マドリーに先勝のPSG、ポチェッティーノ監督も称賛「我々にとって自信につながる」

2022.02.16 10:40 Wed
Getty Images
パリ・サンジェルマン(PSG)のマウリシオ・ポチェッティーノ監督が、大一番での勝利を喜んだ。クラブ公式サイトが伝えている。
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PSGはホームで15日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16の1stレグでレアル・マドリーと対戦した。立ち上がりから試合を支配したチームは幾度となく相手ゴールに迫るが、GKティボー・クルトワが立ちはだかりゴールが遠い展開に。60分にはPKを得るも、FWリオネル・メッシが痛恨の失敗。このままドローに終わるかに思われた後半アディショナルタイム、FWキリアン・ムバッペが独力で突破するとクルトワの股間を抜く見事な決勝弾を挙げ、1-0で勝利した。
試合後、ポチェッティーノ監督は、土弾場で勝利をつかんだチームに対して満足感を露わに。マドリー相手に終始優勢だったことを誇りつつ、2ndレグに向けて気を引き締めている。

「選手たちにはとても満足しており、我々は勝利に値したと思う。最後の1分、最後のアクションはとても良かった。でも、この瞬間を数秒しか楽しむことはできない。すでに心の中では『よし、3週間後には次の試合だ』と思っている」
「レアル・マドリーは凄いチームであり、対戦はいつも難しい。だが、こうしたパフォーマンスとレベルを見せられれば、次のステージに進めるだろう。我々にとって自信につながる大事なことであり、これからの3週間で準備をしなければならない」

「ファンは素晴らしかった。素晴らしいサポートとエネルギーがあり、選手たちもファンタスティックだったと思う。このつながりは常にピッチの上にあり、95分間、本当に、本当にパワフルだった」

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CLアーセナル戦控えるPSGが今季リーグ戦初黒星、ベストメンバー起用もニースに3失点【リーグ・アン】

パリ・サンジェルマン(PSG)は25日、リーグ・アン第31節でニースをホームに迎え、1-3で敗れた。 3日前の延期分ナント戦を1-1の引き分けに終わった王者PSGは、4日後にチャンピオンズリーグ(CL)準決勝アーセナル戦を控える中、ベストメンバーで臨んだ。 7位ニース(勝ち点48)に対し、立ち上がりからハーフコートゲームとしたPSGは、28分に最初の決定機。クワラツヘリアがボックス左で縦に仕掛けて左足でシュート。しかしGKブルカのセーブに阻まれた。 さらに31分、クワラツヘリアのパスをボックス右で受けたデンベレが決定的なシュートを放つも枠を捉えきれなかった。 すると34分に失点。中央をブアナニのスルーパスで打開され、抜け出したサンソンにシュートを決められた。 それでも41分にすかさず追いつく。デンベレの浮き球スルーパスをボックス右で引き出したファビアン・ルイスが見事なボレーを蹴り込んだ。 1-1として迎えた後半だったが、PSGは開始20秒に勝ち越される。クラウスの右クロスをサンソンに華麗なジャンピングボレーで決められた。 再び追いかける展開となったPSGはバルコラとザイール=エメリを投入するも、70分に3失点目。ブアナニの左サイドからのFKをエンダイシミイェにヘッディングで決められた。 このまま1-3で敗れたPSGは今季リーグ戦初黒星。嫌な流れでアーセナル戦に臨むことになった。 PSG 1-3 ニース 【PSG】 ファビアン・ルイス(前41) 【ニース】 モルガン・サンソン(前34) モルガン・サンソン(後1) ユスフ・エンダイシミイェ(後25) 2025.04.26 06:14 Sat
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CLアーセナル戦控える中で今季リーグ初黒星のPSG、ルイス・エンリケ監督は「得点するチャンスが30回あった」と心配せず

パリ・サンジェルマン(PSG)のルイス・エンリケ監督が25日に行われ、1-3で敗れたリーグ・アン第31節ニース戦後にコメントした。 今季未だリーグ戦無敗の王者PSG。34分に先制を許した中、7分後にMFファビアン・ルイスの見事なボレーで同点とし、前半を終えた。しかし後半開始20秒に再びMFモルガン・サンソンにゴールを許して勝ち越されると、70分にFKからDFユスフ・エンダイシミイェにヘディングシュートを決められ敗戦となった。 4日後にチャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグのアーセナル戦を控える中、ベストメンバーで臨んでリーグ初黒星となったが、ルイス・エンリケ監督は心配していない。 「まずはニースを祝福したい。彼らは100%の効率性を見せた。前半は1度だけゴールに迫って得点した。そして2度目のチャンスで再び得点した。彼らは非常に高い効率性を見せた。この結果は不当だと思う。我々はフルタイムを戦い抜いた。ハーフタイムの時点でも1-1より良い結果に値したが、後半早々に失点してしまった。驚きはあるが、あり得ることだ。我々の目標は無敗を更新し続けることだったが、CL決勝進出という目標に変わりはない」 「今日は得点するチャンスが30回あった。全く心配していない。相手GKも素晴らしかった。我々はフランスで最高のチームであり、それを今季ここまで証明してきた。そして今、勇気を出してCL優勝について考えなければならない」 2025.04.26 10:00 Sat
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王者PSGの連勝が10でストップ、終盤被弾でナントにドロー【リーグ・アン】

パリ・サンジェルマン(PSG)は22日、リーグ・アン第29節延期分でナントとのアウェイ戦に臨み、1-1で引き分けた。 前節ル・アーヴル戦を2-1で逃げ切りリーグ戦10連勝とした王者PSG。チャンピオンズリーグ準々決勝アストン・ビラ戦の狭間に組まれていた中、リーグ側の計らいで延期となっていた一戦。 PSGはドゥエやバルコラをベンチスタートとし、3トップはデンベレ、クワラツヘリア、イ・ガンインが形成した。 14位ナント(勝ち点30)に対し、PSGが立ち上がりからボールを握ると、33分に先制する。デンベレ、イ・ガンインと繋ぎ、ボックス中央に走り込んだヴィティーニャがボレーで蹴り込んだ。 先制したPSGは43分に追加点の好機も、ゴールエリア右から放ったジョアン・ネヴェスのボレーはGKにセーブされ、1点のリードで前半を終えた。 迎えた後半、61分のピンチを守護神ドンナルンマが救ったPSGは、ドゥエとバルコラを投入して勝負を決めにかかる。 しかし79分のバルコラの一対一をGKカールグレンに止められると、83分に追いつかれる。アブリーヌのカットインで崩されると、最後はドウグラス・アウグストにルーズボールをダイレクトで叩き込まれた。 追加タイムにはゴンサロ・ラモスのヘディングシュートがバーに直撃する不運もあって1-1で終了。王者PSGの連勝が10で止まっている。 ナント 1-1 PSG 【ナント】 ドウグラス・アウグスト(後38) 【PSG】 ヴィティーニャ(前33) 2025.04.23 06:44 Wed

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