「五輪でも見たかった」鹿島GK沖悠哉がチームを救うクレイジーなセーブに「沖には助けられている」

2021.06.23 16:20 Wed
©︎J.LEAGUE
鹿島アントラーズのGK沖悠哉が驚愕のビッグセーブを見せた。
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鹿島は20日、明治安田生命J1リーグ第18節でベガルタ仙台とホームで対戦。YBCルヴァンカップ、天皇杯を勝ち上がった鹿島は、公式戦4連勝を懸けて臨んだ。また、東京オリンピックのメンバー入りへ向けても最後のアピールの場ともなったゲーム。沖のほかDF町田浩樹やFW上田綺世らも先発した中、守護神の沖が素晴らしいパフォーマンスを披露した。
キックオフ直後のピンチではFW西村拓真のヘディングを右手一本ではじくと、圧巻のプレーはゴールレスで迎えた34分に生まれた。

仙台MF関口訓充が左CKからクロスを入れると、ニアサイドでDF平岡康裕がヘディング。これがゴール前で西村に当たってコースが変わり、ステップを踏んでいた沖は逆を取られたような形になった。しかし、低いコースへこぼれたボールに対して即座に反応。とっさに右手を伸ばし、手のひらではじき上げるようなイメージでかき出すと、ボールはわずかにクロスバーを越え、鹿島は事なきを得た。
至近距離で不意に軌道が変わるという、非常に難しい状況をミラクルセーブで救った沖にはファンも驚愕の様子。「これはほんとスゴい」「沖悠哉には助けられている」「五輪でも見たかった」「A代表の守護神に!」など、ビッグセーブを称賛するとともに、22日に発表された東京オリンピックのメンバーから漏れたことを惜しむ声も多かった。

試合は先制を許した鹿島が後半のアディショナルタイムにMFファン・アラーノのゴールで追い付くという劇的な展開。辛うじて勝ち点1を手にしたのも、沖のこのセーブがあったからと言えるだろう。



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鹿島vs福岡は0-0ドロー決着...中後体制初陣の鹿島は決め手欠く 長谷部体制終盤の福岡は4試合連続無失点【明治安田J1第34節】

19日、明治安田J1リーグ第34節の鹿島アントラーズvsアビスパ福岡が県立カシマサッカースタジアムで行われ、0-0のドロー決着で勝ち点「1」ずつ分け合った。 突如としてポポヴィッチ体制を終わらせ、中後雅喜コーチを後任に昇格させた鹿島。リスタートの一戦は師岡柊生が最前線で起用される。 ファーストチャンスは福岡。6分、素早い速攻で前進し、左サイドからクロスが。中央で待ち構えたウェリントンは助走なしのジャンプでも競り勝ってヘディングシュート。鹿島はGK早川友基が正面で処理してことなきを得る。 福岡はその後も速攻に活路。29分は紺野和也が持ち運び、最後は自ら左足を振ってCK獲得に繋げる。対する鹿島はまだ決定的と呼べるシーンがなく、地道にアクションを繰り返していく。 33分、スタートポジションが2列目左となった鈴木優磨からチャンス。鈴木がワイドで相手を剥がし、左足でクロス。しかし、師岡のヘディングシュートは福岡を脅かすには至らない。 40分、鹿島は名古新太郎の良質なFKから、ゴール正面でフリーになった知念慶が決定的なヘディングシュート。ただ、福岡GK永石拓海のファインセーブに遭い、先制点とならず。 44分、今度は福岡。ロングボールに裏抜けして収めたウェリントンが後方へ落とし、受けた金森健志がワントラップから右足シュートを放つ。福岡らしさが出たが、枠へ飛ばせず。 後半に入ると鹿島が樋口裕太の投入でテコ入れ。しかし、福岡の最終ラインを揺さぶる、間延びさせるような局面を作るには至らず、時計の針だけが動いてゆく。 福岡も福岡で決め手を欠き、0-0のまま後半アディショナルタイムへ。結局、どちらも最後まで1点を奪えず、ゴールレスドロー決着に。互いに2連勝はならなかった。 その一方、福岡は長谷部体制で地道に積み上げてきた成果として、クラブ新記録となる4試合連続無失点を成し遂げている。 鹿島アントラーズ 0-0 アビスパ福岡 2024.10.19 16:04 Sat

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