勝利逃すも好感触…ラツィオFW「どのチームとも渡り合えることがわかった」

2021.11.05 15:56 Fri
Getty Images
ラツィオの元ブラジル代表FWフェリペ・アンデルソンが振り返った。クラブ公式サイトがコメントを伝えている。

ラツィオは4日、ヨーロッパリーグ(EL)グループE第4節でマルセイユと対戦した。33分に先制されたが、前半終了間際にアンデルソンのゴールで追いつくと、49分にFWチーロ・インモービレが逆転弾。しかし、82分に同点弾を浴び、惜しくも勝利を逃してしまった。

アンデルソンは試合後、マウリツィオ・サッリ監督のハーフタイムの声かけによって後半をうまくく戦えたとコメント。勝利さえ逃したものの、試合内容の良さに自信をつけているようだ。
「前半は少しプレッシャーに負けてしまった。でも、僕たちは試合の状況を読む力が深まりつつある。相手に合わせて過ぎて、すぐに失点しないようにね」

「後半はより気合を入れてピッチに立ったよ。監督がドレッシングルームで『もっとアクションを起こしてくれ』と言ってくれたことで、やるべきことが整理されたんだ」
「良いテンポでプレーしていただけに、ああいう形で2点目を取られたことは残念だ。でも、これでどのチームとも渡り合えることがわかったよ」

「ボールが地面から離れるのを長く待ちすぎていた。もっとパスの出処を予測する必要があったね。実際、後半はより良いプレーができて、リードを奪えた。僕はゴールを決めることが好きで、とりわけある時間帯に得点したいと思っている」

「今日の僕のゴールはチームに意欲と自信を与えた。勝ちたかったけど、マルセイユを窮地に追い込むことができたね」

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