14位に低迷するウルブス、指揮官はチームの改善強調「我々は立ち直ることを約束する」

ウォルバーハンプトンを率いるヌーノ・エスピリト・サント監督が、不振に陥るチーム状況を憂慮している。イギリス『ミラー』が伝えた。

2018-19シーズンにプレミアリーグ復帰を果たしたウォルバーハンプトンは、主にポルトガルから多くの有力選手を獲得したこともあり、2シーズン連続で7位に。中堅チームとしての地位を確立し、昨シーズンにはヨーロッパリーグ(EL)で準々決勝進出を果たしている。

しかし、今シーズンのプレミアリーグでは苦戦しており、21試合を消化した時点で14位と低迷。FWジオゴ・ジョタがリバプールに移籍し、FWラウール・ヒメネスは頭蓋骨骨折の重傷を負うなど苦しいチーム事情もあるが、さらなる順位下降は避けたい状況だ。
ヌーノ監督もこうした状況には危機感を覚えており、特にリーグ戦ここ15試合でクリーンシート数わずか「2」の守備については、改善の必要性を口にしている。

「(守備について)失望しているし、心配だ。我々が改善すべきポイントだと思う。我々は失点について自分たちで責任を負わなければならない。時には、仕方のない失点もあるだろう。しかし、残念ながら我々はミスを犯しており、それは改善点の1つだ」「あまりにも多くのミスを犯しており、改善の必要性については誰もが抱く共通の感覚だ。まずは個人的なことから始めなければならないし、そこからチームとして改善していく必要がある」

「改善には献身性と信念が必要だ。感情や言葉だけでなく、行動に移さなければならない。悪い時期を経験することは誰にでも起こり得る。それにどう対応するかが重要なんだ」

「我々は立ち直ることを約束する。そして、今がその時だ。この困難を乗り越えれば、物事はより良くなるだろう」

また、ヌーノ監督は1月の移籍市場で獲得したブラジル人FWウィリアン・ジョゼに言及。まだフィットには時間が必要だとしつつ、チームに多くのプラス効果をもたらしてくれることを期待した。

「ウィリアン(・ジョゼ)は、まだチームのダイナミズムについて理解する必要がある。しかし、才能のある選手であり、我々にとって大きな力になってくれるだろう。彼は経験があり、試合がどのようなものか知っている」

「ウィリアンは素晴らしい男で、疑問に思ったことは積極的に聞いてくれるんだ。才能は分かっているからこそ、彼に得点のチャンスを与えられるよう、我々は改善しなければならない」