ポステコグルー監督、古橋亨梧ら新戦力の合流の遅れに不満 「少し苛立たしい」

2021.07.24 14:29 Sat
Getty Images
セルティックアンジェ・ポステコグルー監督が、補強の遅れに不満を抱えているようだ。

今夏の移籍市場でイスラエル代表FWリエル・アバダや日本代表FW古橋亨梧、スウェーデン代表DFカール・スターフェルトを含む5選手を獲得したセルティック。1-1の引き分けに終わった21日のチャンピオンズリーグ予選2回戦では、このうち3人がメンバー入りしたが、古橋とスターフェルトは昨今の状況もあって未だチームに到着していない。

イギリス『スカイ・スポーツ』の取材に応じたポステコグルー監督は、「努力しているにも関わらず、目に見える結果が出ていない」と補強がなかなか進展しないことについてコメント。また、開幕までおよそ1週間と迫った現在も2人が合流していないことに対する不満も漏らした。
「もちろん、我々はリエル・アバダと契約して、彼は素晴らしいデビューを果たした。それに古橋亨梧やカール・スターフェルトとも契約したが、彼らは今チームにいない。これが現在のサッカー界の課題だ」

「少し苛立たしいよ。あの2人がすでに合流していて、ほかの選手をもう少し早く獲得できれば最高だったのに」
「別に努力していないわけではない。これからの2、3週間で(補強の)成果が出ることを願っている」

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これでまたそっくり?前田大然のものまね芸人も金髪にチェンジ「今日から髪色変えていきます」

日本代表FW前田大然(セルティック)のイメージチェンジが、サッカー界以外にも影響を与えている。 2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の北朝鮮代表戦の日本代表のメンバーに選ばれていた前田。トレーニングキャンプ中に髪を金色に染めた姿で登場し話題を呼んだ。 元々はスキンヘッドがトレードマークだったが、愛娘の要望に応えて2月末から髪を伸ばし始めていた前田。髪を伸ばしただけでも大きな注目を集めていたが、さらに金髪になったことは、北朝鮮の好パフォーマンスと同じくらい話題になっていた。 そして、その影響を強く受けたのが、前田のそっくり芸人として活動する前田大自然だ。日本代表のものまねをする芸人集団「ものまねブルー」の一員としても活動する前田大自然は、大阪体育大学出身で、学生時代には自身もサッカーをプレー。スキンヘッドとややコワモテの顔つきが似ていると評判だ。 その前田大自然が、24日に自身のX(旧ツイッター)を更新。「今からイベントです!今日から髪色変えていきます」と、これまでのスキンヘッドから、少しだけ伸びた髪を金色に染めた姿を披露した。 スプレーのようなものを使ったのか、頭皮も一部金色になってしまっているようにも見える前田大自然だが、しっかりと寄せていった姿にファンも「お仕事がお早い」、「前田大自然さんも金髪になってる」、「さすがっす!」、「ちゃんと染めた方がいい」とコメントしていた。 前田の娘さんは日本代表MF南野拓実(モナコ)の髪型がお好みのようだが、ここから前田とそのそっくり芸人である前田大自然の髪型がどうなっていくのかも、注目だ。 <span class="paragraph-title">【写真】似ている?金髪になった前田大自然</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">今からイベントです!今日から髪色変えていきます <a href="https://t.co/jTFdQB9h6c">pic.twitter.com/jTFdQB9h6c</a></p>&mdash; 前田大自然 Daishizen Maeda (@hai_ryo) <a href="https://twitter.com/hai_ryo/status/1771694209457647910?ref_src=twsrc%5Etfw">March 24, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.03.25 16:40 Mon
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日本人多数所属のセルティックなどスコットランドクラブがCL自動出場権を失う…チェコに抜かれ王者でもPOからの参加に

今シーズンも日本人選手が5名所属しているスコットランドの名門・セルティックにとっては、悲しい事実が確定してしまったようだ。 今シーズンはセルティックとレンジャーズが熾烈な優勝争いをしているスコティッシュ・プレミアシップ。王者は翌シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)に自動的に出場できるレギュレーションとなっている。 しかし、2025-26シーズンのCLからは自動的に本大会出場の権利が無くなってしまったという。 このレギュレーションは欧州サッカー連盟(UEFA)が定めるUEFA係数ランキングによって決定。イギリス『ガーディアン』によれば、チェコがトップ10に入り、スコットランドが追い抜かれてしまったため、2024-25シーズンのスコティッシュ・プレミシップ王者はCLのプレーオフに回ることになることが決まったという。 最新のランキングでは、首位がイングランド、2位にスペイン、3位にイタリアと続き、ドイツ、フランス、オランダ、ポルトガル、ベルギー、トルコと並んでいる。10位にはチェコが入り、スコットランドは11位。スイス、オーストリア、ノルウェー、デンマークと続いている。 11日に行われたヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)準々決勝1stレグで、チェコのビクトリア・プルゼニがフィオレンティーナとドロー。この結果、ランキングが変化したという。 なお、スコットランドのクラブは今シーズンのヨーロッパの大会から全て敗退。順位の変動が起こらないため、自動出場枠を失うこととなった。 2024.04.12 17:15 Fri

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