浮き上がるライジングショット!モナコ主将が決めた信じられない弾丸FK【ビューティフル・フリーキック】

2021.02.10 16:00 Wed
Getty Images
サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出されるキックがそのままゴールネットを揺らせば、盛り上がりは一気に最高潮へと達する。この企画『Beautiful Free Kicks』(美しいフリーキック)では、これまでに生まれたFKの数々を紹介していく。

今回は、モナコのフランス代表FWウィサム・ベン・イェデルが決めたフリーキックだ。
◆浮き上がるライジングショット

トゥールーズやセビージャでのプレーで頭角を現したベン・イェデルは、2019年夏にモナコに加入。主力として活躍し、現在は主将としてチームを引っ張る存在となっている。

優れたテクニックと戦術眼を武器に、安定したゴール数を毎シーズン積み上げているベン・イェデルだが、2021年2月3日に行われたリーグ・アン第23節のニース戦では、FKから豪快なゴールを決めている。
ベン・イェデルのPKで先制したモナコは、1-1と追いつかれて迎えた51分、ボックスの外、ゴールのほぼ正面でFKのチャンスを得る。

すると、DFジブリル・シディベとFWケビン・フォラントがFKを直接蹴ると見せかけて、間接FKのような形の短いボールタッチで壁をずらす。ここに充分な助走をとって後ろから走り込んだベン・イェデルがシュートを放つ。バックスピンのかかったボールは浮き上がるような軌道でゴール左へ飛ぶと、豪快なシュートがゴールネットに突き刺さった。

試合はイェデルの2ゴールにより、モナコが2-1で勝利している。

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バルセロナがモナコSBに強い関心か? デコSDはグレミオ時代から才能を評価

バルセロナが、モナコのブラジル代表DFヴァンデウソン(23)の獲得に動いているようだ。スペイン『スポルト』が報じている。 来シーズンに向けてバルセロナは、フランス代表DFジュール・クンデの負担が顕著な右サイドバックの補強を優先事項のひとつに定める。 これまではアルメリアのU-23スペイン代表DFマルク・プビル(21)、ラージョ・バジェカーノのルーマニア代表DFアンドレイ・ラティウ(26)らへの関心が伝えられたが、スポーツディレクターを務めるデコ氏はグレミオ時代から目を付けていたブラジル代表DFへの関心をより強めているという。 ハンジ・フリック監督がすでに交渉にゴーサインを出したと言われるなか、デコ氏は旧知の代理人であるジュリアーノ・ベルトルッチ氏と前向きな形での交渉を行ったという。選手自身もカンプ・ノウ行きに前向きな姿勢を見せているようだ。 現時点では移籍金や給与額については議論されておらず、プレミアリーグからの関心も伝えられる同選手のコストはバルセロナにとって割高。だがしかし、左サイドバックでもプレー可能な点を考慮すれば、条件次第で獲得に動く可能性は十分ありそうだ。 2022年にグレミオからモナコへ加入したヴァンデウソンは、爆発的な加速力と正確な右足のキック、細かな足元のテクニックを併せ持つ174cmの攻撃的な右サイドバック。モナコ加入後はここまで公式戦118試合に出場し、8ゴール13アシストを記録。今シーズンここまでは公式戦34試合2ゴール4アシストの数字を残している。 2025.03.25 07:01 Tue
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一瞬で刺す!モナコが決めた切れ味抜群のショートカウンター/2013-14【チーム・ゴールズ】

サッカーにおいて個の力は非常に大事な要素の一つである。しかし、チームとして選手たちがひとつになった時にこそ、素晴らしいプレーが生まれる。 『Team Goals』では、流れるような連携から生まれた美しいゴールを紹介。今回はRCフランスの元モロッコ代表MFムニル・オバディがモナコ時代に決めたゴールだ。 <div id="cws_ad">◆切れ味抜群のショートカウンターでいきなりの先制<br/><div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiIzMlRESTZ1WCIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> </div> リーグ・ドゥ(フランス2部)のトロワで活躍したオバディは、2013年1月モナコに加入。1年半の在籍で公式戦51試合に出場している。 中盤の選手として攻守に活躍したオバディだが、2014年3月23日に行われたリーグ・アン第30節のリール戦では、見事な連携からゴールを決めている。 開始早々の4分、自陣でボールを回す相手のパスを左サイドでモナコがカットすると、一気にショートカウンターを発動。ボールを受けたFWディミタール・ベルバトフがドリブルでためを作り、ボックス内左に抜け出したFWヴァレール・ジェルマンにパス。深い位置からジェルマンが折り返しのパスを入れると、ファーサイドでオバディが合わせ、いきなりの先制点を奪ってみせた。 先手を取ることに成功したモナコ。しかし同点に追いつかれ、試合は1-1のドローに終わっている。 <span data-sg-movie-id="948" data-sg-movie-title="【一瞬で刺す】モナコが決めた切れ味抜群のショートカウンター"></span> 2021.03.16 08:00 Tue
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ストライカーも探すバイエルン、スイス代表FWエンボロへの関心続く…モナコには放出の意思なし

バイエルンはモナコのスイス代表FWブリール・エンボロ(27)を注視し続けているようだ。フランス『フット・メルカート』が報じた。 新シーズンに向けてヴァンサン・コンパニ監督を招へいし、各ポジションの補強も進めるバイエルン。一方、カメルーン代表FWエリック・マキシム・チュポ=モティング(35)との契約が満了し、新たなストライカーを探している。 バイエルンは以前よりエンボロへの関心を示し、6月には選手本人がこの噂に言及。「僕のクラブとバイエルンへの敬意から、この件に関しては何も言えない」「モナコでとても幸せ」と主張しながら、バイエルンの印象や、かつてプレーしていたブンデスリーガへの思いを簡単に語っていた。 しかし、最近代理人を変更したというエンボロは、ドイツ復帰を希望しているとのこと。コメントの通りモナコでの居心地の良さも感じているため、移籍を最優先事項には掲げていない模様だ。 バイエルンは先日幕を閉じたユーロ2024でのエンボロの活躍を見て、コンパニ新監督の信頼できるオプションになると確信。対するモナコはなんとしても引き留めたい考えで、バイエルンからのオファーはまだ届いていないという。 かつてシャルケやボルシアMGで計6シーズン過ごしたエンボロは、2022年夏に移籍金1250万ユーロ(約21億4000万円)でモナコ入り。加入1年目からリーグ・アンで32試合12得点の好成績を残すも、2023-24シーズンはヒザのケガにより、リーグ戦5試合の出場にとどまった。 シーズン終盤には復帰し、そのまま今夏のユーロに参加。PK戦の末に敗れこそしたが、準々決勝のイングランド代表戦では値千金の先制点を決めていた。 バイエルン移籍となれば、ボルシアMGでスポーツ・ディレクター(SD)を務めていたマックス・エバール氏(現在はバイエルンのスポーツ部門取締役)とも再会。慣れ親しんだブンデスリーガで再びプレーすることになるのだろうか。 2024.07.18 15:06 Thu

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