アルメリアが2部優勝で初タイトル! 8年ぶりの1部昇格にルビ監督も「ヒッチコックの映画のよう」

2022.05.30 15:48 Mon
Getty Images
アルメリアルビ監督がセグンダ・ディビシオン優勝に喜びのコメントを残した。スペイン『Diario de Almeria』がコメントを伝えている。

29日に最終節が行われたセグンダ・ディビシオン。前節のアルコルコン戦で引き分け、2位で最終節に臨んだアルメリアは、柴崎岳の所属するレガネスと対戦した。13位相手に2度のリードを許す展開となり、53分に追いついたものの、2-2の引き分けに終わった。

これで優勝の可能性はほぼ無くなったかに思われたアルメリアだったが、勝ち点80で並ぶ首位のエイバルが、アルコルコン相手に試合終了間際の失点で敗戦。一方、勝ち点78の3位バジャドリーがウエスカに勝利し、最終的にアルメリアとバジャドリーが勝ち点81で並ぶ結果に。そして、当該成績の結果、バジャドリーに対し1勝1分けのアルメリアの優勝が決定した。
仮にエイバルが引き分け以上だった場合、当該成績で2敗していたアルメリアは2位で終える結末となっていただけに、ルビ監督にとってもこの逆転優勝の喜びは一入。「それがサッカーの素晴らしさだ」とし、どのチームも祝福に値すると、ライバルチームを労った。

「毎年脚本は異なるが、今季はヒッチコックの映画のようだった。どのチームも素晴らしいプロフェッショナルであることが示され、どのチームも楽させてはくれなかった。エイバルの素晴らしいシーズンを祝福したい。バジャドリードとアルメリアは優位に立ったが、誰もが優勝に値する」
「サッカーは苦しいことも多いが、壮大な喜びを与えてくれるスポーツだ。そこにいる我々は良い時も悪い時もあり、多くの時間を費やしていることを知っている。これまで1位、2位、3位を経験したが、昇格に値すると思うよ」

「この昇格を捧げなければならないすべての人々を喜ばせることができて私は満足だ。プリメーラに復帰する手助けができてとても嬉しく思う。街だけでなく、州全体のために我々はアルメリアを1部リーグに導いた。この土地は非常に居心地が良いんだ」

なお、アルメリアにとっては、これがクラブ史上初のタイトル。1部昇格は8年ぶりとなる。

ルビの関連記事

レアル・ベティスは5日、マヌエル・ペジェグリーニ監督(69)との契約を2026年6月30日まで延長したことを発表した。 2020年6月に解任したルビ前監督の後任としてベティスの指揮官に就任したペジェグリーニ監督。就任初年度となった2020-21シーズンは、前年度15位だったチームを躍進させリーグ6位に導き、3シー 2023.07.06 07:30 Thu
◆再開後、爆走のレアル・マドリーが3季ぶりの戴冠! バルセロナとマドリードの2強による三つ巴の覇権争いが見込まれた今季のラ・リーガを制したのは、レアル・マドリーだった。 3シーズンぶりの覇権奪還に向けてMFアザールやDFメンディ、DFミリトン、FWヨビッチと大型補強を敢行したマドリーだが、その新戦力で及第点を与 2020.08.11 21:00 Tue
ベティスは9日、来シーズンからの新指揮官としてマヌエル・ペジェグリーニ氏(66)を招へいすることを発表した。契約期間は来季からの3年となる。 昨シーズンを10位で終えたベティスは今季、昨季エスパニョールにヨーロッパリーグ(EL)出場権をもたらしたルビ監督を招へい。しかし、新体制ではシーズン序盤から苦戦を強いられた 2020.07.09 21:00 Thu
ベティスは21日、ルビ監督(50)の退任及びスポーツ・ディレクターを務めるアレクシス・トゥルヒージョ氏(54)の新指揮官就任を発表した。 昨シーズンを10位で終えたベティスはキケ・セティエン前監督(現バルセロナ)の後任として、2017-18シーズンにウエスカをプリメーラ昇格に導き、昨季はエスパニョールにヨーロッパ 2020.06.21 18:37 Sun
今シーズン途中までアーセナルを指揮していたウナイ・エメリ氏が、ベティスからのオファーを断っていたようだ。スペイン『アス』が報じている。 これまでバレンシア、セビージャ、パリ・サンジェルマンで実績を残してきたエメリ氏だが、昨年11月末に成績不振によって就任2年目のアーセナルを解任された。 以降、フリーの状態が 2020.06.19 17:10 Fri

アルメリアの関連記事

今夏の移籍市場も残り期間が10日を切った中、サイドバックの補強に動いているバルセロナ。ただ、サウジアラビアとのマネーゲームには参戦できない。 バルセロナが今夏獲得を目指していたのは、昨シーズンはレンタル移籍でプレーしていたマンチェスター・シティのポルトガル代表DFジョアン・カンセロ(30)。昨シーズンは公式戦42 2024.08.22 22:55 Thu
U-23スペイン代表DFマルク・プビル(21)のアタランタ移籍が土壇場で破談に終わったようだ。イタリア『スカイ・スポルト』など複数メディアが報じている。 U-23スペイン代表の一員としてパリ・オリンピック優勝を成し遂げたプビル。その高揚感と共に新天地への移籍に向け、すぐさまベルガモへメディカルチェックに向かった。 2024.08.12 22:38 Mon
アタランタがアルメリアのU-23スペイン代表DFマルク・プビル(21)の獲得に成功したようだ。 現在、U-23スペイン代表の一員としてパリ・オリンピック決勝進出を果たしているプビル。所属するアルメリアのセグンダ・ディビシオン降格により、今夏新天地を求める可能性が高いとみられていたなか、ここ最近ではローマ行きの可能 2024.08.09 16:20 Fri
ローマがアルメリアのU-23スペイン代表DFマルク・プビル(21)の獲得に動いている。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。 デンマーク代表DFラスムス・クリステンセンの退団に加え、元オランダ代表DFリック・カルスドルプの放出も既定路線となっているローマ。 今夏の移籍市場ではイタリア代表DFラ 2024.08.05 16:40 Mon
セグンダ・ディビジョン(スペイン2部)に降格したアルメリアは28日、ペペ・メル監督(61)の退任を発表した。 2021年から指揮を執り、チームをセグンダ優勝やラ・リーガ残留に導いたルビ前監督が昨季限りで退任したアルメリア。 ビセンテ・モレノ氏を新監督に迎えた今季は、開幕から不振に陥ると7試合未勝利で最下位と 2024.05.29 01:00 Wed

ラ・リーガの関連記事

ラ・リーガは2日、バルセロナのサラリーキャップに関して上限を引き下げることを発表した。 慢性的な財政難に陥っているバルセロナ。移籍市場が開くたびに選手のサラリーキャップの問題が発生。問題が解決しない中でも補強を繰り返し、選手を登録できないという事態が近年は発生している。 今シーズンも例外ではなく、スペイン代 2025.04.02 23:40 Wed
レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督が脱税容疑の裁判に出廷。詐欺の意思はなかったと語った。 アンチェロッティ監督は、マドリーで最初に指揮を執っていた2014年度、2015年度にかけて、100万ユーロ(約1億6200万円)の脱税容疑がかけられていた。 マドリーからの給与に対する税金は支払っていたもの 2025.04.02 23:10 Wed
レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英が高評価を受けた。 1日、コパ・デル・レイ準決勝2ndレグでソシエダはアウェイでレアル・マドリーと対戦した。 1stレグを1-0で落としていたソシエダ。逆転勝利が必要となった中、久保は先発出場を果たす。 試合はソシエダが先行するもマドリーが追いつく展開に。それでも 2025.04.02 14:00 Wed
レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英が古巣相手にアシストを記録した。 1日、コパ・デル・レイ準決勝2ndレグでソシエダはアウェイでレアル・マドリーと対戦した。 1stレグを1-0で落としていたソシエダ。逆転勝利が必要となった中、久保は先発出場を果たす。 試合は16分にアンデル・バレネチェアのゴールで 2025.04.02 13:00 Wed
コパ・デル・レイ準決勝2ndレグ、レアル・マドリーvsレアル・ソシエダが1日にサンティアゴ・ベルナベウで行われ、延長戦までもつれ込んだ激闘を2戦合計5-4で制したマドリーが決勝進出を決めた。なお、ソシエダのMF久保建英は延長戦の105分までプレーした。 敵地での1stレグを1-0で先勝したマドリーは、アドバンテー 2025.04.02 07:16 Wed

アルメリアの人気記事ランキング

1

次代のセレソンDFリーダー候補と目される逸材CBカイキがアルメリアへ移籍!

アルメリアは19日、サントスからU-20ブラジル代表DFカイキ・フェルナンデス(18)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2028年6月30日までの6年となる。 生まれ故郷の名門サントスの下部組織出身のカイキは186cmのセンターバック。2021年2月に17歳でトップチームデビューを飾ると、ここまで公式戦53試合に出場し、2ゴールを記録。カンピオナート・ブラジレイロ・セリエAやコパ・リベルタドーレスといったレベルの高いコンペティションでも主力として活躍してきた。 18歳ながらもセンターバックとしての完成度が非常に高く、恵まれた体躯を生かした地対空の対人能力に加え、快足アタッカーにも走り負けないスピード、読みを利かせたインターセプトやボール奪取能力と守備者に求められるすべての要素をバランス良く備えている。 さらに、攻撃面においては元々ボランチでプレーしていたため、ボールの扱い、配球力に長けており、センターバック移行後はロングフィードにも磨きをかけている。 そのリーダーシップを含め、ブラジル国内ではDFチアゴ・シウバ、DFマルキーニョスら万能型センターバックの系譜を継ぐ大器と評されており、次代のセレソンのディフェンスリーダー候補筆頭だ。 以前からバルセロナといったメガクラブからの関心も伝えられていたが、昨シーズンのセグンダを優勝したアルメリアという堅実なステップアップを選択した。 2022.07.20 14:09 Wed
2

契約解除金は188億円、ベンフィカがウルグアイ代表の新鋭FWヌニェスを完全移籍で獲得

ベンフィカは4日、アルメリアからウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェス(21)を完全移籍で獲得したことを発表した。 移籍金は2400万ユーロ(約30億2000万円)で2025年までの5年契約。契約解除金は1億5000万ユーロ(約188億7000万円)に設定されている。 ヌニェスは、母国のペニャロールの下部組織出身。2019年8月にアルメリアへ完全移籍していた。アルメリアではセグンダ・ディビシオン(スペイン2部)で30試合に出場し16ゴール2アシストを記録。チームは3位でシーズンを終え昇格プレーオフに臨んだが、ジローナの前に敗れ昇格を逃していた。 また、U-20ウルグアイ代表として14試合に出場しているヌニェスは、2019年のU-20ワールドカップにも出場。2019年10月にはウルグアイ代表でもデビューを果たし、デビュー戦でゴールを記録していた。 2020.09.05 10:20 Sat
3

セビージャのスペイン代表DFアレハンドロ・ポソがアルメリアへレンタル

セビージャは8月31日、スペイン代表DFアレハンドロ・ポソ(22)が2部のアルメリアへ買い取りオプション付きでレンタル移籍したことを発表した。 8歳からセビージャの下部組織に在籍するポソは、2016-17シーズンにリザーブチームにあたるセビージャ・アトレティコ(2部)でデビュー。2018-19シーズンは新たな挑戦を求めてグラナダへレンタル移籍し、2部リーグで30試合4ゴール1アシストを記録した。 翌年の2019-20シーズンに初めてセビージャのトップチームでプレーしたものの、前半戦はリーグ戦わずか3試合の出場にとどまり、冬の移籍市場でマジョルカに新天地を求めた。 また、昨季はレンタルでエイバルに移籍。主力としてリーグ戦30試合に出場し、今年6月にはスペイン代表デビューも果たしたが、今季もフレン・ロペテギ監督の構想に含まれることはなく、アルメリア移籍を決断した。 なお、アルメニアによると、セビージャから同クラブに移籍した選手はポソで8人目のようだ。 2021.09.01 13:44 Wed
4

ベッカー1G1Aも逃げ切り失敗のソシエダは4連勝ならず…久保建英は70分からプレー【ラ・リーガ】

ラ・リーガ第31節、レアル・ソシエダvsアルメリアが14日にレアレ・アレーナで行われ、2-2のドローに終わった。なお、ソシエダのMF久保建英は70分からプレーした。 前節、アラベスとのバスク自治州ダービーをパチェコのラ・リーガ初ゴールによってウノセロで勝利した6位のソシエダ。今季最長となる4連勝を狙った一戦では最下位のアルメリアをホームで迎え撃った。そのアラベス戦で前半に負傷交代した久保は欠場の可能性も伝えられたが、ベンチ入りを果たした。 立ち上がりからボールを握って押し込むソシエダ。流れの中ではフィニッシュには至らずも、セットプレーからメリーノ、ル・ノルマンとシュートに繋げていく。 以降もラ・レアルがボールの主導権を握り、優勢に試合を進めていくが、軽率なプレーからアウェイチームに先手を奪われる。 30分、ハーフウェイライン付近の右サイドからプビルが斜めに入れたフィードに反応したエンバルバがDFトラオレに身体をぶつけると、ファウルをもらおうとしたトラオレが倒れ込むが笛はならず。そのままボックス内に持ち込んだエンバルバが冷静にGKとの一対一を制した。 もったいない形で失点したものの、地力で勝るホームチームはそのキックオフからの流れであっさりと追いつく。32分、左サイドでのメリーノとのパス交換で深い位置に抜け出したハビ・ガランが絶妙なクロスを供給すると、中央からニアに飛び込んだベッカーが右足の足裏で押し込んだ。 ベッカー待望のラ・リーガ初ゴールで試合を振り出しに戻すと、ここからギアを上げたラ・レアルが一気呵成の攻めで一気に逆転を狙う。39分にはボックス左に持ち込んだガランのミドルシュート、そのこぼれに詰めたベッカーのシュートでゴールに迫るが、いずれもGKマクシミアーノの圧巻の連続セーブに阻まれた。 前半のうちに逆転まで持ち込めなかったものの、良い形で後半に入ったホームチーム。立ち上がりにはガランの正確なクロスをゴール前のオヤルサバルがワンタッチでゴールネットに流し込むが、ここはガランの抜け出しのタイミングでのオフサイドが取られた。 それでも、攻勢を続けると、59分には左サイドからの斜めのパスに反応したベッカーがボックス右でダイレクトで折り返した並行パスをゴール左のオヤルサバルがワンタッチで合わせ、今度こそ正真正銘の逆転ゴールを挙げた。 良い時間帯に勝ち越したラ・レアルは危なげなく時計を進めていく中、70分には殊勲のベッカーとバレネチェアを下げて久保とトゥリエンテスを同時投入。試運転の久保は大きな見せ場は訪れずも、ボールを引き出しながらチームと共にゲームをコントロールする。 このまま2-1でのクローズが濃厚と思われたが、後半終盤に思わぬ展開が待っていた。86分、アルメリアの右サイドからのクロスに対してボックス内のロサーノに後手の対応となったDFスベルディアがユニフォームを引っ張って引き倒す形になると、このプレーで痛恨のPKを献上。さらに、決定機阻止のスベルディアにはレッドカードが掲示された。そして、これをキッカーのエンバルバに決められてしまった。 土壇場での失点に加え、数的不利まで背負ったラ・レアルに残り時間で勝ち越す力は残っておらず、試合はこのままタイムアップ。この結果、逃げ切り失敗のソシエダはリーグ4連勝を逃す形となった。 2024.04.15 06:05 Mon
5

ローマがU-23スペイン代表DFプビル獲得狙う…オーナー同士の良好な関係が突破口に?

ローマがアルメリアのU-23スペイン代表DFマルク・プビル(21)の獲得に動いている。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。 デンマーク代表DFラスムス・クリステンセンの退団に加え、元オランダ代表DFリック・カルスドルプの放出も既定路線となっているローマ。 今夏の移籍市場ではイタリア代表DFラウル・ベッラノーバを右サイドバック補強のトップターゲットに定めていたが、トリノが要求する高額の移籍金の支払いに二の足を踏んで交渉をストップしている。 そんななか以前から関心を示していたU-23スペイン代表DFへの関心をより強めているようだ。 レバンテでプロキャリアをスタートしたプビルは190㎝の大型サイドバック。昨夏加入したアルメリアではヒザのケガでシーズン前半戦をほぼ棒に振ったなか、ラ・リーガ23試合に出場し、1ゴール3アシストを記録。チームはセグンダ降格となったが、個人としては安定したパフォーマンスで評価を高めた。 そして、現在開催中のパリ・オリンピックではU-23スペイン代表の一員として3試合に出場。初戦のウズベキスタン戦では1ゴールも記録している。 アルメリアを率いるルビ監督は1年でのプリメーラ復帰を目指すなかでプビルを重要な戦力とみなしており、クラブ間での交渉は難航が予想される。 ただ、アルメリアのオーナーであるトゥルキ・アル・アルシャイク氏は、ローマの胸スポンサーである『リヤド・シーズン』との契約締結時から良好な関係を築いており、その関係性が交渉の突破口となる可能性があるという。 なお、パリ五輪後に自身の去就を決断するとみられるプビルの移籍金は1800万~2000万ユーロ(約28億1000万~31億3000万円)程度に設定されている。 2024.08.05 16:40 Mon

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly