スパーズ加入リシャルリソンが所信表明 「ここで歴史を作りたい」

トッテナム加入が決定したブラジル代表FWリシャルリソンが新天地での意気込みを語った。2018年以降、エバートンのエースとして活躍したリシャルリソンは、今月1日に総額6000万ポンド(約98億2000万円)と言われる移籍金でトッテナムへの5年契約での完全移籍が決定。加入決定時は休暇中の母国ブラジルにいた25歳は、お別れの挨拶のため、古巣エバートンのトレーニング場を訪れた後、ノースロンドン入りした。
そして、8日に加入が決定したフランス代表DFクレマン・ラングレに続き、クラブ公式サイトによる新天地での1stインタビューに臨んだ。

「(休暇のため)ブラジルでトッテナムからオファーが届いたとき、僕はその話を信じることができなかったのを覚えているよ。そして、契約にサインした後も同じだったね。ここに到着したとき、新しいチームメイトと新しい家(クラブハウス)を見たときは、少し胃が縮むような感じだったよ」「今は、素晴らしい監督と、素晴らしいチームメイトと一緒に仕事をすることに集中しているよ。このシャツと共にここで歴史を作りたい」

今夏のトッテナム行きを決断した背景には様々な要素があったと思われるが、やはり自身初のチャンピオンズリーグ(CL)出場は大きかったようだ。

「夢みたいだね」

「テレビで見ていて、アンセムを聴くだけで鳥肌が立つと友達と話していたよ。今、僕はスタジアムの中で、試合開始と同時にあの音楽を聴きながら、チャンピオンズリーグをプレーできるんだ」

「チャンピオンズリーグでプレーするのが夢だと、ずっと言ってきたけど、その夢が叶うんだ。多くのプレーヤーは、この素晴らしい大会でプレーすることを夢見ているから、その時が来たら、かなり感慨深いものになると思うよ」

「そして何が起こるか見てみようじゃないか。このチャンピオンズリーグの戦いを良い形で始めたいね」

最後に、スパーズの新たな背番号9は2022-23シーズンの目標について、自身を含めアントニオ・コンテ監督の下で積極補強を敢行するチームと共に、すべてのコンペティションでタイトルを争いたいと力強いコメントを発した。

「今年、僕らは幸せになるためのすべてを持っていると思うよ。アントニオ・コンテはすべてのコンペティションで戦えるよう素晴らしいチームを編成している。僕らはすべてのコンペティションで非常に強くなると思うし、タイトルをかけて戦うことになるはずだ」

「多くのコンペティションがあり、今はできる限り集中しなければならないけど、監督はそのためにとても良い準備をしてくれるはずさ。だから、僕らは素晴らしい競争をするためのすべてを持っていて、最終的にトロフィーを掲げるためのすべてを持っている」