リーグ3連敗のエバートン…ベニテス監督は前半に落胆 「これはキャラクターの問題だ」

2021.11.02 10:47 Tue
Getty Images
エバートンのラファエル・ベニテス監督が連敗を嘆いた。クラブ公式サイトが伝えている。
エバートンは1日に行われたプレミアリーグ第10節でウォルバーハンプトンと対戦した。FWドミニク・キャルバート=ルーウィンやMFアブドゥライエ・ドゥクレ、DFリュカ・ディーニュら多くの主力をケガで欠き、リーグ2連敗中と元気のないチームはこの日も前半だけで2点を先取される展開に。後半にFWアレックス・イウォビのゴールで1点を返したものの、同点とするまでには至らず、1-2で敗れた。
これで3連敗となり、順位も10位まで落としたベニテス監督は試合後のインタビューで前半の戦い方に落胆。後半には改善が見られたものの、全体的なパフォーマンスには満足していないと語った。

「前半の我々はうまくプレーできていなかった。ファーストボールにしても、セカンドボールしても、常に回収が遅れていたね。逆に、相手チームは自信を深めていた」

「後半には多くの個性が見られ、チャンスも作れた。少しそうなるのが遅かったが、それでも2点目をとるチャンスはあったと思う。それは我々が期待していた反応だったが、前半にそれができなかったのは残念だ。明らかに改善すべき点だろう」
「我々はもう少しうまくボールを扱い、バランスを保つ必要があった。だから(ファビアン・)デルフをピッチに入れて形を変えたのだ。後半も少しバランスは悪かったが、それでもファーストボールやセカンドボールを獲得できるようになったと思う」

「これはキャラクターの問題だろう。後半に示せたプレーを見れば、それは明らかだ。戦術の問題ではない」

また、ベニテス監督はチームの不調についても言及。シーズン序盤は好調だったことに触れつつ、現在は主力選手が不在であることも強調している。

「我々はシーズン初めにはとても良かったと思う。優れた点、ポジティブな点がたくさん見られていた。そして今も十分な強度を確保しようとしているが、違いを生み出すことのできる選手がまだ足りていない」

「この試合でも、チームは少なくとも前半の悪い状態から立ち直り、後半にしっかり反応するキャラクターを見せられた。後半に何ができたのかは確認しなければならない」


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