チェルシー時代の同僚ジルーのミラン加入を歓迎するトモリ「彼は本当のプロだ」

2021.07.19 16:30 Mon
Getty Images
ミランのイングランド代表DFフィカヨ・トモリが、チームに加入したフランス代表FWオリヴィエ・ジルーを称賛した。イタリア『スカイ』が伝えている。

ミランは17日にチェルシーからジルーの獲得を正式発表。チェルシーでは公式戦通算119試合39ゴール14アシストをマークしており、6月に開幕したユーロ2020のフランス代表メンバーにも選出されていた選手には、大黒柱であるFWズラタン・イブラヒモビッチの負担軽減が期待されている。

背番号「9」をつけることが決定したフランス代表FWに対しては、かつてチェルシーでチームメイトだったトモリも手放しに称賛。ミランにとって大きな力になると断言した。
「オリヴィエはとてもいい人なんだ。皆を助け、励ましてくれる存在さ。彼はグループを作る人であり、本当のプロだ。誰もが彼の資質を知っているよね。彼のような人がチームにいるのは素晴らしいことだし、きっとここでうまくやっていけると思う」

「オリヴィエはワールドカップ(W杯)とチャンピオンズリーグ(CL)を制覇した選手なんだ。そして彼はフランス代表でも長く活躍していて、リーグ・アンも制覇しているね」
また、昨シーズンにチェルシーからレンタルで加入し、6月にミランが買い取りオプションを行使したことで完全移籍を果たしたトモリは、現在の充実感についてコメント。新シーズンはCLにも出場するミランで、大きなことを成し遂げたいと意気込んでいる。

「ここで僕は幸せだよ。皆からの信頼を感じているからこそ、最高のパフォーマンスを発揮できし、モチベーションも高まっていく。ここ数年はレンタル移籍が多くて最初は大変だった。でも今はチームと一緒に安定した状況で練習を始められるから、大きな強みになるね。今からシーズン開始が待ち遠しい」

「僕はオフにロンドンにいたけど、そこには何人もイタリア人やミランファンがいた。中には、ユベントス戦でのゴールを褒めてくれる人もいたよ。僕にとってもあれはミランでの初ゴールだったから、一生忘れないだろうね」

「ディフェンダーとしては、常に失点を無くしたいと思っている。それがチームの勝利につながるからだ。昨シーズンの終わりには、5回連続でクリーンシートを達成できたからこそ、CL出場権と2位を獲得できた。僕たちの前線は、常にゴールを決められるからね」

「ミランには素晴らしい伝統があり、CLとは特別な関係にある。このシャツでCLを戦えるのが待ち遠しいよ。休暇中、多くの人からスタジアムが満員になったときの雰囲気について聞いたから、早くそれも体験したいね。ミランのシーズンが非常にポジティブなものになることを願っている」

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【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.5 “グランデ・ミラン”CL制覇、セリエA3連覇達成/ミラン[1993-94]

1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.5</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">1993-94シーズン/ミラン 〜グランデ・ミラン〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/1993-94milan.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:ファビオ・カペッロ(47) 獲得タイトル:チャンピオンズリーグ、セリエA 攻撃力6:★★★★★★☆☆☆☆ 守備力10:★★★★★★★★★★ タレント8:★★★★★★★★☆☆ 連係9:★★★★★★★★★☆ 選手層8:★★★★★★★★☆☆ </p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">CL制覇、セリエA3連覇達成</div> サッキが退任後、1991年にミランの監督に就任したカペッロは、バレージやマルディーニ、コスタクルタら守備能力の高いDFを生かしたソリッドなスタイルで、1年目からセリエA初となる無敗優勝を達成。さらに翌年もセリエAを制し、CLの決勝にも進出したミランは、1993―94シーズンに3連覇の偉業を成し遂げた。このシーズンの得点数は、わずか36得点。優勝クラブとしては、過去類を見ない少なさだった。しかし、失点数はわずか15という特筆ものの数字だった。抜群の勝負強さを発揮する当時のミランは、“グランデ・ミラン”と称され、まさに黄金期を迎えていた。 1993-94シーズンのハイライトは、何といってもCL決勝だった。相手はクライフの下で、ミランと同じく黄金期を迎えていたバルセロナ。下馬評では、ロマーリオやストイチコフ、クーマンらを擁するバルセロナが圧倒的有利との見方が大勢を占めたが、フタを開けてみればミランが4-0で圧勝した。ミランは序盤から、お家芸となっていたハイプレスを敢行し、デサイーを中心に中盤で主導権を掌握。マッサーロの2ゴールでリードして試合を折り返すと、後半開始直後にはサビチェビッチの鮮やかなループシュートで加点した。そして、終盤にはデサイーにもゴールが生まれ、“ドリームチーム”を見事に粉砕してみせた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">鉄壁の守備陣</div> このシーズンのミランは、それまでチームを支えてきたオランダ・トリオが崩壊していた。ライカールトとフリットがクラブを去り、ファン・バステンも慢性的な負傷でコンディションが整わず。チームは転換期を迎えていた。そのなかでも、セリエAとCLを制覇できたのは、バレージとマルディーニ、コスタクルタ、タソッティというサッキ時代から不変のバックラインを擁していたからだ。パヌッチとガッリという優秀な選手もベンチに控えており、まさに隙のない守備陣だった。 守備に関して言えば、デサイーとアルベルティーニというセントラルMF2選手も効いていた。そして、前線にはテクニシャンのボバンとサビチェビッチが並んだ。チームはファン・バステンとフリットという得点源を補うようなストライカーが不在だったが、全体のバランスが良いチームだった。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">FWデヤン・サビチェビッチ(28)</span> イタリア語で天才を意味する“ジェニオ”のニックネームを持つモンテネグロ人アタッカー。ミランに加入した1992―93シーズンは、ファン・バステンやフリットの高い壁に苦しんだが、カペッロ就任後はチームにとって欠かせない存在となった。とりわけ、1993-94シーズンのCL決勝の活躍は印象的。前半22分に右サイドのドリブル突破からマッサーロの先制弾をアシストすると、後半2分には巧みな仕掛けから見事なループシュートを決めて、タイトル獲得に大きく貢献した。一方、ユーゴスラビア代表(当時)としては、内戦などの影響で全盛期に国際舞台への出場が叶わず、晩年に1998年フランスW杯に出場するにとどまった。 2019.04.05 22:00 Fri

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