「選手からの発案」ジンチェンコがキャプテン務めた裏側をアルテタ監督が明かす「全てのウクライナ人のために勝ちたかった」

2023.02.26 22:26 Sun
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Getty Images
アーセナルのミケル・アルテタ監督が、ウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコにキャプテンを任せた経緯を語った。クラブ公式サイトが伝えた。

25日、アーセナルはプレミアリーグ第25節でレスター・シティと対戦。首位を守りたい中での試合は、前半のレアンドロ・トロサールのゴールがファウルで取り消されるなど嫌な流れとなったが、後半早々にガブリエウ・マルティネッリが華麗なカウンターからゴール。そのまま逃げ切り、0-1で勝利を収めた。

連勝で首位を守ったアーセナル。この試合では普段キャプテンを務めているノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールではなく、ジンチェンコがキャプテンマークを巻いてプレーしていた。
この試合は、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から1年という節目を迎えての一戦に。その計らいだった。

試合後、アルテタ監督はその理由について言及。選手側からの申し出であったことを明かし、キャプテンのウーデゴールから伝えられたとした。

「選手たちのイニシアチブだったので良かった。マルティン(・ウーデゴール)は昨日私のところに来て、彼らは彼と共にそのジェスチャーを示したいと思っていた」

「今日、我々は彼や彼の愛する人たち、そして闘争心と国として示した連帯感で、世界にインスピレーションを与えた全てのウクライナ人のために勝ちたいと思っていた」

「今日、彼らに幸せをもたらし、アレックス(オレクサンドル・ジンチェンコ)が我々にとってどんな存在であるかを考えることができれば、それは良い機会だった。その勝利を彼らに捧げることができ、嬉しく思っている」

若手選手も多い中で首位を走るアーセナル。チームの状態だけでなく、チーム内の雰囲気も最高潮。選手同士が信頼しあい、互いを思い合っていることがわかるエピソードでもあった。

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