【2022-23セリエAベストイレブン】ナポリから最多5選手を選出
2023.06.15 18:01 Thu
2022-23シーズンのセリエAが4日に終了しました。本稿では今季のセリエAベストイレブンを超ワールドサッカー編集部が独自に選定してみました。
出場試合数:38(先発回数:37)/失点数:30/出場時間:3412分

ナポリ守護神メレトと迷ったが、ラツィオの新守護神プロベデルを選出。今季スペツィアから加入の無名29歳が正GKの座を掴み、出色のパフォーマンスを見せた。これまでのキャリアで正GKを務めたことのなかった男がビッグクラブのラツィオで飛躍した。失点数30はナポリの28に次ぐ好成績。プロベデルの安定したゴールキーピングがもたらした結果だった。DFジョバンニ・ディ・ロレンツォ(29歳/ナポリ)
出場試合数:37(先発回数:36)/得点数:3/出場時間:3257分

堅実な守備に一層磨きがかかり、一対一の局面でほぼ負けることがなかった。華やかなナポリ攻撃陣の影で地味な仕事を淡々とこなす主将を高く評価。攻守のバランスの取れた質の高いサイドバックだ。
DFダニーロ(31歳/ユベントス)
出場試合数:37(先発回数:35)/得点数:3/出場時間:3182分

ユベントス堅守の象徴。右サイドバック、3バックの左右を高いレベルでプレー可能なことによりシステム変更を柔軟に変えられる貴重な存在だ。守備ベースの戦いをするアッレグリサッカーの肝となっている。
DFキム・ミンジェ(26歳/ナポリ)
出場試合数:35(先発回数:35)/得点数:2/出場時間:3054分

クリバリの穴を埋めるという途方もないと思われたプレッシャーを見事に跳ね除けた韓国代表DFを選出。冨安と共にアジア人DFのレベルの高さをカルチョの国に印象付けた。
出場試合数:33(先発回数:26)/得点数:4/出場時間:2084分

左サイドバックではテオ・エルナンデスも相変わらず流石のパフォーマンスを見せていたが、インテルの左サイドで主力プレーヤーとなったディマルコを選出。ペリシッチが移籍した中、ゴセンスとのポジション争いを制してインテルの左サイドに君臨。正確無比なクロスは一見の価値あり。
MFハカン・チャルハノール(29歳/インテル)
出場試合数:33(先発回数:28)/得点数:3/出場時間:2374分

ブロゾビッチがコンディション不良で長期不在だった中、中盤アンカーを見事にこなした。昨季も任されることがあったが、今季はその経験を生かし、順応して見せた。ブロゾビッチ不在によって大きく崩れた昨季の二の舞を防げたのはチャルハノールの存在が大きかった。
MFスタニスラブ・ロボツカ(28歳/ナポリ)
出場試合数:38(先発回数:34)/得点数:1/出場時間:3111分

捌いて良し、運んで良しと中盤アンカーに求められる資質を高いレベルで有している。ナポリの縁の下の力持ち的存在だ。華麗なパスワークの根源を担い、代えの利かない存在となった。
Mアドリアン・ラビオ(28歳/ユベントス)
出場試合数:32(先発回数:31)/得点数:8/出場時間:2751分

トナーリ、バレッラと迷った中、僅差でラビオを選出。ユベントス移籍後、最高のシーズンを過ごした。豊富な運動量で攻守に顔を出せ、今季は8ゴールをマークした。ゴール前でも質の高さを保ち、得点力に苦しんだユベントスを救っていた。
FWラファエル・レオン(24歳/ミラン)
出場試合数:35(先発回数:28)/得点数:15/出場時間:2429分

爆発的な突破力はセリエAのみならず欧州リーグにおいてもトップクラス。決定力も増しており、いよいよ手が付けられない選手になった。テオ・エルナンデスと形成する左サイドは欧州屈指の破壊力だ。
FWビクター・オシムヘン(24歳/ナポリ)
出場試合数:32(先発回数:30)/得点数:26/出場時間:2580分

26ゴールを挙げて初の得点王に輝いた。規格外の身体能力、テクニックも十分で対峙したDFは対応に四苦八苦だ。クワラツヘリアと共に攻撃を牽引し、ナポリを優勝に導いた。
FWクヴィチャ・クワラツヘリア(22歳/ナポリ)
出場試合数:34(先発回数:30)/得点数:12/出場時間:2538分

今季の欧州リーグにおいて最大の発見。注目され、厳しいマークに遭った中でも打開できる能力は偽らざる本物のジョカトーレだ。
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GKイバン・プロベデル(29歳/ラツィオ)出場試合数:38(先発回数:37)/失点数:30/出場時間:3412分

Getty Images
ナポリ守護神メレトと迷ったが、ラツィオの新守護神プロベデルを選出。今季スペツィアから加入の無名29歳が正GKの座を掴み、出色のパフォーマンスを見せた。これまでのキャリアで正GKを務めたことのなかった男がビッグクラブのラツィオで飛躍した。失点数30はナポリの28に次ぐ好成績。プロベデルの安定したゴールキーピングがもたらした結果だった。DFジョバンニ・ディ・ロレンツォ(29歳/ナポリ)
出場試合数:37(先発回数:36)/得点数:3/出場時間:3257分

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堅実な守備に一層磨きがかかり、一対一の局面でほぼ負けることがなかった。華やかなナポリ攻撃陣の影で地味な仕事を淡々とこなす主将を高く評価。攻守のバランスの取れた質の高いサイドバックだ。
出場試合数:37(先発回数:35)/得点数:3/出場時間:3182分

Getty Images
ユベントス堅守の象徴。右サイドバック、3バックの左右を高いレベルでプレー可能なことによりシステム変更を柔軟に変えられる貴重な存在だ。守備ベースの戦いをするアッレグリサッカーの肝となっている。
DFキム・ミンジェ(26歳/ナポリ)
出場試合数:35(先発回数:35)/得点数:2/出場時間:3054分

Getty Images
クリバリの穴を埋めるという途方もないと思われたプレッシャーを見事に跳ね除けた韓国代表DFを選出。冨安と共にアジア人DFのレベルの高さをカルチョの国に印象付けた。
DFフェデリコ・ディマルコ(25歳/インテル)
出場試合数:33(先発回数:26)/得点数:4/出場時間:2084分

Getty Images
左サイドバックではテオ・エルナンデスも相変わらず流石のパフォーマンスを見せていたが、インテルの左サイドで主力プレーヤーとなったディマルコを選出。ペリシッチが移籍した中、ゴセンスとのポジション争いを制してインテルの左サイドに君臨。正確無比なクロスは一見の価値あり。
MFハカン・チャルハノール(29歳/インテル)
出場試合数:33(先発回数:28)/得点数:3/出場時間:2374分

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ブロゾビッチがコンディション不良で長期不在だった中、中盤アンカーを見事にこなした。昨季も任されることがあったが、今季はその経験を生かし、順応して見せた。ブロゾビッチ不在によって大きく崩れた昨季の二の舞を防げたのはチャルハノールの存在が大きかった。
MFスタニスラブ・ロボツカ(28歳/ナポリ)
出場試合数:38(先発回数:34)/得点数:1/出場時間:3111分

Getty Images
捌いて良し、運んで良しと中盤アンカーに求められる資質を高いレベルで有している。ナポリの縁の下の力持ち的存在だ。華麗なパスワークの根源を担い、代えの利かない存在となった。
Mアドリアン・ラビオ(28歳/ユベントス)
出場試合数:32(先発回数:31)/得点数:8/出場時間:2751分

Getty Images
トナーリ、バレッラと迷った中、僅差でラビオを選出。ユベントス移籍後、最高のシーズンを過ごした。豊富な運動量で攻守に顔を出せ、今季は8ゴールをマークした。ゴール前でも質の高さを保ち、得点力に苦しんだユベントスを救っていた。
FWラファエル・レオン(24歳/ミラン)
出場試合数:35(先発回数:28)/得点数:15/出場時間:2429分

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爆発的な突破力はセリエAのみならず欧州リーグにおいてもトップクラス。決定力も増しており、いよいよ手が付けられない選手になった。テオ・エルナンデスと形成する左サイドは欧州屈指の破壊力だ。
FWビクター・オシムヘン(24歳/ナポリ)
出場試合数:32(先発回数:30)/得点数:26/出場時間:2580分

Getty Images
26ゴールを挙げて初の得点王に輝いた。規格外の身体能力、テクニックも十分で対峙したDFは対応に四苦八苦だ。クワラツヘリアと共に攻撃を牽引し、ナポリを優勝に導いた。
FWクヴィチャ・クワラツヘリア(22歳/ナポリ)
出場試合数:34(先発回数:30)/得点数:12/出場時間:2538分

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今季の欧州リーグにおいて最大の発見。注目され、厳しいマークに遭った中でも打開できる能力は偽らざる本物のジョカトーレだ。
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