元独代表指揮官がヴェルナーを擁護 「ジョーダンだって外したシュートの方が多い」
2021.04.30 18:27 Fri
元ドイツ代表監督のユルゲン・クリンスマン氏がチェルシー所属のドイツ代表FWティモ・ヴェルナーを擁護した。イギリス『ミラー』が伝えている。
昨夏にRBライプツィヒから鳴り物入りで入団したヴェルナー。現時点で公式戦45試合に出場し、11得点をマークしているが、27日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグのレアル・マドリー戦でも露呈したように決定機を外すシーンも散見され、一部のサポーターからは批判を集めている。
そんな中、自らもドイツ代表として長年活躍し、引退後には同国代表監督も務めたクリンスマン氏はアメリカのテレビ番組『ESPNFC』に出演すると、ヴェルナーについて言及。バスケットボール界のレジェンド、マイケル・ジョーダン氏の言葉を持ち出し、ストライカーを支持した。
「私は彼をとても信頼をしている。なぜなら、彼は適切なタイミングで、どこにいるべきかを知っているからだ。シュートを外すということはストライカーにとって対処すべきことであるし、次のチャンスが来たときのことを考えなければならないけどね」
「マイケル・ジョーダンだって、得点より外したシュート数の方が多いと言っていた。ティモ・ヴェルナーにとっても、失敗は自分をより強くしてくれるはずだ」
昨夏にRBライプツィヒから鳴り物入りで入団したヴェルナー。現時点で公式戦45試合に出場し、11得点をマークしているが、27日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグのレアル・マドリー戦でも露呈したように決定機を外すシーンも散見され、一部のサポーターからは批判を集めている。
そんな中、自らもドイツ代表として長年活躍し、引退後には同国代表監督も務めたクリンスマン氏はアメリカのテレビ番組『ESPNFC』に出演すると、ヴェルナーについて言及。バスケットボール界のレジェンド、マイケル・ジョーダン氏の言葉を持ち出し、ストライカーを支持した。
「マイケル・ジョーダンだって、得点より外したシュート数の方が多いと言っていた。ティモ・ヴェルナーにとっても、失敗は自分をより強くしてくれるはずだ」
また、「2ndレグで、あるいは決勝で、もしかしたら彼は得点するかもしれない」とコメント。ドイツ代表の“後輩”が来るレアル・マドリーとのリターンレグでヒーローになり得ると期待を寄せた。
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フリック監督解任でドイツ凋落の原因は?/六川亨の日本サッカーの歩み
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韓国がクリンスマン監督を更迭! 招へいから1年の解任劇に…「指導力とリーダーシップを示せなかった」
韓国サッカー協会(KFA)は16日、ユルゲン・クリンスマン監督(59)の解任を発表した。 現役時代にドイツ代表のストライカーとして活躍したクリスマン氏。現役を引退してからはドイツ代表やアメリカ代表、そしてバイエルンなどの指揮官を歴任し、2023年2月から韓国の指揮を託された。 先のアジアカップでは64年ぶりの優勝が期待されたが、ベスト4で涙。指揮官の進退が注目されるなか、大会中の主将ソン・フンミンと若手有望株イ・ガンインら若手メンバーのいざこざも発覚していた。 そして、KFAのチョン・モンギュ会長は協会の公式サイトを通じて声明。アジアカップの結果を詫びつつ、15日の代表チーム強化委員会による議論を経て、16日の役員会で解任を決議したという。 招へいから1年ほどでの更迭を巡り、代表としての理念とともに、「我々が代表チーム監督に求める指導力とリーダーシップを示せなかった」と説明した。 「代表というのは単なるスポーツチームという枠を超え、国民の関心と支持を得て、そのエネルギーを国民に還元する、名実ともに大韓民国を代表するチーム。 これからもそうあるべき」 「だが、様々な議論と意見を総合した結果、クリンスマン監督は指揮官としての競争力と姿勢が国民の期待と感情に及ばず、この先も改善されにくいと判断し、2026年北中米ワールドカップ2次予選前の監督交代を決定した」 2024.02.16 17:15 Fri4
1年持たずに解任のクリンスマン監督、韓国サッカー協会は違約金11.3億円を支払う可能性…支払い義務条項が含まれているとも
就任から1年が経たずに解任されてしまった韓国代表のユルゲン・クリンスマン監督(59)だが、違約金も相当な金額になるようだ。 2023年2月27日に韓国代表の監督に就任したクリンスマン氏。かつてはドイツ代表やアメリカ代表を指揮した中、就任当初から懐疑的な目を向けられてしまう。 就任から5試合勝利がなかった韓国。2023年9月のサウジアラビア代表戦で初勝利を収めると、そこから7連勝。ただ、アジアカップ2023では難しい戦いを強いられる。 グループステージを突破し、決勝トーナメントではサウジアラビア、オーストラリア代表と優勝候補を相手に120分の死闘で勝ち切るも、準決勝では格下のヨルダン代表相手に2-0で完敗。これにより、再び解任論が巻き起こることとなった。 また、ヨルダン戦を前にチーム内で揉め事が発生。ヨルダン戦では笑顔で相手を称えた行為が、負けていながら不適切だとし、国民の大きな反感を買っていた。 大韓サッカー協会(KFA)は、15日にアジアカップの内容を分析し、チームの状況について会議を行った中、「マネジメント能力に疑問がある」として、解任する方向性が示されていた。 そんな中迎えた16日、正式に解任が決定。1年持たずの解任となってしまった。 韓国『聯合ニュース』によれば、クリンスマン監督は2026年7月まで残っていたとのこと。北中米ワールドカップ後までの契約を結んでいたが、約2年半の契約を残しての解任となり、違約金を支払うことに。解任時は残り期間の年俸を支払う義務の条項が入っているという。 クリンスマン監督の年俸に関しては、29億ウォン(約3億3000万円)程度とされており、残り期間の支払いを考えると70億ウォン(約7億9000万円)程度の支払いが必要となるという。 さらに、コーチ陣も退任させており、その違約金も含めれば、総額で100億ウォン(約11億3000万円)になると見られている。 KFAのチョン・モンギュ会長は解任発表後に会見を行い「監督との契約解除に関する事項は、弁護士と相談しなければならない」と語り、「私が会長として財政的になにをすべきかを考えてみる」とコメントした。 また、今回の事態については「総合的な責任は協会、そして私にある」とコメント。ただ、「原因に対する評価はもう少し詳しく見て、対策を立てるようにする」とコメントした。 2024.02.16 19:40 Friチェルシーの人気記事ランキング
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