首位イランが後半ATに2発で劇的逆転勝利!《カタールW杯アジア最終予選》

2021.11.12 12:42 Fri
Getty Images
カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のグループA第5節の3試合が11日に行われた。
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首位のイラン代表(勝ち点10)は3位のレバノン代表(勝ち点5)とアウェイで対戦。序盤からイランが攻勢をかける。フェイエノールトでプレーするキャプテンのFWアリレザ・ジャハンバクシュを中心にレバノンゴールを脅かすが、GKムスタファ・マタルが立ちはだかる。
イランが押し気味に進める中、先制したのはレバノンだった。37分、右サイドからのクロスボールが高々と上がると、これがゴールを越えると思われたがラインを越えたと思ったのか、DFは誰も寄せず、ボックス内左のハッサン・アリ・サードがフリーでトラップ。アリ・サードは落ち着いてGKとの一対一を蹴り込み、レバノンが先制した。

よもやの失点となったイラン。後半はレバノンが前からプレスをかけて勢いを持ってプレー。後半もGKムスタファ・マタルがサルダール・アズムンの近距離からのシュートをセーブするなど、立ちはだかる。
しかし、このままレバノンが勝利すると思われた後半アディショナルタイムにドラマが。91分にスルーパスのこぼれ球に反応したアズムンが冷静に流し込んでイランが同点に追いつく。

敗戦を免れたイランだったが、ドラマは続く。95分、左サイドを崩すと、クロスをアズムンがシュート。これはDFにブロックされるが、こぼれ球をアフマド・ノールッラヒーが右足一閃。これがゴール左に決まり、イランが後半ATの2ゴールで逆転勝利を収め、首位をキープした。

また、ここまで未勝利のイラク代表(勝ち点3)とシリア代表 (勝ち点1)の試合は1-1の引き分けに終わった。

試合はゴールレスのまま試合終盤へ。すると79分にアウェイのシリアが、スルーパスに抜けたオマル・フリービーンがボックス内右から浮き球のパスを出すと、オマル・アル・ソマが豪快なボレーを叩き込む。

終盤に先制し、初勝利が迫ったシリアだったがイラクが猛攻。VARの結果PKを得ると、86分にアミル・アル・アマリが落ち着いて決めて同点に。そのまま1-1の引き分けに終わった。

なお、韓国代表はUAE代表と対戦し、1-0で勝利。36分にファン・ヒチャンがPKを決めて勝利を収めた。

韓国代表 1-0 UAE代表
【韓国】
ファン・ヒチャン(36分)

レバノン代表 1-2 イラン代表
【レバノン】
ハッサン・アリ・サード(37分)
【イラン】
サルダール・アズムン(90分+1)
アフマド・ノールッラヒー(90分+5)

イラク代表 1-1 シリア代表
【イラク】
アミル・アル・アマリ(86分)
【シリア】
オマル・アル・ソマ(79分)

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