サウサンプトン、シティ若手MFラヴィアを完全移籍で獲得へ
2022.07.04 17:17 Mon
サウサンプトンが、マンチェスター・シティのU-21ベルギー代表MFロメオ・ラヴィア(18)を完全移籍で獲得することが決定的となった。
アンデルレヒトの下部組織出身のラヴィアは、シティのレジェンドであるヴァンサン・コンパニ監督(現バーンリー)がトップチームを率いた2020年に、シティのユースチームに移籍。
2020-21シーズンのプレミアリーグ2初優勝に貢献すると、昨年9月に行われたEFLカップのウィコム戦では待望のトップチームデビュー。今年1月に行われたFAカップのスウィンドン・タウン戦でもプレーしていた。
ベルギーの世代別代表チームの常連である181cmの守備的MFは、スピードやフィジカル能力に優れるものの、バルセロナMFセルヒオ・ブスケッツやシティ偉大なる先達フェルナンジーニョを目標に掲げる、クレバーなプレースタイルの持ち主。攻守両面で中盤の底で的確な立ち位置を取りながらボールをスムーズに循環させ、守備の局面ではきっちりボールを刈り取れる強度も持っている。
移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、サウサンプトンは個人間、クラブ間でも合意を取り付けており、完全移籍での獲得が決定的だという。
なお、サウサンプトンは今夏の移籍市場でアイルランド代表GKギャヴィン・バズヌ(20)をすでに獲得しており、ラヴィアはシティから2人目の補強選手となる。
アンデルレヒトの下部組織出身のラヴィアは、シティのレジェンドであるヴァンサン・コンパニ監督(現バーンリー)がトップチームを率いた2020年に、シティのユースチームに移籍。
2020-21シーズンのプレミアリーグ2初優勝に貢献すると、昨年9月に行われたEFLカップのウィコム戦では待望のトップチームデビュー。今年1月に行われたFAカップのスウィンドン・タウン戦でもプレーしていた。
移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、サウサンプトンは個人間、クラブ間でも合意を取り付けており、完全移籍での獲得が決定的だという。
移籍金に関しては1000万ポンド(約16億4000万円)程度が見込まれており、シティサイドは契約に4000万ポンド(約65億6000万円)の買い戻し条項を盛り込むという。
なお、サウサンプトンは今夏の移籍市場でアイルランド代表GKギャヴィン・バズヌ(20)をすでに獲得しており、ラヴィアはシティから2人目の補強選手となる。
ロメオ・ラヴィアの関連記事
サウサンプトンの関連記事
記事をさがす
|
|
ロメオ・ラヴィアの人気記事ランキング
1
板倉滉をシティが手放したのはペップのミス? 市場価値上昇をスペイン紙が指摘「成長を信頼できなかった」
数多くの世界的な若手有望株を保有するマンチェスター・シティ。かつて所属したボルシアMGの日本代表DF板倉滉は、シティにとって失敗だったと特集された。 シティは青田買いを繰り返す一方で、即戦力ではない選手をグループのクラブやその他のヨーロッパのクラブへとレンタル移籍させ、武者修行を積ませる方針を持っている。 移籍先で成長し結果を残せばファーストチームに組み込まれるが、その実例はほとんどいない。 板倉もその1人であり、2019年1月に川崎フロンターレからシティへと完全移籍。そのままエールディビジのフローニヘンへと2シーズン半のレンタル移籍を経験。2021年8月には2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)のシャルケへとレンタル移籍を経験し、今シーズンからボルシアMGへと完全移籍を果たした。 フローニンヘンでは主軸としてチームを支え、シャルケではディフェンスの要としてチームの2.ブンデスリーガ優勝と1部昇格を果たす原動力となっていたが、シティのユニフォームに袖を通すことなくボルシアMGへと移籍。そのボルシアMGでも守備の中心選手としてプレーしている。 川崎フロンターレから獲得した際には110万ユーロ(約1億6000万円)と見られる移籍金だったが、ボルシアMGには500万ユーロ(約7億2000万円)で売却。利益を生み出し、チームの方針としては成功と言えるだろう。 しかし、スペイン『El Nacional.cat』が板倉について報道。シティの見通しが甘かったと指摘しているのだ。 確かに板倉を売却したことで多少の利益を得たが、今シーズンの活躍を受けてその価値は上昇。ドイツ『transfermarkt』によれば、ボルシアMGへ売却した時点で500万ユーロだった板倉の市場価値は、2022年12月時点では1200万ユーロ(約17億3000万円)にも上昇しているという。 板倉は負傷などもありながら、2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)に出場。グループステージ3試合を戦い、ドイツ代表、スペイン代表に勝利したチームの守備を支えていた。ブンデスリーガでも評価は高まっており、様々なクラブが獲得に関心を寄せていることもあるが、『El Nacional.cat』は板倉の成長を信頼していなかったと指摘。買い戻しオプションや将来の移籍に関するマージンの受け取りなども条件に入れていないとした。 これには、ジョゼップ・グアルディオラ監督に先見の明がなかったと指摘。実例が多いわけではないものの、この手の問題を軽視してはいけないとしている。 また、板倉以外にもシティのU-21からサウサンプトンへと完全移籍したU-21ベルギー代表MFロメオ・ラヴィア(19)についても言及。サウサンプトンではプレミアリーグで16試合に出場し1ゴールを記録し、今年に入ってからレギュラーに定着している逸材だが、アーセナルやチェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、ブライトン&ホーヴ・アルビオンなどが関心を寄せていると報道。ラヴィアについても才能を見出せなかったと指摘している。 2023.03.09 12:58 Thu2
シティの逸材チャールズにドルトムントが関心か?
マンチェスター・シティの北アイルランド代表MFシェイ・チャールズ(19)にドルトムントが関心を示しているようだ。 マンチェスター生まれのチャールズは、7歳からシティのアカデミーに在籍。守備的MFを主戦場にセンターバック、右サイドバックでもプレー可能な多才なMFは、アスリート能力の高さもさることながら、軽やかなターンや視野の広さ、両足を遜色なく操るボールスキルが印象的なプレーヤーだ。 これまでシティの世代別チームで主力を担い、現在はU-23チームでキャプテンを任される逸材は、トップチームデビューは果たしていないが、今シーズンの幾つかの試合でベンチメンバー入り。また、北アイルランド代表ではすでにA代表デビューを飾っており、5試合に出場している。 ジョゼップ・グアルディオラ監督もその将来性を評価しているものの、現時点では十分な出場機会を得られないチャールズに関しては、昨夏サウサンプトンに旅立ち早くも主力を担うベルギー代表MFロメオ・ラヴィア同様に移籍の可能性が取り沙汰される。 そういった中、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、チャールズに対してドルトムントからの関心を報じている。 ドルトムントはFWジェイドン・サンチョを始め、FWジェイミー・バイノー=ギテンス、FWヤイデン・ブラーフと近年シティのアカデミーから逸材を引き抜いており、チャールズがその流れに乗る可能性は十分にありそうだ。 2023.03.27 06:30 Mon3
かつてボールボーイだった少年がCLでゴール! アカデミー出身者の活躍をグアルディオラ監督も称賛「アカデミーを祝福したい」
マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が、躍動したアカデミーの選手たちを称えた。クラブ公式サイトが伝えた。 13日、チャンピオンズリーグ(CL)グループG第6節でシティはアウェイでツルヴェナ・ズヴェズダと対戦した。 ディフェンディングチャンピオンとして5連勝ですでに首位通過を決めていたシティ。消化試合となった一戦には、普段出番の少ない選手や若手を起用。するとその若手が結果を残す。 19分には20歳30日でCLデビューを果たしたマイカ・ハミルトンが先制ゴールを記録。シティのCLデビュー戦でゴールを決めた最年少選手となった。 さらに62分には、こちらも20歳のFWオスカー・ボブがネットを揺らしシティで初ゴール。76分に1点を返されるも、85分にはカルヴァン・フィリップスがPKを決めて勝負あり。2-3で勝利を収め、6連勝で首位通過を果たした。 試合後、グアルディオラ監督は起用し、結果を残した若手を称賛。6年前にはボールボーイだったハミルトンと交流していたグアルディオラ監督は「それは知らなかった。6年前?そうか。ここにいたのか」と感慨深げに語り、アカデミーの選手たちの活躍を称えた。 「なんてゴールで、なんて試合だったのだ」 「彼のことをとても嬉しく思う。よくトレーニングをしており、我々は彼の能力を見ていた。素晴らしいゴールを決めた。守備面でもアグレッシブだった」 「何人かの選手が出場し、何人かの選手は売りに出された。アカデミーを祝福したい」 「我々にはモー(ママドゥ・スソホ)もいた。彼も本当に良いプレーを見せた」 また、1トップで起用したボブはファーストチーム初ゴールでプレーヤー・オブ・ザ・マッチの活躍を見せ、シティのアカデミーにとっても大きな成功を示た夜となった。 「ビッグクラブでは待ってくれないし、あのレベルのチャンスを得ることは簡単ではない。最終的にはマックス(・アレイン)を投入したかったが、試合はコントロールできなかった」 「これはアカデミーへの賛辞だ。コール・パーマー(チェルシー)はここにいた。ロメオ・ラヴィア(チェルシー)、ジェームズ・トラッフォード(バーンリー)、ギャヴィン・バズヌ(サウサンプトン)もだ」 「我々のアカデミーの選手の多くはプレミアリーグやチャンピオンシップ(イングランド2部)に所属している。彼らは信じられないことをやってのけた。トップクラスだ」 <span class="paragraph-title">【動画】先制点は元ボールボーイ!アカデミー出身選手が躍動の王者・シティが6連勝</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="er2cBp6Bl2s";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <span class="paragraph-title">【写真】グアルディオラ監督とボールボーイ時代のハミルトンの思い出</span> <span data-other-div="movie2"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">"In six years' time you'll be scoring in the Champions League..."<br><br>From <a href="https://twitter.com/ManCity?ref_src=twsrc%5Etfw">@ManCity</a> ball boy to debut goalscorer. <a href="https://t.co/AtZdJhH1n3">pic.twitter.com/AtZdJhH1n3</a></p>— Premier League (@premierleague) <a href="https://twitter.com/premierleague/status/1735003622344204527?ref_src=twsrc%5Etfw">December 13, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.12.14 10:05 Thu4
チェルシーがユナイテッドMFの獲得を目指す? 移籍金は142億円程度、選手とユナイテッドの延長交渉は停滞中
チェルシーが中盤の選手補強に動くとのこと。マンチェスター・ユナイテッドから選手を引き抜くつもりのようだ。イギリス『Caught Offside』が伝えた。 今シーズンはエンツォ・マレスカ監督の下、プレミアリーグではトップ4を争っているチェルシー。優勝には手が届かないものの、チャンピオンズリーグ(CL)出場権を熾烈に争っている。 そのチェルシーが補強の候補に挙げているのが、ユナイテッドのイングランド代表MFコビー・メイヌー(19)。ユナイテッドの将来を担う若手として期待されている一方で、クラブとの契約延長に関しては待遇を巡って合意に至っていない状況。今夏の移籍も噂されている。 アカデミー育ちであり一気にレギュラーの座にも上り詰めたメイヌーだが、そのサラリーはチームで最も低いゾーンに。週給2万ポンド(約380万円)と言われており、新契約では18万ポンド(約3400万円)までの昇給を代理人が求めているとされている。 ただ、ユナイテッドは大きな負債を抱えており、ファイナンシャル・フェア・プレー(FFP)に抵触する間際の状況。メイヌーのサラリーを簡単に上げられない事情がある。 一方で、チェルシーはサウサンプトンから2023年8月に加入したベルギー代表MFロメオ・ラヴィア(21)の状態を不安視。加入1年目はケガでプレミアリーグ1試合の出場に終わると、今シーズンも公式戦12試合に出場も、ハムストリングの負傷などで離脱する時間が長く、計算が立たない状況が続いている。 マレスカ監督は、アルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデスとエクアドル代表MFモイセス・カイセドがいまいち機能していないと考えており、メイヌーを加えて安定させたい考えがあるが、簡単な取引にはならない状況だ。 メイヌーとユナイテッドは2年間契約が残っており、移籍金はおよそ7500万ポンド(約142億1500万円)程度。スペインやイタリアなど海外移籍を目指しているともされるが、チェルシーが射止めることはあるだろうか。 2025.03.11 14:47 Tueサウサンプトンの人気記事ランキング
1
「これめっちゃおもろい」黒シートに覆われ運ばれる長物…「クラウチが死んだのかと」の声に本人が絶妙な切り返し
元イングランド代表FWピーター・クラウチ氏によるファンに対する投稿が、インターネット上を賑わせている。 17日に行われたプレミアリーグ第37節、サウサンプトンvsリバプールの一戦は、南野拓実のゴールなどで2-1とリバプールが勝利。逆転優勝へ望みを繋いだ。 その試合で中継映像に映り込んだものがファンの目にとまったようだ。試合終了後の様子を報じるテレビカメラには、何か長いものが黒いシートで覆われて運び出されている様が映されている。 これを見たあるファンは、201cmの長身を誇り、サウサンプトンとリバプールの両クラブでもプレー経験のあるクラウチ氏を思い浮かべたようだ。「一瞬ピーター・クラウチが死んだのかと思った」とつぶやいた。 投稿は瞬く間に拡散されると、なんとクラウチ氏本人からもリプライが寄せられることに。「心配してくれてありがとう、僕は元気だよ」と、ファンの冗談にうまく乗っかった。 見事な切り返しを見せたクラウチ氏。このやり取りには「電車でマジで笑ってしまった」「これめっちゃおもろい」「本人からの生存報告」などの声が寄せられるなど、国内外で大きな盛り上がりを見せることとなった。 <span class="paragraph-title">【動画】運び出されていく何かに対するファンとクラウチ氏の反応</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Thought Peter Crouch had died for a sec <a href="https://t.co/2lPedJYd7k">pic.twitter.com/2lPedJYd7k</a></p>— Jimathon (@Jimathon) <a href="https://twitter.com/Jimathon/status/1526667169722994691?ref_src=twsrc%5Etfw">May 17, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">I’m ok guys thanks for your concern <a href="https://t.co/D7x0Ijc4MN">https://t.co/D7x0Ijc4MN</a></p>— Peter Crouch (@petercrouch) <a href="https://twitter.com/petercrouch/status/1527222194102751233?ref_src=twsrc%5Etfw">May 19, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.05.20 21:45 Fri2
サウサンプトンがシティの逸材MFチャールズを獲得! 昨季PL最終戦でトップデビュー
サウサンプトンは12日、マンチェスター・シティから北アイルランド代表MFシェイ・チャールズ(19)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2027年6月30日までの4年となる。 なお、イギリス『The Athletic』によると、移籍金は1050万ポンド(約19億円)となるが、アドオンを含めると最大で1500万ポンド(約27億1000万円)になる可能性があるという。さらに、シティはリセール時のキャピタルゲインの数%を受け取る権利と共に、買い戻し条項も契約に含めているという。 マンチェスター生まれのチャールズは、7歳からシティのアカデミーに在籍。守備的MFを主戦場にセンターバック、右サイドバックでもプレー可能な多才なMFは、アスリート能力の高さもさることながら、軽やかなターンや視野の広さ、両足を遜色なく操るボールスキルが印象的なプレーヤーだ。 これまでシティの世代別チームで主力を担い、U-23チームでキャプテンを任される逸材は、2022-23シーズンのプレミアリーグ最終節のブレントフォード戦で待望のファーストチームデビューを飾った。また、北アイルランド代表ではすでにA代表デビューを飾っており、8試合に出場している。 2023.07.13 21:27 Thu3
日本人6人目を獲得したサウサンプトン/六川亨の日本サッカー見聞録
今冬のヨーロッパの移籍マーケットは2月3日がタイムリミットだが、いまのところ日本人選手に大きな動きはない。セルティックの古橋亨梧がフランス・リーグ1部のスタッド・レンヌへ完全移籍したのは意外だったものの、“2強"のスコットランド・リーグから5大リーグへの移籍で結果を残せるか注目の集まるところだ。 プレミアリーグへの移籍が噂される久保建英だが、果たして実現するのか。ブライトンの三笘薫にはサウジアラビアのアル・ナスルが巨額の移籍金(96億円)でオファーを出したようだが、クラブはこれを拒否しただけに実現の可能性はほとんどないだろう。あとはリーグ戦での出番が少ないリバプールの遠藤航に他クラブからオファーが届くのかどうか。今年2月で32歳になるだけに、移籍に関しては微妙な年齢でもある。 そんなプレミア・リーグで注目しているのが、日章学園からサウサンプトン入りする高岡伶颯だ。2023年11月にインドネシアで開催されたU-17W杯でポーランド、アルゼンチン、セネガルとの3試合で高岡は、3戦連続となる計4ゴールをマーク。アルゼンチンには敗れたものの、途中出場だったポーランド戦とセネガル戦で日本を勝利に導いた。その後は24年4月に日本高校選抜の一員として、デュッセルドルフ国際ユース大会に出場するとチームトップタイの3ゴールをあげた。 高岡は現在、U-20日本代表の一員として2月10日に中国・深圳でスタートするAFC U-20アジアカップに参加予定でいる。グループリーグDでタイ、シリア、韓国と対戦し、準々決勝をクリアしてベスト4に進出すれば9月27日にチリで開幕するU-20W杯への出場権を獲得できる。彼のサクセスストーリーがどこまで続くのか、こちらも興味深い。 そしてサウサンプトンである。南部の古豪であり、現在は菅原由勢が所属し、昨夏には松木玖生も移籍した(現在はトルコ1部のギョズテペSKへレンタル移籍中)。高岡の移籍で(レンタルに出されなければ)、複数の日本人がプレーするプレミア・リーグのクラブとなる。彼らだけでなく、過去には李忠成(2011-2013)、吉田麻也(2012-2020)、南野拓実(2021)らも所属した。 近隣のブライトンには三笘がいるし、隣接するサウスコーストダービーの相手ポーツマスには川口能活も所属していた。資金力ではロンドンのビッグクラブや北部のリバプール、マンチェスターの2強に遠く及ばないだけに、「安くて将来性のある」Jリーガーを獲得するのが南部のクラブのトレンドになりつつあるのかもしれない。 サウサンプトンのユース出身者はアラン・シアラーやガレス・ベイルなどイングランドとウェールズを代表するストライカーも輩出している。育成型のクラブだけに、高岡の選択は賢明だと言えるだろう。 クラブは2001年8月にホームスタジアムを103年間使用したザ・デルからセント・メリーズ・スタジアムへ移転。この完成したばかりのスタジアムで、同年10月7日にトルシエ・ジャパンはナイジェリアと対戦した。試合は日本が柳沢敦と鈴木隆行のゴールで2-2と引き分けた。 真新しいスタジアムの正面ゲート上部には、クラブ最多227ゴールを決めたレジェンドFWミック・シャノン(1966-77、1972-82)の名前が冠されていて、等身大の写真パネルも飾られていた。かつて憧れた選手だけに、感慨もひとしおだった記憶がある(シャノンは現役引退後に競走馬の調教師としても成功)。 2025.01.31 23:00 Fri4
ファン・ダイクの復帰でポジション争いが激化するサウサンプトン、吉田麻也は「良いプレーをすることに集中」
▽サウサンプトンの日本代表DF吉田麻也が、今夏の移籍市場をにぎわせたオランダ代表DFヴィルヒル・ファン・ダイクの残留が、ポジション争いをより難しくしていると語った。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えた。 ▽2012年8月からサウサンプトンでプレーする吉田は、昨シーズン途中からディフェンスリーダーとしての地位を確立。クラブやファンからも高く評価され、若手であるDFジャック・スティーブンとのコンビで最終ラインを支えた。 ▽今シーズンもセンターバックのポジションで出場を続ける吉田だが、退団するとみられていたファン・ダイクが残留。16日に行われたクリスタル・パレス戦で途中出場で復帰していたもの、23日のマンチェスター・ユナイテッド戦は欠場していた。 ▽吉田は、プレミアリーグ6試合を終えて5試合に先発。今シーズンもセンターバックの1番手としてここまで出場を続けているが、ファン・ダイクの残留によりポジション争いが激化すると語った。 「本当に難しいことです。僕は理解しています。ヴィルヒル(・ファン・ダイク)は、プレミアリーグでも最高のセンターバックの1人です」 「僕は監督やファンに対して、自分のパフォーマンスで強みを出し続け、チームとして結果を得なくてはいけません。それが、僕ができる唯一のことです。僕は自分自身のこと、そして良いプレーをすることに集中しています」 「ここ数年での自分の経験では、プレッシャーのようなものが自分を強くすると確信しました」 「ジャック・スティーブンスでさえ、メンバー入りすることは難しかったです。サウサンプトンでの競争は本当に高いものがあります」 ▽また、0-1で敗れたマンチェスター・ユナイテッド戦について振り返った吉田は、ここまでの戦いぶりも含めてゴールが奪えていないことが課題であるとコメント。守備的に戦うことは間違っていないとの見解を示した。 「特に後半は、僕たちが多く支配しました。彼らはいくつかのチャンスを作りましたが、トップチームとプレーするときは、細かいディテールが大きな差を生みます」 「多くのコストがかかっています。本当に受け入れがたいことですが、それが彼らが順位表のトップに居る理由です。昨シーズンの終わりから、僕たちは十分なゴールを奪えず、それが問題だと思っています」 「僕たちは、より客観的でなければいけません。でも、守備に関しては、僕は昨シーズンよりも良くなったと思っています。この方法が間違っているとは、僕は考えていません」 2017.09.25 12:30 Mon5
