ムバッペにうんざり? レアルが交渉での時間の浪費を嫌い既存選手の地位向上を優先

2022.12.26 18:50 Mon
Getty Images
将来的な獲得に熱を上げていたレアル・マドリーだが、パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペ(24)にはうんざりしているようだ。
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カタール・ワールドカップ(W杯)では連覇こそ逃したものの、決勝戦でハットトリックを記録するなど、8ゴールを決めて得点王に輝いたムバッペ。2大会で12ゴールを記録し、将来的にはW杯記録を抜くことが確実視されている。
次世代のサッカー界を引っ張る存在であるムバッペは、予てからマドリー移籍を希望。今夏にも移籍すると見られていた中、5月にPSGとの契約を2025年まで延長していた。

ムバッペの態度や発言などを踏まえ、マドリーも本気で獲得を目指していたが、どうやらもう興味を失ったという。

スペイン『マルカ』によれば、マドリーはムバッペがPSGとの歩みを続けると判断し、この先もチームに加えるという考えを持つことは無くなるだろうと報じている。
マドリーは金銭面も踏まえ、ムバッペ獲得への努力を示していたが、最終的にはムバッペ側の反応に落胆。うざりしており、優先順位を変更することを決断したという。

ムバッペの獲得を最優先としていたが、現在ではブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールやFWロドリゴ・ゴエスなど、既存の選手の地位を強化することを主眼に置いているという。

カタールW杯後には、無所属となったポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがトレーニング施設を利用したことで、復帰の噂も浮上したが、チームは獲得の意思はなかったとのこと。ただ、C・ロナウドにしてもムバッペを獲得するにしても、チーム内の選手の立ち位置、役割に影響を大きく与えることになるのは間違いない。

ただ、その考えを捨て去ることで、この先があるヴィニシウスなどの将来を考えることができる状況に。既存のタレントの可能性を広げる方に重要度を置くことにしたようだ。

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