ラッシュフォードが今季初見参へ! 一方で、マグワイアは引き続き欠場の様相
2021.10.16 11:45 Sat
マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードが今季初見参を果たすようだ。イギリス『インデペンデント』が報じた。
今夏のユーロ2020決勝後、昨年11月頃から痛みに悩まされる肩の手術に踏み切ったラッシュフォード。その影響でユナイテッドでの今季も出遅れたが、今月に入ってからチームに合流した。
オーレ・グンナー・スールシャール監督は16日に敵地で行われるプレミアリーグ第8節のレスター・シティ戦に向けた会見で負傷者の状況に触れ、背番号「10」のメンバー入りを明言した。
「彼はスカッドに入る。先発かどうかは言えないが、休養中も懸命にやっていたし、今週も輝きを放っていた。先週の非公開試合でも60分ほどプレーしたし、体調良く、コンディション万全だ」
また、同じく戦線離脱中のイングランド代表DFハリー・マグワイアにも言及。フランス代表DFラファエル・ヴァランの負傷もあり、早期復帰が待望視されるが、時期尚早との見解を示した。
今夏のユーロ2020決勝後、昨年11月頃から痛みに悩まされる肩の手術に踏み切ったラッシュフォード。その影響でユナイテッドでの今季も出遅れたが、今月に入ってからチームに合流した。
オーレ・グンナー・スールシャール監督は16日に敵地で行われるプレミアリーグ第8節のレスター・シティ戦に向けた会見で負傷者の状況に触れ、背番号「10」のメンバー入りを明言した。
また、同じく戦線離脱中のイングランド代表DFハリー・マグワイアにも言及。フランス代表DFラファエル・ヴァランの負傷もあり、早期復帰が待望視されるが、時期尚早との見解を示した。
「ハリーは今朝、ピッチ上でのトレーニングに合流したばかり。グラウンドに立つのはケガしてから初めてだ」
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