「ファンに何か特別なものを」アーセナルを改革し“無敗優勝”も達成したヴェンゲル氏、プレミア殿堂入りに感無量「サー・アレックスと共有できることは大きな名誉」
2023.03.29 21:25 Wed
プレミアリーグの『Hall of Fame(殿堂入り)』に選ばれたアーセン・ヴェンゲル氏が、喜びを語った。29日、2023年の『Hall of Fame』が発表。長らくアーセナルを率いていたヴェンゲル氏と、マンチェスター・ユナイテッドで同じく長期政権を築いたサー・アレックス・ファーガソン氏が選ばれた。
現在は国際サッカー連盟(FIFA)の委員を務めるヴェンゲル氏。かつては名古屋グランパスでも監督を務め、天皇杯のタイトルを獲得。1996年10月にアーセナルの監督に就任した。
世界的には名の知れていない状態だったヴェンゲル氏だが、アーセナルを強豪へと成長させる手腕を発揮。特に、若い選手を見出す能力に長け、当時のプレミアリーグでは珍しいスペクタクルなパスサッカー、攻撃サッカーを展開。ユナイテッドと共に、プレミアリーグを牽引した。
22年間にわたって指揮を執り、プレミアリーグで3回、FAカップで7回、EFLカップで7回の優勝を経験。2003-04シーズンは無敗優勝を成し遂げ、“インビンシブルズ(無敵の者達)”と称されていた。
「プレミアリーグの殿堂入りに選ばれてとても感謝している。我々は常にファンに何か特別なものを提供したいと思っていた。素晴らしいことをできる選手がいるとき、私にとって最も重要なことは完璧さの義務だ」
「私はアーセナルを愛し、クラブの価値を尊重し、アーセナルが成長し、さらに大きくなることができる立場に置いた人物として知られたい」
「これをサー・アレックスと共有できることは、私にとって大きな名誉だ。それは、2人のボクサーが狂ったように戦い、一緒に遠くまで行くようなものです。結局のところ、敬意があり、彼と顔を合わせる絶好の機会になるだろう。おいしいワインと昔の戦いの思い出を分かち合いたい」
共に一時代を築いたファーガソン氏と共に殿堂入りしたことを喜んだヴェンゲル氏。2003-04シーズンの無敗優勝を改めて振り返った。
「勝つだけでは十分ではない。完璧を求めていくという義務が、私にとって最も重要なことだ」
「(私は選手に言った)『今、不滅になりたいのか?なりたくないのか?』」
「今、シーズン全体がどのように進んでいたのかを振り返ると、本当にクレイジーだったと感じる。あの狂気は殺すかもしれないし、驚くべきことを成し遂げさせるかもしれない」
偉業を成し遂げただけでなく、アーセナルというチームを変化させたヴェンゲル氏。就任当初は外国人監督ということもあり、実績も大きなものを残していなかったことから、懐疑的な目を向けられていたとも語った。
「私が到着した時、多くの熱を上げたとは言えない。『アーセンって誰?』知らない、フランス人。成功した歴史もないね」
「人生で欲しいものはチャンスだ。そしてそのチャンスを私は得た」
チームの改革に乗りでたヴェンゲル氏。まずはチームのトレーニングの方法と、選手の栄養面に着手したという。
「選手たちはバスの中で『マーズバー(チョコレートバー)が欲しい』と唱っていた。私はそれを全て禁止した」
食事やアルコールなども当時は現代のように注意されていなかった中、しっかりと管理することを始めたヴェンゲル氏。その成果もあり、フェイマスフォーと呼ばれる強固なバックラインの守備を生かした退屈なサッカーをするチームから、見るものを魅了する攻撃的なアタッキングサッカーに変貌を遂げさせ、多くのファンと共にタイトルを手にしていった。
「全てを捧げた。ファンは私がクラブに忠実であり、全てを捧げたことを認めてくれている」
「クラブは良いポジションに居る。銀行には資金があり、素晴らしいスタジアム、素晴らしいトレーニングセンター、そして多くのトロフィーを獲得してきた」
かつての教え子で、無敗優勝時にはキャプテンを務めていたパトリック・ヴィエラ氏は「無敗でシーズンを終えることができると思っていたのは彼だけだった」と当時を回想。「アーセンがアーセナルで成し遂げたこと。そして彼が長い政権を築いたことは、2度と起こらないだろう」と偉業を成し遂げたヴェンゲル氏を称えた。
また、同様にキャプテンを務め、現在のアーセナルを率いるミケル・アルテタ監督は「彼はクラブを変えた。これほど影響力のある監督は他にいないだろう。彼は世界のフットボールに脅威的な影響を与えてきた」と称賛の言葉を送った。
アルテタ監督は、ヴェンゲル氏が成し遂げた無敗優勝以来のプレミアリーグ制覇を目指して戦っている最中。果たして、久々のプレミアリーグのタイトルを獲得できるのか注目だ。
現在は国際サッカー連盟(FIFA)の委員を務めるヴェンゲル氏。かつては名古屋グランパスでも監督を務め、天皇杯のタイトルを獲得。1996年10月にアーセナルの監督に就任した。
22年間にわたって指揮を執り、プレミアリーグで3回、FAカップで7回、EFLカップで7回の優勝を経験。2003-04シーズンは無敗優勝を成し遂げ、“インビンシブルズ(無敵の者達)”と称されていた。
殿堂入りを果たしたヴェンゲル氏はプレミアリーグのインタビューに応じ、喜びを語った。
「プレミアリーグの殿堂入りに選ばれてとても感謝している。我々は常にファンに何か特別なものを提供したいと思っていた。素晴らしいことをできる選手がいるとき、私にとって最も重要なことは完璧さの義務だ」
「私はアーセナルを愛し、クラブの価値を尊重し、アーセナルが成長し、さらに大きくなることができる立場に置いた人物として知られたい」
「これをサー・アレックスと共有できることは、私にとって大きな名誉だ。それは、2人のボクサーが狂ったように戦い、一緒に遠くまで行くようなものです。結局のところ、敬意があり、彼と顔を合わせる絶好の機会になるだろう。おいしいワインと昔の戦いの思い出を分かち合いたい」
共に一時代を築いたファーガソン氏と共に殿堂入りしたことを喜んだヴェンゲル氏。2003-04シーズンの無敗優勝を改めて振り返った。
「勝つだけでは十分ではない。完璧を求めていくという義務が、私にとって最も重要なことだ」
「(私は選手に言った)『今、不滅になりたいのか?なりたくないのか?』」
「今、シーズン全体がどのように進んでいたのかを振り返ると、本当にクレイジーだったと感じる。あの狂気は殺すかもしれないし、驚くべきことを成し遂げさせるかもしれない」
偉業を成し遂げただけでなく、アーセナルというチームを変化させたヴェンゲル氏。就任当初は外国人監督ということもあり、実績も大きなものを残していなかったことから、懐疑的な目を向けられていたとも語った。
「私が到着した時、多くの熱を上げたとは言えない。『アーセンって誰?』知らない、フランス人。成功した歴史もないね」
「人生で欲しいものはチャンスだ。そしてそのチャンスを私は得た」
チームの改革に乗りでたヴェンゲル氏。まずはチームのトレーニングの方法と、選手の栄養面に着手したという。
「選手たちはバスの中で『マーズバー(チョコレートバー)が欲しい』と唱っていた。私はそれを全て禁止した」
食事やアルコールなども当時は現代のように注意されていなかった中、しっかりと管理することを始めたヴェンゲル氏。その成果もあり、フェイマスフォーと呼ばれる強固なバックラインの守備を生かした退屈なサッカーをするチームから、見るものを魅了する攻撃的なアタッキングサッカーに変貌を遂げさせ、多くのファンと共にタイトルを手にしていった。
「全てを捧げた。ファンは私がクラブに忠実であり、全てを捧げたことを認めてくれている」
「クラブは良いポジションに居る。銀行には資金があり、素晴らしいスタジアム、素晴らしいトレーニングセンター、そして多くのトロフィーを獲得してきた」
かつての教え子で、無敗優勝時にはキャプテンを務めていたパトリック・ヴィエラ氏は「無敗でシーズンを終えることができると思っていたのは彼だけだった」と当時を回想。「アーセンがアーセナルで成し遂げたこと。そして彼が長い政権を築いたことは、2度と起こらないだろう」と偉業を成し遂げたヴェンゲル氏を称えた。
また、同様にキャプテンを務め、現在のアーセナルを率いるミケル・アルテタ監督は「彼はクラブを変えた。これほど影響力のある監督は他にいないだろう。彼は世界のフットボールに脅威的な影響を与えてきた」と称賛の言葉を送った。
アルテタ監督は、ヴェンゲル氏が成し遂げた無敗優勝以来のプレミアリーグ制覇を目指して戦っている最中。果たして、久々のプレミアリーグのタイトルを獲得できるのか注目だ。
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フェネルバフチェへと完全移籍した元ドイツ代表MFメスト・エジルが、古巣のファンに向けてメッセージを送った。 エジルは、2013年9月にレアル・マドリーから当時のクラブ史上最高額となる4200万ポンド(当時のレート:約62億円)で加入した。 卓越した戦術眼とパスセンスで加入直後から絶対的な司令塔として君臨。在籍7年半で公式戦通算254試合44ゴール71アシストを記録し、チームを4度のFAカップ優勝に導いた。 しかし、近年はウナイ・エメリ前監督、ミケル・アルテタ監督の下で構想外となり、今シーズンはプレミアリーグ、ヨーロッパリーグの登録メンバーを外される冷遇を受ける状況に。24日にフェネルバフチェへの加入が発表されていた。 エジルはフェネルバフチェと3年半契約を結んだ中、自身のインスタグラム(m10_official)でメッセージを投稿。アーセナルファンに対しての感謝を綴るとともに、今後もアーセナルを応援し続けるとした。 「7年半、3000日近く。ここ、ロンドンでこんなに長い間過ごした後、このようなメッセージを書くのは奇妙に感じる」 「僕が到着したその瞬間から、家のように感じた。僕はすべてのアーセナルのスタッフ、チームメイト、そして最も重要なことだが、信じられないほどのファンによって歓迎された」 「2013年、アーセン・ヴェンゲルから受けた信頼については、ずっと感謝している。僕はいつでも故郷と呼べる場所であるノースロンドンで大人に成長した。そのことは決して忘れない」 「アーセナルと長い間一緒にいたということは、大きな浮き沈みを経験したことを意味する。250以上の試合、44ゴール、71アシストを記録したけど、ついに別れる時が来てしまった」 「僕たちはともに9年間の無冠を終わらせ、長い間ファンに求められていたトロフィーを持ち帰ることができた」 「このクラブとファンへの愛を言葉にするのは難しい。8年間の感謝の気持ちを手紙で表すことはできない」 「僕はもうクラブのためにプレーすることはないかもしれないけど、クラブがプレーするすべての試合で応援し続ける。生涯グーナーであることは間違いない」 「今シーズンはプレミアリーグのどのチームにとっても厳しいシーズンだからこそ、結果がどうあれ、今のチームとスタッフを全員で応援しなければならない」 「僕にとって、ヘイル・エンド(アーセナルのユースアカデミー)の子供たちが、ファーストチームに昇格するのを見ることは素晴らしいことだ。彼らは僕たちのクラブの未来です。彼らが成功することを願っている」 「エミレーツ(・スタジアム)の周辺で僕の名前が叫ばれるのを聞くと、いつだって鳥肌が立つ。このユニフォームを着て作った思い出は、一生忘れないだろう」 「特にここ数カ月、アーセナルでの僕が過ごした時間について多くのことが書かれている。アーセナルは名誉と品格があるクラブであり、ピッチに立つたびに感じた」 「選手、スタッフ、フロント、監督は行き交うものだ。でも、クラブの価値観やファンは、永遠に残るものだと思う」 「品位や尊敬、尊厳の原則は決して忘れてはいけない。これらの価値観の下で仕事を遂行することを確認するのは、クラブのすべての人間の責任でもある」 「僕が言ったように、この数カ月は簡単ではなかった。サッカー選手であればみんな同じだけど、僕はチームのためにいつだってサッカーをしたいと思っていた。でも、人生では、物事は必ずしも僕たちが期待したり望んでいるように上手くいくとは限らない」 「でも、ネガティブではなく、ポジティブなことを探すことも重要だ。そのために、僕は公開せず、恨みを持つつもりはない」 「アーセナルにいるということは、サッカーを越えて、コミュニティに属していることだった。ピッチ上でサポートしようとしたのと同じぐらい、僕もできる限りロンドンのコミュニティの一員になろうとした」 「ノースロンドンは僕を自分のコミュニティの1人として受け入れてくれた。毎シーズンこのコミュニティに幸せをもたらすためのプロジェクトに着手していた」 「僕はノースロンドンを離れることになるけど、今後も変わることはない。この章はもう終わりかもしれないけど、この素晴らしいクラブと僕のつながりは決してなくなるものではない」 「今の所はお別れかもしれないけど、永遠のお別れではない」 「世界中のアーセナルファンへ。YaGunnersYa」 <div id="cws_ad">◆エジル、アーセナルでのプレー集<script src="//player.daznservices.com/player.js#44a12140e3dda008f998a5a1a9.1tybkqliqmgvi1ndbmyxnzxqc3$videoid=y8wkqa5tau7d1j1zoxdss78cc" async></script> </div> <div id="cws_ad">◆エジルがアーセナルファンにメッセージ<blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/CKbjmrGre8O/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="13" style=" background:#FFF; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/CKbjmrGre8O/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">Mesut Özil(@m10_official)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script></div> 2021.01.25 17:15 Mon5
ウェア大統領が恩師・ヴェンゲル氏にリベリアの最高位の称号を授与へ
▽22年間務めたアーセナルの指揮官を昨シーズン限りで退任したアーセン・ヴェンゲル氏が、リベリアの最高位の称号を受け取ることとなった。イギリス『BBC』が報じた。 ▽リベリアと言えば、ミランなどで活躍した元サッカー選手のジョージ・ウェア氏が大統領を務めている。アフリカでプレーしていたウェア氏は、当時モナコの指揮官であったヴェンゲル氏によって、カメルーンのトネール・ヤウンデからモナコへ移籍。モナコでは才能を開花させ、チームにタイトルをもたらせると、その後はパリ・サンジェルマン、ミランとキャリアアップ。バロンドールも受賞し、「リベリアの怪人」という異名も持っていた。 ▽ヴェンゲル氏が受けるのは「Humane Order of African Redemption」という称号。リベリアでの最高位の称号だ。 ▽称号を与える理由としては、ウェア大統領とヴェンゲル氏の個人的な関係だけでなく、「アフリカのスポーツに貢献し、多くのアフリカ人選手にチャンスを与えた」ことが理由とのこと。アーセナルでは、コートジボワール人のDFコロ・トゥーレやDFエマヌエル・エブエ、カメルーン人のDFローレン、ナイジェリア人のFWヌワンコ・カヌなど、16人のアフリカ人選手を指導したことが評価されたようだ。 ▽ヴェンゲル氏は、リベリアの首都モンロビアにて24日に行われる授賞式に参加する。 ◆アーセナルで指導した主なアフリカ人選手 ヌワンコ・カヌ(ナイジェリア)/1999-2004 ローレン(カメルーン)/2000-2007 コロ・トゥーレ(コートジボワール)/2002-2009 エマヌエル・エブエ(コートジボワール)/2005-2011 アレクサンドル・ソング(カメルーン)/2005-2012 エマヌエル・アデバヨール(トーゴ)/2006-2009 マルアン・シャマフ(モロッコ)/2010-2013 ジェルビーニョ(コートジボワール)/2011-2013 アレックス・イウォビ(ナイジェリア)/2014- モハメド・エルネニー(エジプト)/2016- ピエール=エメリク・オーバメヤン(ガボン)/2018- 2018.08.22 14:30 Wedアーセナルの人気記事ランキング
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三笘に浴びせたタックルの報復を受けた?直後にファウル受け負傷退場のアーセナルFWに闘将キーン氏が持論「精算しなければならない」
マンチェスター・ユナイテッドOBでイギリス『スカイ・スポーツ』の解説者を務めるロイ・キーン氏が、アーセナルvsブライトン&ホーヴ・アルビオン戦での出来事に言及した。 14日、プレミアリーグ第36節でブライトンはアーセナルとアウェイで対戦。前半はアーセナルペースで試合が進んだものの、後半に3ゴールを奪ったブライトンが勝利した。 キーン氏が言及したのは、7分にブライトンのMFモイセス・カイセドが繰り出したアーセナルのFWガブリエウ・マルティネッリへのタックル。一度は回復したマルティネッリだったが、19分に途中交代となっていた。 そしてこのプレーより前の5分、マルティネッリはブライトンのMF三笘薫と交錯。CKのこぼれが高く上がったところに三笘が反応したが、ボールを見ていた三笘にマルティネリが横から突っ込み、体当たりのような形でタックルを食らった三笘はピッチに倒れこんでいた。 その直後ということもあり、キーン氏はカイセドのタックルについて報復の意味があったと示唆している。 キーン氏はまず、マルティネッリの三笘へのプレーについて、「厳しく、彼は幸運だった。彼の性格と選手としての立ち位置のおかげで、疑われなかったのかもしれない」と指摘している。 そして直後にカイセドのタックルをもらったことについては、「だが、良いチームメイトがすることは報復することだ」としながら、「あれは良いタックルではなく、確かに痛そうで交代を余儀なくされた。彼は傑出していたし、これでシーズンが終わりにならないことを願っている」とマルティネッリの軽傷を願った。 その上で「時にはそれが勝負というものだ。彼には残念なことだが、状況を精算しなければならない」と締めている。 現役時代にはユナイテッドの絶対的なリーダーとして、時には荒いプレーも臆さないファイターだったキーン氏らしいコメントだった。 <span class="paragraph-title">【動画】このプレーがきっかけ?三笘がマルティネッリから受けたファウル</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="7Akb4_o5AEM";var video_start = 24;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.05.15 20:15 Mon2
【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.9 “フェイマス・バックフォー”クラブ史上2度目のダブル/アーセナル[1997-98]
1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.9</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">1997-98シーズン/アーセナル 〜フェイマス・バックフォー〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/1997-98arsenal.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:アーセン・ヴェンゲル(48) 獲得タイトル:プレミアリーグ、FAカップ 攻撃力8:★★★★★★★★☆☆ 守備力9:★★★★★★★★★☆ タレント8:★★★★★★★★☆☆ 連係9:★★★★★★★★★☆ 選手層7:★★★★★★★☆☆☆</p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">クラブ史上2度目のダブル</div> 1997-98シーズンは、アーセン・ヴェンゲル監督が初めてシーズンを通してチームを指揮したシーズンだった。1996-97シーズンの途中にアーセナルの指揮官に就任したヴェンゲル監督は、新たなトレーニングメソッドや選手たちのプライベートに関する制限、外国人選手の積極的な招へいなど、クラブに多くの変化をもたらした。 プレミアリーグでは、開幕から第12節まで負けなしで首位に立った。しかし、11月に行われた4試合のうち3試合で敗れるなど、中盤に失速する。それでも、年明け以降に再び調子を取り戻すと、第33節から5連勝を達成するなどし、首位を奪還。最終的には、マンチェスター・ユナイテッドを1ポイント差で退け、7シーズンぶりにリーグタイトルを戴冠した。 さらに、このシーズンのアーセナルはFAカップでも躍進。準々決勝と準決勝で、それぞれウェストハムとウォルバーハンプトンを下して決勝に進出する。決勝では、ニューカッスルを相手にオーフェルマルスとアネルカのゴールで勝利。1970-71シーズン以来、クラブ史上2度目となるダブルを達成した。そして、英国4協会以外の出身者で初めてプレミアリーグを制した指揮官となったヴェンゲル監督は、年間最優秀監督賞を受賞した。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">フェイマス・バックフォー</div> 今でこそ攻撃的なフットボールで知られるアーセナルだが、1990年代以前は非常に守備的なスタイルで、「1-0の退屈なチーム」などと嘲笑されることも多かった。それでも、ヴェンゲル監督の就任以降は、徐々にスペクタクルなチームへと変貌。1997-98シーズンのチームの強みは未だ守備にあったが、攻撃でも見どころ十分だった。 GKには、イングランド代表の守護神でもあるシーマンが君臨。“フェイマス・バックフォー”と呼ばれた名高い最終ラインでは、ディフェンスリーダーのアダムスを中心に、ウィンターバーン、ディクソンという守備的ながらも安定感抜群の両サイドバックが不動のレギュラーを務める。アダムスの相棒には、現在のアーセナルコーチであるボールド、そしてキーオンと、フィジカルコンタクトに優れる両名が名を連ねた。 セントラルMFは、強靭なフィジカルとフットボールセンスを併せ持つヴィエラと、左利きのプレーメーカーであるプティのコンビが磐石。攻撃的にシフトする際には、テクニシャンのプラットも控えていた。そして、右サイドにはバランスの優れる万能型MFパーラー。左サイドのオーフェルマルスは当時、世界有数のウインガーとして名を馳せ、右足で持ち出す縦突破は、分かっていても止められないレベルにあった。 最前線にも魅力的な選手たちが在籍していた。ベルカンプはゴールだけでなくアシストでも貢献した。当時のアーセナルのスターだったイアン・ライトは現代で言うバロテッリのような“愛すべき悪童”的存在。1991年からアーセナルのために多くのゴールを挙げ続けたイングランド人FWも当時34歳とキャリア終盤だったが、驚異的なダッシュ力と豪快なシュートは健在で、多くのゴールを陥れた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">FWデニス・ベルカンプ(28)</span> 内に秘める闘争心と氷のような冷静さを併せ持つオランダの天才ストライカーは、卓越したボールテクニックと決定力を遺憾なく発揮。公式戦40試合に出場して22ゴールを記録しただけでなく、ゲームメークやアシストでも多大な貢献を果たした。その結果、選手が選ぶPFA年間最優秀選手賞と、記者が投票で選出するFWA年間最優秀選手賞をダブルで受賞する快挙を達成している。 2019.04.07 22:00 Sun3
“ジャンピングチョップ事件”いまだ和解なし、ファン・ニステルローイが宿敵との騒動を振り返る
▽現役時代にマンチェスター・ユナイテッドで活躍した元オランダ代表FWルート・ファン・ニステルローイ氏が、宿敵との騒動を振り返った。イギリス『インデペンデント』が伝えた。 ▽事件は約13年前のオールド・トラフォード、マンチェスター・ユナイテッドvsアーセナルで起こった。当時のプレミアリーグは、ユナイテッドとアーセナルの2強時代。MFロイ・キーン、MFパトリック・ヴィエラという闘将に率いられていた両者の直接対決は、常に意地と意地がぶつかり合う激闘だった。 ▽そして試合では、0-0で迎えたアディショナルタイムにFWディエゴ・フォルランがボックス内でDFマーティン・キーオンに倒されてPKを獲得。しかし、このPKキッカーを務めた名手ファン・ニステルローイは、シュートをバーに当ててしまった。 ▽そして、試合は0-0のまま終了。宿敵の絶対的エースがPKを失敗したことにより勝ち点を獲得してテンションが上がったアーセナルの選手たちは、試合終了の笛とともにファン・ニステルローイを囲んで挑発。試合中も激しくやりあっていたキーオンは、ファン・ニステルローイに“ジャンピングチョップ”を敢行した。 ▽オックスフォード大学での講義にゲストとして参加したファン・ニステルローイ氏は、「キーオンに街でたまたま会ったら、どのように振舞うのか?」と尋ねられると、冗談交じりに「彼は再び私の上に飛んでくるだろう(笑)。時代を生きていくには、クレバーじゃないといけないと思ったよ」と語り、会場の笑いを誘った。 ▽一方、この事件があった2003-04シーズンにプレミアリーグ無敗優勝を経験したキーオン氏は先月、当時について以下のように振り返っていた。 「おそらく、私は過剰な反応を見せてしまった。ルート・ファン・ニステルローイは、ブラックリスト入りする信用できない敵だった。彼はトッププレーヤーであり、ファイターだったが、どんな手を使ってでも相手を打ちのめそうとするような選手だった」 2016.02.08 20:42 Mon4
同勝ち点で並ぶチェルシーvsアーセナルのダービーはドロー決着…マルティネッリとペドロ・ネトがファインゴール【プレミアリーグ】
プレミアリーグ第11節、チェルシーvsアーセナルが10日にスタンフォード・ブリッジで行われ、1-1のドローに終わった。なお、アーセナルのDF冨安健洋は負傷欠場となった。 勝ち点18で並ぶ4位のブルーズと、5位のガナーズによる激戦必至のロンドン・ダービー。 チェルシーは前節、マンチェスター・ユナイテッドとの名門対決を1-1のドローで終えた。追いついて敵地から勝ち点1を持ち帰ったが、リーグ連勝を逃す形に。それでも、カンファレンスリーグ(ECL)ではアルメニアのFCノアを相手に先発全員を入れ替えた中、ECL記録となる驚愕の8-0の圧勝。ポジション争いに良い刺激を与えつつ、ホーム開催のダービーに弾みをつけた。マレスカ監督はリーグ前節から先発1人を変更。リース・ジェームズに代えてククレジャを左サイドバックで起用した。 対するアーセナルは前節、ニューカッスルとのアウェイゲームで0-1の敗戦し今季リーグ2敗目。続くチャンピオンズリーグ(CL)ではインテルとのアウェイゲームを同じく0-1で落とし、攻撃の停滞感が漂う連敗となった。その連敗からのバウンスバックを図ったダービーでは先発2人を変更。メリーノとトロサールに代えて負傷明けのライス、インテル戦で戦列復帰したウーデゴールをスタメンで起用。[4-3-3]の布陣で臨んだ。 立ち上がりからボールの主導権を握ったチェルシーは3分、パーマーの強烈なミドルシュートでファーストシュートを記録。だが、ここはGKラヤの好守に阻まれて開始早々の先制点とはならず。 以降もサイドを起点にチャンスを窺うホームチームは、ペドロ・ネトからのクロスにマドゥエケ、グストと逆サイドの選手が飛び込んでいくが、アーセナル守備陣の体を張った対応に阻まれる。 一方、序盤の守勢を撥ね返したアーセナルは20分を過ぎた辺りからボール保持率を高めつつ、相手陣内でのプレータイムを増やしていく。 27分にはサカのカットインからの左足シュートのこぼれに反応したマルティネッリにビッグチャンスも、ボックス左で放ったシュートはGKロベルト・サンチェスの左腕を使った好守に遭う。さらに、32分には相手陣内で得たFKの場面でチェルシーの隙を突いてボックス右に抜け出したハヴァーツが古巣のゴールネットを揺らすが、ここはVARによる際どいオフサイド判定で認められず。 その後はカードの枚数が増えるなどダービーらしい球際でバチバチとやり合う展開となったが、互いに決定機まであと一歩という場面が目立つ中で拮抗したままゴールレスでハーフタイムを迎えた。 後半も同じ22人がピッチに立ったダービーは引き続き一進一退の攻防が繰り広げられていくが、一瞬の隙を突いたアウェイチームがスコアを動かす。 60分、右サイドで押し込んだ流れからボックス右角でボールを受けたウーデゴールが絶妙な浮き球パスをボックス左に走り込むマルティネッリに通すと、左足での丁寧なトラップから鋭い右足シュートでニアを破った。 ホームで先手を奪われたチェルシーは直後にも際どいシーンを作られると、68分に2枚替えを敢行。足を痛めたラヴィアに代えてエンソ・フェルナンデス、マドゥエケを下げてムドリクを投入。すると、直後の70分には相手陣内中央でボールを持ったエンソが右サイドから斜めのランニングでバイタルエリアに走り込んだペドロ・ネトにパスを通すと、ポルトガル代表FWがペナルティアーク付近で放った鋭いグラウンダーシュートがゴール右隅に突き刺さり、値千金の今季リーグ戦初ゴールとなった。 1-1の振り出しに戻った試合はここからヒートアップ。互いに疲労の影響で中盤が間延びし始めると、フレッシュな途中交代の選手を起点に勝ち越しゴールへ迫っていく。だが、スペイン代表の両守護神を中心に高い集中力を見せた守備陣を前に、両チームともに勝ち点3をもたらす2点目を奪うことはできなかった。 この結果、白熱のロンドン・ダービーは痛み分けに終わり、チェルシーはリーグ戦2試合連続ドロー、アーセナルは公式戦連敗ストップもリーグ4戦未勝利となった。 チェルシー 1-1 アーセナル 【チェルシー】 ペドロ・ネト(後25) 【アーセナル】 ガブリエウ・マルティネッリ(後15) <span class="paragraph-title">【動画】ダービーで生まれたマルティネッリ&ネトのゴール!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">アーセナル先制<br>キャプテンのアシストから<br>マルチネッリが均衡を破る<br><br>プレミアリーグ 第11節<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%83%BC?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#チェルシー</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%BB%E3%83%8A%E3%83%AB?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#アーセナル</a><br><br><a href="https://t.co/IQcfgHPywb">https://t.co/IQcfgHPywb</a> <a href="https://t.co/1rAHeoSU1G">pic.twitter.com/1rAHeoSU1G</a></p>— U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1855672686313418835?ref_src=twsrc%5Etfw">November 10, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">チェルシー同点<br>ペドロ・ネトの左足一閃<br>加入後リーグ戦 初ゴール!<br><br>プレミアリーグ 第11節<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%83%BC?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#チェルシー</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%BB%E3%83%8A%E3%83%AB?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#アーセナル</a><br><br><a href="https://t.co/IQcfgHP0GD">https://t.co/IQcfgHP0GD</a> <a href="https://t.co/pMHD6wMnOg">pic.twitter.com/pMHD6wMnOg</a></p>— U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1855673346878267782?ref_src=twsrc%5Etfw">November 10, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.11 03:38 Mon5