頭蓋骨骨折乗り越え、336日ぶり得点のウルブスFW「このゴールは僕だけでは祝えない」

2021.09.27 17:50 Mon
Getty Images
ウォルバーハンプトンのメキシコ代表FWラウール・ヒメネスが336日ぶりの得点に心境を語った。イギリス『ガーディアン』が伝えている。2018年夏からウルブスに在籍するヒメネスは、昨年11月に行われたプレミアリーグのアーセナル戦でダビド・ルイスと衝突。頭蓋骨骨折の重傷と診断され、手術を行っていた。
その後復帰を果たすも、ヘッドギアの装着が義務付けられることに。そして、8カ月にも渡る長期間の離脱を経て、今シーズンの開幕節となるレスター・シティ戦で公式戦復帰を果たしていた。

ヒメネスは26日、第6節のサウサンプトン戦に先発出場。61分にGKジョゼ・サからのロングボールに反応すると、ドリブルでボックス内へと侵入し、冷静にゴールネットを揺らした。結局、このゴールが決勝点となり、試合は1-0でウルブスが勝利を収めている。
2020年10月のニューカッスル戦以来、公式戦336日ぶりのゴールとなったヒメネスは試合後、喜びの感情を語った。

「ゴールに近づいていることはわかっていたし、そのために戦っていたよ。チーム全員がそれにふさわしい働きをしていたと思う」
「いつゴールが生まれるのかと思っていた。とてもいい気分だったよ。5試合のうち4試合は信じたくない内容だったけど、この調子を続けなければならない。ファンはいつも僕らと一緒にいて、応援してくれている。これはチームにとって本当に重要なことなんだ」

また、自身のツイッター(@Raul_Jimenez9)では、長期離脱中に自らを支えてくれた人たちとゴールの喜びを分かち合いたいと綴った。

「このゴールは僕だけでは祝えない。家族、チームメイトのみんな、医師や理学療法士など、いつも私を支えてくれて、私がより強くなって戻ってくることを信じて疑わなかったすべての人たちと分かち合いたいね」

「これが僕の進むべき道であり、さらに上を目指すための努力を続けていくよ」

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