「ジュニーニョ・ペルナンブカーノ風!?」リーグアンで生まれた異次元のFKが脚光を浴びる

2021.03.23 12:15 Tue
Getty Images
無回転シュートの元祖であり、FKの名手として知られた元ブラジル代表MFジュニーニョ・ペルナンブカーノ氏。そんな名手の後継者候補がロリアンに現れた。ロリアンは21日、リーグ・アン第30節でナントとアウェイで対戦。試合開始早々に失点を喫したものの、試合終了間際の87分に相手陣内左サイドでFKのチャンスを迎える。

ゴールまでは30m以上あり、直接狙うのは難しい距離であったが、キッカーのアルマン・ローリエンは小刻みな助走から右足を一閃。強烈なシュートはやや高いようにも思われたが、そこからグングン伸びるとともにブレて落ち、GKが全く予想できないような軌道を描いてゴール右上へと突き刺さった。
このFKは多くの海外メディアにも取り上げられており、イギリス『SPORTBIBLE』が「史上最高のFKの1つ、ジュニーニョ(・ペルナンブカーノ)風」と伝えると、イギリス『サン』は「ホグワーツ魔法魔術学校生のアルマン・ローリエンが信じられないFKを成功」と『ハリー・ポッター』シリーズになぞらえて伝えている。

今シーズンのリーグアン22試合に出場し3ゴール3アシストをマークしているローリエンは、2月に行われたサンテチェンヌ戦でも見事なFKを決めており、そのキック精度はロリアンに欠かせぬものになっている。
※写真はジュニーニョ・ペルナンブカーノ氏

1 2

ジュニーニョ・ペルナンブカーノの関連記事

レアル・バジャドリーは12日、ブラジル人DFエンヒキ・シウバ(30)の加入を発表した。契約期間は今シーズン終了までとなる。 ヴァスコ・ダ・ガマの生え抜きの左サイドバックであるエンヒキ・シウバは、在籍8年間で公式戦135試合に出場。その後、リヨンのレジェンドでヴァスコ・ダ・ガマの元同僚でもあるジュニーニョ・ペルナン 2025.03.13 07:30 Thu
レバークーゼンのスペイン代表DFアレハンドロ・グリマルド(28)が、お手本とするフリーキッカーを明かした。 遠回りのサッカー人生が身を結んだグリマルド。バルセロナの下部組織時代、メディア向けの発言が当時トップチームを率いたルイス・エンリケ監督の逆鱗に触れ、すぐさまベンフィカへ放出されるという事態に。 ポルト 2024.06.13 13:20 Thu
元ブラジル代表MFジュニーニョ・ペルナンブカーノ氏が、30日に48歳の誕生日を迎えた。 現役時代には世界最高のフリーキッカーとまで言われたジュニーニョ氏。キャリア通算で70本以上もの直接FKを沈め、相手GKに恐怖を与えてきた。 特に2000年に移籍したリヨンでは、公式戦343試合で100ゴール72アシストを 2023.01.31 19:45 Tue
元ブラジル代表MFジュニーニョ・ペルナンブカーノ氏のFKが再び注目を集めている。 2008-09シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)は、当時ティエリ・アンリやサミュエル・エトー、チャビ・エルナンデスにアンドレス・イニエスタといった超豪華メンバーを擁したバルセロナが制覇。3年ぶり3回目となる優勝を果たし、リオネル 2022.02.25 21:52 Fri
リヨンがゼニトに所属するイラン代表FWサルダール・アズムン(26)の獲得を再び狙っているようだ。フランス『RMC Sport』が伝えている。 昨シーズンの公式戦29試合で19ゴール6アシストを記録したアズムン。今夏の移籍市場では5大リーグへの移籍が有力視されており、リヨンからオファーがあったもののゼニトが拒否し 2021.11.18 18:22 Thu

ロリアンの関連記事

FCロリアンが1年でのリーグ・アン復帰を成し遂げた。 2023-24シーズンのリーグ・アンを17位でフィニッシュし、2019-20シーズン以来のリーグ・ドゥ降格が決定したロリアン。 1年での1部復帰を目指した今シーズンは前アジャクシオのオリヴィエ・パンタローニ監督を新指揮官に招へいした。 開幕連勝スタ 2025.04.27 16:25 Sun
アスルクラロ沼津は7日、フランスのロリアンからドイツ人GKジローン・ゲギム(21)の加入を発表した。背番号は「30」をつける。 ジローンは、ロリアンの下部組織出身で、U-17、U-19、そしてBチームと昇格を繰り返した。 193cmの大型GKは、クラブを通じてコメントしている。 「初日の練習から何者か 2025.03.07 12:25 Fri
スイスのFCチューリヒは11日、ロリアンの元フランス代表DFバンジャマン・メンディ(30)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2026年夏までとなり、背番号は「3」を付ける。 メンディはル・アーヴルの下部組織出身で、マルセイユ、モナコでもプレー。2017年7月にマンチェスター・シティに完全移籍で加入した 2025.02.12 14:12 Wed
未払いの給与をめぐりマンチェスター・シティに対して訴訟を起こしていたロリアンの元フランス代表DFバンジャマン・メンディだが、大部分を受け取ることになったようだ。イギリス『BBC』が伝えた。 2017年夏にモナコからシティへ加入したメンディ。シティでは公式戦75試合に出場し、2ゴール12アシストを記録。しかし、20 2024.11.06 23:12 Wed
ロリアンの元フランス代表DFバンジャマン・メンディが、未払い賃金を巡り、前所属先のマンチェスター・シティに対して最大1000万ポンド(約19億6000万円)の訴訟を起こしている。イギリス『テレグラフ』が報じている。 2017年夏にモナコからシティへ加入したメンディ。シティでは公式戦75試合に出場し、2ゴール12ア 2024.10.15 09:30 Tue

リーグ・アンの関連記事

スタッド・レンヌは15日、スポーツディレクター(SD)を務めていたフレデリック・マッサーラ氏の退任を発表した。 マッサーラ氏は、現役時代はトリノやペスカーラ、パレルモなどイタリアのクラブでプレー。引退後はベネヴェント、ペスカーラでアシスタントコーチを務めるなどした中、2008年7月にはパレルモで監督に就任。201 2025.05.16 14:20 Fri
元フランス代表FWアレクサンドル・ラカゼット(33)の2度目のリヨン退団が決定した。 生まれ故郷の名門リヨンの下部組織出身でプロキャリアもスタートしたラカゼットは、2017年7月にアーセナルへと完全移籍。その後、2022年7月に古巣帰還を果たし、以降は頼れるエースとキャプテンとしてパリ・サンジェルマンらライバルの 2025.05.15 23:00 Thu
残留懸かるリーグ・アン最終節のリール戦を前に、スタッド・ランスは前線に大きな不安を抱えている。フランス『レキップ』が伝えている 前節、17位のサンテチェンヌとの残留争い直接対決で0-2の敗戦を喫した14位のランス(勝ち点33)。自動降格圏内のサンテチェンヌ(勝ち点30)とは3ポイント差も、得失点差で「21」の差が 2025.05.15 22:03 Thu
パリ・サンジェルマン(PSG)が、ドルトムントのギニア代表FWセール・ギラシー(29)を今夏のトップターゲットに定めたようだ。ドイツ『シュポルト・ビルト』が報じている。 昨シーズンのシュツットガルトでブンデスリーガ28試合28ゴールと驚異的な決定力を発揮し、チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得の立役者となったギ 2025.05.15 19:30 Thu
モナコは14日、今季限りでバイエルンを退団する元イングランド代表DFエリック・ダイアー(31)の来季加入を発表した。契約期間は2028年6月までの3年となっている。 ダイアーは2024年1月にトッテナムからバイエルンにレンタル移籍。今季は完全移籍に切り替わった中、公式戦27試合出場3ゴール1アシストを記録。 2025.05.15 08:00 Thu

ジュニーニョ・ペルナンブカーノの人気記事ランキング

1

“フリーキックの魔術師” ジュニーニョ・ペルナンブカーノはキックの種類も豊富【ビューティフル・フリーキック】

サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出されるキックがそのままゴールネットを揺らせば、盛り上がりは一気に最高潮へと達する。 この企画『Beautiful Free Kicks』(美しいフリーキック)では、これまでに生まれたFKの数々を紹介していく。 今回は、元ブラジル代表MFジュニーニョ・ペルナンブカーノ氏がリヨン時代に決めたフリーキックだ。 <div id="cws_ad">◆ジュニーニョ・ペルナンブカーノの高速FK<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJPVWdXV1dQbiIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> FKの名手として知られるジュニーニョ氏。特に無回転シュートを蹴らせたら右に出る者はいないという実力者だが、様々なキックを使い分けることもできた。2002年10月19日に行われたリーグ・アン第11節のオセール戦では、また違った形のFKを沈めている。 リヨンはボックス左手前でFKを獲得すると、キッカーはもちろんジュニーニョ。ファーサイドを狙ったシュートは、グングンと伸びながらポストに直撃し、そのままゴールネットを揺らして見せた。 ブレ球以外のキックも一級品だったジュニーニョ氏。相手GKにとっては悪夢のような存在だった。 2020.08.28 16:00 Fri

ロリアンの人気記事ランキング

1

強姦と性的暴行容疑も無罪のメンディ、シティ相手に訴訟していた未払いの給与一部を受け取れることに

未払いの給与をめぐりマンチェスター・シティに対して訴訟を起こしていたロリアンの元フランス代表DFバンジャマン・メンディだが、大部分を受け取ることになったようだ。イギリス『BBC』が伝えた。 2017年夏にモナコからシティへ加入したメンディ。シティでは公式戦75試合に出場し、2ゴール12アシストを記録。しかし、2021年8月にピッチ外で起きた問題によってキャリアが暗転。2020年10月から2021年8月の間に合計7件の強姦、強姦未遂容疑で起訴された。 これにより、シティから即時の出場停止処分を科され、以降は長らくピッチを離れて、自身の無罪を勝ち取るための法廷での戦いが続いた。この間にシティでは一度もプレー機会を得られず、2022-23シーズン終了後に契約満了によって退団が決定。その後、昨年夏に母国のロリアンで約2年ぶりにキャリアを再開させることになった。 チェスター刑事法院ですべての容疑で無罪となったメンディだったが、破産を回避するために自宅を売却していたことが明らかになった後、雇用審判所に今回の訴訟を起こすことに。最大で未払いの給与1000万ポンド(約19億8500万円)を請求していた。 この件について、裁判所は22カ月の未払い給与のうち、約5カ月分に相当する支払いを差し控える権利があると判決を下した。 なお、受取額は両者間で計算されることとなるが、合意に至らない場合は、今後の審問で決定されることになるという。 2024.11.06 23:12 Wed
2

ライプツィヒのスイス代表GKムボゴがロリアンに完全移籍、昨季は堂安律とPSVで同僚

ロリアンは13日、RBライプツィヒのスイス代表GKイボン・ムボゴ(28)を完全移籍で獲得したことを発表した。 契約期間は2024年6月30日までの2年間となる。 ムボゴは、カメルーンにルーツを持つスイス人選手。ヤング・ボーイズの下部組織で育ち、2011年7月にファーストチームに昇格。2017年7月にライプツィヒへと完全移籍した。 2020年8月から2シーズンはPSVへとレンタル移籍。PSVでは公式戦通算54試合に出場し、エールディビジでも41試合でプレーした。 スイス代表としても4試合でプレーしており、2018年のロシア・ワールドカップや2021年のユーロ2020でも出番はなかったが、メンバーには選出されていた。 2022.07.14 09:49 Thu
3

バンジャマン・メンディ、2年ぶりに公式戦出場へ…無罪判決勝ち取り選手キャリア再開

元フランス代表DFバンジャマン・メンディ(29)が約2年ぶりとなる公式戦復帰に近づいているようだ。 マンチェスター・シティ時代の2021年8月、7件の性的暴行および強姦未遂容疑でイギリス当局に起訴され、選手キャリアが中断したメンディ。今年1月に6件の強姦疑惑は無罪が確定し、残る性的暴行1件も7月に無罪となった。 シティを退団することになったメンディだったが、7月19日にロリアンと2年契約を結び母国復帰。ここまでは出番が訪れていなかった。 シティで最後にピッチに立ったのは、起訴直前の2021年8月15日に行われた2021-22シーズンのプレミアリーグ第1節・トッテナム戦。ロリアンのユニフォームに袖を通したなか、フランス『RMC Sport』によると、もうすぐ約2年ぶりに公式戦に出場する見通しだという。 リーグ・アン開幕から1勝2分け1敗で11位のロリアン。代表ウィーク明けの17日にはホームで第5節・モナコ戦が控えており、メンディは若手時代に所属した古巣との対戦に向け、メンバー入りが濃厚になっているという。 レジ・ル・ブリ監督はメンディ加入に際し、「元々のフィットネスに戻すべく6〜8週間の準備期間を設ける」と発表しており、順調にコンディションが回復した模様。2018年のロシア・ワールドカップ(W杯)優勝も経験した男がいよいよ再出発する。 2023.09.13 21:16 Wed
4

元フランス代表MFバカヨコがロリアンにフリー加入! 2年契約で母国帰還に

ロリアンは31日、元フランス代表MFティエムエ・バカヨコ(29)の加入を発表した。2年契約での加入となる。 かつてモナコ時代にリーグ・アン制覇やチャンピオンズリーグ(CL)4強入りに貢献し、自身も守備的MFとしての評価を高め、2017年夏にチェルシー入りしたバカヨコ。だが、プレミアリーグの水に慣れず、2018年夏のミラン行きから渡り鳥生活が続く。 2019年夏のモナコ復帰後もナポリでのプレーを挟み、2021年夏から再びミランへ。昨季もミランで過ごした後、チェルシーの残留選手リストから外れ、契約満了による退団が決まった。 4年ぶりのフランス凱旋となるバカヨコはクラブ公式サイトで「ロリアンのような野心的なクラブでリーグ・アンに復帰できるのはぼ大きな喜びだ」とコメントしている。 2023.09.01 11:45 Fri
5

コシエルニー氏が古巣ロリアンの新SD就任! 今季はU-17チームでアシスタントマネージャー務める

元フランス代表DFのローラン・コシエルニー氏(38)が、古巣ロリアンのスポーツディレクター(SD)に就任した。 現役時代にアーセナルの主力DFとして活躍したコシエルニー氏は、2019年に加入したボルドーで2022年1月末に現役を引退。その後、フランス代表51キャップのDFは昨年7月から古巣ロリアンのU-17チームでアシスタントマネージャーを務めていた。 そういった中、クラブはリーグ・ドゥ降格を受け、コシエルニー氏にSDという新たな役割をオファーし、11日の公式発表に至った。 同氏はゼネラル・ディレクターであるアルノー・タンギ氏と緊密に協力しながらリクルート部門を取り仕切り、1年でのリーグ・アン復帰を目指すことになる。 なお、ロリアンは以前からビッグクラブの若手の修行の場となっており、古巣アーセナルの逸材を迎え入れることもありそうだ。 2024.06.12 13:30 Wed

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly