エイブラハム獲得目指すローマ、代替案はアーセナルのフランス代表FWか
2021.08.12 16:24 Thu
ローマがアーセナルのフランス代表FWアレクサンドル・ラカゼット(30)獲得に関心を抱いているようだ。イタリア『Calciomercato.com』が伝えている。
ローマはチームのエースであるボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコ(35)にインテル移籍の噂があり、代わりのエース候補獲得を模索。第一候補として、チェルシーで序列が低下しているイングランド代表FWタミー・エイブラハム(23)の獲得交渉を進めていた。
ローマとチェルシーの間では総額4000万ユーロ(51億8000万円)の移籍金で合意したとも報じられる一方で、エイブラハム本人がどのような決断を下すかが焦点となっている。エイブラハムにはローマと同じくエース候補を探しているアーセナルが接触しており、選手本人も住み慣れたロンドンでプレーを続けることに惹かれているようだ。
仮にエイブラハム獲得に失敗した場合、ローマが代替案として注目しているのがそのアーセナルに所属するラカゼットだ。ラカゼットは昨シーズン、公式戦43試合出場17ゴール3アシストを記録。ガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤン(32)が不振に陥る中で、得点源として活躍した。一方で、アーセナルはエイブラハム獲得の資金を得るため、ラカゼットの売却に応じる用意はあるという。
ローマは依然としてより給料の安いエイブラハムを望んでいるようだが、イングランド代表FWの決断次第ではラカゼット獲得に本格的に乗り出す可能性もある。
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ローマとチェルシーの間では総額4000万ユーロ(51億8000万円)の移籍金で合意したとも報じられる一方で、エイブラハム本人がどのような決断を下すかが焦点となっている。エイブラハムにはローマと同じくエース候補を探しているアーセナルが接触しており、選手本人も住み慣れたロンドンでプレーを続けることに惹かれているようだ。
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