東京五輪へのサバイバル“ラストマッチ”、横内昭展監督は「とにかく目の前の試合に勝つ」
2021.06.11 17:20 Fri
U-24日本代表の横内昭展監督が、12日に行われるジャマイカ代表戦に向けた前日会見に出席した。
東京オリンピックに臨むU-24日本代表は、U-24ガーナ代表と5日に対戦。3日には急きょ決定した日本代表との試合を行い、このジャマイカ戦が3試合目となる。
来月に開幕する東京オリンピックに向けては最後の選考の場となるこの一戦。18名という少ない登録枠を争う中、オーバーエイジの3名を加えて活動を行なっている。
明日対戦するジャマイカ代表は世代別代表ではなくA代表であり、U-24日本代表としては非常にやりがいのある相手。そのジャマイカ代表は、7日にセルビア代表と対戦しており、1-1の引き分けに終わっていた。
横内監督はジャマイカ戦に向けて意気込みを語るとともに、選手たちへの期待を口にした。
「この活動の最後で、みんな全員が試合に向けて準備してくれますし、もう一回明日は誰をスタメンにするかを考えながら、全選手がスタンバイできているので、しっかり考えて決めていきたいと思います」
ーガーナ戦からここまでの短い期間でどこを詰めてきたか
「ガーナ戦から期間が短かったんですが、その中でもA代表からガーナに関しては中1日だったので、そういうことを考えれば時間はありました」
「もちろんトレーニングをずっとということはできませんでしたが、ミーティングや今日も昨日もトレーニングできましたので、全ては落とし込むのは難しかったですが、優先順位をつけながらそれぞれ選手も理解してくれながら練習してくれたと思います」
ーこの期間では実際にどんなことをしたか
「具体的なことは言えませんが、ジャマイカ戦に向けて、ジャマイカの特徴を踏まえながら、我々がどう表現していくかを少し話しました」
ー最後の試合となることで選手たちに見せてもらいたいもの
「選手たちにもプレッシャーはあると思いますし、A代表相手に試合なので、プレッシャーの中でいかに良さを発揮してくれるか。気温んも暑いとは思いますけど、その中でどれぐらい自分の良さを発揮してくれるか非常に楽しみにしています」
ー瀬古歩夢を追加招集したが明日の試合にも出る可能性は
「全員明日やれる準備をしてくれているので、明日出場する可能性もあると思います」
ー瀬古に期待するものは
「対人の強さ。あとはボールを動かせるので、その両面を出してもらいたいと思います」
ー最終選考前の最後の試合だが、どこまでメンバーを決めているのか。それともフラットな状態か
「固まっているところは、このままいけばオーバーエイジはそのまま出ると思いますが、他は明日の試合が終わってから改めて考えていきたいです」
「もちろん森保監督がA代表で活動しているので、それも含めて明日のゲームが終わって、もう一度森保監督と話して決めていきたいと思います」
ージャマイカ代表についての印象は
「映像を見ましたが、凄く鋭いカウンターを持ったチームが第一印象です。前線にスピードのある選手や身体の選手が強い選手がいます」
ー明日の試合で求めることは
「とにかく目の前の試合に勝つということを一番求めています。それが終わって初めて東京オリンピックに向けて考えたり、選考したり。とにかく明日のジャマイカに勝つという思いが一番強いです」
ー本大会は今よりも蒸し暑い中での試合になると思うが、そのシミュネーションは
「選手たちは昨日はもう少し暑かったんですが、午前中からお昼にかけてのトレーニングだったので、暑さ慣れは多少してきたと思います」
「ただ、本戦はもっと湿度も上がり、気温も高い中でやらなければいけないですが、選手はそれも覚悟の上でやっているので、今暑かろうが、どんなことやっても気にせずにプレーしてくれています」
ー食野亮太郎について。別メニューを聞いていたが
「昨日の練習までは部分合流でしたが、今日は練習に復帰してきています。明日はやれるレベルにあると思います」
東京オリンピックに臨むU-24日本代表は、U-24ガーナ代表と5日に対戦。3日には急きょ決定した日本代表との試合を行い、このジャマイカ戦が3試合目となる。
来月に開幕する東京オリンピックに向けては最後の選考の場となるこの一戦。18名という少ない登録枠を争う中、オーバーエイジの3名を加えて活動を行なっている。
横内監督はジャマイカ戦に向けて意気込みを語るとともに、選手たちへの期待を口にした。
ー最終選考前の最後の試合となるが、どういう形で臨みたいか
「この活動の最後で、みんな全員が試合に向けて準備してくれますし、もう一回明日は誰をスタメンにするかを考えながら、全選手がスタンバイできているので、しっかり考えて決めていきたいと思います」
ーガーナ戦からここまでの短い期間でどこを詰めてきたか
「ガーナ戦から期間が短かったんですが、その中でもA代表からガーナに関しては中1日だったので、そういうことを考えれば時間はありました」
「もちろんトレーニングをずっとということはできませんでしたが、ミーティングや今日も昨日もトレーニングできましたので、全ては落とし込むのは難しかったですが、優先順位をつけながらそれぞれ選手も理解してくれながら練習してくれたと思います」
ーこの期間では実際にどんなことをしたか
「具体的なことは言えませんが、ジャマイカ戦に向けて、ジャマイカの特徴を踏まえながら、我々がどう表現していくかを少し話しました」
ー最後の試合となることで選手たちに見せてもらいたいもの
「選手たちにもプレッシャーはあると思いますし、A代表相手に試合なので、プレッシャーの中でいかに良さを発揮してくれるか。気温んも暑いとは思いますけど、その中でどれぐらい自分の良さを発揮してくれるか非常に楽しみにしています」
ー瀬古歩夢を追加招集したが明日の試合にも出る可能性は
「全員明日やれる準備をしてくれているので、明日出場する可能性もあると思います」
ー瀬古に期待するものは
「対人の強さ。あとはボールを動かせるので、その両面を出してもらいたいと思います」
ー最終選考前の最後の試合だが、どこまでメンバーを決めているのか。それともフラットな状態か
「固まっているところは、このままいけばオーバーエイジはそのまま出ると思いますが、他は明日の試合が終わってから改めて考えていきたいです」
「もちろん森保監督がA代表で活動しているので、それも含めて明日のゲームが終わって、もう一度森保監督と話して決めていきたいと思います」
ージャマイカ代表についての印象は
「映像を見ましたが、凄く鋭いカウンターを持ったチームが第一印象です。前線にスピードのある選手や身体の選手が強い選手がいます」
ー明日の試合で求めることは
「とにかく目の前の試合に勝つということを一番求めています。それが終わって初めて東京オリンピックに向けて考えたり、選考したり。とにかく明日のジャマイカに勝つという思いが一番強いです」
ー本大会は今よりも蒸し暑い中での試合になると思うが、そのシミュネーションは
「選手たちは昨日はもう少し暑かったんですが、午前中からお昼にかけてのトレーニングだったので、暑さ慣れは多少してきたと思います」
「ただ、本戦はもっと湿度も上がり、気温も高い中でやらなければいけないですが、選手はそれも覚悟の上でやっているので、今暑かろうが、どんなことやっても気にせずにプレーしてくれています」
ー食野亮太郎について。別メニューを聞いていたが
「昨日の練習までは部分合流でしたが、今日は練習に復帰してきています。明日はやれるレベルにあると思います」
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▽U-23日本代表は25日、トゥーロン国際大会グループB第3節でU-23ギニア代表と対戦し、2-1で勝利した。超WSの選手採点結果と寸評は以下のとおり。 ▽U-23日本採点 GK 1 櫛引政敏 5.5 失点に絡むも後半は安定したプレーでチームを支えた DF 2 ファン・ウェルメスケルケン・際 4.5 ポジショニングや判断の悪さが目立つ低調な出来 (→井手口陽介 5.5) ハードワークは見せたが、攻守にもの足りない 3 三浦弦太 5.5 相手のスピードに苦戦も大崩れせず 5 植田直通 5.5 急造の最終ラインを何とか統率 13 三丸拡 6.0 前半に一度不用意なボールロストがあったものの、高精度のクロスから先制点をアシスト MF 14 前田直輝 5.5 前後半に見せ場があったものの、後半の絶好機を決め切れず。アピールに失敗 15 喜田拓也 5.5 ボランチと慣れない右サイドバックで奮闘。ミスはあったが、気迫は見せた 19 鎌田大地 6.0 フィニッシュの精度こそ欠いたものの、1アシストなど要所で起点に (→大島僚太 5.0) チーム全体のパフォーマンスもあり、目立ったプレーはなかった 7 原川力 5.5 攻守に最低限の仕事はこなしたが、ゲームキャプテンとしては少しもの足りない 18 南野拓実 6.0 さすがの決定力で決勝点を記録 (→浅野拓磨 5.5) 終盤に見せ場を作ったが、味方とうまく絡めず、攻撃を停滞させてしまった FW 20 富樫敬真 6.0 貴重な先制点を記録。ポジションを移した後半はやや停滞も前半は上々の出来 (→野津田岳人 5.0) ほとんど攻撃に絡めなかった 監督 手倉森誠 6.0 負傷者と疲労を抱えながら何とか選手をやり繰りし、嬉しい大会初勝利 ★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ! 富樫敬真(U-23日本) ▽この試合で傑出したパフォーマンスを披露した選手はいなかったが、先発起用に応える先制点を記録するなど、リオ五輪メンバー入りに向けてアピールした横浜F・マリノスの若手ストライカーをMOMに選出。 U-23ギニア 1-2 U-23日本 【U-23ギニア】 バンガリー・スマー(前10) 【U-23日本】 富樫敬真(前3) 南野拓実(前39) 2016.05.26 02:10 Thu4
東京五輪を想定した戦い、U-24日本代表の横内昭展監督「持っている力を全部吐き出して欲しい」
U-24日本代表の横内昭展監督が、26日に控えるU-24アルゼンチン代表との国際親善試合に向けて前日会見に出席した。 東京オリンピック世代でもあるU-24日本代表は、久々の国際試合となり、活動自体は昨年12月の国内合宿以来となる。 今回のメンバーには、海外組やA代表組も招集され、東京オリンピックに向けて改めてスタートする重要な2試合となる。 コロナ禍の中での活動となり、今回の試合実現に向けては多くの調整がなされた中、横内監督は冒頭「この親善試合を行えることに対して、色々な方にご尽力をいただき、開催できることに感謝いたします」とコメント。「U-24日本代表は親善試合を久しぶりに行います。東京オリンピックに向けて貴重な2試合を戦うので、精一杯、アルゼンチンに対して良いゲームができればと思います」と語り、感謝の気持ちを述べるとともに、重要な準備の2試合にしたいと語った。 南米予選を1位で通過し、東京オリンピックに出場するアルゼンチンと戦うが、試合で試したいことについては「久しぶりの活動の選手もいますし、もう一度みんな集合して、昨日初めて全員が揃ってトレーニングができました」とコメント。「アルゼンチンに向けて自分が持っている力を全部吐き出して欲しいと思っています。それによって色々なことが見えてくると思います」と語り、約4カ月後に控える本大会前に確認作業を行いたいと語った。 その日本代表だが、南米勢との対戦となると2019年11月のU-23コロンビア代表戦が最後となる。当時は完敗を喫したが「あの試合以来の選手もいますし、今回来た選手たちは活動は少なかったですが、各クラブでしっかりポジションを取った選手がほとんどです」とコメント。「コロンビア戦の時よりも個々が成長していると思うので、チームとしてどう活かせるか。選手組み合わせも考えながら、痛い敗戦だったので、そこを思い出しながら、その痛みをチームで共有して臨みたいです」と語り、当時のことを反省しながらも、1年経過した選手たちの成長を楽しみにしていると語った。 さらに今回は、2試合を中2日で移動も伴って行われ、本大会を想定したスケジュールとなっている。2試合については「もちろん中2日で移動もある2試合なので、東京オリンピックを見据えたスケジュールではありますが、まず明日の試合をやってみて、それから2戦目のことを考えたいと思います」とコメント。「まずは明日の一戦に集中してやりたいです」と、初戦に集中すると語った。 また、リカバリーなどについては「夢フィールドから東京スタジアムまで移動だったりとかは結構かかります。本戦の時もその可能性はあるので、食事やミーティングをいつにするとか、普段の形とは時間の差が出てくるので、それに対して選手には体感してもらってみたいと思います」とスケジュールとして普段の活動とは違うアプローチをしているとのこと。「試合が終わって中2日で北九州はちょっと遠いですが、移動でのストレス、疲労を見られるのは良い機会かなと思います」とし、全てをテストしたいと語った。 このチームは3バックをベースに[3-4-2-1]で戦ってきた中、12月の合宿では[4-2-3-1]をトライ。今回の合宿でも4バックを試すことが増えている。 システムについては「ずっとこのチームは3バックを長くやってきて、12月では4バックをやりました。今回はどちらとも考えていますが、選手を見て、一番力を発揮できるのかをどちらか考えて決めたいと思います」とコメント。「あまり3や4という形よりも、選手がどう生きるかです。活動が少なかったので、今出ているクラブで光っている選手を選んでいるので、その特徴が出せればと思っています」とし、選手が力を発揮するシステムを選びたいと語った。 今回注目されるのはMF三笘薫(川崎フロンターレ)となる。Jリーグでも突出したパフォーマンスを見せている三笘だが「三笘に関しては、川崎でやっているプレーをそのまま代表チームで出して欲しいと思います」と横内監督も期待。「Jリーグの対戦相手とは違ったタイプの選手と対峙すると思うので、そういった選手にどれだけ自分のプレーを出せるかが楽しみです」とし、アルゼンチン相手にどこまで通用するかが見たいと語った。 また、今季はケガ人の影響もあり、左サイドバックという新境地を開拓したFW旗手怜央(川崎フロンターレ)については「クラブでは今までそういうポジションをやっていませんでしたが、今シーズンはチームに貢献度の高いプレーをしています」と評価。「今まで視察して、彼の運動量であったり、アタッキングゾーンでのクオリティは高いです。守備もフィジカルもここ最近非常に上がってきていて、両面でやれると思うので、非常に期待しています」とし、代表でも力を発揮してもらいたいと語った。 一方で、海外組として参加しているMF久保建英(ヘタフェ)、MF三好康児(アントワープ)、FW食野亮太郎(リオ・アヴェ)の攻撃的な3選手はチームで出番が少ない状況だ。 その3選手については「その3人は、自分のクラブでは非常に難しい状況に置かれていて、試合でのプレー数が少ない状況になっています」とコメント。「今回招集した選手、彼ら以外はクラブ内でポジションを確立した選手ですが、彼らには今までの活動の実績、もう一回呼んでコンディションやプレーを確認したいということで来てもらっています」と語り、「彼らは本当にハングリーな状態、プレーしたいという状態できているので期待しています」と、出場機会がない中でどのような状態か手元で確認したいと明かした。 2021.03.25 17:05 Thu5