ユナイテッドがシティに横槍、恩師であるファーガソン元監督も登場させC・ロナウドを勧誘

2021.08.28 00:48 Sat
Getty Images
かつてマンチェスター・ユナイテッドを指揮していたサー・アレックス・ファーガソン氏が、スターの帰還に向けて動き出したようだ。イギリス『マンチェスター・イブニング・ニュース』が伝えた。

今夏の移籍市場も残りわずかとなっている中で、市場を大きく賑わせている選手がいる。それは、パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペ(22)と、ユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(36)の2人だ。

ムバッペに関してはレアル・マドリーが獲得に動き、PSGとの駆け引きを行なっている状況。PSGは自分たちの条件を満たさない限りは応じないという姿勢を崩さず、マドリーの出方次第となっている。
一方で、C・ロナウドの移籍話は加速している。ユベントスからの退団が予てから浮上していた中、一時は残留する可能性も出たが、開幕戦ではベンチスタートに。その後、一気に話が急転し、この夏にチームを去る可能性が浮上。マンチェスター・シティへの移籍が熱を帯びている。

そんな中、C・ロナウドは27日のトレーニングを欠席し、チームメイトに別れを告げて荷物をまとめたと報道。さらに、ユベントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督が「留まらないと私に言ってきた」とC・ロナウドが退団することを明言したと明かしたことで、一気に事態が急転した。
シティへの移籍が強まったとみられた中で、ジョゼップ・グアルディオラ監督は「今は遠くに見える」とコメント。そんな中、古巣であるユナイテッドが急に動きを見せた。

『マンチェスター・イブニング・ニュース』によると、ユナイテッドはファーガソン元監督に連絡。C・ロナウドを連れ戻そうという計画を動かしたもので、ファーガソン監督は27日にC・ロナウドへと連絡。話し合いを行ったとのことだ。

さらにユナイテッドはその後にオファーを出したとされており、シティ加入が迫っているとみられた中で横槍を入れた形となった。

ユナイテッドのオーレ・グンナー・スールシャール監督も記者会見でC・ロナウドについて言及。「クリスティアーノがユベントスを去ることになるとは思っていなかった」としながらも、「仮にユベントスを離れることになったとしたら、我々がここにいることを彼はわかっているはずだ」とかたり、チームとして迎え入れる気持ちがあることを示した。

C・ロナウドは2003年から2009年までの6シーズンをユナイテッドで過ごし、公式戦292試合で118ゴール69アシストを記録。チャンピオンズリーグ(1回)やプレミアリーグ(3回)、FAカップ(1回)、EFLカップ(2回)など数々のタイトルを手にしていた。

思わぬ伏兵として出てきたユナイテッド。C・ロナウドはマンチェスターの2クラブのどちらを選ぶのだろうか。

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ベッカム&ギャリー・ネビルがイギリス4部クラブ買収! ギグスやスコールズら92年組がオーナーだったサルフォード・シティの共同オーナーに

EFLリーグ2(イングランド4部)に所属するサルフォード・シティは8日、かつてマンチェスター・ユナイテッドやイングランド代表で活躍したデイビッド・ベッカム氏とギャリー・ネビル氏が率いるコンソーシアムに買収されたことを発表した。 マンチェスターのサルフォードに拠点を置くサルフォード・シティは、マンチェスター・ユナイテッドで活躍し92年組として知られるライアン・ギグス氏、ポール・スコールズ氏、ニッキー・バット氏、フィリップ・ネビル氏が2014年にオーナーとなり、5シーズンで4回の昇格を経験した。 2018-19シーズンにEFLリーグ2に昇格を果たしたが、そこから上には上がれておらず。今シーズンもEFLリーグ2で8位となり、昇格プレーオフを最終節で逃す形となっていた。 そんな中、ベッカム氏、ギャリー・ネビル氏に加え、アメリカ在住の実業家のデクラン・ケリー氏、マーヴィン・デイヴィス卿がグループに入っている。 サルフォード・シティによれば、新たな株主たちはクラブと施設に多額の投資を行うという約束が入っているとのことだ。 なお、ギグス氏、スコールズ氏、バット氏、フィル・ネビル氏は引き続き「テクニカル、フットボール、コマーシャル、リクルート、SCFC財団」の各部門でクラブに関与していくとのこと。92年組が勢揃いすることとなった。 また、新しいコンソーシアムは、インドを拠点とするドリーム・スポーツ・グループ、コリン・ライアン、フランク・ライアン、ニック・ウッドハウス、シュラビン・ミッタルを含む9人の株主で構成されている。 ベッカム氏は「私はサルフォードで育った。そこで過ごした日々には、本当に素敵な思い出がある。この場所と人々は、私のサッカー人生の初期において、とても重要な役割を果たしてくれた。サルフォード・シティは地域社会の中心であり、豊かな歴史を誇る。その新たな章に加わることができ、大変嬉しく思う」とコメントしている。 ギャリー・ネビル氏も「サルフォード・シティに情熱を注いでいる。多様な才能と専門知識を持つメンバーが、サッカーへの愛で結ばれた、他に類を見ないパートナーシップだ。サッカーが最優先だが、今後4~5年でクラブを持続可能な方向へ導くことが不可欠だ。この旅の次の段階が待ちきれない」と、かつての仲間とともにチームを発展させていくことを誓った。 2025.05.08 20:55 Thu

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