遠藤航は今季もデュエル勝利数トップに、3連続シュートブロックでチームメイトを完封

2022.05.06 20:30 Fri
Getty Images
シュツットガルトの日本代表MF遠藤航がさすがの対人プレーを披露した。昨シーズンは累積警告で欠場した最終節を除くブンデスリーガ33試合に出場し、リーグ最多の「476」回のデュエル勝利数を記録した遠藤。今季からは主将にも任命され、ここまで新型コロナウイルス(COVID-19)陽性反応を示した第30節のマインツ戦を除いた全31試合に先発出場を果たしている。
8日に第33節バイエルン戦を控えるシュツットガルトは、4日にトレーニング映像の一部を公開。「俺たちのキャプテンはすべてブロックする」と、遠藤の対人プレーの様子を投稿した。

一対一からシュート練習で守備側に入った遠藤は、エリック・トミーを完全封殺。トミーも細かいステップのドリブルを武器とするプレーヤーだが、遠藤がそれを上回り、3連続ですべてブロックした。

今季のシュツットガルトはアンカーを置く3バックでスタートしたものの、思うように成果を挙げられずにシーズン途中から4バックへ移行。ダブルボランチ採用時には遠藤も3列目に入るが、アンカーシステム時には一列前のインサイドハーフで起用され続けている。
豊富な運動量に加え、昨シーズンから伸び始めたプレッシャーを受けても前を向ける力強さをペッレグリノ・マタラッツォ監督も買っているようだが、3得点2アシストは前線のプレーヤーとしてはいささか寂しい数字だ。

一方で、デュエル勝利数は今季も「424」回を数え、リーグトップに。被ファウル数もリーグ7位の「57」回を記録している。

前線に負傷者が続出した影響もあり、チームは現在勝ち点「29」で入れ替え戦対象の16位に沈む。残留圏の15位ヘルタ・ベルリンとは勝ち点「4」差、自動降格圏の17位ビーレフェルトとは勝ち点「2」差と、予断を許さない。

タフなシーズンを余儀なくされているシュツットガルト。残り2試合でも遠藤に求められるタスクは攻守にわたって多岐になりそうだ。

1 2

関連ニュース

モンペリエ、シュツットガルト退団のFWクリバリがフリー加入

モンペリエは4日、シュツットガルトを退団したフランス人FWタンギ・クリバリ(22)の加入を発表した。背番号は「70」に決定している。 契約期間は明かされていないが、2026年6月30日までの2年半となるようだ。 パリ・サンジェルマンのアカデミー出身のクリバリは、2019年にシュツットガルトへ完全移籍で加入。公式戦74試合6ゴール3アシストを記録。昨シーズンは負傷やコンディション不良の影響で前半戦をほぼ棒に振る形となったが、後半戦で4ゴールを挙げて残留に貢献していた。 パフォーマンスの一貫性に大きな課題を残すものの、左右のウイングを主戦場に優れた身体能力と左足のテクニックを武器とするアタッカーは、一人で局面を打開できる推進力が最大の持ち味。ロングカウンターを武器とするモンペリエとの相性も悪くなく、母国での飛躍が期待されるところだ。 2023.12.05 05:30 Tue

かつては三笘薫、現在は伊藤洋輝と同僚…27歳ウンダブが来年3月にドイツ代表初招集へ!

シュツットガルトのFWデニス・ウンダブ(27)がドイツ代表に初招集されるようだ。 ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ(ユニオンSG)時代、日本代表MF三笘薫と共に注目されたウンダブ。生粋のストライカーは2021-22シーズンのベルギー・ジュピラー・プロリーグで33試合25ゴールを叩き出し、得点王の栄冠に輝いた。 昨季加入したブライトン&ホーヴ・アルビオンでは活躍できなかったが、今夏シュツットガルトへ買い取りオプション付きの1年レンタル。迎えた今季、FWセール・ギラシーとのコンビで猛威を振るい、ブンデスリーガ10試合で8ゴールをマークしている。 そんなウンダブに関し、トルコ『Fanatik』などが興味深いニュースを提供。実はウンダブ、ドイツとトルコのパスポートを保有しており、ドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督が来年3月のインターナショナル・マッチウィークにて初招集する決断を下したという。 どうやら来夏のユーロ2024を見据え、各ポジションで新戦力を試したい考え。その一方、トルコサッカー連盟(TFF)がウンダブ勧誘に動いているかは現段階で不透明とのことだ。 なお、ウンダブは世代別を含めてドイツでもトルコでも代表経験がなく、トルコのクラブに在籍歴はない。『Fanatik』はナーゲルスマン監督の意向について「トゥルキエ(トルコ)に恐怖!」と、招集可能な人材を逃すチャンスを危惧している。 2023.12.04 21:20 Mon

「なんてゴールだ!」遠藤航の豪快ミドルをブンデス屈指のストライカーも称賛!日本代表選手たちも続々反応

リバプールの日本代表MF遠藤航のプレミアリーグ初ゴールに、元チームメイトたちも反応している。 3日に行われたプレミアリーグ第14節でフルアムをホームに迎えたリバプール。日本代表MF遠藤航はベンチスタートとなった。 点の取り合いとなった試合は、前半を2-2で折り返すと、80分にフルアムが3点目をマーク。遠藤はその直後の83分に投入された。 すると、87分にボールを前線へ押し込んだリバプール。ボックス右で相手を引き付けたモハメド・サラーが繋ぎマイナスのボールを送ると、ボックス手前中央に走り込んだ遠藤が右足でダイレクトシュート。ゴール右上に圧巻のミドルシュートを叩き込んだ。 遠藤の豪快なプレミアリーグ初ゴールで同点に追いついたリバプールは、その1分後にトレント・アレクサンダー=アーノルドのこの日2ゴール目で逆転。劇的な勝利を掴み取っている。 試合後、遠藤はインスタグラムを更新。「THE MENTALITY」と綴りフルアム戦の写真を投稿すると、チームメイトはもちろん、こちらもゴールを決めた南野拓実(モナコ)や、浅野拓磨(ボーフム)、武藤嘉紀(ヴィッセル神戸)らもロケットの絵文字や炎の絵文字で反応し、遠藤のプレミア初ゴールを祝福している。 さらに、昨シーズンまでチームメイトだったシュツットガルトのギニア代表FWセール・ギラシーはリアルタイムで遠藤の試合を観戦していたようで、インスタグラムのストーリーズでテレビ画面とともに「なんてゴールだ」と遠藤のゴールを称賛している。 遠藤の豪快なプレミア初ゴールは、今シーズンのブンデスリーガ11試合出場で16ゴールと得点を量産し、ビッグクラブも注目するストライカーにとっても素晴らしいゴールだったようだ。 <span class="paragraph-title">【動画】ブンデス屈指のストライカーも称賛した遠藤航の豪快ミドル</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="psM-Snj2Rr0";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.12.04 11:15 Mon

【ブンデスリーガ日本人選手】浅野先発ボーフムが今季2勝目を飾る!

ブンデスリーガ第10節が週末にドイツ各所で行われた。 今シーズンのブンデスリーガにはボルシアMGのDF板倉滉、フライブルクのMF堂安律、フランクフルトのDF長谷部誠らに加え、アウグスブルクに加入したMF奥川雅也が2季ぶりに1部に復帰した。 今シーズンも多くの選手が活躍する中、第13節では堂安、浅野が先発出場した。 浅野拓磨が左ウイングで先発したボーフムは、ホームでヴォルフスブルクと対戦。立ち上がりからボーフムが押し込むと19分、左クロスのルーズボールをボックス中央で拾ったオスターヘッジがDFをうまくかわしてシュートを蹴り込んだ。 先制したボーフムは38分にもセットプレーからベルナルドがヘディングシュートを流し込んで追加点を奪う。前半終了間際に1点を返されたボーフムだったが、87分にGKリエマンのフィードからクワーテンがヘッドで逸らすと、ディフェンスライン裏を取ったアントウィ=アジェイがGKとの一対一を制し、試合を決定づける3点目を奪った。 結局、試合は3-1でボーフムが勝利。今季2勝目を挙げ、5試合負けなしとした。 ★板倉滉[ボルシアMG] ▽12/2 ボルシアMG 2-1 ホッフェンハイム ◆ケガのため欠場 ★長谷部誠[フランクフルト] ▽12/3 アウグスブルク 2-1 フランクフルト ◆ベンチ入りも出場せず ★奥川雅也[アウグスブルク] ▽12/3 アウグスブルク 2-1 フランクフルト ◆ベンチ入りも出場せず ★堂安律[フライブルク] ▽12/3 マインツ 0-1 フライブルク ◆84分までプレー ★伊藤洋輝[シュツットガルト] ▽12/2 シュツットガルト 2-0 ブレーメン ◆ケガのため欠場 ★原口元気[シュツットガルト] ▽12/2 シュツットガルト 2-0 ブレーメン ◆ベンチ入りも出場せず ★浅野拓磨[ボーフム] ▽12/2 ボーフム 3-1 ヴォルフスブルク ◆72分までプレー 2023.12.04 07:00 Mon

11戦16発の“ゴールマシーン”ギラシー、行き先はプレミアで確実? 代理人がユナイテッドと協議中か

シュツットガルトのギニア代表FWセール・ギラシー(27)。次第にプレミアリーグ行きが近づいているのかもしれない。 今シーズンのブンデスリーガ11試合出場で16ゴールを叩き出しているギラシー。この数字で得点ランキング首位ではない(首位はハリー・ケインの18ゴール)のが不思議なくらいだが、欧州中を見渡してもこれほどゴールを量産するストライカーはほとんどいない。まさに一級品のストライカーだ。 来年3月で28歳という年齢は、決して若手ではないわけだが、今季の活躍によってビッグクラブ行きが噂されるようになりだし、ここ最近で最も名前が上がる行き先はマンチェスター・ユナイテッド。来年1月の獲得に向けて動いているとされている。 イギリス『90min』もこれらの噂に追随。ギラシーはシュツットガルトとの契約に1520万ポンド(約28億2000万円)のリリース条項があるとされ、すでに代理人とユナイテッドが協議を進行中…代理人は『90min』の取材に対し、クライアントの去就について、1月のプレミアリーグ行きに近づいていることを認めたという。 どうやらウェストハム、ブレントフォード、クリスタル・パレス、ボーンマスも大ブレイク前の今季当初からスカウトをドイツに派遣するなどして追いかけているとのことで、これら4クラブのいずれかが新天地となる可能性も排除されず。また、実現性はさておき、アーセナル、トッテナム、ニューカッスル、ウォルバーハンプトン、エバートンもリストアップし続けているとみられている。 なお、ギラシーは来年1月にギニア代表としてアフリカ・ネイションズカップに出場することがほぼ確実。ギニアを含む出場国は大会開幕2週間前からトレーニングキャンプを実施することが認められており、そうなると年内にシュツットガルトを一時離脱する可能性も。 これにより、「このタイミングでの移籍、または交渉は複雑なものになる可能性もある」と考えられている。 2023.12.03 19:45 Sun
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly