ペドロが故郷テネリフェでのプレーを夢見る「白と青のユニフォームは僕に似合うだろう」

2022.03.30 17:31 Wed
Getty Images
ラツィオの元スペイン代表FWペドロ・ロドリゲス(34)が、キャリアの最後に故郷テネリフェでのプレーを希望していることを明かした。

2008年1月にバルセロナでプロデビューし、ジョゼップ・グアルディオラ監督の下、一躍トップ選手の仲間入りを果たしたペドロ。2009年の驚異の6冠に貢献し、5度のリーグ優勝や3度のチャンピオンズリーグ優勝など、21個ものタイトルを獲得した。

その後、2015年夏に加入したチェルシーでも主力としてプレミアリーグやFAカップ、ヨーロッパリーグ優勝を経験。キャリアを通して、2010年のワールドカップを含めた数多のトロフィーを掲げてきた。
キャリア晩年にさしかかったここ2年は、ローマとラツィオでプレー。昨季のローマでは公式戦40試合で6ゴール7アシストと、変わらないキレで攻撃を牽引。今季加入のラツィオでも、ここまでセリエAでは29試合8ゴール4アシストと、チーム内では2位タイのゴール数を記録している。

まだまだ活躍中のペドロだが、スペイン人記者のマノイ・ダスワニ氏とのTwitchを通じたインタビューで、故郷のテネリフェでプレーすることへの思いを語った。
「(プレーしたいという思いは)間違いないことだ。経済的な話をする必要はないだろう。それは常に言ってきた」

「僕はキャリアの終わりに近づいているけど、大切な人たちの前でプレーする瞬間を味わいたいという思いもある。明日何が起こるか誰にもわからない」

「白と青のユニフォームは僕にぴったり似合うだろう。その夢を叶えられるといいね」

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