ニューカッスル勝利目前もPSGが土壇場ムバッペPK弾でドロー、2位死守【CL】 チャンピオンズリーグ(CL)グループF第5節、パリ・サンジェルマン(PSG)vsニューカッスルが28日に行われ、1-1で引き分けた。 前節ミランに敗れて2位に後退したPSG(勝ち点6)は、ムバッペ、デンベレ、コロ・ムアニのフランス代表3トップで臨んだ。 一方、ドルトムントに連敗して最下位に転落したニューカッスル(勝ち点4)は、直近のチェルシー戦で復帰弾を決めたイサクがゴードン、アルミロンと共に3トップを形成した。 PSGがムバッペとイ・ガンインの左サイドを起点に押し込む入りとなった中、9分に最初の決定機。ボックス右に抜け出したハキミのクロスをムバッペがヒールで合わせたが、GKポープのセーブに阻まれた。 守勢のニューカッスルは12分、高い位置でボールを奪った流れからイサクに決定機が訪れるも、アルミロンの左クロスに合わせたシュートは枠を捉えきれず。 互いに好機を作った序盤を経て25分にニューカッスルが先制する。GKドンナルンマのパスが逸れたプレーから、アルミロンのコントロールシュートをドンナルンマが弾いたルーズボールをイサクが押し込んだ。 ここからPSGの攻撃がトーンダウンしていった中、32分にデンベレがドリブルシュートで牽制。さらに追加タイムにはデンベレに好機が訪れたが、ムバッペの左クロスに合わせたシュートはゴール前のシェアーに当たり、1点ビハインドのまま前半を終えた。 迎えた後半、1点を追うPSGがボールを持つ入りとなった中、56分に同点の好機。イ・ガンインのクサビのパスを起点にデンベレがボックス内に抜け出したが、シュートはGKポープに止められた。 さらに66分にもPSGに同点の絶好機。ムバッペがボックス右で仕掛けた流れからクロスを送り、4分前に投入されていたバルコラが合わせたが、ここもGKポープのビッグセーブに阻まれた。 押せ押せのPSGは1分後にもムバッペのヒールパスを受けたボックス内のバルコラに好機が訪れたが、シュートは枠を捉えきれない。 ここから攻めあぐねたPSGは終盤の82分、リュカの左クロスからデンベレが合わせたシュートは枠外へ。アセンシオ、ゴンサロ・ラモスとアタッカーを投入し、87分にはムバッペが個人技からGK強襲のシュートを放つも、やはり1点が遠い。 このままニューカッスルが逃げ切るかと思われたが追加タイム5分にPSGがPKを獲得。デンベレのダイレクトクロスがボックス内のリヴラメントの手に当たると、VARの末にPK判定となった。これをムバッペが決めてPSGが土壇場で追いつきドロー。 2位を死守し、突破の決まったドルトムントに最終節勝利すれば自力突破となる状況とした。 2023.11.29 07:08 Wed
リールの逸材CBヨロ、ビッグクラブ関心も今冬移籍は除外… ビッグクラブが熱視線を注ぐリールのU-21フランス代表DFレニー・ヨロ(18)だが、今冬にリールを離れる可能性は限りなく低いようだ。フランス『レキップ』が報じている。 コートジボワールにもルーツを持つフランス生まれのヨロは、190cmの右利きのセンターバック。11歳でリールの下部組織に加入すると、すぐさま頭角を現して以降は常に飛び級で上のカテゴリーでプレー。昨年からリザーブチームを主戦場に活躍し、2022年5月のニース戦では16歳半年でのリーグ・アンデビューを飾った。 昨シーズンはパウロ・フォンセカ監督の下で着実に出場機会を増やすと、今シーズンはディフェンスラインの離脱者の影響などもあってここまで公式戦16試合に出場し3ゴールを記録。また、ティエリ・アンリ監督が就任したU-21フランス代表でもここに来て定期的にプレー機会を与えられており、来年の自国開催のパリ・オリンピックのメンバー入りにも絡んでいく勢いだ。 190cmと十分なサイズを誇るが、まだまだ線の細さが目立っており、現状ではフィジカル面に大きな伸びしろを残す。ただ、サイズを感じさせないスピードやアジリティ、長いリーチを武器に読みを利かせたボール奪取能力に優れており、守備時の細かい判断にも非凡さを持つ総合力の高い守備者。 さらに、後方からのビルドアップにこだわるポルトガル人指揮官の下、元々安定していた足元の技術、判断に磨きをかけており、将来的なレ・ブルー入りが有力視される逸材だ。 その18歳に対しては、以前からルイス・カンポス氏が高い評価を下しているパリ・サンジェルマンを始め、レアル・マドリー、バイエルン、プレミアリーグの複数クラブがすでに獲得の動きを見せているという。 だが、ヨロ本人とリールの間では今冬の移籍は除外されているとのことだ。ただ、来夏にクラブは4000万~5000万ユーロ(約65億1000万~81億4000万円)程度の移籍金での売却を考慮しているようだ。 2023.11.28 23:28 Tue
PSGもブラジルの新たな天才に注目、チェルシーが狙う中でデッドヒートか パリ・サンジェルマン(PSG)がブラジルの逸材の獲得に動いていくようだ。『Caought Offside』が伝えた。 PSGが獲得を狙っているのは、コリンチャンスのU-23ブラジル代表MFガブリエウ・モスカルド(18)。新たな天才として知られる逸材だ。 コリンチャンスの下部組織で育ったボランチで、2023年7月にファーストチームに正式に昇格した。 今シーズンのカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)で16試合に出場している。 このモスカルドには、チェルシーが強い関心を示しており、2100万ユーロ(約34億2000万円)のオファーを9月に出されたが拒否したとのことだ。 そんな中、PSGも獲得に動いているとのこと。プレミアリーグでのプレーも期待される一方で、PSGで成長を加速させることも良いと考えられているという。 PSGは17歳でフランス代表デビューを果たしたMFウォーレン・ザイール=エメリが所属しているが、重傷を負ってしまった。ただ、ザイール=エメリが成長したように、モスカルドも大きな成長が見込めると考えられている。 2023.11.28 23:05 Tue
「これは我々のCLにおける決定的な瞬間」グループ突破に崖っぷちのニューカッスル指揮官が意気込み ニューカッスルのエディ・ハウ監督が、チャンピオンズリーグ(CL)での逆転突破に向けて意気込みを示した。 CLグループステージ4試合を戦い、最下位に沈むニューカッスル。それでも、28日に敵地で行われるグループF第5節のパリ・サンジェルマン(PSG)戦に勝利すれば一気に2位まで浮上する可能性もある混戦ぶりであり、決勝トーナメント進出の可能性は十分残されている。 記者会見に出席したハウ監督もまだグループ突破を諦めず、そのためには選手が全力を尽くす必要があると強調。難敵相手に全力を尽くしたいと意気込んでいる。 「フットボールの試合や結果、そして他会場の試合がどうなるかについて予測するのは難しいだろう。我々としては、そうしたことに気を割いてエネルギーを失わないよう努めている」 「我々としては、この試合に勝つことを目指す準備をするしかない。それが我々にできるすべてであり、それが終わったら次はミラン戦について気を回す必要があるだろう」 「確かに、今の我々は強く出られる立場にいない。そして、なりたかった順位にも位置していない。だが、今の位置にいるとしてもこの試合に集中するだけであり、負けないことが肝要だ」 「試合に臨む際、さまざまな感情が入り混じるのは良いことだ。ほとんどのチームは、さまざまな感情が駆け巡るとき最高の状態になれると思っている。我々も、ギリギリのところでプレーできるチームにならなければならない」 「明日は選手たちにそれを期待している。結果を出すため、あらゆる感情とエネルギーが必要になるだろう。これは我々のCLにおける決定的な瞬間だ。我々はグループ内での順位や、明日何が起こるかについてよく理解しており、全力を尽くしたい」 2023.11.28 18:20 Tue
【CLグループ第5節プレビュー①】死の組でPSGとドルトムントに突破の可能性 チャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第5節が28日と29日に開催される。ここでは第5節1日目となるグループE~Hの戦いを展望していく。 ◆三つ巴の戦いを抜け出すのは~グループE~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2023/get202301127_9_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> グループEでは前節、FW前田の退場によって数的優位となったアトレティコ・マドリーがセルティックを6発粉砕して首位浮上とした。そしてMF鎌田先発のラツィオがFW上田終盤出場のフェイエノールトにリベンジとし、2位に浮上している。セルティックを除いた三つ巴の戦いとなって迎える第5節、3位フェイエノールト(勝ち点6)と首位アトレティコ(勝ち点8)が激突し、2位ラツィオ(勝ち点7)と最下位セルティック(勝ち点1)の日本人対決が行われる。 フェイエノールトは前節、敵地でのラツィオ戦をウノゼロ敗戦。終盤週出場の上田にもラストプレーで決定機があった中、内容では第3節同様に優勢としていただけに惜しい敗戦だった。それでもラツィオとの連戦で実力のあるところをしっかりと示し、エールディビジでは3連勝中と、アトレティコ戦に向けては悪くないチーム状態。とりわけ上田のライバルであるFWヒメネスが直近のエクセルシオール戦でハットトリックしており期待が高まる。勝利して最終節に望みを繋げたい。 対するアトレティコは勝利すれば突破となる。フェイエノールトが前がかってくることが予想されるため、自慢の堅守を生かしやすい状況だ。ロングカウンターから好調のFWグリーズマン、FWモラタらがゴールを狙う展開を狙いたい。最終節、ラツィオ戦を前に突破を決めてしまいたいところだ。 フェイエノールト戦を辛勝したラツィオだが、チーム状態が一向に上向かず、直近のセリエAでは最下位サレルニターナに敗戦してしまった。MFルイス・アルベルトの出場停止によって先発の機会が巡ってきた鎌田もチャンスを生かせなかった。サッリ監督の解任が報じられる中、FW古橋が孤軍奮闘するセルティックを下して突破を決めてしまえるか。 【グループE】 《26:45》 ラツィオ vs セルティック 《29:00》 フェイエノールト vs アトレティコ・マドリー ◆ドルトムントとPSGに突破の可能性、死の組を抜け出せるか~グループF~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2023/get202301127_9_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> グループFでは前節、ミランがパリ・サンジェルマン(PSG)にリベンジを果たし、首位から最下位まで3ポイント差と、死の組と呼ぶに相応しい大混戦となった。迎える第5節、首位ドルトムント(勝ち点7)は3位ミラン(勝ち点5)と、2位PSG(勝ち点6)は最下位ニューカッスル(勝ち点4)と対戦する。 勝利すれば突破となるドルトムントは前節、バイエルンとのデア・クラシカー惨敗を受けて臨んだニューカッスルとのリターンマッチ、快勝で連勝とし首位に浮上した。直近のボルシアMG戦では2点差をひっくり返しての逆転勝利でリーグ戦では4試合ぶりの白星とした。ようやく良い流れに乗りつつある中、最終節を前に突破を決められるか。 PSG戦での起死回生の初勝利で踏み止まったミランは、直近のフィオレンティーナ戦を守護神メニャンの活躍もあってウノゼロ勝利。セリエAでも5試合ぶりの白星を手にした。ハムストリング負傷からの回復が遅れているFWレオンは引き続き欠場見込みなのは痛いが、フィオレンティーナ戦を出場停止で欠場していたFWジルーは先発予想でコンディションも万全。勝負強さを見せるジルーがPSG戦に続くゴールでチームを勝利に導けるか。 一方、前節ミランに敗れて混戦に持ち込まれたPSGは、リーグ・アンでは絶好調で6連勝中。直近のモナコとの上位対決では5発圧勝とした。代表戦で負傷したMFザイール=エメリの離脱は痛いが、モナコ戦では自慢の攻撃陣4人(ムバッペ、デンベレ、コロ・ムアニ、ゴンサロ・ラモス)が揃ってゴールを挙げており、良いイメージでニューカッスル戦に臨める状況。第2節で対戦した際には強度高く応戦してきたニューカッスルの前に攻撃陣が沈黙したが、リベンジとして死の組突破となるか。 対する最下位ニューカッスルは勝利することで最終節に突破の可能性を繋げたいところ。直近のプレミアリーグではチェルシー相手に4発快勝としてPSGに向けて弾みを付けている。とりわけ負傷から復帰した主砲FWイサクにゴールが生まれたのは心強い。選手層の問題から台所事情は厳しいが、踏ん張れるか。 【グループF】 《29:00》 パリ・サンジェルマン vs ニューカッスル ミラン vs ドルトムント ◆シティとライプツィヒの首位通過を懸けた一戦~グループG~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2023/get202301127_9_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> グループGでは第4節、本命と目された王者マンチェスター・シティとライプツィヒの突破が2試合を残して決まった。迎える第5節、首位シティ(勝ち点12)と2位ライプツィヒ(勝ち点9)による首位通過を懸けた一戦が行われる。 シティは前節ヤング・ボーイズ戦、シュートを相手に1本も打たせない完勝劇で4連勝を飾った。その後のプレミアリーグではチェルシー戦、リバプール戦と立て続けのビッグマッチを互角の展開に持ち込まれた中、いずれもドロー決着となった。ハードな戦いが続くが、引き分け以上で首位突破となるだけにここは勝ち点を取っておきたい。 対するライプツィヒは前節、ツルヴェナ・ズヴェズダに2-1と逃げ切ってシティと共に早々と突破を決めた。ツルヴェナ戦でもゴールを挙げたMFシャビ・シモンズ、FWオペンダのコンビでシティを脅かせるか。 【グループG】 《29:00》 ヤング・ボーイズ vs ツルヴェナ・ズヴェズダ マンチェスター・シティ vs ライプツィヒ ◆突破お預けのバルサが同勝ち点のポルトと対戦~グループH~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2023/get202301127_9_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> グループHでは前節、バルセロナがシャフタールに不覚を取って敗れ、突破はお預けに。迎える第5節、首位バルセロナは勝ち点9で並ぶ2位ポルトと対戦する。 バルセロナは前節シャフタール戦、思うように好機を作れず0-1でシャットアウト負けした。代表戦でMFガビを重傷で失った中、直近のラージョ戦ではやはり攻めあぐねる状況となってドローと流れが良くないが、難敵ポルトを下して最終節を前に突破を決められるか。 対するポルトは格下アントワープとの連戦をしっかりと連勝し、バルセロナに勝ち点で並んだ。第2節では0-1での敗戦と、バルセロナ相手に互角の試合を演じており、気後れすることはなさそう。首位通過を視野に自慢の組織力でバルセロナを出し抜けるか。 バルセロナ相手にアップセットを演じた3位シャフタール(勝ち点6)は最下位アントワープ(勝ち点0)と対戦。ここで勝利すれば十分、最終節ポルト戦で逆転突破の可能性があるだけに必勝としたい。 【グループH】 《26:45》 シャフタール vs アントワープ 《29:00》 バルセロナ vs ポルト 2023.11.28 18:00 Tue