「現状を重く受け止めている」昇格目指す中でJ2最下位と低迷の大宮、巻き返しへ声明「POを目指し必ず這い上がります」

2023.05.24 14:05 Wed
©︎J.LEAGUE
大宮アルディージャは24日、今季の不振を受け「大宮アルディージャにかかわるすべての皆さまへ」として声明を発表した。

かつてはJ1で10シーズンを戦った大宮。10シーズンをJ1で戦いながらも2014年にJ2降格。2015年はJ2優勝という結果を持って1年で昇格すると、翌年の2016シーズンはクラブ史上最高となるJ1で5位の成績を収めた。

しかし、主軸選手の退団などもあり2017年は最下位でJ2に降格。その後は、昇格プレーオフに絡むこともあったなか、J2での生活が続き、6年目を迎えていた。
近年は低迷が続き、J3降格が迫るピンチもある中、今シーズンも開幕から苦戦。昨シーズンチームを残留に導いた相馬直樹監督の下でスタートしたが、16試合を戦って4勝1分け11敗の最下位に位置。相馬監督を解任し、原崎政人ヘッドコーチを昇格させた。

原崎監督の初陣となったベガルタ仙台戦は、リードを許しながらも追いついて1-1のドロー。巻き返しを図りたいなか、佐野秀彦代表取締役社長の名義で声明を発表した。
「いつも大宮アルディージャを応援いただいております、ファン・サポーターの皆さま、パートナーの皆さま、ホームタウンの皆さま、大宮アルディージャにかかわるすべての皆さま、どんなときでも変わらぬ熱いご声援と多くのご支援をいただき、本当にありがとうございます。心より御礼申し上げます」

「今シーズン、相馬監督体制の下、昇格争いに絡み続け昇格を目指すチームを創るために「前への意識に重心を置き、球際に強く、攻守の切り替えの早いアグレッシブなサッカー」を目指しました。しかしながら、第17節終了時点で4勝2分11敗の最下位という結果が出ていない現状を重く受け止めております。皆さまのご期待に応えられていないこと、多大なるご心配をおかけしておりますこと、心より深くお詫び申し上げます」

「現在のチームの置かれた状況を打破していくために、苦渋の決断ではありますが、相馬直樹監督との契約を第16節いわき戦をもって解除いたしました。昨シーズン、チームが大変苦しい時期に監督を引き受けていただきました相馬直樹監督に心より感謝申し上げます」

「後任の原崎政人監督は現状の課題を踏まえ、攻守のバランス改善、選手の特徴が生きるポジション配置、戦い方をより明確にすることで、まず大きな課題である、「失点の多さ」、「得点力不足」を改善することに着手しております。試合で最後まで全力で走り抜くこと、絶対に勝つという姿勢を全員で体現できるように、日々の練習から厳しさ、激しさを求めていきます。一つひとつ勝利を積み上げ降格圏脱出、そしてプレーオフを目指し必ず這い上がります」

「ファン・サポーターの皆さま、パートナーの皆さま、ホームタウンの皆さま、そして大宮アルディージャにかかわるすべての皆さまに笑顔をお届けできるよう、どんな状況でも諦めることなく戦い、勝利を目指して取り組んでまいります。引き続き、大宮アルディージャへのご支援とご声援を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます」

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「強いアントラーズを取り戻す」伝統ある鹿島を率いる相馬直樹監督の覚悟、必要なメンタリティ「もう一度チャレンジャーとして」

14日、鹿島アントラーズの新監督に就任した相馬直樹監督がオンラインでのメディア取材に応じた。 鹿島は14日、昨シーズンから指揮を執るアントニオ・カルロス・ザーゴ監督を成績不振により解任。コーチを務めていた相馬監督が昇格する形となった。 昨シーズンは開幕4連敗から始まるも、シーズンを5位で終えていた鹿島。今季は優勝候補にも挙げられていた中、開幕から結果が出ずに8試合を終えて2勝2分け4敗の15位に位置。ザーゴ監督の解任に至った。 監督交代に加え、鹿島では選手が新型コロナウイルスに感染したことで、新体制は始動から厳しい状況に立たされてしまった。 相馬監督は古巣でもある鹿島での監督就任について「ちょっと言葉が出てこないです」と冒頭から言葉が出ない状況となったが、「本当にこういう状況になった中で、監督に昇格という形だと思いますけど、まずはこの状況になったこと、私も中にいたコーチとして非常に責任というものも感じています」とし、ザーゴ監督の解任には自分にもコーチとして責任があるとした。 「ただ、止まっていられるわけではないので、その中でもう一度強いアントラーズを取り戻す。さらには、前に進んでいくためにはということで話をしていただいた中で、非常に重い責任だと思っていますけど、自分がこの鹿島を、大事に思っているクラブを前に進めるために力になれればなと思っています」と語り、古巣の立て直しに向けて強い覚悟を持って臨むと語った。 前述の通り、監督交代に加えてチーム内での新型コロナ感染者が出たことでドタバタした状況の鹿島。「全然整理できていなくてすいません」と相馬監督は口にしたが、「色々なことがバタバタという中で、今日ようやく濃厚接触者の確定があったり、その中で人数が揃っていない部分も当然ありますし、色々な形の中でバタバタしていました」と就任初日についてコメント。「新たにスタートする、ただでさえ1日でも時間がほしいところ。本来なら昨日だったかもしれないですが、今日こういう天候になりましたけど、選手たちが非常に前向きに取り組んでくれたこと。選手だけじゃなくスタッフもそうですが、次に向かってスタートを切れたかなと思っています」と語り、雨の中での初練習となったが、新たなスタートを切れたと語った。 ここからチームを立て直していかなければいけない相馬監督。そのカギについては「サッカーだったり、戦術だったり、色々なことも当然ありますが、もう1度我々がチャレンジャーだということ」と語り、チャレンジ精神を持つ必要があるとコメント。「常勝と言って頂くクラブですが、今我々は現時点で15位ということもそうです。ただ、我々はチャンピオンであったり、そういうところで輝くことに全てが足りないわけではないですが、今そういう状況だということは見つめ直さないといけないです。そう言ったことをしっかりと受け入れた時、我々はチャレンジャーとして戦わないといけないです」と語り、常勝軍団に再びなるためにも、チャレンジャーとして臨む気持ちが必要だとした。 また「そのためにはみんなの力を本当の意味で1つに集結させること。それがピッチの中で現れてくるものですが、それ以外のところで、選手だけでなくスタッフ、フロント、サポーターの皆さんも1つになって、上のチームに立ち向かっていくことをしなければいけないと思います」と意気込んだ。 <span class="paragraph-title">◆「派手に強いというよりは地味に強い」</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/ant20210414soma_tw.jpg" style="max-width:100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">©KASHIMA ANTLERS<hr></div> 今週末の徳島ヴォルティス戦から指揮を執る相馬監督だが、そこから鹿島は13連戦となる。「なかなか準備ができる状況ではないので、今やれること。今見つめなければいけない課題にフォーカスしなければいけないです」と語り、「まず一番はこうやって激震、コロナもそうですが、監督交代が起きた中で、そのエネルギーをピッチで戦うという1つの方向に向かう、戦う準備、ファイトする準備をしっかりしないといけないなと思います」と、力をピッチ内に向けたいと語った。 これまでザーゴ監督が見せてきたスタイルについては「踏襲する部分も当然。今は先ほども言った通り、試合まであと2回しかトレーニングできないですし、その後は13連戦となるので、ものすごく大きなことを変えることはできない」とコメント。「良い部分はきちんと残しながら、勝てなくなっていた部分は、特にチームが1つになって戦うということ、ピッチで表現できるようにしなければいけないと思っています」とし、メンタリティの部分を変えたいと語った。 この状況での監督就任に関してのプレッシャーについては「私もこれで監督も何度目かで、他のところでもしていますが、この仕事は終わりがあるものです。決してそれは怖いというプレッシャーというものではなく、非常に伝統のある実績のあるクラブですし、私にとって特別なクラブですから、そこを率いるということ。自分が強い信念と覚悟を持ってやらなければいけないという風にも思っています」とし、チームを率いることへの思いがあると語った。 最初に手をつけたい部分については「あまり言ってしまうと…」と、この先のことを考えて多くを語らなかった相馬監督。ただ、「枝葉のところよりも、軸になる部分がしっかり入るようにしていかないといけないと思っています」とし、根本的な部分に手を入れたいと語った。 ザーゴ監督はボールを大切にし、ポゼッションを高めるサッカーをしていたが、「正直難しいです。ボールを持っていても主導権がないこともあります。でも、どれだけ自分たちがアグレッシブにできるのか。ボールを持っていても、持たされているのかどうか。全体的に言えば、見ているお客さん、応援してくれる人たちにとっては、勝ちに近づかないとというのがあるし、面白いだけではダメだと思います」とコメント。「受け身というよりは、自分たちが色々な意味でアクションを起こせるようにはしたいと思います。ただ、それも理想だと思いますし、リアクションが必要な時もあると思っています」とし、まずは行動を起こすところからやっていきたいと語った。 相馬監督が取り戻したいと語った「強い鹿島アントラーズ」についても語った。 「その言葉が一人歩きしてしまうのも良くないと思っていますし、それだけではないと思いますし、ジーコスピリット、「献身、誠実、尊重」と3つの言葉がありますが、派手に強いというよりは地味に強いという形になると思います」とコメント。「ただ、それでも見に来てくれる人が、心が踊るような部分も必要だと思いますし、アグレッシブな部分、ヒリヒリする部分、ワクワクする部分を織り交ぜられたらと思いますが、謙虚に、常勝と言って頂いていますが、常勝ではないですし、常に勝てるわけでもないし、上から見ているということでもないです」 「良い選手、良いスタッフがたくさん集まっていると思いますが、本当に我々が選手たち、スタッフたちが謙虚に足元をしっかり見て、やっていく、そういう強さだったんじゃないかなと思います」 「選手だっとき、Jリーグ開幕前のナビスコカップ、決勝で負けたと思いますが、誰も決勝まで上がるということは想像していないですし、1993年に1stステージを制したこともそうですが、Jリーグのクラブが生まれないと思われたところにできたチームですから、もう一度チャレンジャーとして、一番後ろから上がっていく。しっかり足元を見て、色々な人たちがこれまで作ってきた実績に踏ん反り返ることなく、もう一度足元を見て、足元を見ながら、勝っていても這いつくばって勝ちを取りに行っていたということを、出していかなければいけないと思っています」 近年ではチームを支えてきたMF小笠原満男やDF内田篤人、GK曽ヶ端準と鹿島の伝統を知る選手たちが次々と引退。さらには、海外へ選手が移籍することも増え、鹿島の伝統を知る選手が減っているという状況もある。 その中で、OBでもある相馬監督がどうメンタリティを変えるかについては「決して誰も引っ張れる人間が最初から引っ張れたわけではないですし、色々な経験をしながら、その時々のスタップもそうでしょうけど、選手たちも苦しい思いをして成長して、チームを引っ張る存在になっていたと思います」とコメント。「今いないから探すとかではなく、それは必要なところで、自分ごとにしてくれた選手だったり、スタッフも含めて、自分ごととして全てを尽くして向き合った時に1つ変わってくると思うので、そういったところを促していくしかないと思っています。必ずやそういう中で、苦しいからこそ出てくると信じたいと思います」と語り、選手たちが自ら気がつく必要があり、そのために動いていくとした。 2021.04.14 22:20 Wed
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「全部人のせい」原博実フットボール本部長が語る大宮の問題点、相馬直樹監督を迎えたキーワードは“変化”と“繋がり”

30日、大宮アルディージャは原博実フットボール本部長が記者会見を実施。霜田正浩監督の解任、相馬直樹監督の就任について言及した。 大宮は26日、霜田監督を成績不振で解任。相馬監督の就任を発表していた。 昨シーズンは最後まで残留を争う苦しいシーズンとなった中、なんとか残留を掴み取り、今シーズンは昇格を目指したシーズンに。霜田監督がシーズン頭から指揮したものの、開幕9試合勝利なし。最下位に沈んでいた中、原氏が4月12日にフットボール本部長に就任した。 その後、連勝を果たすなど復調を見せた一方で、ホームで連敗を喫するなどし、FC琉球戦で勝利した翌日に監督交代が発表されていた。 原氏は霜田監督の解任に至るまでの経緯について言及。「練習にも参加してチームにも帯同して、練習の狙い、選手の表情などを見て話をしてきた」と就任後にチームをよく見てきたとし、「そこから改善してきて4勝2分け3敗。それだけを見ても間違いなく改善していた」と、一定の成果が出ていたことを認めた。しかし、「そのスピード。球際の激しさ、守備の強固さ、アグレッシブさというものは少しずつ改善はしているが、もっとスピードを上げてほしいと感じていた」と、大きな変化がチームに生まれていないことを感じていたとした。 特にそれを感じたのは5月18日に行われた第15節のいわてグルージャ盛岡戦。相手チームに新型コロナウイルス(COVID-19)の陽性者が多く出たことで延期となっていた試合だった。 原氏は「特に、岩手戦。5月8日にやるはずが延期してしまった。コロナ明けのチームはモチベーションが高いと伝えたつもりだった」と警戒していたとしたが、「岩手戦は本当に残念な試合になってしまった。少し良くなるとまたすぐに戻ってしまって、馴染んでしまう。それを変えるには、新たな監督でアグレッシブで守備を構築できる監督が必要だった」と、改善しては停滞するというチームが良い方向に転がっていかないことをもどかしく感じていたようだ。 ただ、「霜田監督だけが悪いとは全く思っていない。それは選手にも伝えた」とコメント。「霜田監督、コーチングスタッフ、フロントスタッフ、全てが悪い」と、この環境を作り出しているクラブ全体が悪い状況にあると語った。 解任の憂き目に遭った霜田監督に対しては「霜田監督には感謝している。去年の今頃来て、残留させてくれた。ピッチ上のこと以上に、大宮を良くするように発言をしてくれた」と、クラブの改善に力を注いでいたとした。それでも、「ただ、ピッチ上の激しさ、選手を教育することが足りなかった。コーチも、選手もフロントも悪かった。監督を代えて、みんなが変わろうと伝えた。中2日しかない中、あの決断で残り試合をやることを考えて、クラブとしてもそういう決断を下して今に至るということです」とし、霜田監督の下での変化を諦め、相馬監督を招へいしたと語った。 外から見てきた原氏は就任して1カ月半。そこで感じた問題点については、「VENTUS、アカデミーを見ても、繋がりは感じない」とコメント。「トップチームとの関わりが少ない。アカデミーの選手たちは良い選手がいるが、もっと早くここに来て一緒にプレーするということがやっとできるようになった。もっと繋がりを大事にしていかないとこのクラブは変わらない。もっとポテンシャルはあると思いますし、そこができればと思う」と、チームとして1つのものを作り上げるという組織体になっておらず、それぞれが個別に動いていることを感じたという。 その中で相馬監督を招へい。初戦となったアウェイの東京ヴェルディ戦では、就任から2日で試合という過酷な状況。それでも相手に先制されながら追いつき、守備でもアグレッシブさと強度の高さを見せて引き分けた。 相馬監督を選んだ理由について問われた原氏は、「意外とやりたい人は多いんです。外国人も含めて」と明かし、「このクラブの今の現状にあっている、クラブを変えていくという人」と、選考基準はクラブに変化を与えられる人を選んだとした。 相馬監督については「町田の時はJFLからJ3、J2と経験し、去年は鹿島でコーチをやって途中から監督やって4位になった」とキャリアを振り返り、「フロンターレでは、若さもありあまりうまくいかなかった。でも、シャレン活動やホームタウン活動の理解もあった」とピッチ外での活動にも理解もある監督だとし、「町田では人工芝でやったり、自分たちでスポドリを作っていたという時代もある」と、苦しい環境も経験していることを挙げた。 また変化に向けては「本人もパワーがないと、若い選手やこのチームを変えていく力が必要。あとは彼のパーソナリティ。彼のポジションでの守備のこだわりがすごい」とコメント。「1日で、強度や距離などは変わっていった。この時期でやれるというのは彼かなと思っていた」と、大宮の大きな課題であった守備面の問題を解決できる監督だと信じ、実際にその変化はすでに見られていると手応えを語った。ただ、「ずっと決めて彼を負っていたわけではなく、常に色々な人を追ってきて、彼に決めた」と、多くの選択肢から選んだとした。 これからの戦い方については「このチームを見て、3分け6敗をみて、攻撃と言っていますが1試合1点取れていない。そして2点取られている」と、攻撃を掲げていたスタイルに疑問。「自陣で繋ごうとして取られている。自陣から繋ごうとするから、みんなが足元でもらって動かない。それを変えない限り、攻撃的なサッカーも何もない」と、後方からのビルドアップに拘りすぎて守備が崩壊していたと語り、「理想は攻撃的サッカーとは言いますが、チームの現状を考えたら、そこを変えないと勝ち点には結びつかない。本音で話をしています」と、理想を一旦忘れて現実的になるべきだと語った。 今後は、「まず相手の陣地にボールを運ぶ。一緒にやってきて、本音でやってきたつもり。スピードや強度、一体感。誰かがやったら連動するというアグレッシブさはもっと出していきたい」と目指す方向性を語った。 その中で、昇格を目指したシーズンだったが現在は残留争い中。今後の目標については「残留争いのポジションをまずは上げてほしい」とコメント。「(相馬監督就任前は)残り24節あったわけで、18節終わった段階で、1位の仙台は36だった。単純計算で1試合で2ポイントを稼いだ」とコメント。「僕らも(勝ち点)48稼げる。それまで持っていた勝ち点と足すと66。そこにいって6位以内に入れなかったら仕方ない」と語り、プレーオフ圏内を目指せる状況ではあるとコメント。「プレーオフ圏内を諦めたわけではない。まずはそこを目指しながら、上よりはベースをやって勝ち点を積み重ねていって、自分たちのスタイルやベースを作っていく」と、しっかりと勝ち点を稼げるチーム作りをして、1つずつ上を目指すとした。 またその点については、夏の補強も気になるところ。ただ「まだ話していません。例えばGK南(雄太)がケガした。GKが大きなケガをして、彼を抹消して誰かを入れるという選択肢もある」とコメント。「ただ、このクラブが変わるには、ユースにもGKで海本(慶太朗)と涌井(寿大)がいる」とし、「過去はわからないですが、慌てて補強して、若い芽を潰す。30すぎのGKを補強をしたら、まぁくるかもしれないけど(笑)、本当に大切なのはなんですか?ということ。若い選手が育っていく。そいういう練習をすると、そういう選手が残っていく」とし、補強を本当にすべきかどうかを考える必要があるとした。 また、就任当初の大宮のイメージを語り、「大宮の練習は甘い」と一刀両断。「これ3分け6敗のチームの練習なの?と思った。これで何を変えれば状況を打破できるの?ということを言った」と、チームとしての甘さが目立っていたとし、そこに手をつけたいと語った。 本当の意味で、クラブ、チームが変わっていかなければいけない状況に立っている大宮。原氏は「変化」を何度もキーワードに挙げているが「これで届かなかったら終わり」と語り、「今まで全部人のせいにしてやってきた」と、クラブとしての問題を指摘した。しかし、「そんなことを言ってられないという練習をやっている。間違いなく変わってきますし、目の色も変わってきていると思う。結果で応えるしかないので、そうならないように見せていくしかない」と、相馬監督の下で、目に見えた変化があるとし、結果で示していきたいと語った。 そして原氏はチームのスローガンである『ひたむき』についても言及。「『ひたむき』じゃなくて『したむき』じゃんと思った」と語り、「その言葉は良いと思いますし、『ひたむき』さは大事だと思う。変える必要はないし、『ひたむき』さが出なければいけない。『うわむき』にしたいぐらい」と冗談を交えながらも、チームとして真摯に向き合って上向いていけるように努めていくとした。 2022.05.30 21:20 Mon
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2020年引退の内田篤人、曽ヶ端準、野沢拓也が「アントラーズ功労賞」を受賞…通算21人

鹿島アントラーズは9日、2020シーズンで現役を引退した曽ヶ端準氏、野沢拓也氏、内田篤人氏の3名にアントラーズ功労賞を授与することを発表した。授賞者は合計21人目となった。 曽ヶ端氏は、鹿島ユースから1998年にトップチーム昇格。小笠原満男氏、中田浩二氏、本山雅志氏らと同期入団となった。 2001年に正守護神となると、その後は長年鹿島のゴールを守り、J1通算533試合に出場。7度のリーグ優勝など多くのタイトル獲得に貢献。現在は、GKアシスタントコーチを務めている。 野沢氏は、1999年に鹿島ユースから昇格。高いキックの技術と天才的なゲームメイク力でチームの主軸に定着した。 その後、ヴィッセル神戸やベガルタ仙台、オーストラリアのウーロンゴン・ウルブスでプレー。キャリア最後は関西サッカーリーグ1部のFCティアモ枚方でプレーしていた。 内田氏は、清水東高校から2006年に鹿島に入団。クラブ史上初となる高卒ルーキーの開幕スタメン起用。右サイドバックとして君臨すると、その後にはシャルケへと渡りここでもファンに愛される選手となる。 その後、ウニオン・ベルリンを経て、2018年に鹿島に復帰。しかし、ケガの影響もあり、2020年で現役をしていた。日本代表通算74試合2得点。現在は日本サッカー協会(JFA)のロールモデルコーチを務めている。 アントラーズ功労賞は、クラブの発展に寄与した人物をたたえるため2008年に制定されたもの。功労賞受賞者はカシマサッカーミュージアム内にある「アントラーズ殿堂」に掲額される。 ◆過去の受賞者(五十音順) 秋田豊 新井場徹 アルシンド 内田篤人 オズワルド・オリヴェイラ 黒崎久志 ジーコ ジョルジーニョ 相馬直樹 曽ヶ端準 ダニー石尾 トニーニョ・セレーゾ 中田浩二 名良橋晃 野沢拓也 長谷川祥之 ビスマルク 本田泰人 宮本征勝 柳沢敦 2022.06.09 15:40 Thu

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クロップ氏が大宮を買収した「レッドブル」のグローバルサッカー部門の責任者に就任! 2025年1月から始動「役割は変わってもサッカーへの情熱は変わっていない」

レッドブルは9日、昨シーズンまでリバプールを指揮していたユルゲン・クロップ氏が、グローバルサッカー部門の責任者に就任することを発表した。2025年1月より就任する。 レッドブルは、レッドブル・ザルツブルクや、ニューヨーク・レッドブルズ、レッドブル・ブラガンチーノなど、世界各国にクラブを保有。RBライプツィヒには資金提供をこなっており、2024年10月からは日本にも進出し、大宮アルディージャを買収したことが話題となっていた。 2001年2月にマインツの監督に就任すると、その手腕が認められ、2008年7月にドルトムントの監督に就任。香川真司(セレッソ大阪)らを擁してブンデスリーガを連覇すると、2015年10月にリバプールの監督に就任。プレミアリーグやチャンピオンズリーグを制するなど一時代を築き、南野拓実(モナコ)、遠藤航(シュツットガルト)ら日本人選手も獲得するなどしていた。 新たな役職に就任したクロップ氏は、意気込みを語った。 「25年近くも傍観者でいたが、このようなプロジェクトに参加できることにこれ以上ないほど興奮している。役割は変わったかもしれないが、サッカーと、サッカーを形作る人々に対する私の情熱は変わっていない」 「レッドブルにグローバルレベルで加わることで、我々が持つ素晴らしいサッカーの才能を育成し、向上させ、サポートしたいと思っている。レッドブルが持つ優れた知識と経験を活用することから、他のスポーツや他の業界から学ぶことまで、これを実現する方法は数多くある」 「一緒に、何ができるかを見つけよう。私の役割は主にレッドブルクラブの指導者や経営陣のメンターだと考えているが、究極的には、私はユニークで革新的で前向きな組織の一員だ。先ほども言ったように、これ以上に興奮することはない」 また、レッドブルの企業プロジェクトおよび投資担当CEO(最高経営責任者)のオリバー・ミンツラフ氏もクロップ氏への期待を口にした。 「我々は、レッドブルのサッカー史上、間違いなく最も優れた、そして最強の人物の獲得を非常に誇りに思う。ユルゲン・クロップは、並外れたスキルとカリスマ性を備えた、世界サッカー界で最も偉大で影響力のある人物の1人だ」 「サッカー部門責任者としての彼の役割は、国際サッカーへの関与とその継続的な発展において、我々のゲームチェンジャーとなるだろう。我々は、クラブが全体としても個別にもさらに良くなるために、重要な分野で貴重で決定的な刺激を与えてくれることを期待している」 <span class="paragraph-title">【写真】レッドブルの幹部に就任したクロップ氏</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/GivesYouWiiings?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#GivesYouWiiings</a> <a href="https://t.co/Uxb5evphgg">pic.twitter.com/Uxb5evphgg</a></p>&mdash; Red Bull (@redbull) <a href="https://twitter.com/redbull/status/1843932023767048568?ref_src=twsrc%5Etfw">October 9, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.10.09 17:30 Wed
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レッドブル幹部入りのクロップ氏、指揮官復帰のための退任オプションも存在か

レッドブルの責任者となるユルゲン・クロップ氏(57)だが、再び指揮官を務める可能性も残しているようだ。 9日、レッドブルはクロップ氏がグローバルサッカー部門の責任者に就任すると発表。2025年1月よりサッカー界に復帰し、企業が保有するレッドブル・ザルツブルクやRBライプツィヒ、ニューヨーク・レッドブルズ、レッドブル・ブラガンチーノ、そして10月より新たに加わった大宮アルディージャといった世界各国のクラブを統括する。 昨シーズン限りでリバプールを離れて以降は去就に注目が集まり、ドイツ代表指揮官就任も期待されていたクロップ氏。ドイツサッカー連盟(DFB)のスポーツ・ディレクター(SD)を務めるルディ・フェラー氏がユリアン・ナーゲルスマン監督の後任候補として名前を挙げると、「ナーゲルスマンには(契約満了の)2026年よりずっと長く続けてほしいと誰もが願っている」とかわしていた。 そんなカリスマ指揮官は、結局レッドブルの幹部という新たな役職を選択。しかし、ドイツ『スカイ・スポーツ』によると、今回交わした長期契約には監督復帰への退任オプションも盛り込んでいるという。 特に想定されるのがドイツ代表指揮官就任のケース。ナーゲルスマン監督がドイツ代表から退き、DFBがクロップ氏を後任として希望する場合に備えたオプションのようだ。 ナーゲルスマン監督の契約は2026年に開催される北中米ワールドカップ(W杯)まで。契約を延長せずクラブ監督復帰などを望めば、クロップ氏のオプション行使の可能性がより高まると考えられている。 2024.10.09 19:09 Wed
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レッドブル入りでフットボール界に電撃復帰のクロップ氏、給与も高額…年俸16億~19億円か

レッドブルグループのグローバルサッカー責任者となり、フットボール界に電撃復帰のユルゲン・クロップ氏だが、給与も驚きの額となるようだ。 昨季限りでリバプール監督を勇退し、悠々自適な生活を過ごすクロップ氏。現場から距離を置く意思を示すなか、9日にレッドブルグループのグローバルサッカー責任者就任が発表され、話題をさらった。 そして、ドイツ『スカイ』が新たに契約内容を報じる。来年1月からレッドブルで職務にあたるドイツ人名将の年俸は1000万~1200万ユーロ。日本円にして約16億3000万~約19億5000万円だ。 リバプール時代の年俸が2000万〜2200万ユーロ(約32億6000万〜35億8000万円)だったといわれ、それと比べるとやはり劣るが、かなりの高待遇を受けてのレッドブルグループ入りとなった模様だ。 一方で、クロップ氏は監督業に関して、ドイツ代表監督になる機会だけを求めるといい、口約束ながら、長期間とされるレッドブルグループとの契約を解除できる条項も手にしているそうだ。 レッドブルグループはRBライプツィヒをはじめ、レッドブル・ザルツブルク(オーストリア)、ニューヨーク・レッドブルズ(アメリカ)、レッドブル・ブラガンチーノ(ブラジル)と世界でクラブを保有。最近では大宮アルディージャを買収している。 2024.10.12 13:16 Sat
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レッドブル入りの大宮が1年でJ2復帰! 2位今治戦の次節は優勝決定の可能性【明治安田J3第32節】

レッドブルグループ入りでも話題の大宮アルディージャが13日の明治安田J3リーグ第32節に臨み、1年でのJ2復帰が決まった。 今節での優勝こそ叶わなかったものの、残り7試合で19ポイント差の3位カターレ富山が前日に引き分けたことで、1ポイントでも掴めば自動昇格圏2位以内が確定の首位大宮。プレーオフ進出に負けられない6位福島ユナイテッドをホームに迎え撃った。 序盤から攻めて凌いでの流れとなるなか、大宮は32分に小島幹敏の左CKからファーの村上陽介が頭で折り返し、ニアの浦上仁騎が右足でゴール。だが、その2分後にボックス左からの折り返しに森晃太が左足で合わせ、福島がすぐに追いついてみせる。 凌ぎ切れなかった大宮だが、45+2分にボックス左のこぼれ球に泉柊椰が右足ダイレクト。コースこそ甘めだったものの、シュートの勢いが上回る形でGK吉丸絢梓の手を弾いてファー側に吸い込まれ、前半も終わろうかというところで再び一歩前に出る。 後半も福島が攻める姿勢を失わず、大宮が受ける時間もあるなかで、57分のカウンターから杉本の縦パスを受けた泉が右足フィニッシュ。相手に当たったボールがファーにこぼれると、石川俊輝が右足で押し込み、大宮が突き放しに成功する。 攻め手がないわけではない福島は交代にも動きながら攻勢を続け、90+5分に澤上竜二が追撃弾を決めるが、大宮が逃げ切り、3位富山と21ポイント差に。自動昇格圏の2位以内を確定させ、1年でのJ2返り咲きを果たしている。 なお、次節は16ポイント差の2位FC今治との直接対決。大宮は引き分け以上で優勝が決まる。 大宮アルディージャ 3-2 福島ユナイテッドFC 【大宮】 浦上仁騎(前32) 泉柊椰(前45+2) 石川俊輝(後12) 【福島】 森晃太(前34) 澤上竜二(後45+5) <span class="paragraph-title">【動画】大宮のJ2返り咲きを全員で喜びあう!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">寝ても大宮 覚めても大宮 やっぱり大宮<br><br>J2昇格を決めた <a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%A4%A7%E5%AE%AE%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A3?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#大宮アルディージャ</a> の選手・スタッフと、詰めかけたファン・サポーターが喜びを分かち合います<a href="https://twitter.com/hashtag/%EF%BC%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Jリーグ</a><a href="https://twitter.com/Ardija_Official?ref_src=twsrc%5Etfw">@Ardija_Official</a><a href="https://t.co/9UrNTOstyn">https://t.co/9UrNTOstyn</a> <a href="https://t.co/OTaeD1gvD1">pic.twitter.com/OTaeD1gvD1</a></p>&mdash; Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) <a href="https://twitter.com/J_League/status/1845365698853470353?ref_src=twsrc%5Etfw">October 13, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.10.13 16:04 Sun
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大宮は今節勝利でJ2昇格決定、今治の結果次第でJ3優勝が決定の可能性も

2024シーズンのJリーグも佳境を迎える中、昇格や降格、優勝の条件もそろそろで始める頃だ。 明治安田J3リーグでは、首位を快走する大宮アルディージャのJ2昇格、そしてJ3優勝が今節決まる可能性がある。 J3リーグは今節が第32節。首位の大宮は31試合を終えて22勝7分け2敗の勝ち点73で首位を走っている。2位には、勝ち点57でFC今治が追いかけている状況。プレーオフ圏の3位のカターレ富山は勝ち点54、4位のギラヴァンツ北九州は勝ち点48という状況だ。 大宮と富山の勝ち点差は「19」離れており、今節を終えれば残り試合は6試合に。今節を終えて両者の勝ち点差が「18」を超えれば、大宮の自動昇格(2位以内)が確定する。 第32節は11日から13日にかけて行われ、12日に今治がホームで18位のY.S.C.C.横浜と、富山がアウェイで17位のテゲバジャーロ宮崎と対戦する。両者ともに残留争いの相手との対戦となる。 なお、富山が宮崎に負けた段階で、大宮の2位以内は確定。今治がYS横浜に負けた場合にのみ、今節の優勝の可能性が出てくる。 大宮は13日にホームで6位の福島ユナイテッドFCと対戦。今治が負けて大宮が勝利すれば優勝も決定する。なお、第33節ではその今治とホームで直接対決。大宮にとってはこの2節が大きく運命を分けることになりそうだ。 クラブ史上初となるJ3を戦っている大宮。10月からは親会社がレッドブルに変更となった中、ホームで歓喜の渦を生み出すことができるだろうか。 【大宮の優勝条件】 1.今治がYS横浜に敗戦 2.大宮が福島に勝利 【大宮の昇格条件】※下記のいずれか ①富山が敗戦(10/12) ②大宮が勝利(10/13) ③大宮が引き分け、富山が引き分け以下(10/13) 2024.10.12 10:00 Sat

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