「勝つ自信はある」冨安健洋がリバプール戦に意気込み「恐れはない」、ポジション争いには「さらに良くならなければ」

アーセナルの日本代表DF冨安健洋が、自身の置かれている状況、そして週末のリバプール戦について語った。イギリス『イブニング・スタンダード』が伝えた。昨シーズンからアーセナルでプレーしている冨安。右サイドバックでレギュラーポジションを掴み、ミケル・アルテタ監督の信頼を得ているだけでなく、ファンからも絶大な信頼をすぐに受けるようになっていた。

しかし、シーズン途中に負傷離脱すると、復帰後に再び負傷。その影響もあり、今シーズンの開幕までケガを引きずることとなってしまった。
また、今夏マルセイユからレンタル復帰したフランス代表DFウィリアム・サリバがセンターバックとしてプレーすることで、イングランド代表DFベン・ホワイトが右サイドバックにコンバート。冨安はポジション争いをしている状況で、試合には継続して起用されながらも、プレミアリーグでは先発がない状況となっている。

一方で、ヨーロッパリーグ(EL)では2試合連続でフル出場。チームの連勝に貢献するなどしている中、6日のEL第3節のボデ/グリムト戦後に、自身の置かれている状況について言及。まだまだ成長しなければいけないとした。「僕にとって、どの大会でプレーするかは問題ではありません。ヨーロッパリーグでも、カップ戦でも、ピッチでチームを助けたいです」

「でも、ポジションを取り戻したいと思うなら、もっとさらに良くならなければなりません。今日はトップトップのパフォーマンスではなかったですし、自分のパフォーマンスには満足していません」

「アーセナルのようなビッグクラブでプレーする場合、常に他の選手との競争があります。競争は僕をいつだって成長させてくれます」

「公平に見ても、ホワイトはとても良くやっていますし、ファンタスティックです。僕もトレーニングで彼から多くのことを学ばなければいけません」

また、ボデ/グリムト戦についても自身のパフォーマンスには満足していないとコメント。勝てたことは良かったとしたが、反省も見せた。

「勝ち点3とクリーンシートを取れて本当に良かったです。僕にとっては簡単な試合ではなかったです。エディ(・エンケティア)のゴールの後、試合は少しまとまりを欠きました」

「90分間は試合をコントロールできなかったので、僕にとっては十分ではありませんでした。自分のパフォーマンスには満足していません」

スタメンの座はリーグ戦で奪えていないが、チームは好スタートを切り、現在プレミアリーグで首位。9日にはリバプールとの対戦を控えている。

近年リーグを牽引している強豪相手の試合に向けて、勝てる自信があると意気込みを語った。

「リバプールは今でもリバプールです。もちろん、簡単な試合ではありません」

「みんながチームを助けなければいけません。でも、僕たちは昨シーズンよりも良くなっていますし、彼らに勝つ自信はあります。恐れはありません」

「ホームで6万人の観客に支えられてプレーしています。勝ち点3を取るために、頑張る必要があります」

「ドレッシングルームの雰囲気はとても良いです。僕たちは自信を持っており、リーグのトップにいます。僕たちは彼らを倒す準備ができています」

「10月にはワールドカップに向けてたくさん試合があるので、チームを助けるため、全ての選手がプレーする準備ができていなければなりません」