「理解するのが難しい」80分間10人で戦いドローのサウサンプトン、選手を絶賛もVARの判定に苦言

2021.05.01 15:45 Sat
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サウサンプトンのラルフ・ハッセンヒュッテル監督が、レスター・シティ戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。サウサンプトンは4月30日、プレミアリーグ第34節でレスターをホームに迎えての一戦。トップ4を相手に残留を決めたいサウサンプトンが臨んだ。

ケガ人も出ている中で、日本代表MF南野拓実も先発出場。しかし、試合開始10分でDFヤニク・ヴェステルゴーアが退場。ボールコントロールを誤り、ルーズボールをバックパスすると、そこに飛び込んだジェイミー・ヴァーディを倒す形となり一発退場となった。
試合のほとんどを数的不利で戦ったサウサンプトンだが、後半にPKをジェームズ・ウォード=プラウズが決めて先制。しかし、68分に失点し1-1の引き分けに終わった。

試合後ハッセンヒュッテル監督は、数的不利で80分間戦った選手たちを称賛。一方で、退場処分のシーンについては、判定に納得がいかず、VARの意味がわからないと苦言を呈した。
「選手たちが今日やったこと、特に守備において、とても大変な仕事だった。しかし、このようなプレーを見せたときは、何かを手に入れるに値する」

「レッドカードに関しては、実際はそうでないと思う。VARの決定でこういった罰を与えられた場合、レッドカードを与える必要があるかどうかはわからない」

「最も重要なこそ、そしてこれは我々が話すべきことだが、それは“努力”だ」

「しかし、私にとってはヴァーディがボールをコントロールできていなかったので、明確なゴールチャンスを与えたとは言えないと思っている。彼は決してボールには触っていないし、GKへのバックパスだった。私にとっては理解するのが難しい」

「私はすぐに交代させ、センターバックを投入しなければいけなかった。前回のように長々と待つわけにはいかなかった。このとき、我々はより素早く行動し、センターバックを投入してチームとして守ることを学んだ」

「良い形で行えていたと思う。そして80分間プレッシャーにさらされた中で、良いプレーをしたのは明らかだ。ピッチでもよく組織されていた。そして、得点した後にもさらにチャンスがあったが、それは欲張りすぎた」

「今日はサッカーでは時々起こることが起き、その時に強くなる必要があった。彼らは全てヤニク(・ヴェステルゴーア)のために戦ったとお思う。これはチームとしてあるべき姿だ」

「今日、私はピッチでプレーした全ての選手を誇りに思ったと言わなければならない」

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浦和レッズに所属するデンマーク人DFアレクサンダー・ショルツのチャンピオンズリーグ(CL)でのゴールに脚光が集まっている。 ショルツは母国のヴェイレでプロデビュー後、アイスランドでのプレーを経て、ロケレンやスタンダール・リエージュ、クラブ・ブルージュといったベルギークラブに所属。2018年夏から母国の強豪ミッティランに活躍の場を移した。 浦和に加入する前の2020-21シーズンには公式戦45試合に出場し、センターバックながら10得点1アシストと攻撃面でも活躍を見せた。 さらに、CLでもグループステージ全6試合に先発していたが、21日にCLの日本語版公式ツイッターが当時のゴールを紹介。アタランタとリバプールから奪ったゴールの動画を投稿している。 アタランタ戦ではFKの流れから前線に残ったまま豪快なボレー、リバプール戦では日本代表FW南野拓実の眼前でPKを沈めていたショルツ。そのプレーにはファンも驚きを隠せず、「やっぱこの男すげえ」、「リヴァプールから点取ってるのすげーな」、「南野とも対戦してたのかー!」、「一生浦和にいてくれー」、「浦和に来てくれてありがとう」、「浦和史上最高のCBかも」といった感謝の言葉を寄せている。 今シーズンの浦和でもここまで3ゴールとその攻撃力の片鱗を見せているショルツ。後半戦もさらなる活躍に期待がかかる。 <span class="paragraph-title">【動画】DFとは思えないショルツの豪快ボレー&南野の目の前で決めたPK</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr"> 現在は <a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%B5%A6%E5%92%8C%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%BA?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#浦和レッズ</a> で活躍するアレクサンダー・ショルツのチャンピオンズリーグゴール<a href="https://twitter.com/hashtag/UCL?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#UCL</a> <a href="https://t.co/o1xAxkKZjA">pic.twitter.com/o1xAxkKZjA</a></p>&mdash; UEFAチャンピオンズリーグ (@UCLJapan) <a href="https://twitter.com/UCLJapan/status/1539178815708008448?ref_src=twsrc%5Etfw">June 21, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.06.23 07:15 Thu
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華麗なる天才、古豪ハンガリー復活の期待背負うNo.10/ドミニク・ソボスライ(ハンガリー代表)【ユーロ2024】

14日、ユーロ2024がいよいよ開幕。ドイツで行われる今大会は24カ国が出場し、7月14日までの1カ月間開催される。 今大会には最後の国際大会になる選手や、所属クラブで躍動した若手選手まで、622名の選手にプレーの可能性がある状況。出場24カ国を注目選手と共に紹介していく。 <span class="paragraph-subtitle">■ハンガリー代表</span> 出場回数:3大会連続5回目 最高成績:3位(1964) ユーロ2020結果:グループステージ敗退 予選結果:グループG・1位 監督:マルコ・ロッシ <span style="font-weight:800">◆注目選手</span> MFドミニク・ソボスライ(リバプール) 2000年10月25日(23歳) 2023-24シーズンからリバプールに加入したソボスライ。日本代表MF遠藤航、アルゼンチン代表MFアレクシス・マク・アリスターと共に、中盤で期待を寄せられた1人だ。 リバプールが7000万ユーロ(約118億円)の契約解除金を支払って獲得したRBライプツィヒから逸材。フィジカルも強く、テクニックを持ち合わせ、ブンデスリーガで異彩を放っていたソボスライは、ユーリティティ性も魅力だ。 インサイドハーフがメインだが、元々はサイドアタッカーとしてプレー。ザルツブルク時代には南野拓実(モナコ)と両サイドを形成していたアタッカー。その後、ライプツィヒでシャドーのポジションでプレーし、より攻撃的な力を見せつける。 ハンガリー期待の才能は“天才”と称されており、キックの精度がとにかく高く、ミドルシュートはお手のもの。威力、精度と申し分なく、リバプールでの1年目は数字を残せなかったが、ユーロの舞台での活躍に期待がかかる。 <span style="font-weight:800">◆試合日程</span> ▽6月15日(土) 《22:00》 【A】ハンガリー代表 vs スイス代表 ▽6月19日(水) 《25:00》 【A】ドイツ代表 vs ハンガリー代表 ▽6月23日(日) 《28:00》 【A】スコットランド代表 vs ハンガリー代表 <span style="font-weight:800">◆招集メンバー</span> GK 1.ペーテル・グラーチ(RBライプツィヒ/ドイツ) 12.デーネシュ・ディブス(フェレンツヴァーロシュ) 22.ペーテル・サッパノシュ(パクシュFC) DF 2.アダム・ラング(オモニア・ニコシア/キプロス) 3.ボトンド・バログ(パルマ/イタリア) 4.アッティラ・サライ(フライブルク/ドイツ) 5.アッティラ・フィオーラ(フェヘールヴァール) 6.ヴィリー・オルバン(RBライプツィヒ/ドイツ) 7.ロイク・ネゴ(ル・アーヴル/フランス) 11.ミロシュ・ケルケズ(ボーンマス/イングランド) 14.ベンデグーズ・ボラ(セルヴェット/スイス) 18.ジョルト・ナジ(プスカシュ・アカデーミア) 21.エンドレ・ボトカ(フェレンツヴァーロシュ) 24.マールトン・ダルダイ(ヘルタ・ベルリン/ドイツ) MF 8.アダム・ナジ(スペツィア/イタリア) 10.ドミニク・ソボスライ(リバプール/イングランド) 13.アンドラス・シャーファー(ウニオン・ベルリン/ドイツ) 15.ラスロ・クラインハスラー(ハイドゥク・スプリト/クロアチア) 16.ダニエル・ガズダグ(フィラデルフィア・ユニオン/アメリカ) 17.カラム・スタイルズ(サンダーランド/イングランド) 26.ミハーイ・カタ(MTKブダペスト) FW 9.マルティン・アダム(蔚山現代/韓国) 19.バルナバス・ヴァルガ(フェレンツヴァーロシュ) 20.ロランド・サライ(フライブルク/ドイツ) 23.ケヴィン・チョボト(ウーイペシュト) 25.クリストフェル・ホルヴァート(ケチケメート) <span class="paragraph-title">【動画】ソボスライ、シーズン序盤のリバプールでの活躍</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="x_V7a7bIMjo";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.15 17:00 Sat
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選手採点&寸評:中国代表 1-3 日本代表【2026W杯アジア最終予選】

19日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第6節、中国代表vs日本代表が廈門白鷺体育場で行われ、1-3で日本が勝利を収めた。 超ワールドサッカーの選手採点と寸評は以下の通り。 ▽日本代表採点[3-4-2-1] <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/fom20241119chn_jpn_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad">©︎超ワールドサッカー<hr></div> ※採点は10点満点。及第点は「5.5」、「0.5」刻みで評価 ※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし GK 1 鈴木彩艶 5.5 仕事量は多くなかったが、大事なシーンで2つセーブ。OG以外で初失点もノーチャンス。 DF 4 板倉滉 6.5 落ち着いた守備対応。前半終了間際に大きすぎる追加点。 16 町田浩樹 6.0 攻撃に積極参加するスタイルは前回と変わらず。貴重な2点目につながるヘッドでアシスト。 22 瀬古歩夢 5.5 初の最終予選出場で落ち着いてプレー。失点シーンではパスを奪い切りたかった。 MF 6 遠藤航 6.5 しっかりと中盤でボール回収。要所をしっかりと締めて蓋をし、存在感の大きさを見せつける。 8 南野拓実 5.5 プレスバックなど守備でも奮闘。なかなか良い形でこの日はボールを受けられなかった。 →15 鎌田大地 .6.0 途中出場ながら積極的にボールに絡んでいきゲームメイク。中盤も活性化させる。鋭いパスを何度もつけて調子の良さを見せた。 13 中村敬斗 5.5 守備でも奮闘。ボールを持てば積極的にゴールを目指す姿勢。3点目は兄貴・伊東へ見事なサイドチェンジで起点に。 →7 三笘薫 5.5 インサイドにも入り組み立て参加。仕掛けはやはり脅威に。パスで何度か崩したがゴールには繋がらなかった。 14 伊東純也 6.5 得意のドリブルはなかなか出せずも久保とのパス交換など良さを見せ、CKから2点目を生み出す。後半はより自由に動き、見事なクロスで3点目をアシスト。 →3 橋岡大樹 - 出場時間が短く採点なし。 17 田中碧 6.0 遠藤と共にバランスを取りつつ、何度もポジションを変えて組み立てにしっかり参加。鎌田が入ってからは前に飛び出る回数が増加。 20 久保建英 6.0 自身の鋭いシュートで得たCKから見事に先制点をアシスト。守備でも強さを見せる。中央で個の打開も見せた。 →11 前田大然 - 出場時間が短く採点なし。 FW 19 小川航基 6.5 なかなかボールが入らない中、CKからヘッドで先制。後半は伊東のクロスをドンピシャヘッド。 →9 古橋亨梧 - 出場時間が短く採点なし。 監督 森保一 6.5 11月もしっかりと連勝。ターンオーバーしながらも勝利を収め、2試合を通じて多くの選手を起用できた。世界の頂点を目指す上で、勝ち続けることが重要。 ★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ! 遠藤航(日本) 中盤でしっかりとらしさを見せつけ、中国を制圧。守備での局面の強さ、田中とのバランス感覚を見せて試合を締めた。タイミングを見た持ち出しも見せ、存在感の大きさを示すことに。 中国代表 1-3 日本代表 【中国】 リン・リャンミン(後3) 【日本】 小川航基(前39、後9) 板倉滉(前45+6) <span class="paragraph-title">【動画】久保建英のクロスを小川航基が豪快ヘッドで先制!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="jByIpoua_nU";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <span class="paragraph-title">【動画】CKから今度は板倉滉がダイビングヘッド!</span> <span data-other-div="movie2"></span> <script>var video_id ="YfNdVQOUATg";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <span class="paragraph-title">【動画】伊東純也のパーフェクトクロスを小川航基が豪快ヘッド!</span> <span data-other-div="movie3"></span> <script>var video_id ="zcTu9GDnE0A";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.11.19 23:10 Tue

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サウサンプトンがシティの逸材MFチャールズを獲得! 昨季PL最終戦でトップデビュー

サウサンプトンは12日、マンチェスター・シティから北アイルランド代表MFシェイ・チャールズ(19)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2027年6月30日までの4年となる。 なお、イギリス『The Athletic』によると、移籍金は1050万ポンド(約19億円)となるが、アドオンを含めると最大で1500万ポンド(約27億1000万円)になる可能性があるという。さらに、シティはリセール時のキャピタルゲインの数%を受け取る権利と共に、買い戻し条項も契約に含めているという。 マンチェスター生まれのチャールズは、7歳からシティのアカデミーに在籍。守備的MFを主戦場にセンターバック、右サイドバックでもプレー可能な多才なMFは、アスリート能力の高さもさることながら、軽やかなターンや視野の広さ、両足を遜色なく操るボールスキルが印象的なプレーヤーだ。 これまでシティの世代別チームで主力を担い、U-23チームでキャプテンを任される逸材は、2022-23シーズンのプレミアリーグ最終節のブレントフォード戦で待望のファーストチームデビューを飾った。また、北アイルランド代表ではすでにA代表デビューを飾っており、8試合に出場している。 2023.07.13 21:27 Thu
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プレミアリーグ第22節、マンチェスター・ユナイテッドvsサウサンプトンが2日にオールド・トラフォードで行われ、ホームのユナイテッドが9-0で勝利した。なお、サウサンプトンのFW南野拓実は招集外となった。 現在、2位のユナイテッド(勝ち点41)は前節に好調アーセナルと0-0のドローに終わって2試合未勝利。1試合未消化で首位のマンチェスター・シティとの勝ち点差が「3」に広がった。3戦ぶりの白星を目指すホームゲームでは先発1人を変更。ポグバに代えてグリーンウッドを起用。前節前半途中に交代したマクトミネイも体調不良から回復し、無事メンバーに名を連ねた。 一方、直近3連敗でボトムハーフの11位に転落したサウサンプトン(勝ち点29)では、今冬の移籍市場最終日にリバプールから出場機会を求める南野が電撃加入。李忠成、吉田麻也に続くクラブ3人目の日本人選手となった南野は強豪相手にデビューが期待されたものの、この試合では登録が間に合わずに招集外となった。 前回対戦で壮絶な3-2の撃ち合いを演じた両者の一戦はいきなり動く。開始1分30秒を過ぎたところで、五分五分のルーズボールに反応したヤンケビッツがマクトミネイのヒザ上に足裏を見せたアフターチャージを見舞う。これを目の前で見ていたディーン主審は迷わずレッドカードを掲示。これがプレミア初先発となった19歳MFは2分を待たずにピッチを去るほろ苦いスタメンデビューとなった。 ここからほぼ90分間、数的優位でプレー可能となったユナイテッドは相手が10人での戦いに慣れる前に先制点を奪おうと、アグレッシブな姿勢でゴールを目指す。 圧倒的に押し込む時間が続く中、長短交えたパス、サイドを起点に相手に揺さぶりをかけると、18分に先制点を奪う。ロングフィードに抜け出したラッシュフォードが左サイド深い位置でタメを作ってショーにボールを戻す。ここでショーから大外に走り込んだワン=ビサカに絶妙なクロスが通ると、ワン=ビサカが丁寧なワンタッチで押し込んだ。 さらに、畳みかけるユナイテッドは25分、ショーの左サイドでの突破からボックス左で短いパスを受けたブルーノ・フェルナンデスが絶妙な折り返しを入れると、これをラッシュフォードが抑えの利いた右足ボレーで流し込んだ。 その後、ウォード=プラウズの強烈な直接FKでゴールを脅かされたユナイテッドだったが、34分にはマグワイアからカバーニへの絶妙なクサビをキッカケに右サイドへ流れたボールを回収したラッシュフォードがGKとDFの間に絶妙な高速クロスを供給。これがDFベドナレクのオウンゴールを誘発する。さらに、完全に心が折れたサウサンプトンに対して、39分にはショーの左クロスをゴール前のカバーニが頭で合わせ、試合を決定づける4点目とした。 これで勝利を確信したスールシャール監督はカバーニ、ショーを下げてハーフタイム明けにマルシャルとファン・デ・ベークを同時投入。この交代でフレッジが左サイドバックに回った。 後半も押し込む状況が続く中、53分には相手のFKからウォード=プラウズのスルーパスに反応したチェ・アダムスにボックス右に抜け出されて右足のシュートを決められる。だが、ここはかなり微妙なVAR判定の結果、オフサイドの判定に救われる。 これで気を引き締め直したホームチームは60分、ラッシュフォードを下げてダニエル・ジェームズを最後の交代カードとしてピッチに送り込む。 すると、69分にはボックス右でB・フェルナンデスから浮き球のパスを受けたマルシャルが見事なタッチでボールを収めてニア天井を抜く弾丸シュートでチーム5点目を奪取。その直後には波状攻撃からクリアボールに反応したマクトミネイがボックス手前から抑えの利いた右足のミドルシュートを奪い、リーズ戦と並ぶ今季最多の6点目とした。 その後も攻撃の手を緩めないユナイテッドは87分、ボックス内で仕掛けたマルシャルがDFベドナレクと交錯すると、オンフィールドレビューの結果、ユナイテッドにPKが与えられると共にベドナレクにレッドカードが掲示された。 そして、このPKをB・フェルナンデスが決めると、直後の90分にもワン=ビサカのクロスをマルシャル、93分にはB・フェルナンデスのおぜん立てからダニエル・ジェームズがゴールを重ね、1995年のイプスウィッチ戦(9-0)に並ぶクラブ史上最多タイの9ゴールを奪った。 そして、ホームで9-0の驚愕の勝利を飾ったユナイテッドが3戦ぶりの白星を飾った。一方、昨シーズンのレスター・シティ戦に続く0-9の大敗を喫したサウサンプトンは泥沼の4連敗となった。 2021.02.03 07:19 Wed
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セインツとアーセナルに明暗…ベドナレク退場取り消しもD・ルイスは異議申し立て却下…

前節、共に退場者を出したサウサンプトンとアーセナルが、イングランドサッカー協会(FA)に対して行った異議申し立ては明暗分かれる結果となった。 サウサンプトンは2日に行われたプレミアリーグ第22節でマンチェスター・ユナイテッドと対戦し、0-9の惨敗を喫した。同試合では開始1分過ぎにMFアレクサンドレ・ヤンケビッツのスパイク裏を見せた危険なアフターチャージによる電光石火の退場が響き、後半終盤までに6点を奪われる厳しい展開となった。 さらに、その苦境にトドメを刺したのが、86分のDFヤン・ベドナレクに対するレッドカードの判定だった。ベドナレクは自陣ボックス内で相手FWアントニー・マルシャルと交錯。一見すると、マルシャルのダイブのようにも見えたが、マイク・ディーン主審はオンフィールドレビューの結果、ユナイテッドにPKを与えると共に決定機阻止との判断でベドナレクにレッドカードを掲示した。 そして、この微妙な判定によって9人での戦いを強いられたサウサンプトンはPKの失点を含め、そこから3失点を喫して昨季のレスター・シティ戦に続く0-9の大敗となった。 これを受けて、サウサンプトンはこのレッドカードに対する異議申し立てを行った結果、この申し立てが認められてレッドカードが取り消しに。そして、次節のニューカッスル戦での起用が可能となった。 一方、アーセナルは1-2で敗れた前節のウォルバーハンプトン戦後にDFダビド・ルイスのレッドカードを取り消すために異議申し立てを行ったが、こちらは当初の判定が支持されることになり、申し立ては却下となった。 ダビド・ルイスはウルブス戦の前半終了間際にボックス内に抜け出したFWウィリアン・ジョゼを後方から引っかける形で倒してしまい、PK献上と共にレッドカードを掲示されていた。 同試合後の公式会見の場でミケル・アルテタ監督は、「5つの異なる角度から10回もリプレイを見直してみたが、いかなるコンタクトも確認できなかった。VARで違う角度の映像がチェックできるのなら、見てみたい」と、同選手の退場の判定に関して不満を示していた。 しかし、アーセナル側の申し立ても実らず、ダビド・ルイスは次節のアストン・ビラ戦を欠場することになった。 2021.02.05 08:25 Fri

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