ガーナ代表指揮官、日本代表戦は「タフな試合になる」、チーム作りのポイントは「戦術面を大事に」

2022.06.09 21:50 Thu
©超ワールドサッカー
ガーナ代表ナナ・オットー・アッド監督が、10日に控える日本代表戦に向けてコメントした。

カタール・ワールドカップ(W杯)アフリカ予選を戦い、最終予選ではナイジェリア代表をアウェイゴール差で下して出場権を獲得したガーナ。2大会ぶり4度目のW杯に向けて調整を行っている。

そのガーナは、6月に入り来年行われるアフリカ・ネーションズカップ予選を2試合戦い、マダガスカル代表戦では3-0で勝利。中央アフリカ代表戦では1-1と引き分けて来日した。
オットー・アッド監督は明日の日本戦を前に記者会見に出席。良い経験にしたいと意気込んだ。

「ガーナ代表として伝統のあるキリンカップに招いていただき光栄に思っている。世界中から来た優れたチームと戦う可能性があるのでチャレンジにも光栄に思う」
「(日本代表の)ブラジル戦を見たが明日の試合はタフな試合になるだろう。遠藤(航)のようにブンデスリーガで活躍する選手、ヨーロッパでプレーする国際的な選手がたくさんいる。タフな試合になるが、貴重な経験になるだろう」

そのガーナだが、ストロングポイントを問われると「明日の試合の前に長所も短所も話すのは難しい」と語らず、「明日の試合でどこが良い点かを見せたいと思う」と、試合で披露したいとした。

その中で、「W杯予選でのナイジェリア戦ではポゼッションがよかったが、2戦目はFWも苦労した」と語り、「厳しい体験をしてチームとして向上したと思う」とこれまでの経験がチームを強くしているとした。

今回は18名での来日。メンバーについて問われると「明日の試合は日本にとって厳しい試合になると思う」と語り、「経験のある選手もいれば、かなり若い選手もいるので、バランスが良いと思う」と、チームバランスには自信を見せた。

その中で、軸となるイドリス・ババ(マジョルカ)やジョセフ・ペイントシル(ヘンク)は来日せず。

その理由については「良いスカッドを連れてきたが、連れて来たかった選手を全員連れてこれなかった。ケガの選手が多い」とコメント。「また、長いシーズンだったのでクラブでのシーズンの疲れが溜まり、それがケガという結果で悪い影響を生んでいた」と、疲労からくるケガの影響で来日を断念したという。

特に「ペイントシル、ババは背中を痛めていて連れてこれなかった」と、2人はケガだとし、その他のメンバーについても「日本への長旅ということもあり、コンディションを悪化させたくなく、ベストなメンバーを連れてきた」と、戦える精鋭で臨むことにしたことを明かした。

その中での注目は18歳になったばかりのアブドゥル・ファタウ・イサハク。スピルティング・リスボンのU-23チームでプレーしており、ガーナ代表としても経験を積んでいる逸材だ。

ファタウについては、「ファタウは非常に良い選手でスキルもあり、俊敏だ。ナイジェリア戦でもゴールを決めている。若くてアクティブだ」と評価。「まだ学ばなければいけないことがあり、明日は良い経験になるだろう」と、日本戦も成長に繋がると考えているようだ。

オットー・アッド監督は、現役時代はブンデスリーガでプレー。ハノーファー、ドルトムント、マインツに所属した。

現在はドルトムントのスカウトを務めながら、カタールW杯アフリカ最終予選から急遽指揮を執るという二足の草鞋状態。その中で、チームづくりで考えていることを語った。

「チームが団結し、1つのユニットとしてプレーすることが大事で、戦術面を大事にしている。しっかりと準備をし、選手たちに試合前に動画を見せて、分析の結果を共有する。自分たちが相手をこう理解している、相手の予測を選手に理解をし動いてもらう」

「我々が伝えたことが1つになって、チームとしてプレーできることが、我々監督、コーチの仕事だと思う。我々はボールを握ったらメリットがある。しっかりと自分たちのプレーができる」

「相手の危険なプレー、長所も理解できている。ただ、自分たちのプレーをするためには、選手たちが頭の中に伝えたことが通じて、忘れず、ピッチでプレーに生かすことが大事だ。試合前に選手たちの理解を深めて、適切なガイダンスを与えることが大事となる」

しっかりと相手を分析し、その対策を行っていく戦い方をするというオットー・アッド監督。かつてのアフリカ勢の身体能力を生かしたサッカーではなく、現代的なサッカーをしそうだが、果たして日本相手にどのような準備をしているのか注目だ。

ナナ・オットー・アッドの関連記事

ドルトムントは15日、人材育成コーチを務めていたナナ・オットー・アッド氏(48)がガーナ代表指揮官に復任すると発表した。 ガーナ代表では先月行われていたアフリカネーションズカップでグループステージ敗退に終わったことを受けてクリス・ヒュートン監督を解任していた。 現役時代、ドルトムントで活躍したアッド氏は20 2024.03.15 23:30 Fri
ガーナサッカー協会(GFA)は23日、クリス・ヒュートン監督(65)の解任を発表した。 ニューカッスルやバーミンガム・シティ、ノリッジ・シティ、ブライトン&ホーヴ・アルビオン、ノッティンガム・フォレストとイングランドで指導を続けていたヒュートン監督。2022年2月にガーナ代表のテクニカル・アドバイザーに就任した。 2024.01.24 09:55 Wed
ガーナサッカー協会(GFA)は5日、ナナ・オットー・アッド監督(47)が同代表指揮官を退任したことを正式発表した。 アッド監督は今年2月、ミロバン・ライェバツ監督の解任を受けて暫定監督に任命された。その後、カタール・ワールドカップのアフリカ予選のプレーオフでナイジェリアを下し出場権を獲得。今年末まで契約を延長した 2022.12.06 01:30 Tue
ガーナサッカー協会(GFA)は14日、カタール・ワールドカップ(W杯)に臨むガーナ代表メンバー26名を発表した。 ナナ・オットー・アッド監督率いるガーナは、2大会ぶり4度目のW杯に出場。今大会では、グループHに入り、ポルトガル代表、ウルグアイ代表、韓国代表と同居している。 6月には来日し、日本代表とも対戦し 2022.11.14 21:55 Mon

ガーナ代表の関連記事

2026年北中米ワールドカップ(W杯)アフリカ1次予選の第6節が、22日から25日にかけて各地で行われた。 9つのグループに分かれて行われているアフリカ1次予選。各グループ首位の9カ国がW杯への出場権を獲得。2位チームのうち上位4チームが2次予選へと進み、勝者が大陸間プレーオフに回るレギュレーションとなっている。 2025.03.26 12:15 Wed
レスター・シティのガーナ代表FWジョルダン・アイェウがゴラッソを決めた。 ガーナは15日、アフリカ・ネーションズカップ(AFCON)予選のグループF第5節でアンゴラ代表と対戦。18分に試合を動かしたのがアイェウだ。 敵陣中央付近でFKを獲得すると、構えたアイェウが狙いすました一撃。左に曲がる軌道でGKの手も 2024.11.16 22:30 Sat
ガーナ代表が11大会ぶりにアフリカ・ネーションズカップ(AFCON)出場を逃した。 ガーナは15日、AFCON予選グループF第5節でアンゴラ代表と対戦し、1-1のドローに終わった。 この結果、3分け2敗でグループ最下位のブラック・スターズは最終節を残し、2004年大会以来の予選敗退が決定した。 ガーナ 2024.11.16 11:35 Sat
ドルトムントは15日、人材育成コーチを務めていたナナ・オットー・アッド氏(48)がガーナ代表指揮官に復任すると発表した。 ガーナ代表では先月行われていたアフリカネーションズカップでグループステージ敗退に終わったことを受けてクリス・ヒュートン監督を解任していた。 現役時代、ドルトムントで活躍したアッド氏は20 2024.03.15 23:30 Fri
マンチェスター・ユナイテッドのU-19イングランド代表MFコビー・メイヌーにガーナ代表が注目しているようだ。 ケガで出遅れたものの、プレシーズンからエリク・テン・ハグ監督に才能を買われ、復帰してから直近の8試合連続で先発出場が続く18歳メイヌー。1日に敵地で行われたプレミアリーグ第23節のウォルバーハンプトン戦で 2024.02.03 12:35 Sat

キリンチャレンジカップの関連記事

キックオフ直後から、気合という燃料を積んでいることは明らかだった。このチャンスを、モノにしてやるんだ。攻守両面でのアグレッシブなプレーから、この試合に懸ける思いは全身から溢れ出ていた。タフに右サイドを守りながら、同学年のMF久保建英と一緒に決定機も演出した。サイドバックを本職とする選手が生み出すハーモニーが顔を覗かせて 2025.11.20 21:00 Thu
ガーナ代表戦、ボリビア代表戦と続いた11月シリーズを、日本代表は2試合連続の無失点で締めくくった。その中心にいたのが、フィールドプレーヤーで唯一2試合フル出場を果たした33歳――谷口彰悟だ。2024年11月にアキレス腱を断裂。大怪我から戻ってきた男は、再び日本代表の最終ラインで存在感を放っている。2026年北中米ワール 2025.11.19 01:35 Wed
ゴール前で輝く決定力と、中盤を支える戦術眼。その両方を併せ持つ“新しいボランチ像”を、日本代表のMF鎌田大地がボリビア代表戦で体現した。開始4分、MF久保建英のクロスを胸で収め、左足で冷静に流し込んだ先制点。ボランチでありながらペナルティエリアへ侵入し、フィニッシュまで持ち込む――。クリスタルパレスと日本代表では求めら 2025.11.19 00:45 Wed
ガーナ戦で先制点を挙げた南野拓実。練習からギラつく20歳前後の若手たちに囲まれながら、30歳になった自分の立ち位置を静かに受け止めている。日本代表に呼ばれて10年。かつて自分も“勢いだけの若者”だった時代がある。その記憶を抱えながら、今はキャプテンマークを巻き、彼らの背中を押す側へ――。森保ジャパンが世代交代を迎える渦 2025.11.18 16:45 Tue
ガーナ戦のピッチに立った鹿島アントラーズの守護神・早川友基。正GK鈴木彩艶の負傷、第2GK大迫敬介の不在の中で巡ってきたチャンスを、無失点という最高の形で終えた。だが、試合後のミックスゾーンに現れた早川の表情に、満足の色はなかった。代表2戦目にして、“守るだけ”のGKでは終わらない次のステージを見据えていた。 ■ 2025.11.18 15:30 Tue

ナナ・オットー・アッドの人気記事ランキング

1

ガーナ、オットー・アッド監督の退任を正式に発表!「またGFAで働く機会があるかもしれない」

ガーナサッカー協会(GFA)は5日、ナナ・オットー・アッド監督(47)が同代表指揮官を退任したことを正式発表した。 アッド監督は今年2月、ミロバン・ライェバツ監督の解任を受けて暫定監督に任命された。その後、カタール・ワールドカップのアフリカ予選のプレーオフでナイジェリアを下し出場権を獲得。今年末まで契約を延長した。 そして本戦では、初戦でポルトガルに惜敗したものの、2戦目の韓国に勝利し、2位の好位置で最終戦へ。勝てば地力突破、引き分けでもその可能性が高かった中でウルグアイに敗戦。結局、グループ最下位で大会を後にすることになった。 大会終了後に退任を表明していたオットー・アッド監督は、5日にGFAが公式ツイッターで公開したビデオの中で「もしかしたら、またGFAで働く機会があるかもしれない。だが、次の2年半はドルトムントと契約しており、私はそれを尊重するつもりだ」とコメント。 今後は古巣であるドルトムントに戻り、人材育成コーチを務めることを明かした。 2022.12.06 01:30 Tue

ガーナ代表の人気記事ランキング

1

ガーナが2004大会以来のAFCON予選敗退…5戦未勝利で最終節前に散る

ガーナ代表が11大会ぶりにアフリカ・ネーションズカップ(AFCON)出場を逃した。 ガーナは15日、AFCON予選グループF第5節でアンゴラ代表と対戦し、1-1のドローに終わった。 この結果、3分け2敗でグループ最下位のブラック・スターズは最終節を残し、2004年大会以来の予選敗退が決定した。 ガーナはエジプト、コートジボワールに次ぐ歴代3位の24回のAFCON出場を誇り、エジプト、カメルーンに次ぐ歴代3位となる4度の優勝を果たしていた。 オットー・アッド監督が率いるチームにはDFモハメド・サリス、DFタリク・ランプティ、MFトーマス・パルティ、MFモハメド・クドゥス、FWアントワーヌ・セメンヨ、FWジョルダン・アイェウら各ポジションに実力者を擁しているが、まさかの予選敗退となった。 2024.11.16 11:35 Sat
2

4大会ぶり予選敗退ナイジェリア、ガーナ戦後に怒りのファンがピッチ乱入で暴徒化…

2006年ドイツ・ワールドカップ(W杯)以来の予選敗退となったナイジェリア代表だが、試合後のピッチでさらなる混乱に見舞われることになった。『ロイター通信』が伝えている。 初出場した1994年アメリカW杯以降、2006年ドイツW杯を除き本大会出場を果たしてきたスーパーイーグルス。 今回のカタールW杯アフリカ予選では強豪ガーナ代表との最終予選に臨み、敵地で行われた1stレグを0-0のドローというまずまずの結果で終えていた。 しかし、29日にホームで行われた2ndレグでは守護神フランシス・ウゾホのミス絡みで、ガーナ代表MFトーマス・パルティに前半10分の先制点を奪われ、痛恨のPK献上。その後、主将DFウィリアム・トールスト=エコングのPKで前半の内に追いついたが、エースFWビクター・オシムヘンのゴールがVARの介入でオフサイドとなるなど、最後まで2点目を奪い切ることができず。2戦合計1-1のスコアも、アウェイゴール・ルールによって無念の敗退となった。 この痛恨のW杯予選敗退を受け、アブジャ・スタジアムに集まった6万人といわれるホームサポーターの一部が暴徒化。スタンドのガーナサポーターを投擲物で攻撃したほか、ピッチに侵入してガーナ代表の選手たちを追いまわし、ベンチを破壊するなどの狼藉を働いた。 その後、後手を踏んだ地元警察が介入し、催涙ガスなどの使用によってようやく鎮静化に至ったが、W杯出場の喜びに沸くガーナ陣営は歓喜よりも恐怖を味わうことになった。 <span class="paragraph-title">【動画】4大会ぶりのW杯予選敗退にファンが暴徒化</span> <span data-other-div="movie"></span> <div id="cws_ad"><blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Nigeria fans aren’t happy about missing out on the World Cup for the first time since 2006! <a href="https://t.co/LAzAanizjW">pic.twitter.com/LAzAanizjW</a></p>&mdash; Football Fights (@footbalIfights) <a href="https://twitter.com/footbalIfights/status/1508916400601063435?ref_src=twsrc%5Etfw">March 29, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script></div> 2022.03.30 18:25 Wed
3

故意のOGで2年活動停止のDF、八百長阻止が認められ処分が6カ月に短縮される

ガーナ人DFハシュミン・ムサの処分が軽減されたようだ。 2021年7月、当時ガーナ・プレミアリーグに属していたインターナショナル・アライズでプレーしていたムサは意図的に2つのオウンゴールを記録した。 アシャンティ・ゴールドとの一戦で、5-0の状況から自らのチームのネットを2度揺らしたことは、大きな波紋を呼んでいた。ムサは試合後に「(5-1のスコアに賭けられていた)八百長を阻止するためだった」と、理由を語っていた。 ガーナサッカー協会(GFA)から24カ月の活動停止を課せられていたムサだが、この度処分が緩和。事実の全容解明に助力したとしてGFAはムサに対する処分期間を6カ月に短縮したと、『ガーナ・ウェブ』が16日に伝えている。また、該当の両チームは2部に降格。約20人の選手には改めて24カ月の制裁期間が課せられたとこのことだ。 なお、ムサはすでにチームを去り、ニジェールのユニオン・スポーティブ・ジェンダーマリー・ナショナルに加入している。 <span class="paragraph-title">【動画】物議を醸した故意のオウンゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">The craziest own goals ever in the history of football.<br><br>Ashgold 7 vs 0 Inter Allies. Ghana Premier League smh. <a href="https://t.co/bM2LSc7fC9">pic.twitter.com/bM2LSc7fC9</a></p>&mdash; Saddick Adams (@SaddickAdams) <a href="https://twitter.com/SaddickAdams/status/1417035864077656068?ref_src=twsrc%5Etfw">July 19, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.05.22 07:20 Sun
4

スアレス、12年前の復讐に燃えるガーナに過去のハンド謝罪を拒否 「PKを失敗したのは僕ではない」

ウルグアイ代表FWルイス・スアレスが12年ぶりの再戦となるガーナ代表戦に向け、過去の自身のプレーに言及した。 ここまで1分け1敗の3位でグループHの3位に位置するウルグアイは、2ポイント差で2位のガーナとの重要な最終節を控える。 この一戦に向けた公式会見に出席したスアレスは、2010年南アフリカ大会の準々決勝での対戦時の物議を醸した自身のハンドに言及。改めて謝罪する意思がないことを明確にした。 スアレスは当時の試合で、1-1のイーブンで迎えた延長後半終了間際にガーナがゴール前へFKを蹴り込んだ際にドミニク・アディヤが放ったシュートを意図的なハンドでブロック。この決死のプレーで自身は決定機阻止での一発退場となったが、PKキッカーを務めたアサモア・ギャンが失敗。その後、持ち込んだPK戦ではウルグアイが4-2で勝利し、アフリカ勢悲願のベスト4進出を阻んだ。 このマリーシアに関しては賛否両論が巻き起こり、ガーナにとっては12年が経過した現在でもスアレスを非難する声が残る。そして、この会見でガーナ人ジャーナリストからは、「ガーナであなたはディアブロ(悪魔)と見なされており、明日あなたを(代表から)引退させたい」との刺激的な言葉も飛んだ。 しかし、改めて自身の過去のプレーに言及したスアレスは、PK失敗はガーナの問題だとし、自身に非がないと主張した。 「それについて謝罪するつもりはないよ。僕はハンドをしたが、ガーナのプレーヤーがPKを失敗した。だから、それは僕のせいではない」 「タックルで相手を負傷させてレッドカードが出されたら謝ることはできるが、この状況ではレッドカードをもらってしまい、審判はPKを言い渡した」 「それは僕のせいではないよ。PKを失敗したのは僕ではないのだからね。PKを逃したプレーヤーは、あの状況で同じことをすると言っていた。あの状況において僕の責任はないよ」 また、ガーナ陣営はその一件を含め、今回の一戦でのリベンジに燃えているが、スアレスはあくまでクールな姿勢を貫く。 「多くの人がリベンジについて何を言っているのか分からないね。明日プレーするプレーヤーは、当時8歳だったかもしれない」 「彼らは僕を悪魔だと言っているみたいだけど、僕はキエッリーニに対して行ったこと(噛みつき)。それは間違いだったと思っている。だけど、その後彼と対戦した際に僕たちは握手をかわした」 「逆効果になる可能性があるし、過去とリベンジについて考え続けることはできないよ」 最後に、逆転での突破に向けては逆境に強い南米の小国としての気質を示したいと意気込む。 「僕らは困難な時期に直面している。だけど、これは僕らのワールドカップだ。僕ら自身も別の状況になりたいと思っていたけど、ウルグアイ人であり、こういった闘争に慣れているんだ」 「僕らはより優位な状況にいるのに値するプレーヤーが集まっているけど、苦難に立ち向かうことができる」 「フットボーラーとして、僕らは言い訳をすることに慣れているけど、すべてのプレーヤーはそれぞれのクラブで良い仕事をしているし、僕らは国のためにここにいる。だから、言い訳をするつもりはないよ」 2022.12.01 23:38 Thu
5

ガーナ、オットー・アッド監督の退任を正式に発表!「またGFAで働く機会があるかもしれない」

ガーナサッカー協会(GFA)は5日、ナナ・オットー・アッド監督(47)が同代表指揮官を退任したことを正式発表した。 アッド監督は今年2月、ミロバン・ライェバツ監督の解任を受けて暫定監督に任命された。その後、カタール・ワールドカップのアフリカ予選のプレーオフでナイジェリアを下し出場権を獲得。今年末まで契約を延長した。 そして本戦では、初戦でポルトガルに惜敗したものの、2戦目の韓国に勝利し、2位の好位置で最終戦へ。勝てば地力突破、引き分けでもその可能性が高かった中でウルグアイに敗戦。結局、グループ最下位で大会を後にすることになった。 大会終了後に退任を表明していたオットー・アッド監督は、5日にGFAが公式ツイッターで公開したビデオの中で「もしかしたら、またGFAで働く機会があるかもしれない。だが、次の2年半はドルトムントと契約しており、私はそれを尊重するつもりだ」とコメント。 今後は古巣であるドルトムントに戻り、人材育成コーチを務めることを明かした。 2022.12.06 01:30 Tue

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly