マノラス退団のナポリ、1月にジェリー・ミナをレンタルか

2021.12.18 19:19 Sat
Getty Images
ナポリが、エバートンのコロンビア代表DFジェリー・ミナ(27)に関心を持っているようだ。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。

同クラブは16日、ギリシャ代表DFコスタス・マノラスが古巣のオリンピアコスへ帰還。これにより、1月の移籍市場で新たなセンターバックを探すことになった。

伝えられるところでは、イタリア国内を中心に数人のセンターバックをリストアップしている中、ミナがそのトップに挙がっているという。
同選手は2018年夏にバルセロナからエバートンに加入。ケガに悩まされながらも主力としてプレーしている。ただ、今季もそのケガの影響で出場は7試合のみ。絶対的な選手とは言い難い状況だ。

ただ、2023年6月まで契約を残すコロンビア代表DFは、加入時に3000万ユーロほどかかったこともあり、値段設定はやや高めと予想されている。そこでナポリは、買い取りオプション付きのレンタルを検討しているようだ。
ナポリはその他、ミナの同胞でヘンクで活躍するDFジョン・ルクミ(23)や、アウグスブルクのドイツ代表DFオイス・フェリックス・ウドゥオカイ(24)にも興味を持っているとのことだ。

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なぜ眼帯を? ガットゥーゾ監督は現役時代から悩まされていた問題に対応

ここ最近、ナポリのジェンナーロ・ガットゥーゾ監督がピッチサイドで指揮を執る際、その右眼に目が行く。 ガットゥーゾ監督の右眼には、眼帯がされているが、視野が狭く見辛そうな印象しかない。 <div id="cws_ad"><div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJzSEVDa2tOdyIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script></div> 突如として眼帯をつけているガットゥーゾ監督だが、それは病気が理由だったようだ。 ガットゥーゾ監督は、長い間この病気に悩まされているとのこと。その病気は、眼筋型重症筋無力症とのことだ。 「眼筋型重症筋無力症」とは、末梢神経と筋肉の接ぎ目(神経筋接合部)において、筋肉側の受容体が自己抗体により破壊される自己免疫疾患。目と瞼を制御している筋肉に影響が出ているとのことだ。日本では指定難病されている。 その影響は1つのものが二重に見える「複視」を引き起こす可能性があり、ガットゥーゾはまず矯正用の眼鏡をかけていたとのこと。そして、それでも対処できずに眼帯をすることとなった。 実は、現役時代のラストシーズンにも苦しんでいたとのこと。片目だけでプレーし、選手とぶつかるなどしていたようだ。 セリエAは23日の試合が終われば一旦中断。その間に回復し、年明けの1月3日に行われるカリアリ戦では眼帯なしの姿が見られるだろうか。 2020.12.22 14:05 Tue

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