ハリー・ケインのマドリー移籍をセスクが推薦! 「ベンゼマの完璧な後継者になるだろう」
2021.07.02 20:30 Fri
モナコに所属している元スペイン代表MFセスク・ファブレガスが、イギリス『テレグラフ』で執筆しているコラムで、トッテナムのイングランド代表FWハリー・ケインの去就について論及している。
ここまでトッテナムで公式戦通算336試合出場221ゴール47アシストを記録するケイン。昨シーズンもプレミアリーグで23ゴールを挙げ、自身にとって3度目となるリーグ得点王を獲得した。しかし、個人としては際立った成績を収めるケインだが、クラブは無冠の日々が続いている。
こうした状況もあり、ケインがトロフィー獲得のため今夏の移籍を検討していると各メディアが報道。移籍先の候補としてマンチェスター・シティやチェルシーなどのクラブが挙げられている中で、セスクはレアル・マドリーへの移籍を勧めている。
「僕は長い間、ハリー・ケインがレアル・マドリーでカリム・ベンゼマの完璧な後継者になるだろうと感じていた」
「ベンゼマはユーロで非常に良いプレーを見せて、マドリーでプレーを続けられることを再び示したね。それでもケインはマドリーでベンゼマの後を継ぐことができると考えている。そのくらい彼を高く評価しているんだ」
セスクはまた、ケインのメンタリティにも触れながら、トッププレイヤーになるための素質が備わっていると称賛した。
「彼のことをよく知らなくても、良いメンタリティを持っていることはわかる。他の人からも彼が一生懸命トレーニングしていることを聞いているよ」
「ドキュメンタリー番組で見たように、ジョゼ・モウリーニョはいつもケインのことを非常に高く評価していた。彼はキャプテンに求められるものを持っているし、トッププレーヤーになるために必要なものも持っている」
「ここ5、6年で世界最高のストライカーの一人だね。安定して多くのゴールを決めてきたし、彼が流れを変えた試合もたくさんあった」
「昨シーズンのアシストの多さを見ても、彼がまだ進化していることがわかる」
ノリッジやレスター・シティなどへのレンタル移籍を除いて、トッテナム一筋を貫いてきたケイン。チームは6月30日にヌーノ・エスピリト・サント氏の新指揮官就任を発表したが、10番の去就はいかに。
ここまでトッテナムで公式戦通算336試合出場221ゴール47アシストを記録するケイン。昨シーズンもプレミアリーグで23ゴールを挙げ、自身にとって3度目となるリーグ得点王を獲得した。しかし、個人としては際立った成績を収めるケインだが、クラブは無冠の日々が続いている。
こうした状況もあり、ケインがトロフィー獲得のため今夏の移籍を検討していると各メディアが報道。移籍先の候補としてマンチェスター・シティやチェルシーなどのクラブが挙げられている中で、セスクはレアル・マドリーへの移籍を勧めている。
「ベンゼマはユーロで非常に良いプレーを見せて、マドリーでプレーを続けられることを再び示したね。それでもケインはマドリーでベンゼマの後を継ぐことができると考えている。そのくらい彼を高く評価しているんだ」
「バルセロナでプレーしたときもそうだったけど、マドリーでのプレッシャーは誰でも耐えられるものではない。でも、もしもベンゼマが退団したり彼のパフォーマンスが落ちたりしたら、そのポジションにはケインが適任だろう」
セスクはまた、ケインのメンタリティにも触れながら、トッププレイヤーになるための素質が備わっていると称賛した。
「彼のことをよく知らなくても、良いメンタリティを持っていることはわかる。他の人からも彼が一生懸命トレーニングしていることを聞いているよ」
「ドキュメンタリー番組で見たように、ジョゼ・モウリーニョはいつもケインのことを非常に高く評価していた。彼はキャプテンに求められるものを持っているし、トッププレーヤーになるために必要なものも持っている」
「ここ5、6年で世界最高のストライカーの一人だね。安定して多くのゴールを決めてきたし、彼が流れを変えた試合もたくさんあった」
「昨シーズンのアシストの多さを見ても、彼がまだ進化していることがわかる」
ノリッジやレスター・シティなどへのレンタル移籍を除いて、トッテナム一筋を貫いてきたケイン。チームは6月30日にヌーノ・エスピリト・サント氏の新指揮官就任を発表したが、10番の去就はいかに。
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