「我々は決勝進出に値する」ECL準決勝を前に、モウリーニョ監督はチームに自信
2022.04.28 17:52 Thu
ローマのジョゼ・モウリーニョ監督は、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)決勝進出に自信を持っているようだ。クラブ公式サイトが伝えている。
準々決勝2ndレグでボデ/グリムト相手に勝利を収め、逆転でのベスト4進出を決めたローマ。28日には準決勝のレスター・シティ戦1stレグが控える。
就任初年度でありながら、早速クラブにタイトルをもたらせるチャンスを得たモウリーニョ監督は、試合前の公式会見でローマが決勝進出に相応しいチームだとコメント。そのうえで、かつてチェルシー時代に自身の下でコーチを務めていたブレンダン・ロジャーズ監督についても称えている。
「ローマはクラブとして、チームとして、そして私の選手たちやクラブで働くすべての人たちが、クラブ全体を良くしようと素晴らしい仕事をしてきた。だから、我々は決勝進出に値すると信じている」
「残念ながら、サッカーは時として相応のものを与えてくれない。そして決勝進出のためには、素晴らしい監督と選手を持つ、非常に優れたチームを倒す必要がある。両試合とも、ベストの状態で臨まなければならないだろう」
「彼は私とは違うクラブで、私とは違う選手たちと働いてきた。私は自分のキャリアの中で多くの勝利を収めてきたが、彼はそんな私より短いキャリアでスコットランドとイングランドでタイトルを獲得して、コミュニティシールドを勝ち取り、チームをチャンピオンズリーグに導いた。素晴らしい仕事をしたと思う」
「レスターはヨーロッパリーグ(EL)に出場したチームだ。そしてプレミアリーグからELに出場するためには、本当に良いチームである必要がある。ただ、この大会は明日で13試合目をこなすことになる我々の大会だ。セリエAでは木曜日と日曜日に試合をして、勝ち点を落とすことでその代償を支払った。だからこそ、我々はもっと上に行くべきだと思う」
また、モウリーニョ監督はローマとレスター、2つのクラブで指揮をとった経験を持つクラウディオ・ラニエリ氏にも言及。2015-16シーズンにレスターでプレミアリーグ優勝を果たした偉業を称え、ラニエリ氏にとっても特別な試合になるだろうと語った。
「我々は友人だが、この試合について話はしていない。ファーガソンやヴェンゲル、クロップ、グアルディオラなど、多くの人がプレミアリーグで優勝している。ラニエリはまだ一度しか優勝していないが、それでも特別なものだ」
「彼はこのレスターの街、このスタジアムのヒーローなんだ。私もそのシーズンにプレミアで指揮をとっていたが、リーグの歴史の中でも信じられないような物語として記憶している」
「彼はローマのファンであり、ローマ出身であり、彼にとって特別な試合になるのは間違いないだろう。もし彼がここにいなくても、来週はスタジアムに来るかもしれないし、その時はきっと特別な気持ちになるだろうね」
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就任初年度でありながら、早速クラブにタイトルをもたらせるチャンスを得たモウリーニョ監督は、試合前の公式会見でローマが決勝進出に相応しいチームだとコメント。そのうえで、かつてチェルシー時代に自身の下でコーチを務めていたブレンダン・ロジャーズ監督についても称えている。
「残念ながら、サッカーは時として相応のものを与えてくれない。そして決勝進出のためには、素晴らしい監督と選手を持つ、非常に優れたチームを倒す必要がある。両試合とも、ベストの状態で臨まなければならないだろう」
「(ロジャーズと)チェルシーで一緒に仕事をしたときは楽しかった。彼は友人でもあるんだ。対戦していないときはいつだって、彼のため100%ベストを尽くしたいと思う。彼は偉大なコーチであり、賢い男であり、素晴らしい未来が待っているだろう。彼はこれまで良くやってきた。私は彼の成功を願っているよ」
「彼は私とは違うクラブで、私とは違う選手たちと働いてきた。私は自分のキャリアの中で多くの勝利を収めてきたが、彼はそんな私より短いキャリアでスコットランドとイングランドでタイトルを獲得して、コミュニティシールドを勝ち取り、チームをチャンピオンズリーグに導いた。素晴らしい仕事をしたと思う」
「レスターはヨーロッパリーグ(EL)に出場したチームだ。そしてプレミアリーグからELに出場するためには、本当に良いチームである必要がある。ただ、この大会は明日で13試合目をこなすことになる我々の大会だ。セリエAでは木曜日と日曜日に試合をして、勝ち点を落とすことでその代償を支払った。だからこそ、我々はもっと上に行くべきだと思う」
また、モウリーニョ監督はローマとレスター、2つのクラブで指揮をとった経験を持つクラウディオ・ラニエリ氏にも言及。2015-16シーズンにレスターでプレミアリーグ優勝を果たした偉業を称え、ラニエリ氏にとっても特別な試合になるだろうと語った。
「我々は友人だが、この試合について話はしていない。ファーガソンやヴェンゲル、クロップ、グアルディオラなど、多くの人がプレミアリーグで優勝している。ラニエリはまだ一度しか優勝していないが、それでも特別なものだ」
「彼はこのレスターの街、このスタジアムのヒーローなんだ。私もそのシーズンにプレミアで指揮をとっていたが、リーグの歴史の中でも信じられないような物語として記憶している」
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ローマが新スタジアム計画を発表…目玉は欧州最大のクルヴァ・スッド
ローマが新スタジアムの計画を発表した。 ローマは1953年の開場以来、ラツィオと共にスタディオ・オリンピコを本拠地として使用してきた。しかし、幾度か修繕や改修は行っているものの、老朽化が否めないこともあり、クラブは以前から新スタジアム建設への動きを進めていた。 ただ、“地面を掘れば遺跡にあたる”とも言われる「永遠の都」特有の事情もあり、その計画はなかなか進まずにいたが、ライアン・フリードキン副会長とリナ・スルークCEOとローマ市長のロベルト・グアルティエリ氏ら市議会の代表者との会談を経て、新スタジアムの計画を発表した。 『YouTube』での新スタジアムのイメージ動画と共にクラブは今回の計画を以下のように説明している。 「ライアン・フリードキン副会長とリナ・スルークCEOを代表とするASローマのトップマネジメントは、本日、ローマ市長ロベルト・グアルティエリ氏と会談し、クラブの新スタジアムのエキサイティングな計画について話し合いました」 「会議では、プロジェクトの革新性と、フットボールファンと地域社会の両方に約束される数多くのメリットに対する共通の熱意が示されました」 「プロジェクトのビデオプレゼンテーションのリリースは、新しいスタジアムのユニークなビジョンとモダンなデザインを紹介し、熱狂的な反響を呼びました。このビジョンの鍵となるのは、ヨーロッパ最大となる予定の新しいクルヴァ・スッドです。このクルヴァ・スッドは、ASローマのサポーターの揺るぎない情熱の証となるでしょう」 また、フリードキン副会長は、このプロジェクトがクラブだけでなくローマという都市、地域社会においても新たな価値を創造するものになると確信している。 「本日、ローマ市長のロベルト・グアルティエリ氏とお会いし、新しいスタジアムのビジョンを発表できたことを光栄に思います。この素晴らしいスタジアムは、ASローマとそのファンの新しいホームであるだけでなく、ローマ市民全員にとってのランドマークでもあります。ヨーロッパ最大のクルヴァとなる予定の新しいクルヴァ・スッドは、サポーターの情熱とエネルギーを体現する強力な焦点となるでしょう。古典的なローマ建築にインスピレーションを得た象徴的なデザインと最先端の設備を備えたこのスタジアムは、フットボールファンから地元のコミュニティまで、すべての人に世界クラスの体験を提供します」 「ASローマの誇りある管理者として、私たちは、クラブの精神と伝統を体現する空間を創り出すとともに、革新と卓越性の世界的なシンボル、そして環境責任のモデルとなることに尽力しています」 「新スタジアムを環境責任のモデルにするという取り組みは、ローマ市長が指摘したように、クラブの価値観やローマ市のより広範な目標と一致しています」 「両者は、開発のさまざまな側面に焦点を当てる作業グループの設立を含む、プロジェクトを進めるためのロードマップについて話し合い、合意しました。これらのグループは、環境基準とコミュニティの関与に細心の注意を払いながら、プロジェクトがスムーズに進むようにします」 「ASローマとそのリーダーシップは、ファンの体験を向上させるだけでなく、コミュニティと環境にプラスの影響を与えるランドマークを作成することに専念しています。新しいスタジアムプロジェクトは、クラブ、ファン、そしてローマ市の誇りのシンボルとなるでしょう」 <span class="paragraph-title">【動画】ローマの新スタジアム構想が発表!</span> <span data-other-div="movie"></span> <iframe width="640" height="360" src="https://www.youtube.com/embed/RE0m08zRgBo" title=" Towards our new stadium " frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe> 2024.07.25 06:30 Thu3
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ミランへの完全移籍が決定したイタリア代表MFアレッサンドロ・フロレンツィ(31)がローマにエモーショナルな別れを告げた。 ローマ生まれローマ育ちのフロレンツィは、セリエBのクロトーネでの武者修行を経て、2012-13シーズンからトップチームに定着。キャリア当初は攻撃的MFやセントラルMF、ウイングを主戦場としたが、以降は右サイドバックにコンバート。豊富な運動量と攻撃センス、中盤で培ったゲームメイク能力を生かし、攻撃的なサイドバックとして存在感を示した。 ただ、パウロ・フォンセカ前監督、ジョゼ・モウリーニョ監督の下では構想外とみなされ、2020年冬にバレンシア、翌シーズンにパリ・サンジェルマン、直近の2021-22シーズンはミランへのレンタル移籍を経験。 そのミランでは公式戦30試合2ゴールの数字を残し、スクデット獲得に貢献。この活躍が評価され、300万ユーロ(約4億2000万円)と言われる移籍金で完全移籍。2025年までの3年契約にサインした。 ローマで通算280試合28ゴール32アシストを記録し、元イタリア代表MFダニエレ・デ・ロッシの退団後はカピターノを務めたフロレンツィ。 プスカシュ賞最終候補にも挙がったバルセロナ戦でのスーパーロングシュート、スタンドに招待した祖母とハグしたゴールセレブレーションと、記録にも記憶にも残るロマニスタのアイドルは、永遠の都との別れに際し、自身の公式インスタグラムでエモーショナルなメッセージを綴った。 「やあ、ローマのみんな。それは素晴らしい旅だった!」 「トリゴリアに来たのは11歳だった。この20年間で僕はあなた方に別れを告げたのはたったの4回だ」 「最初のときは、成長して「骨を埋める」ため、他の場合は、常に想像していたものと異なる状況を受け入れることを人生から教えられた」 「僕は常に沈黙の道を選んできた。なぜなら、そこからチームとクラブを尊重するという意味が生まれるからだ」 「何年にもわたってトリゴリアで働いてきた人たちに心から感謝したいと思う。僕らは一緒に家にいたんだ」 「穏やかに、僕はこのシャツとファンのために自分のすべてを捧げたことを知っている…みんなの今後の成功を心から願ってるよ!」 ローマでのキャリア終盤は受け入れがたい状況が続いたものの、クラブへの愛情から常に冷静な姿勢を崩さなかったフロレンツィ。 フランチェスコ・トッティ、デ・ロッシとカリスマ性に満ちた偉大なる先達とは異なるキャラクターでジャッロロッシの一時代を牽引してきた31歳は、穏やかな形で古巣に別れを告げた。 2022.07.02 14:59 Sat4
34歳パストーレ現役引退へ「痛みに耐えられない」「楽しかったサッカーが罰に」
元アルゼンチン代表MFハビエル・パストーレ(34)がやはり現役引退へ。 淡いピンクのユニフォームを纏ったパレルモ時代に脚光を浴び、以後パリ・サンジェルマン(PSG)、ローマでもプレーしたパストーレ。端正な顔立ちも人気を博した正真正銘のクラックだ。 しかし、そんな彼の現在地は「無所属」。昨夏カタール・スターズリーグのカタールSCを半年で退団後、どのクラブにも属しておらず、以前から問題を抱える股関節の状態が極めて良くないことを明かしている。 今回、アルゼンチン『La Nacion』の取材では、耐え難い股関節の痛み、そしてそれに伴う苦しみに苛まれてきたことを告白。どうやら心は現役引退で固まってるようだ。 「痛みに耐えられなかった…目覚めの瞬間に気分が悪くなり、自然と脳が僕に『もうサッカーを辞める時だ』と語りかけていた。けど、僕自身が受け入れられず、苦しむことを決めたんだ」 「サッカーを続けるためにできることは全て試してみた。けど、望む結果は何もない。練習とプレーは再開できたが、日々の生活は悪いまま。一度紅白戦をやってみたら、その後2日間ベッドで寝て過ごすことになったんだ…痛みでね」 「消耗しきった股関節に再び負荷をかける…有害みたいだ。痛みは以前にも増して大きくなり、サッカーが楽しみではなく、ただの罰になってしまったよ。子どもたちとボールを蹴ることさえままならない」 「今は左足の股関節に人工股関節を入れてある。すべてセラミックでね。毎朝リハビリに励み、なんとか生活は元通りだ。『普通の生活』がこんなにハッピーだなんてね」 「この数年間、常に現役引退の準備をしてきた。股関節が元気だったころ、僕はフットボーラーとしてなんだってできると信じていた…今日の僕はピッチに立つことを一切考えていない」 「ここからさらに回復して、もしランニングして良い気分を維持できたら…その時はもっともっと走りたくなるだろうね。それだけで満足だ」 “El Flaco(エル・フラコ=やせぽっち)”ハビエル・パストーレ。美しい出立ちとプレーの数々でファンを楽しませた男は、スパイクを脱ぐ。 2024.03.22 18:10 Fri5