FIFA、今月末にW杯開催を含めた国際試合のカレンダーを議論

2021.09.20 22:10 Mon
twitterfacebookhatenalinegplus
photo
Getty Images
国際サッカー連盟(FIFA)は、9月30日にオンラインサミットを開催。男女の国際試合のカレンダーについての議論を行うと発表した。

予てから噂されているワールドカップ(W杯)の開催間隔に関してもこのサミットで議論されるとのことだ。

現在のサッカー界で大きな話題となっているのが、W杯の開催年に関する問題。現行は4年に1度の開催となっているが、これを2年に1度の開催にしようという動きが起きている。

このプランは、今年5月にサウジアラビアが初めて提案した構想。国際サッカー連盟(FIFA)もこれに賛同し、元選手であるマイケル・オーウェンヤヤ・トゥーレなどを起用して支持を表明し、ジャンニ・インファンティーノ会長は実現可能性を探っている段階だ。

一方で、欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンデル・チェフェリン会長は猛反対。また、南米サッカー連盟(CONMEBOL)は反対。サウジアラビアも加盟するアジアサッカー連盟(AFC)は賛成と、意見が大きく分かれている状況だ。

FIFAによれば、現在使われている国際サッカーのカレンダーに関して、女子は2023年の終わりまで、男子は2024年に終わることになっており、その先の議論が行われることになる。

男子のW杯は、現在予選が行われているカタールで2022年11月に開催。その後、2026年にカナダ、アメリカ、メキシコの3カ国共催という点まで決定している。

一方の女子は、2023年にオーストラリアとニュージーランドでの共催が決定。その後は未定となっている。

なお、この国際カレンダーを検討するテクニカルアドバイザリーグループは、元アーセナル指揮官のアーセン・ヴェンゲル氏とアメリカ女子代表を率いて2度の女子W杯を制したジル・エリス氏が率いるという。

また今後、オープンな状況で様々な議論を行って決定していくこととなり、ファンを含む利害関係者とも議論を行うとのこと。FIFAが行った調査では、ファンは現状維持を望んでいるという声が多いようだが、果たしてどんな結末を迎えるだろうか。

関連ニュース
thumb

マルディーニ氏がW杯の隔年開催に反対 「100年の伝統を壊すことになる」

ミランでテクニカルディレクター(TD)を務めるパオロ・マルディーニ氏が、ワールドカップ(W杯)の隔年開催案を非難した。イタリア『ANSA』がコメントを伝えている。 先日国際サッカー連盟(FIFA)によって発表された、W杯の隔年開催計画。FIFAはこれを推奨すべく、プロモーションにマイケル・オーウェンやヤヤ・トゥーレといった元スター選手を起用し、元アーセナルの指揮官であるアーセン・ヴェンゲル氏主導の下、計画を推し進めようとしている。 しかし、欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンデル・チェフェリン会長や南米サッカー連盟(CONMEBOL)、さらにはリバプールのユルゲン・クロップ監督らがこの案を猛烈に批判。2年に1度の開催にすることで発生し得る懸念点が多く挙げられている。 非難が相次ぐ中、マルディーニ氏もこの計画に反対意見を表明。これまでの伝統を打ち消すだけでなく、選手のメンタル面やフィジカル面に影響を及ぼしかねないと危惧している。 「私はW杯を2年ごとに行うことが良いアイデアだとは思わない。世界で最も有名なスポーツイベントの地位を奪い、100年の伝統を壊すことになるだろう」 「スポーツマンとして、FIFAがこの間違ったプロジェクトを放棄することを望んでいる。彼らが提案しているカレンダーでは代表チームの休みを2つの日程にまとめており、そこに2年間の拘束が加わると、非常にデリケートな時期に選手の精神的・肉体的な健康や国内リーグの将来に悪影響を及ぼすことになるだろう」 「選手、連盟、クラブは、この計画がサッカー界にもたらすリスクに対して、得られる利益が非常に小さいことを理解している」 2021.10.15 18:52 Fri
twitterfacebook
thumb

UEFAが改めてFIFAのW杯隔年開催に懸念点を挙げて反対声明「今回のプロセスに失望」

欧州サッカー連盟(UEFA)は22日、国際サッカー連盟(FIFA)が推し進める隔年のワールドカップ(W杯)開催について声明を発表した。 この件は、今年5月にサウジアラビアが提案し、FIFAも賛同。現在4年に1度開催されているW杯に関して、2年に1度の開催に変更するという計画だ。 FIFAはこれを推奨すべく、マイケル・オーウェンやヤヤ・トゥーレといった元スター選手を起用してプロモーションを開始。また、元アーセナルの指揮官であるアーセン・ヴェンゲル氏が主導して、この計画を推し進めることを発表していた。 この件は、アジアサッカー連盟(AFC)は支持する声明を発表していた一方で、UEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長と南米サッカー連盟(CONMEBOL)は反対の姿勢を示し、FIFAは今月末に議論するということを発表していた。 しかし、UEFAはプロモーションを行うのではなく、適切な協議をすべきだと声明を発表。この計画についてFIFAとの特別会議を要請したが、返答はなく無視されたとのことだ。 UEFAは2年に1度の開催にすることで考えられる懸念点を並べた。 ・決勝トーナメントと予選トーナメントのカレンダー、形式、アクセス ・既存のクラブ及び代表チームの大会、その商業的機会への影響 ・選手の身体的、精神的健康への影響 ・ファンへの影響 この規模の大会がより頻繁に開催されることへの要望、移動によるファンの持続可能性 ・広範なサッカーエコシステムへの影響 激変したシナリオの中で、211のFIFA加盟団体全ての代表チームが成長しなければならない機会のバランスの評価 ・より頻繁なW杯開催がイベントとブランドの価値と魅力に与える影響 ・サッカーの他の重要な部分への影響 例えば、急速に拡大している段階にある女子の大会では、可視性と独占的な空間の強化が必要になる ・商業的な意味合いはほとんどないが、若い才能の育成に欠かせないユース大会への影響 ・世界的なスポーツシステムへの影響 世界で最も支持されているスポーツであるサッカーが、他のスポーツが使用している統合された露出と利用の空間に敬意を示さなければならない このように多くの問題点と解決しなければいけない課題があると指摘したUEFA。そして、今回の決定に至るプロセスに失望しているとした。 「ユーロが注目されていることはありがたいですが、このようなデリケートな問題は、憶測ではなく包括的なアプローチで取り組みたいと思います」 「UEFAは他のステークホルダーとともに、大会に参加する機会が与えられる前に、急進的な改革プロジェクトが伝えられ、公然と推進されてきた今回のプロセスに失望しています」 FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は今年中にこの計画の是非を問いたい考えているようだが、果たしてどうなるのか。ファンの希望は現行の4年に1度の維持ということだが、決定を見守りたい。 2021.09.23 21:25 Thu
twitterfacebook
thumb

アジアサッカー連盟は2年に1度のW杯開催案を歓迎「積極的に関与していきたい」

アジアサッカー連盟(AFC)は14日、ワールドカップ(W杯)の2年に1度の開催案を歓迎することを改めて発表した。 このプランは、今年5月にサウジアラビアが初めて提案した構想。国際サッカー連盟(FIFA)もこれに賛同し、元選手であるマイケル・オーウェンやヤヤ・トゥーレなどを起用して支持を表明し、ジャンニ・インファンティーノ会長は実現可能性を探っている段階だ。 一方で、欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンデル・チェフェリン会長は猛反対。また、南米サッカー連盟(CONMEBOL)も反対の姿勢を示していた。 賛否両論分かれているこの件について、AFCは改めて賛同することを発表。「新たな国際試合のカレンダーを最適化するための選択肢を検討する上で、FIFAが主導してスタートさせた協議プロセスを歓迎します」としており、2年ごとの開催の実現可能性を検討するようだ。 AFCはこの案については「ビジョンとミッションの中で、アジアのチームと選手が世界の大舞台で輝き続けることを目指し、ワールドクラスの大会を開催するとともに、加盟協会の発展を促進するためのオーダーメイドのプログラムを提供するという明確な目標を掲げています」としている。 また「同時に、AFCは、サッカーがアジアで最も人気のあるスポーツであり続けることを目指して、世界最大のスタジアムであるアジアの熱狂的なファンとの連携を強化することに引き続き取り組んでいます」としている。 最後には「全てのステークホルダーとの連携を重視しており、多様なニーズを反映し、世界中の全ての地域にとって潜在的な利益を引き出すような、インターナショナル・マッチ・カレンダーの未来を形成するために、積極的に関与していきたいと考えています」とし、2年に1度の開催に限らず、カレンダーの変更に取り組みたいとした。 2021.09.14 17:45 Tue
twitterfacebook
thumb

クロップがW杯2年開催論を非難「結局カネだろう」

リバプールのユルゲン・クロップ監督が、にわかに浮上したワールドカップ(W杯)の2年開催論を非難した。『ESPN』がコメントを伝えている。 先日、国際サッカー連盟(FIFA)がW杯を2年ごとに開催する計画を立てていることを明らかにした。元々は今年5月にサウジアラビアが初めて提案した構想だったが、FIFAがマイケル・オーウェン氏やヤヤ・トゥーレ氏、さらには元アーセナル監督のアーセン・ヴェンゲル氏らの支持を受けながら、これを推し進める旨を伝えていた。 ところが、方々から猛烈な反発を受けることに。欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンドル・チェフェリン会長ををはじめ、南米サッカー連盟(CONMEBOL)も「クオリティを低下させる」と異を唱える事態に至っている。 そして、非難は団体のみならず、現場で働く選手や監督からも相次いでいる。クロップ監督は「すべてはお金のため」であり、「最も重要な要素」である選手への影響を考慮していないと強く反対した。 「もしワールドカップが2年に1度開催されるなら、ユーロも100%2年ごとに開催されることになるだろう。そうするとトップ選手にとっては毎年夏に大会があり、休みはわずか3週間ほどだけとなってしまう。それが現状なのだ」 「最も重要な要素を持つ選手がいないと我々はプレーできないということを、誰かがどこかの時点で理解し始めなければならない」 「サッカーほど過酷なスポーツはない。なぜこのようなことが起きているのかは誰もが知っている。ワールドカップで各国により多くのチャンスを与えようと意見する人がいても、結局はカネのためだろう」 「そういうものなんだよ。お金のことを考慮するのは良い。我々だってたくさんのお金をもらっているしね。だが、改革を考えるたびに出てくるのが、試合の数を増やすことなのだ」 「しかし、私の言葉なんて何の意味も持たない。誰も聞いていないのだからね」 2021.09.11 14:40 Sat
twitterfacebook
thumb

かつては支持も…南米が欧州に続いて2年に1度のW杯に反対声明「スポーツ上の正当性はない」

南米サッカー連盟(CONMEBOL)は10日、国際サッカー連盟(FIFA)が推し進める2年に1度のワールドカップ(W杯)開催について反対の声明を発表した。 FIFAは、現在4年に1度の開催となっているW杯に関して、将来的に2年に1度の開催に変更するプランを立てている。 このプランは、今年5月にサウジアラビアが初めて提案した構想。FIFAもこれに賛同し、元選手であるマイケル・オーウェンやヤヤ・トゥーレなどを起用して支持を表明し、ジャンニ・インファンティーノ会長は実現可能性を探っている段階だ。 また、アーセナルで長年指揮を執り、現在はFIFAの育成部門のメンバーであるアーセン・ヴェンゲル氏も支持することを表明。着々を計画遂行に向かって進んでいる状況となっている。 一方で、欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンデル・チェフェリン会長は猛反対。「2年に1度の開催では、正統性が失われ、ワールドカップそのものが希薄になる」と主張してきた。 この件について、CONMEBOLも声明を発表。UEFAと同様に、2年ごとの開催はクオリティを低下させるとし、4年に1度の開催を支持した。 「2年ごとのW杯は、地球上で最も重要なサッカーの大会を歪め、そのクオリティを低下させ、その排他的なキャラクターと現在の厳しい基準を損なう可能性があります」 「W杯は4年間続く独自のダイナミクスと魅力を備えた、排除のプロセスの集大成であるため、何十億もの人々の注目と期待を集めるイベントとなっています」 「2年ごとのW杯は、国際大会のカレンダーでは管理することが事実上不可能な過負荷となります。現在の状況では、タイミング、スケジュール、ロジスティックス、チームの十分な準備とコミットメントを調和させることはすでに複雑になっています」 「提案された変更では、状況は非常に困難になります。それは、クラブや国内の大会のクオリティを低下させることにもなりかねません」 「W杯の理念は、最も才能あるサッカー選手、最も優れた監督、最も訓練された審判が集まり、公平かつ公正な競争の中で、地球上で最高のチームを決定することにあります。それを実現するには、適切な準備、チームのクオリティの向上、監督の戦略立案と実行なしには成り立ちません。これらは全て、時間、トレーニング、計画、そして試合に繋がります」 「CONMEBOLはプレーの分野での卓越性の探求を守り、最高品質のより競争の激しいイベントに取り組んでいます。W杯の間の期間を短縮するための、スポーツ上の正当性はありません」 「このような変更を承認するためには、全ての利害関係者との幅広い参加型の協議プロセスが不可欠です。それは、全ての意見と基準が考慮される率直な議論の成果であるに違いありません」 「CONMEBOLは、サッカーに最適なものを求める対話を常に受け入れています」 「かつてCONMEBOLはこのプロジェクトを支援していましたが、技術的な分析の結果、このプロジェクトは非常に実現性が低いことがわかりました。したがって、現在の状況下では、W杯の構想者や創設者にインスピレーションを与えた精神に沿ったものであると考え、期間や出場資格の仕組みを備えた現行のW杯モデルを支持することを表明します」 2021.09.11 10:40 Sat
twitterfacebook
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly