リバプールレジェンドが疑問 「ラングニックの才能は今のユナイテッドに必要ではない」
2021.11.30 13:04 Tue
リバプールのレジェンドであるグレアム・スーネス氏は古巣のライバルクラブであるマンチェスター・ユナイテッドの監督人事に疑問を抱いているようだ。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。
そして29日、かつてブンデスリーガで指揮を執った後にRBライプツィヒのアドバイザーや『レッドブル・グループ』のスポーツ部門兼サッカー開発部門の責任者を歴任し、現在はロコモティフ・モスクワのスポーツ・開発部門のトップを務めていたラルフ・ラングニック氏を来夏までの暫定監督として正式に任命。なお、ラングニック氏は来季以降にユナイテッドと2年間のコンサルタント契約を結んだことも同時に発表されている。
リバプールのユルゲン・クロップ監督が先日に「他のチームにとって良いニュースじゃないね」とコメントを残した通り、数々の名将からも尊敬の念を集める戦術家だが、イギリス『TalkSPORT』に出演したスーネス氏はこの人事を猛批判。今のユナイテッドはできる限り早い立て直しが求められる状況だとして、ラングニック氏の招へいに懐疑的な見解を示した。
「ファーギー(サー・アレックス・ファーガソン)がクラブを去ってから、これで3人目の暫定監督になるね。私にはこれが理解できない。ラングニックという男の経歴を見ても『凄い!』と思えるようなものがないからね。彼は(指揮官として)大成功したわけではないのだ。トロフィーを1つ獲得しただけではなかったかな」
「彼らにはすでに健全な選手たちがいるが、間違いなくオーレはベストを引き出せていなかった。だから次の監督はそのクラブに入ったらまず選手からベストを引き出し、もし長く留まるなら自分の選手を連れてきて活躍させる必要がある。プレミアリーグでの指揮経験のない人間に、それは可能だろうか? 私はそう思わない」
「この人事についてはどんなレベルでも理解できないね。5年後、10年後を考えて彼が導入するかもしれない仕組みを考えているのであれば良いと思う。だが指揮官としては6カ月のみで、その後はコンサルタントの役割を担うことになるようだ」
「63歳の彼からすれば素敵な年金になるだろうし、素敵な仕事だろう。だが、だからこそこの人事は納得できない」
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ユナイテッドは20日に敵地で行われたプレミアリーグ第12節のワトフォード戦で1-4の大敗を喫したことを受け、2018年12月から指揮を執るオーレ・グンナー・スールシャール監督を翌日に解任。アシスタントコーチのマイケル・キャリック氏を暫定監督に据えつつ、今シーズンを任せられる後任者を探していた。リバプールのユルゲン・クロップ監督が先日に「他のチームにとって良いニュースじゃないね」とコメントを残した通り、数々の名将からも尊敬の念を集める戦術家だが、イギリス『TalkSPORT』に出演したスーネス氏はこの人事を猛批判。今のユナイテッドはできる限り早い立て直しが求められる状況だとして、ラングニック氏の招へいに懐疑的な見解を示した。
「ファーギー(サー・アレックス・ファーガソン)がクラブを去ってから、これで3人目の暫定監督になるね。私にはこれが理解できない。ラングニックという男の経歴を見ても『凄い!』と思えるようなものがないからね。彼は(指揮官として)大成功したわけではないのだ。トロフィーを1つ獲得しただけではなかったかな」
「彼の才能はクラブに入って構造を開発し、5年から10年の期間で改善していくことだろう。だが、それは今のユナイテッドに必要なことではない。ユナイテッドは即効性を必要としている。彼らは今、インパクトを与えられる人物を必要としているのだ」
「彼らにはすでに健全な選手たちがいるが、間違いなくオーレはベストを引き出せていなかった。だから次の監督はそのクラブに入ったらまず選手からベストを引き出し、もし長く留まるなら自分の選手を連れてきて活躍させる必要がある。プレミアリーグでの指揮経験のない人間に、それは可能だろうか? 私はそう思わない」
「この人事についてはどんなレベルでも理解できないね。5年後、10年後を考えて彼が導入するかもしれない仕組みを考えているのであれば良いと思う。だが指揮官としては6カ月のみで、その後はコンサルタントの役割を担うことになるようだ」
「63歳の彼からすれば素敵な年金になるだろうし、素敵な仕事だろう。だが、だからこそこの人事は納得できない」
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