トッテナムのトップ4入りを諦めないコンテ監督「自分たちを押し上げてくれる目標が必要」

トッテナムのアントニオ・コンテ監督は、今シーズンのトップ4入りを諦めていないようだ。イギリス『イブニング・スタンダード』がコメントを伝えている。

トッテナムはヌーノ・エスピリト・サント監督の下で今シーズンをスタートさせたものの、開幕からの10試合で5勝5敗の8位に低迷。昨年11月に早くもヌーノ監督の解任に踏み切り、アントニオ・コンテ監督を後任に据えた。

コンテ監督就任後は1月までプレミアリーグで無敗を維持していたが、その後リーグ3連敗を喫するなど失速。12日に行われたプレミアリーグ第29節のマンチェスター・ユナイテッド戦も2-3で落とし8位に転落しており、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を得られるトップ4入りが難しい状況となりつつある。
コンテ監督も現在の状況が難しいことを認めつつ、現在はチームが成長する段階であると強調。そのうえで、まだトップ4入りを果たせる可能性は残っており、最後まで諦めず取り組みたいと語った。

「このところ、セットプレーからの失点が多かったこともあり修正に取り組んでいる。このチームは成長するための時間が必要だ。今はプロセスの一部であることを知っておく必要がある」「彼らがピッチで何をしているか、見ることができるだろう。このプロセスでは、時間と忍耐が必要となり、それから多くを試してみたい。とはいえ、我々の野心はトップ4に非常に近いままでなければならないのだから、選手をプッシュしたいね」

「我々に感情を与え、自分たちを押し上げる可能性を与えてくれるような目標が必要だ。だからこそ、我々は状況を分析してセットプレーの改善を試みる。何度も言うが、我々はセットプレーから多くのゴールを許しているからね」

「私はいつも、イングランドにはマンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、リバプールの4つのチームがあると言ってきた。何かが起こらない限り、トップ4はこの4クラブだろう。しかし、昨季はリバプールがCL出場権を得るため最後まで奮闘したように、今季もそうしたことが起こる可能性もある」

「今季はユナイテッドが苦戦しているね。今この瞬間も、トッテナムを含めて3、4チームが(トップ4争いに)いる。我々は彼らに非常に近い位置で、戦っていく必要がある」