ラツィオMFコレアを狙うPSG、サラビア譲渡を検討か
2021.06.30 14:15 Wed
アルゼンチン代表FWホアキン・コレア(26)をめぐるラツィオとパリ・サンジェルマン(PSG)の交渉に関して、PSGが新たな一手に打って出るようだ。イタリア『ジャンルカ・ディ・マルツィオ』が伝えている。
2018年夏の加入以降、ラツィオでは公式戦117試合30ゴール18アシストの数字を残すコレア。今季もセリエA28試合、チャンピオンズリーグ8試合などトータル38試合に出場し、主力としてチームを支えた。
だが、同クラブではシモーネ・インザーギ監督の退任とインテル入りが決まり、後任にはマウリツィオ・サッリ監督が就任することが発表された。その煽りを受ける形で、コレアは今夏の移籍市場に出されることになったという。
そこに目をつけたPSGだが、ラツィオは7000万ユーロ(約92億5700万円)の契約条項が設定されているというコレアを安売りするつもりはなく、最低でも4500万ユーロ(約59億円)の移籍金を要求している模様。そこで、MFパブロ・サラビアの譲渡を交渉に盛り込むことで、少しでも出費を抑えようと算段しているようだ。
サラビアは現在行われているユーロ2020にてスペイン代表として活躍中。グループステージ最終節のスロバキア代表戦では1ゴール2アシストで突破に導くと、続くラウンド16のクロアチア代表戦では先制ゴールを記録し、延長戦までもつれ込んだ壮絶な打ち合いの口火を切って勝利に貢献していた。
2018年夏の加入以降、ラツィオでは公式戦117試合30ゴール18アシストの数字を残すコレア。今季もセリエA28試合、チャンピオンズリーグ8試合などトータル38試合に出場し、主力としてチームを支えた。
だが、同クラブではシモーネ・インザーギ監督の退任とインテル入りが決まり、後任にはマウリツィオ・サッリ監督が就任することが発表された。その煽りを受ける形で、コレアは今夏の移籍市場に出されることになったという。
サラビアは現在行われているユーロ2020にてスペイン代表として活躍中。グループステージ最終節のスロバキア代表戦では1ゴール2アシストで突破に導くと、続くラウンド16のクロアチア代表戦では先制ゴールを記録し、延長戦までもつれ込んだ壮絶な打ち合いの口火を切って勝利に貢献していた。
にわかに評価を高めているサラビアをラツィオ側が欲しがるかどうかは不明だが、上手くいけばコレアの移籍金を大幅に下げることも可能かもしれない。
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