳太郎も左利きであり気になる存在だ。酒井高や槙野も左サイドバックでプレーできるだけに、右サイドバックよりは不安定さは少ないが、バックアップの人選は進める必要がある。 <span style="font-weight:700;">◆センターバックは経験値</span> ▽センターバックに関しては、吉田、昌子のコンビが軸となっていくだろう。現在は負傷離脱している森重真人(FC東京)も最終予選でプレーしており、3枚は計算が立つ。しかし、4枚目のメンバーに関しては、日本代表としての経験が皆無に等しい状況だ。しっかりと経験を積ませる必要がある。 <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20170928_24_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽直近の日本代表に選出されている植田直通(鹿島アントラーズ)、三浦弦太(ガンバ大阪)はU-23でもプレーしており、Jリーグでも経験を積んでいるだけに、A代表での経験値を積ませたいところだ。 ▽日本代表に新たに推薦したい選手では、中谷進之介、中山雄太の柏レイソルのCBコンビや、攻撃でも力を発揮できる高橋祥平(ジュビロ磐田)、ボランチやCBでプレー可能な谷口彰吾(川崎フロンターレ)だろう。いずれもアンダー世代の代表を経験し、谷口は日本代表に選出された経験もある。植田、三浦だけでなく、可能性がある選手には経験を積ませていきたい。 <span style="font-weight:700;">◆カギはインサイドハーフか</span> ▽中盤も新たなメンバーを試したいポジションだ。長谷部誠(フランクフルト)、山口蛍(セレッソ大阪)、井手口陽介(ガンバ大阪)の3選手に関しては、パフォーマンスも安定し結果も残している。しかし、アンカーを務められるのは長谷部、山口となっており、ケガや出場停止などを考えれば、新たな選手に出てきてもらいたい。 <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20170928_24_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)J.LEAGUE PHOTOS<hr></div>▽前回招集されたメンバーでは、アンカーとしては高萩洋次郎(FC東京)が考えられるだろう。また、遠藤航(浦和レッズ)も最終予選でアンカーとしてプレーしており、大きな問題とはならなそうだ。バランスを取れる選手としては大谷秀和(柏レイソル)も気になる存在だ。 ▽一方で、インサイドハーフには新戦力を試してもらいたい。クラブで出色のパフォーマンスを見せていた柴崎岳(ヘタフェ)は負傷離脱してしまったが、新天地に活躍の場を移した森岡亮太(ベベレン)は久々に日本代表でもプレーがみたいところ。また、前回も招集されていた小林祐希(ヘーレンフェーン)も試合でパフォーマンスを見たい選手だ。 ▽国内組では、川辺駿(ジュビロ磐田)や山村和也(セレッソ大阪)、武富孝介(柏レイソル)、原川力、福田晃斗(ともにサガン鳥栖)といった所属クラブで結果を出している選手もいる。このポジションには出場機会が限られている香川真司(ドルトムント)や、戦列を離れている清武弘嗣(セレッソ大阪)が居るが、幅を持って考え、最終的なメンバーを絞ってもらいたいところだ。 <span style="font-weight:700;">◆両ウイングにも新たな風を</span> ▽3トップを考えた際、両ウイングが激戦区となるだろう。右は本田圭佑(パチューカ)、久保裕也(ヘント)、浅野拓磨(シュツットガルト)、左は原口元気(ヘルタ・ベルリン)、乾貴士(エイバル)、武藤嘉紀(マインツ)がメインとなっている。 <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20170928_24_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽しかし、右には堂安律(フローニンヘン)、左には中島翔哉(ポルティモネンセ)と所属クラブでも結果を残し始めている選手も控えている。デュッセルドルフへと移籍した宇佐美貴史もここ3試合で2ゴールと気を吐いている。国内組では右には伊東純也(柏レイソル)、江坂任(大宮アルディージャ)、左には阿部浩之(川崎フロンターレ)など、結果を残している選手もいる。攻撃陣はコンディションと調子、そして結果が重要視されるため、多くのカードを手元に置くことが重要になるだろう。 <span style="font-weight:700;">◆1トップの3番手は</span> ▽1トップには大迫勇也(ケルン)が軸として入り、岡崎慎司(レスター・シティ)も今シーズンはゴールという結果を残している。しかし、3番手がなかなか出てこないのが現状だ。 <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20170928_24_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)J.LEAGUE PHOTOS<hr></div>▽サウジアラビア戦でデビューを果たし、J1での得点ランキングでも2位につける杉本健勇(セレッソ大阪)、しばらく代表から離れているもののクラブでは結果を残している金崎夢生(鹿島アントラーズ)が有力候補だろう。その他、川又堅碁(ジュビロ磐田)、小林悠(川崎フロンターレ)といった今シーズン調子が良い選手も、再び代表でプレーする可能性はあるだろう。 ▽いずれにしても前線でタメを作るポストプレーができ、コンビネーションでゴールが奪える選手が求められることは間違いない。手元に置いて、チェックする必要はあるだろう。 <span style="font-weight:700;">◆ここからはサバイバル</span> ▽11月も国際親善試合が控えているが、欧州遠征という話も浮上している。12月にはEAFF E-1 東アジアサッカー選手権2017が日本で行われる。12月の大会では「最後に残るであろう選手を見極める大会となる。(ロシアW杯アジア)最終予選を突破した我々にとって、国内組を試す良い機会になる。本当に最後の最後までチームに残ることができるかどうか。そういった候補の選手を探す場として、この大会を位置付けたい」とハリルホジッチ監督もコメントした。 ▽クラブでの活躍が、日本代表に招集されることにつながり、W杯出場に近づくことになる。メンバー入りを果たすためには、各選手の活躍が必要になるが、日本代表としてもそういった選手が出てくることを待ちわびているだろう。 《超ワールドサッカー編集部・菅野剛史》 2017.09.28 14:30 Thu3
【日本代表プレビュー】世代間融合への第一歩《日本vsパナマ》
▽森保一監督が監督に就任し、新体制として2度目の活動となる日本代表。12日(金)に、キリンチャレンジカップ2018でパナマ代表と対戦する。 ▽9月に予定されていた初陣であるチリ代表戦が北海道胆振東部地震によって中止に。コスタリカ代表との一戦が初陣となり、3-0で快勝を収めた。新戦力の活躍も見られた初戦から約1カ月。チーム発足時に掲げた「世代間の融合」に向けての一歩を踏み出す。 <span style="font-weight:700;">◆ロシアW杯組が合流</span><div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/daihyo20181011_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>▽9月からの大きな変更点は、ロシア・ワールドカップを主力として戦った選手たちが招集されたことだろう。2大会連続でレギュラーとしてプレーしたDF吉田麻也(サウサンプトン)、DF長友佑都(ガラタサライ)、さらにDF酒井宏樹(マルセイユ)、MF原口元気(ハノーファー)、MF柴崎岳(ヘタフェ)、FW大迫勇也(ブレーメン)と、ロシアW杯で結果を残した選手たちがメンバー入りを果たした。 ▽東京オリンピック世代であるU-21日本代表監督も兼任する森保監督にとって、若手とベテランの融合が課題。9月のコスタリカ戦では、MF中島翔哉(ポルティモネンセ)、MF南野拓実(ザルツブルク)、MF堂安律(フローニンヘン)と新戦力が活躍しただけに、10月の2試合は融合を進める必要がある。 <span style="font-weight:700;">◆乗っている新戦力</span><div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20181012_11_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>▽また、ケガの影響でFW小林悠(川崎フロンターレ)、FW浅野拓磨(ハノーファー)が離脱したこともあり、2選手が追加招集された。9月にもFW杉本健勇(セレッソ大阪)、MF大島僚太(川崎フロンターレ)が離脱しており、続けての離脱者は残念ではあるが、新たなメンバーを見ることができるのはプラスでもある。 ▽追加招集されたFW川又堅碁(ジュビロ磐田)は、これまでも何度か呼ばれており、この先も招集されるためには結果を残したい所。そして、初招集となったFW北川航也(清水エスパルス)は、Jリーグで最も乗っている選手の1人といえるだろう。 ▽清水の下部組織で育った北川は、今シーズンがプロ4年目。ゴール前でのポジショニングに優れており、今シーズンはチーム最多の11得点を記録している。 ▽ポジショニングの上手さもあるが、最も優れている能力は「適応力」だろう。清水では、FW鄭大世、FWクリスラン、FWドウグラスら強力なストライカーともコンビを組み、FW金子翔太やFWミッチェル・デュークなど、多彩な選手と攻撃で組むことが多い。その相棒となる選手に合わせることができるのが北川の魅力。日本代表でもその能力が発揮できれば、面白い存在になれるだろう。 <span style="font-weight:700;">◆W杯出場も…</span><div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20181012_11_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽今回対戦するパナマは、ロシア・ワールドカップに初出場。しかし、グループステージではベルギー代表、チュニジア代表、イングランド代表と同居し3連敗を喫した。 ▽それでも歴史的な快挙であり、国を挙げて応援。「サッカーへの注目が高まっている」と、ガリー・ステンペル監督が前日会見で明かした。 ▽今回は、ワールドカップを経験した15名が来日。しかし、時差ボケや長距離移動の疲労、さらには合流が遅れるなど調整はうまく行っていない。前日会見でもステンペル監督が「ベストの状態ではないのは事実」と明かしており、本来の力を発揮できるとは言いがたい。 ▽ワールドカップでは予選で見せていた団結力を見せる場面もあったが、押し込まれる展開になるとラフなプレーが増えてしまい、一体感という良さが消えていった。経験値が不足していることもあり、一度崩れると立て直せないという側面もあり、パナマとしてはまだまだ強化段階にあると考えているはず。日本にもそのつもりで向かってくるだろう。 <span style="font-weight:700;">★予想フォーメーション</span>[4-2-3-1]<div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20181012_11_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div><span style="font-weight:700;">◆日本代表</span> GK:権田修一 DF:室屋成、吉田麻也、冨安健洋、長友佑都 MF:三竿健斗、柴崎岳 MF:堂安律、南野拓実、中島翔哉 FW:大迫勇也<hr>▽「より多くのメンバーを起用したい」とメンバー発表会見で語っていた森保一監督。9月のコスタリカ戦で起用できなかった選手を起用し、若手とW杯組の融合を図ると予想する。GKは前回出場機会がなかったGK権田修一(サガン鳥栖)を予想。Jリーグでは安定したパフォーマンスを見せており、正GKを目指してアピールしたいところだ。 ▽最終ラインは、吉田と長友が先発すると予想。さらに、19歳のDF冨安健洋(シント=トロイデン)を初出場させると予想する。相棒となる吉田から多くのことを吸収し、試合中の成長も期待したい。右サイドバックには、前回も出場したDF室屋成(FC東京)が入ると予想する。 ▽中盤も熾烈なメンバー争いが起こるだろう。ボランチには、MF三竿健斗(鹿島アントラーズ)、柴崎が入ると予想。鹿島時代に一緒にプレー経験もある両者が顔を揃えるだろう。また、2列目に関しては、コスタリカ戦と同じ顔ぶれになると予想する。3選手の融合が再び見られることに期待したい。 ▽また、1トップには大迫が入ると予想。センターラインにワールドカップ主力組が入ることでチームの軸を作り、新たな選手たちがどう融合できるのか。ピッチ上での化学反応に期待したい。 <span style="font-weight:700;">◆融合への第一歩</span><div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20181012_11_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>▽2度目の招集となった森保ジャパン。今回の課題は、世代間の融合だ。1つは、森保監督が標榜するサッカーを初招集となったワールドカップ組がどこまで理解できるかだ。 ▽ヴァイッド・ハリルホジッチ元監督の下で、「縦に早いサッカー」を磨いてきた日本。ロシア・ワールドカップでもその片鱗を見せているが、森保体制ではより縦への意識が必要となる。前線からのプレスはもちろんのこと、トランジションの早さが求められるサッカーは、ワールドカップ組も問題なく表現できるだろう。 ▽一方で、経験値の差をどう埋めるかという問題はある。今回呼ばれた6名は欧州の5大リーグでプレー経験がある選手たち。その経験値をどう伝えるか、どう主導していくかが重要となる。呼ばれたからには4年後のカタール・ワールドカップを目指すのは当然であり、世代交代の波に負けないという気持ちはあるはずだ。ピッチ内で相手に合わせてどうアジャストしていくか。そこも見どころとなる。 ▽16日にはウルグアイ代表との試合も控えており、2試合で多くのメンバーが出場することになるはずだ。まずはパナマ戦でアピールし、ウルグアイ戦でも出場機会を得られるのか。注目の一戦は12日(金)の19時35分にキックオフを迎える。 2018.10.12 13:30 Fri4
【2022年カタールへ期待の選手⑫】森保ジャパン初の大舞台・アジアカップで酒井宏樹の牙城を崩すインパクトを残せるか?/室屋成(FC東京/DF)
9月のコスタリカ戦(大阪・吹田)で本格始動し、2018年5戦を4勝1分の無敗で乗り切った森保一監督率いる新生日本代表。彼らにとって最初の試金石になるのが、1月9日のトルクメニスタン戦(アブダビ)から開幕する2019年アジアカップ(UAE)だ。守備陣は2018年ロシア・ワールドカップ16強戦士の長友佑都(ガラタサライ)、吉田麻也(サウサンプトン)、酒井宏樹(マルセイユ)らが残っているものの、若い力の台頭は必要不可欠。酒井宏樹と右サイドバックを争う室屋成(FC東京)は奮起が求められる選手の1人と言っていい。 室屋はご存知の通り、南野拓実(ザルツブルク)と同じ大阪府熊取町の出身で、幼稚園の頃からともにボールを蹴ってきた。ゼッセル熊取でプレーした小学校時代は室屋がボランチで、南野がFW。2人のホットラインからゴールを量産していたようだ。中学生になって彼らの進む道は分かれたが、室屋は悔しさを胸に秘めつつ努力を重ねた。その姿が青森山田高校の黒田剛監督の目に留まり、高校から地元を離れて遠い青森へ。そこでは当初サイドハーフとしてプレーしたが、2つ上の柴崎岳(ヘタフェ)や櫛引政敏(モンテディオ山形)らカリスマ性のある先輩に叱咤激励され、それが励みになったという。 その青森山田時代にU-16日本代表入りしたことで、彼のサッカー人生が大きく開ける。「サイドプレーヤーなら面白い選手がいますよ」と黒田監督から情報を入手した代表スタッフが爆発的走力を備えた室屋に目を付け、サイドバックにコンバートしたのだ。この位置になって持ち前のタテへのスピードや献身的なアップダウンが生きるようになり、彼は2011年U-17ワールドカップ(メキシコ)8強メンバーに名を連ねる。そこからはコンスタントに階段を駆け上がり、2016年リオ・デ・ジャネイロ五輪、2017年東アジアカップ(東京)などで日の丸をつけてきた。 森保ジャパンが発足してからはA代表に定着。右サイドバックの2番手として酒井宏樹の背中を追う立場になった。 「選ぶのは監督なので、自分は自分のスタイルでやりたい。このスタイルが嫌いな監督だったら選ばれないと思うし。Jリーグにも僕とは違うタイプでいい選手が沢山いるので、その中で監督が選んでくれているんだったら、僕はこのスタイルでプレーしてアピールし続けるだけかなって思います」と室屋はあくまで自分らしさを追求していくつもりだが、代表に入った以上は試合に出なければ意味がない。となれば、酒井宏樹の牙城を崩すしかないのだ。 その酒井宏樹も2012年5月のアゼルバイジャン戦(エコパ)で国際Aマッチデビューを飾ってから内田篤人(鹿島アントラーズ)という高い壁に阻まれ続けてきた。2014年ブラジルワールドカップは出番なしに終わり、その後は酒井高徳(ハンブルガーSV)にポジションを奪われる時期もあった。一定の地位を確立したのは、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督就任後。16-17シーズンにドイツのハノーファーからフランスの名門・マルセイユに赴いてからは不動の存在となった。その時、宏樹は26~27歳になっていた。つまり、24歳の室屋はまだまだ伸び代があるはずなのだ。 「守備はすごく大事ですけど、攻撃の部分でチーム(FC東京)の時は1対1でタテに仕掛ける回数が今シーズンは多くあるんですけど、代表でもそういうシーンをもっと出さないと。(得点やアシストの)数字を残せる選手にならないといけないと思うので、そこは少なからず意識したい」と本人も自らのやるべきことを明確に見据えていた。もともとサイドハーフやボランチという攻撃に絡むポジションをやっていた選手だけに、決定機を演出するような仕事を多くできれば、酒井宏樹との差別化も図れるかもしれない。 欲を言えば、室屋にも国際舞台に出て行ってほしいところ。代表でアジアカップやワールドカップ予選を戦うことも大切だが、幼馴染の南野のように思い切って海外へチャレンジすることもそろそろ考えるべき時期に来ている。サイドバックの先輩である酒井宏樹と高徳、長友と内田はいずれも欧州の扉を叩いてステップアップした。そんな先駆者たちに肩を並べようと思うなら、Jリーグに甘んじていてはいけない。 そのためにも、今回のアジアカップを有効活用してほしいところ。日本が4度目のアジア王者に輝いた8年前の2011年カタール大会後には岡崎慎司(レスター・シティ)がドイツ・シュツットガルト移籍を果たし、当時イタリアのチェゼーナにいた長友もインテルに引っ張られた。それも日本の優勝という結果とは無関係ではないだろう。チームが輝き、自分自身も輝けば、海外クラブからのオファーも届く可能性はゼロではない。そこを室屋にはしっかりと意識して、UAEに赴いてもらいたい。 つねに感情を表に出さず、マイペースでサッカーに取り組むタイプの男だが、今回は「自分が右サイドバックのファーストチョイスになる」という意気込みと気概を持って戦うべきだ。25歳になる2019年は酒井宏樹の牙城を崩そうとする新たな室屋成の姿をぜひとも見せてほしいものだ。 2019.01.09 18:30 Wedハノーファーの人気記事ランキング
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