FC東京・アルベル監督、5年ぶりの“多摩川クラシコ”勝利に「この勝利を中村帆高に捧げる」…ファン・サポーターにも感謝「素晴らしい雰囲気が後押しした」
2023.05.13 07:30 Sat
FC東京のアルベル監督が、川崎フロンターレとの“多摩川クラシコ"の勝利を喜んだ。12日、明治安田生命J1リーグ第13節のFC東京vs川崎フロンターレが国立競技場で行われた。
『フライデーナイトJリーグ』として開催される“多摩川クラシコ"。この試合は、『Jリーグ30周年記念スペシャルマッチ』でもある熱線には、5万6000人を超える観客が集まった。
FC東京は2019年から7連敗中の相手。9戦未勝利と近年は全く歯が立たず、ホームも5連敗中と厳しい状況。その中で41回目のクラシコが行われた。
立ち上がりから積極的な入りを見せたのはFC東京。右サイドの長友佑都、左サイドの徳元悠平と両サイドが攻撃参加。中盤も上手くサイドを使い分けて攻め込むと、12分に先制ゴールが生まれる。
先制後も手を緩めなかったFC東京は、25分に崩すと左サイドに出たボールを徳元がグラウンダーのクロス。これをボックス内に飛び込んだ安部柊斗が押し込み、リードを2点に広げる。
全く勝てていなかった相手にリードを奪ったことで、大勢の観客が大盛り上がり。それでも39分に宮代大聖の個人技から失点。前半を2-1で終了する。
試合は前半からかなりヒートアップする展開となった中、52分には脇坂泰斗がオンフィールド・レビューの結果、一発退場。FC東京は数的有利となるも、川崎Fが猛攻。ただ、GKヤクブ・スウォビィクの好セーブや守備陣の奮闘もあり、2-1で勝利を収めた。
久々の“多摩川クラシコ"勝利となったFC東京。試合後には、サポーターの前に出向き、勝利を大喜びしていたアルベル監督は、記者会見で試合を総括。自分たちも良いサッカーをし、クオリティのある川崎Fを抑えられたとした。
「この新国立競技場は我々にとって魔法がかかったような場所だ。今日、我々の前には偉大なライバルがいた。その相手と戦うにあたって、この素晴らしい雰囲気が我々を後押ししてくれた」
「最初の30分ほどは我々が試合をしっかり支配していた。[4-3-3]同士の、同じシステムのマッチアップだった。そして川崎Fの攻撃で危険な部分であるサイドで、人数をかけ、ボールを奪ってからの素早い選手を使ったカウンターアタック。それに対して、我々の守備がしっかりできていた」
「我々のプレスがしっかり機能していて、ボールを奪った時にはしっかりと相手のゴールに迫ることができて、良い戦いができたと思う」
「前半は我々はそれほどミスを犯していなかったが、そのミスから川崎Fの得点が生まれた。そこからも川崎Fが素晴らしいクオリティがあることは証明された」
「後半、我々は良いスタートを切れたと思う。得点に繋がるチャンスもあった。その後に退場者が出た訳だが、相手選手が1人減ることはプラスではあるが、1人少ない相手と戦うことは必ずしも簡単ではなかった」
「川崎Fが1人少なくなった後、後ろと前で2つに分かれる形となり、我々の前線のプレスを後方のグループが打開し、そのボールを前線に供給するという形をとってきた。そこから決定的なチャンスを複数作ってきた」
「彼らの効果的なプレーを上手く消すために少し守備ブロックを下げて、相手を待つという形を守備で取った。それ以降は、上手く修正できて、彼らのチャンスもロングシュートなど決定的なチャンスにはならなかった」
4シーズン勝利がなかった“多摩川クラシコ"での勝利。アルベル監督にとっては初勝利となったが、この難しい勝利を重傷で戦線離脱しているDF中村帆高に捧げたいとコメント。試合後には選手たちが中村の背番号「2」が入ったTシャツを着て、勝利を捧げていた。
「この4年間、リーグ戦で7連敗を川崎F相手にしてしまっていた。そのような流れがある中、彼らに勝利を収めることは難しいことであり、とても価値があった」
「この勝利を中村帆高に捧げたい。そして、名前はあげないがチームの2人にもこの勝利を捧げたいと思う」
この勝利でFC東京は川崎Fと勝ち点18で並ぶことに成功。ここから浮上できるだろうか。
FC東京は2019年から7連敗中の相手。9戦未勝利と近年は全く歯が立たず、ホームも5連敗中と厳しい状況。その中で41回目のクラシコが行われた。
立ち上がりから積極的な入りを見せたのはFC東京。右サイドの長友佑都、左サイドの徳元悠平と両サイドが攻撃参加。中盤も上手くサイドを使い分けて攻め込むと、12分に先制ゴールが生まれる。
右サイドからのクロスが流れると、これをボックス左で拾った徳元が相手DFをかわし、右足一閃。利き足と逆のシュートとなったが、ファーポストギリギリに決まるスーパーゴールとなり、FC東京が先制する。
先制後も手を緩めなかったFC東京は、25分に崩すと左サイドに出たボールを徳元がグラウンダーのクロス。これをボックス内に飛び込んだ安部柊斗が押し込み、リードを2点に広げる。
全く勝てていなかった相手にリードを奪ったことで、大勢の観客が大盛り上がり。それでも39分に宮代大聖の個人技から失点。前半を2-1で終了する。
試合は前半からかなりヒートアップする展開となった中、52分には脇坂泰斗がオンフィールド・レビューの結果、一発退場。FC東京は数的有利となるも、川崎Fが猛攻。ただ、GKヤクブ・スウォビィクの好セーブや守備陣の奮闘もあり、2-1で勝利を収めた。
久々の“多摩川クラシコ"勝利となったFC東京。試合後には、サポーターの前に出向き、勝利を大喜びしていたアルベル監督は、記者会見で試合を総括。自分たちも良いサッカーをし、クオリティのある川崎Fを抑えられたとした。
「この新国立競技場は我々にとって魔法がかかったような場所だ。今日、我々の前には偉大なライバルがいた。その相手と戦うにあたって、この素晴らしい雰囲気が我々を後押ししてくれた」
「最初の30分ほどは我々が試合をしっかり支配していた。[4-3-3]同士の、同じシステムのマッチアップだった。そして川崎Fの攻撃で危険な部分であるサイドで、人数をかけ、ボールを奪ってからの素早い選手を使ったカウンターアタック。それに対して、我々の守備がしっかりできていた」
「我々のプレスがしっかり機能していて、ボールを奪った時にはしっかりと相手のゴールに迫ることができて、良い戦いができたと思う」
「前半は我々はそれほどミスを犯していなかったが、そのミスから川崎Fの得点が生まれた。そこからも川崎Fが素晴らしいクオリティがあることは証明された」
「後半、我々は良いスタートを切れたと思う。得点に繋がるチャンスもあった。その後に退場者が出た訳だが、相手選手が1人減ることはプラスではあるが、1人少ない相手と戦うことは必ずしも簡単ではなかった」
「川崎Fが1人少なくなった後、後ろと前で2つに分かれる形となり、我々の前線のプレスを後方のグループが打開し、そのボールを前線に供給するという形をとってきた。そこから決定的なチャンスを複数作ってきた」
「彼らの効果的なプレーを上手く消すために少し守備ブロックを下げて、相手を待つという形を守備で取った。それ以降は、上手く修正できて、彼らのチャンスもロングシュートなど決定的なチャンスにはならなかった」
4シーズン勝利がなかった“多摩川クラシコ"での勝利。アルベル監督にとっては初勝利となったが、この難しい勝利を重傷で戦線離脱しているDF中村帆高に捧げたいとコメント。試合後には選手たちが中村の背番号「2」が入ったTシャツを着て、勝利を捧げていた。
「この4年間、リーグ戦で7連敗を川崎F相手にしてしまっていた。そのような流れがある中、彼らに勝利を収めることは難しいことであり、とても価値があった」
「この勝利を中村帆高に捧げたい。そして、名前はあげないがチームの2人にもこの勝利を捧げたいと思う」
この勝利でFC東京は川崎Fと勝ち点18で並ぶことに成功。ここから浮上できるだろうか。
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