「どっちも蹴られるのすごい」セットプレーで2アシストの久保建英をファン絶賛「精度すごい」
2021.12.17 20:20 Fri
マジョルカの日本代表MF久保建英が自慢の左足を遺憾なく発揮した。久保は9月の試合で負った右ヒザ半月板の損傷で約2カ月に渡って離脱。11月27日に行われたラ・リーガ第15節ヘタフェ戦で復帰を果たすと、16日に行われたコパ・デル・レイ(国王杯)2回戦のリャネラ戦で復帰後初の先発を飾った。
4部チーム相手に苦戦し、前半をゴールレスで折り返したマジョルカだったが、迎えた後半の50分に久保の左足から先制点が生まれる。
左サイドのCKを獲得すると、キッカーは久保。ゴールから離れていくアウトスイングのボールは完全にフリーだったDFアレクサンダー・セドラルにドンピシャ。強烈なヘディングシュートがゴールネットを揺らした。
その後1点を追加したマジョルカは、62分に今度は右サイドでのCKを獲得。再びキッカーを務めた久保は、インスイングのボールを供給すると、再びセドラルが打点の高いヘッドで反応。相手GKの手を弾きながらゴールとなった。
55分の2点目の場面でも、ゴールの起点となっていた久保。3ゴールに絡む2アシストの活躍をみせ、67分にMFイ・ガンインとの交代でお役御免となった。
久保が退いた後もゴールを重ねたマジョルカ。前半の苦戦が嘘のように、終わってみれば6-0の快勝で3回戦へと駒を進めている。
4部チーム相手に苦戦し、前半をゴールレスで折り返したマジョルカだったが、迎えた後半の50分に久保の左足から先制点が生まれる。
その後1点を追加したマジョルカは、62分に今度は右サイドでのCKを獲得。再びキッカーを務めた久保は、インスイングのボールを供給すると、再びセドラルが打点の高いヘッドで反応。相手GKの手を弾きながらゴールとなった。
セットプレーから2つのゴールを演出した久保には、ファンも「どっちからも蹴られるのすごい」、「精度すごい」、「今シーズン初アシスト!」と称賛と喜びの声を送っていた。
55分の2点目の場面でも、ゴールの起点となっていた久保。3ゴールに絡む2アシストの活躍をみせ、67分にMFイ・ガンインとの交代でお役御免となった。
久保が退いた後もゴールを重ねたマジョルカ。前半の苦戦が嘘のように、終わってみれば6-0の快勝で3回戦へと駒を進めている。
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レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督が14日に行われ、2-1で逆転勝利したラ・リーガ第36節マジョルカ戦を振り返った。 前節バルセロナとのエル・クラシコに敗れたマドリーは、アンチェロッティ監督が今季限りでの退任を明言。欠場者12人を抱える中、敗れればバルセロナの優勝が決まるマジョルカ戦では11分に先制される展開に。 その後は相手GKレオ・ロマンの再三のビッグセーブに阻まれ、ゴールが遠かったマドリーだったが、後半半ばの68分にFWキリアン・ムバッペが同点弾を挙げると、引き分け止むなしかと思われたラストプレーでDFハコボ・ラモンが劇的逆転弾を挙げて勝利とした。 アンチェロッティ監督は逆転優勝が絶望的な中、勝利を諦めなかった選手たちを称えた。 「12人の選手が負傷していたにも関わらず、我々は諦めなかった。これはとても異例なことだ。今日のように40本もシュートを打つチームを見たことがなかった。我々は自分たちのやるべきことをやり、残りの試合に勝つ。そして何が起こるかを見守りたい。おそらくバルサに優勝されるだろうが、何が起こるかわからない。我々はまだ戦い続けている」 「多くの欠場者を並外れた努力で補った。もっと多くの試合で同じようなことができていたら、シーズンはもっと良いものになっていただろう」 9月以来出場機会がなかったものの、途中出場から決勝弾をアシストしたDFヘスス・バジェホについては「ほとんど試合に出場していないが、トレーニングでの態度は常に一流だった」と褒め称えていた。 2025.05.15 10:30 Thu4
リーグ中断中の久保建英、普段はどんな生活?「まずは8時半に起きます」
マジョルカに所属する日本代表MF久保建英がスペイン『アス』の独占インタビューに登場。リーグ中断中の日頃の生活を明かした。 『アス』が久保にインタビューを行った11日、本来はラ・リーガ第31節でレアル・マドリーとマジョルカが激突する日だった。久保は初のサンティアゴ・ベルナベウ上陸の夢を果たせず悔しい思いを滲ませながら、一刻も早いリーグ再開を願った。 <div style="margin:0 auto; min-width:300px; " id="cws_ad"><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiI1dFRuZUZUZiIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div> 「今は出来るだけ早くこれまでの生活に戻れることを期待していますが、重要なのは健康です」 「あまり今の生活を良いとは言えません。全てのフットボーラーと同じように、僕もフットボールの為に生きています。それが僕たちの偉大な情熱だからです。だからこの状況はハードと言うしかありません。しかし、クラブは自宅で出来る体型維持やトレーニング方法を考えてくれています」 また、久保は基本的な1日のスケジュールも明かしてくれた。 「朝8時半に起きてクラブが用意した3分間の心拍テストを受けます。朝食を取るのは10時頃になりますね」 「それから予防のためのエクササイズを行い、11時にビデオ通話でテクニカルスタッフを含めた4~5人のチームトレーニングをします」 「それが12時15分に終了し、僕は個別ワークをしてからシャワーを浴び、13時半に昼食を食べます。15時半から16時がフリータイムなので、連載を読んだりしてますね」 「その後は18時ぐらいまでボールを使った練習をし、シャワーを浴びて夕食。いつも23時までには寝ています」 これを聞くと、しっかりしたルーティーンが形成されている久保。一流選手には欠かせないことなのかもしれない。 2020.04.12 21:03 Sun5