「彼は冷静で、慎重で、勝つ術を熟知」 アンチェロッティをファーディナンドが絶賛!

2022.05.05 10:45 Thu
Getty Images
レアル・マドリーの劇的なチャンピオンズリーグ(CL)決勝進出に元イングランド代表DFのリオ・ファーディナンド氏も舌を巻いた。
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4日にCL準決勝2ndレグでマンチェスター・シティを本拠地サンティアゴ・ベルナベウに迎え撃ったレアル・マドリー。ラ・リーガ優勝を決めた勢いをもって、1stレグを3-4と先勝したシティとのリターンレグを迎えたが、その2ndレグでも先制を許す展開を強いられてしまう。
だが、68分から出場のブラジル代表FWロドリゴ・ゴエスが90分と90+1分に立て続けのゴールを決め、2戦合計スコアで並ぶ劇的展開に。すると、延長前半にPKからフランス代表FWカリム・ベンゼマが2戦合計スコアで逆転となる一発を記録して、4季ぶりの決勝進出を決めた。

第三者が観ても爽快な突破劇となるなか、現役時代にマンチェスター・ユナイテッドで活躍し、イギリス『BT Sport』で解説を務めるファーディナンド氏は「(カルロ・)アンチェロッティは驚異的な交代策で試合を変えた」と分析。イタリア人指揮官の手腕を絶賛した。

「我々はこの準決勝で非現実的なフットボールを目の当たりにしたんだ。決勝でもこうなるだろう。この場にいられたのを幸せに思うよ」
「試合が片方に傾き始めると、ぼんやりしたり、パニックになったりするが、歴史が物語るように、レアル・マドリーは毎年、効果的に対処している」

「アンチェロッティの仕事ぶりはどの時代のどんな人間にも通用する。彼は驚異的だ。チームが好調でも、彼はあまり浮足立たず、飛び跳ねるところも見ない」

「彼は冷静で、慎重で、勝つ術を熟知している。単純にね」

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