課題のセットプレーから失点してECL敗退のレスター…指揮官は「明らかにフィジカルが不足している」
2022.05.06 15:24 Fri
レスター・シティのブレンダン・ロジャーズ監督が、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)敗退について落胆を示した。クラブ公式サイトが伝えている。
レスターは敵地で5日に行われたECL準決勝2ndレグでローマと対戦した。
1stレグを1-1のドローで終え、決勝進出のためには勝利が必要な一戦となったが、試合はホームの大声援を受ける相手に対して、前半に先制点を許す苦しい展開に。その後は反撃に出たもののローマの粘り強い守備を前になかなかチャンスを作れない時間が続き、そのまま0-1で敗れた。
この結果、合計スコア1-2となってECL準決勝敗退が決定したことについて、試合後ロジャーズ監督はCKの守備が上手くいかなかったとコメント。今季ずっと苦しんできた課題を改善できなかったと嘆いた。
「素晴らしいスタジアム、素晴らしい雰囲気のなかでのプレーできたと思う。我々は前半、ボールの扱いがあまり良くなかった」
「正直に言って、CKの守備は今シーズンの我々にとってずっと弱点だった。だからこそ、あのような形で失点してしまったことは非常に残念だ」
「後半は本当にゲームを支配することができたと思っている。アタッキングサードでもうまくいっていたと思うから、突破するためにはほんの少しの運と最後のクオリティが必要だった」
「試合全体としては、どちらにもあまり大きなチャンスはなかった。両チームともシュート数は4本だっただろう。だから、残念ながら我々にとっては、あのCKの1本が大きなものになってしまった」
また、ロジャーズ監督は欧州カップ戦での戦いが、選手にとって良い経験になったと強調。こうした経験を活かして、残るシーズンの試合では良い結果を残したいと語った。
「この数シーズンで体験した欧州の舞台が、選手の視野を広げたと思う。彼らの多くは、それまでこうしたものを経験していなかった。今シーズンはヨーロッパの大会に深く関われたし、彼らにとって素晴らしい経験になるはずだ」
「我々は今シーズンをできる限り強く、最高の形で終えたいと思っている。チームはヨーロッパリーグ(EL)で決勝トーナメント進出を目指したが、それはできなかった。そして今はどの試合も我々にとって非常に重要であり、良い反応を示してできるだけ高い順位でシーズンを終えたい」
レスターは敵地で5日に行われたECL準決勝2ndレグでローマと対戦した。
1stレグを1-1のドローで終え、決勝進出のためには勝利が必要な一戦となったが、試合はホームの大声援を受ける相手に対して、前半に先制点を許す苦しい展開に。その後は反撃に出たもののローマの粘り強い守備を前になかなかチャンスを作れない時間が続き、そのまま0-1で敗れた。
この結果、合計スコア1-2となってECL準決勝敗退が決定したことについて、試合後ロジャーズ監督はCKの守備が上手くいかなかったとコメント。今季ずっと苦しんできた課題を改善できなかったと嘆いた。
「正直に言って、CKの守備は今シーズンの我々にとってずっと弱点だった。だからこそ、あのような形で失点してしまったことは非常に残念だ」
「今シーズンの課題でもあったが、チームには明らかにフィジカルが不足している。選手たちは勇気を持っているが、特にウィルフリード(・エンディディ)を欠いたことでフィジカルが足りていない。それはシーズンを通しての問題点だった。(セットプレーでは)マンマークやゾーンでの守備も試したが、簡単に点を許してしまう」
「後半は本当にゲームを支配することができたと思っている。アタッキングサードでもうまくいっていたと思うから、突破するためにはほんの少しの運と最後のクオリティが必要だった」
「試合全体としては、どちらにもあまり大きなチャンスはなかった。両チームともシュート数は4本だっただろう。だから、残念ながら我々にとっては、あのCKの1本が大きなものになってしまった」
また、ロジャーズ監督は欧州カップ戦での戦いが、選手にとって良い経験になったと強調。こうした経験を活かして、残るシーズンの試合では良い結果を残したいと語った。
「この数シーズンで体験した欧州の舞台が、選手の視野を広げたと思う。彼らの多くは、それまでこうしたものを経験していなかった。今シーズンはヨーロッパの大会に深く関われたし、彼らにとって素晴らしい経験になるはずだ」
「我々は今シーズンをできる限り強く、最高の形で終えたいと思っている。チームはヨーロッパリーグ(EL)で決勝トーナメント進出を目指したが、それはできなかった。そして今はどの試合も我々にとって非常に重要であり、良い反応を示してできるだけ高い順位でシーズンを終えたい」
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1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.34</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">2005-2006シーズン/ローマ 〜スパレッティの0トップ〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/2005-06roma.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:ルチアーノ・スパレッティ(48) 攻撃力8:★★★★★★★★☆☆ 守備力7:★★★★★★★☆☆☆ タレント7:★★★★★★★☆☆☆ 連係10:★★★★★★★★★★ 選手層7:★★★★★★★☆☆☆ </p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">セリエA記録となる破竹の11連勝</div> クラブ史上初のスクデットをもたらしたカペッロ監督が去った2004-05シーズンは、結果が出ずに1シーズンで4人の監督交代が相次ぐなど低迷したローマ。そこで、ウディネーゼで3位という好成績を残したスパレッティ監督に白羽の矢を立てると、翌シーズンに復活を遂げる。 序盤戦こそ不安定な戦いが続いたが、“0トップシステム”を用いるスパレッティ監督の戦術が浸透し始めた第22節から当時のセリエA記録となる破竹の11連勝を達成。カルチョーポリの影響でユベントス、ミラン、フィオレンティーナの3チームがセリエB降格や勝ち点剥奪となったため、2位に繰り上がってシーズンを終えた。 スパレッティ監督に率いられた“ジャッロロッソ”は、その後の2006-07シーズンと2007-08シーズンにおいてもチームの完成度を高めて上々の成績を残した。セリエA・2位、チャンピオンズリーグ・ベスト8、コッパ・イタリア制覇をそれぞれ2年連続で成し遂げ、その称賛された戦術とともに素晴らしいチームとしてヨーロッパに君臨する。ただ、ユベントスが低迷していた当時のセリエAにおいて最強を誇ったインテルの後塵を拝し、スパレッティの下でスクデットを獲得することはなかった。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">スパレッティの0トップ</div> 純粋なセンターフォワードがいなかったため、スパレッティが編み出した策がトッティを最前線に置く0トップシステム。このバンディエラのキープ力を軸に、2列目の選手が空いたスペースに飛び出していくという、当時は稀な戦術を用いた。 中盤に下りてボールを受けるトッティは、抜群の展開力で2列目の選手の飛び出しを生かしつつ、ゴール前に顔を出してチーム最多の得点数を記録。ペッロッタ、マンシーニ、タッデイといった2列目は機動力を生かしてボールを引き出し、縦に鋭いサイドアタックを披露した。 ボランチにおいても、巧みな配球を行うデ・ロッシやアクイラーニは前線に飛び出すプレーを披露。また、守備ではメクセスとキブが好連係で相手の攻撃を防ぎ、両サイドバックのパヌッチやクフレが攻守のバランスを取った。2006-07シーズンと2007-08シーズンはサイドハーフもこなせるカッセッティ、トネット、シシーニョらがサイドバックを務めて攻撃力を格段に高めた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">MFシモーネ・ペッロッタ(28)</span> スパレッティ監督によって新境地を開拓したのがペッロッタだ。2001-02シーズンに躍進を遂げたミラクル・キエーボでは中盤を支えるハードワーカーだった2006年のW杯優勝メンバーは、ローマでトップ下の位置を与えられると完璧に順応。卓越したテクニックはなくとも、豊富な運動量と高度な戦術眼で周囲と絡みながら幾度もチャンスを演出し、司令塔タイプと異なる新たなトップ下像を印象づけた。 2019.04.20 12:00 Sat4
34歳パストーレ現役引退へ「痛みに耐えられない」「楽しかったサッカーが罰に」
元アルゼンチン代表MFハビエル・パストーレ(34)がやはり現役引退へ。 淡いピンクのユニフォームを纏ったパレルモ時代に脚光を浴び、以後パリ・サンジェルマン(PSG)、ローマでもプレーしたパストーレ。端正な顔立ちも人気を博した正真正銘のクラックだ。 しかし、そんな彼の現在地は「無所属」。昨夏カタール・スターズリーグのカタールSCを半年で退団後、どのクラブにも属しておらず、以前から問題を抱える股関節の状態が極めて良くないことを明かしている。 今回、アルゼンチン『La Nacion』の取材では、耐え難い股関節の痛み、そしてそれに伴う苦しみに苛まれてきたことを告白。どうやら心は現役引退で固まってるようだ。 「痛みに耐えられなかった…目覚めの瞬間に気分が悪くなり、自然と脳が僕に『もうサッカーを辞める時だ』と語りかけていた。けど、僕自身が受け入れられず、苦しむことを決めたんだ」 「サッカーを続けるためにできることは全て試してみた。けど、望む結果は何もない。練習とプレーは再開できたが、日々の生活は悪いまま。一度紅白戦をやってみたら、その後2日間ベッドで寝て過ごすことになったんだ…痛みでね」 「消耗しきった股関節に再び負荷をかける…有害みたいだ。痛みは以前にも増して大きくなり、サッカーが楽しみではなく、ただの罰になってしまったよ。子どもたちとボールを蹴ることさえままならない」 「今は左足の股関節に人工股関節を入れてある。すべてセラミックでね。毎朝リハビリに励み、なんとか生活は元通りだ。『普通の生活』がこんなにハッピーだなんてね」 「この数年間、常に現役引退の準備をしてきた。股関節が元気だったころ、僕はフットボーラーとしてなんだってできると信じていた…今日の僕はピッチに立つことを一切考えていない」 「ここからさらに回復して、もしランニングして良い気分を維持できたら…その時はもっともっと走りたくなるだろうね。それだけで満足だ」 “El Flaco(エル・フラコ=やせぽっち)”ハビエル・パストーレ。美しい出立ちとプレーの数々でファンを楽しませた男は、スパイクを脱ぐ。 2024.03.22 18:10 Fri5