クーマン監督の次を見据えるバルセロナ、理想はリバプールのクロップ監督招へいか

2021.10.27 16:36 Wed
Getty Images
バルセロナリバプールユルゲン・クロップ監督招へいを希望しているようだ。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。
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バルセロナは昨夏にロナルド・クーマン監督が就任。FWルイス・スアレスを構想外として多くの若手を起用するなどスカッドの刷新を断行し、コパ・デル・レイではチームを優勝に導いた。しかし、FWリオネル・メッシが夏に去った今季は状況が日々悪化しており、ラ・リーガでは9位に低迷。24日にカンプ・ノウで行われたレアル・マドリーとのエル・クラシコも、1-2で敗れている。加えて、チャンピオンズリーグ(CL)のグループステージでもバイエルン、ベンフィカに立て続けに0-3のスコアで敗れるなど元気はなく、非難は強まる一方だ。
エル・クラシコでの敗戦後には帰路につくクーマン監督の車をファンが取り囲み暴言を浴びせる事態も発生しており、ファンとの関係も崩壊寸前。クラブも現時点ではあくまでクーマン監督の続投を主張しているものの、今後数試合の結果次第では解任の可能性も高いとされている。

仮に解任となった場合、後任候補としてアル・サッド(カタール)のチャビ・エルナンデス監督やベルギー代表のロベルト・マルティネス監督、現在フリーのアンドレア・ピルロ氏などの名前が挙げられているが、スペイン方面の報道によるとクロップ監督の招へいこそがクラブの理想のようだ。
クロップ監督は2015年10月にリバプールの監督に就任すると、無冠の日々が続いていたチームを卓越した手腕で立て直し、2018-19シーズンにはCLを制覇。続く2019-20シーズンには30年ぶりとなるリーグ優勝をクラブにもたらした。

スーパースターが去ったチームの再建としてクロップ監督はうってつけの人材と言えるが、一方でバルセロナは招へいの難易度を理解してもいるようだ。クロップ監督とリバプールの契約は2024年夏まで残っており、その後は1年の休養を取りたいと指揮官本人が明言している。

それでも今後バルセロナが何らかのアプローチをかける可能性はあるものの、クロップ監督がリバプールでの任期中にスペインへ向かう可能性は非常に低いかもしれない。

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