モウリーニョの批判を冷淡にあしらうショー「僕は前に進んでいるが、彼は…」

2021.06.28 12:32 Mon
Getty Images
マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表DFルーク・ショーが前監督のジョゼ・モウリーニョ氏に苦言を呈した。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。
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ショーは2014年、当時10代としては史上最高額となる移籍金でユナイテッドに加入。高い期待をかけられていたが、2016年夏に指揮官に就任したモウリーニョ監督と対立すると出場機会が減少し、移籍も噂されていた。しかし、その後、オーレ・グンナー・スールシャール監督が就任したことでポジションを奪還。今シーズンは主軸の座を確保し続けると、代表でも6月から開幕したユーロ2020で2試合に先発しており、充実の時間を過ごしている。しかし、そんなショーに対して辛辣な批判を行っているのがモウリーニョ監督だ。22日に行われたユーロ2020グループD最終節チェコ戦の後には、出演したラジオ内でショーの蹴ったCKに対して「非常に貧弱」「劇的に悪い」とコメントしている。
こうした批判に対して、ショーは理解ができないと反論。自身の批判ばかりを行うモウリーニョ監督には、うんざりしていると率直に語った。

「正直なところ、僕はその批判が理解できないね。なぜ彼は、まだ僕を名指しで批判したがるんだろう。彼が言っていたほどセットプレーが悪かったとは思わない。後半のCKで、1人目の壁を超えられなかったのは確かだが、それは3回のうちの1回さ。他の2、3回は彼が言うように 『劇的に悪かった』とは思わない」
「彼にも自分の仕事があり、自分の意見はあるからね。僕についてネガティブな意見を言うのはいつものことさ。もう無視しているよ。僕はただ、コーチングスタッフの言うこと、ガレス(・サウスゲイト)の言うことに集中するだけだ」

「彼の声は明らかに大きく、最近皆が見ているように僕のことを話したがる。とはいえ、彼の声は彼自身のものであり、自分の望むことを言えばいい。僕は自分自身に集中する。ユナイテッドでもセットプレーを担当しているから、準備ができていないわけではない」

また、ショーはモウリーニョ監督との関係が険悪であることは事実だとコメント。ポルトガル人指揮官は過去にしがみついていると語り、前に進むようアドバイスした。

「僕たちの関係が良くないのは隠しようがない。彼はかつて素晴らしい監督だったと思うが、知っての通り過去は過去さ。前に進むべき時だ。僕は前に進もうとしているけど、向こうは明らかにそれができていないね」

「モウリーニョは前に進む必要がある。彼が心の平安を得て最終的に前に進み、僕のことを気にしなくなることを願うよ。今の彼の頭の中では、いつも僕のことをよく考えているみたいだからね」

「彼と過ごした2、3年がどれほどひどいものだったか、誰もが理解できていないと思う。ただ、僕にとってはもう過去の人さ。あれから自分は成長してきた。彼と過ごした3年間から多くを学んだよ。今では、無視するのは簡単だ。笑い話にしてもいいが、無視して自分の人生を歩んだほうが良いね」

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