21歳のオーストラリア人MFが同性愛者であることをカミングアウト「サッカー選手であり、ゲイだ」

2021.10.27 22:22 Wed
Getty Images
Aリーグのアデレード・ユナイテッドに所属する元U-19オーストラリア代表MFジョシュア・カバッロ(21)が、同性愛者であることを告白した。カバッロはマルタにルーツを持つオーストラリア人。メルボルン・シティの下部組織で育ち、2018年7月にファーストチームへ昇格。2019年7月にウェスタン・ユナイテッドへと完全移籍すると、2021年2月からアデレード・ユナイテッドでプレーしている。

2020-21シーズンのAリーグでは左サイドバックやボランチとして18試合に出場し2アシストを記録。Aリーグ通算でも26試合に出場。また、世代別のオーストラリア代表も経験している選手だ。
カバッロは、所属するアデレード・ユナイテッドのツイッターに投稿された動画で自身について告白。「みんなに伝えなければいけない個人的なことがある。私はサッカー選手であり、ゲイだ」とコメント。自らの口で同性愛者であることを告白した。

また、カバッロは「二重の人生を送っていた」と告白し、自分の能力を最大限発揮することに疲れ果てていたとのこと。さらに「自分が誰であるかを隠していた」とプロサッカー選手になるために、偽った人生を過ごしていたと語った。
カバッロは自身のツイッターでもメッセージを投稿。恥ずかしくでカミングアウトできなかったと告白。また、隠して言えていない仲間のためにも状況を変えていきたいとした。

「私のこの人生において、ここまで到達するための旅は大変な苦労があった。でも、カミングアウトするという決断をして本当に良かったと思っている」

「6年間、自分のセクシャリティと戦ってきた。それを解消できて本当に嬉しい」

「子供の頃、私は恥ずかしく、いつも自分を隠さなければと感じていた。自分が好きなことができないのが恥ずかしく、ゲイであることを恥じていた」

「大人になってからは、ゲイであることとサッカーをすることは、そこまで交わることのなかった2つの世界だった」

「私はこの状況を変えるのと手伝いたい。誰もがサッカーの試合では歓迎されており、彼らの本物の自己である権利に値することを示したいと思う」

「現在、オーストラリアだけでなく、世界中で活躍しているゲイのプロサッカー選手がいないことは驚くべきことだ。近い将来、この状況が変わることを願っている」

プロサッカー選手では、シュツットガルトやウェストハムなどでプレーした元ドイツ代表MFトーマス・ヒツルスペルガーが引退した翌年に同性愛者であることを公表。リーズやロサンゼルス・ギャラクシーで活躍した元アメリカ代表DFロビー・ロジャーズも2013年に一度引退した際に同性愛者であることを発表していた。

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「ただのファンになってる」出待ちしてメッシとの2ショットをせがむオーストラリア選手たちの姿が大反響「やっぱりメッシは特別」

オーストラリア代表の選手たちが1人のファンに変貌した。 3日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)のラウンド16でアルゼンチン代表と対戦したオーストラリア。持ち前の堅守でアルゼンチンに対抗していったもののリオネル・メッシに先制点を奪われると、最後まで善戦したものの1-2で敗れた。 素晴らしい試合を繰り広げた両者だったが、試合後のロッカールームには微笑ましい光景が広がっていた。 周囲を見渡しソワソワしている様子のオーストラリアの選手たち。彼らが探していたのはついさっきまでピッチで戦っていたメッシの姿だった。 メッシを見つけた選手たちは続々と記念撮影。自身のスマートフォンのカメラロールに入った貴重な1枚にご満悦の様子だった。 この光景はファンにも反響。「やっぱりメッシは特別」、「こういうの素敵」、「ただのファンになってる」、「メッシはみんなのアイドル」といったコメントが寄せられている。 なお、オーストラリア戦はメッシにとってキャリア通算1000試合目のメモリアルゲーム。この記念すべき日のユニフォームは、若手のキャメロン・デブリンがゲットしている。 <span class="paragraph-title">【動画】ロッカールームで辺りを見渡すオーストラリアの選手たち…探していたのはメッシ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">All the Australia players were fanboying over Lionel Messi after the match! <a href="https://t.co/7i7teRQZfq">pic.twitter.com/7i7teRQZfq</a></p>&mdash; SPORTbible (@sportbible) <a href="https://twitter.com/sportbible/status/1599330114806120448?ref_src=twsrc%5Etfw">December 4, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.12.05 19:15 Mon
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オーストラリア敗退の危機、インドネシアに敗戦で最下位…開催国カタールは後半AT13分の劇的勝利でベスト8進出決定【AFC U23アジアカップ】

18日、AFC U23アジアカップのグループA第2節が行われた。 パリ・オリンピックの出場権を懸けたアジア最終予選も兼ねている大会。U-23日本代表はグループBに属しているが、突破すればグループAの相手と対戦する。 ライバルと目されるのは開催国のカタールとオーストラリアだったが、第1節はオーストラリアがヨルダン相手にゴールレスドロー、カタールはインドネシアに2-0で勝利していた。 そんな中行われた第2節。開催国のカタールはヨルダンと対戦。40分にカタールは右サイドを崩すと、ボックス内右にオーバーラップしたアブドゥラー・アル・ヤジディがGKの逆をつく見事なシュートを角度のないところから決めて先制する。 しかし、後半に入りPKを与えてしまうと、これをアレフ・アル・ハジが決めて、ヨルダンが同点に追いつく。 その後は互いに相手ゴールに迫るもスコアを動かせず。引き分けに終わるかと思われた中、ヨルダンはアディショナルタイム11分にビッグチャンス。左サイドを抜け出したアル・ハジがボックス内左に持ち込みシュートも枠外。するとアディショナルタイム13分、カタールは右サイドでFKを獲得するとジャッセム・アル・シャルシャニがゴール前へクロス。これをモハメド・アル・マナイがヘディングで合わせて土壇場で勝ち越しに成功。カタールが連勝でグループステージ突破を決めた。 もう1試合はインドネシアとオーストラリアの対戦に。互いに勝利が欲しい中で迎えた第2戦だったが、序盤からインドネシアが押し込んでいく。 何度もシュートチャンスを迎えるも、フィニッシュの精度を欠いてしまい得点を奪えず。すると25分にはハンドでオーストラリアにPKを与えてしまうことに。しかし、このPKをモハメド・トゥーレが蹴るもGKエルナンド・アリがセーブし、インドネシアは失点を免れる。 徐々にオーストラリアがペースを握り、何度となくゴールに迫るが、インドネシアは粘りの守備を見せ得点を与えない。すると迎えた45分、左CKからウィタン・スラエマンがクロスを入れると、ファーサイドでムハマド・フェラーリがヘディングで折り返し、ナタン・チョエ・ア・オンがボックス内でハーフボレー。これをコマン・トゥグがヘディングで合わせてインドネシアが先制する。 後半もオーストラリアがペースを握っていき、何度となくインドネシアゴールを襲うが、こちらもフィニッシュの精度を欠いてしまいゴールが遠い。GKの好守もあった中、そのまま試合終了。インドネシアは1点を守り切り勝利。オーストラリアは2試合で勝利なく、崖っぷちでカタールとの最終節を迎える事となった。 U-23ヨルダン代表 1-2 U-23カタール代表 0-1:40分 アブドゥラー・アル・ヤジディ(カタール) 1-1:52分 アレフ・アル・ハジ(ヨルダン) 1-2:90+13分 モハメド・アル・マナイ(カタール) U-23インドネシア代表 1-0 U-23オーストラリア代表 1-0:45分 コマン・トゥグ(インドネシア) ◆グループA順位表(第2節終了時) 1位:カタール 勝ち点6/+3 2位:インドネシア 勝ち点3/-1 3位:ヨルダン 勝ち点1/-1 4位:オーストラリア 勝ち点1/-1 <span class="paragraph-title">【動画】1-0でインドネシアがオーストラリア撃破! </span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="9Z26PBqJFTA";var video_start = 317;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.19 11:02 Fri

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