リバプールの主将・ヘンダーソン、キャリアのターニングポイントは過去のトレード話「挫折や逆境は必要」
2021.01.02 21:35 Sat
リバプールの主将を務めるイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンが、キャリアのターニングポイントを明かした。イギリス『ガーディアン』が伝えている。
「僕たちはアンフィールドで開催されるハート・オブ・ミドロシアン(ハーツ)戦の(ヨーロッパリーグ予選の)準備をしていたんだ。いつものように、ホープ・ストリートのホテルに過ごしていた時、ドアがノックされて、監督が話をしたいと言ってきたんだ」
「ブレンダン・ロジャーズの公平のために言うと、それは本当にただの対話だった。それはフルアムへの移籍話だった。僕は望んでいなかったし、良く思わなかったんだ。まだ貢献できる部分がたくさんあると感じていたからね」
「奮起して人々が間違っていることを証明したい気持ちになる。それは自身を強くする。その日以来、僕は自分の中に何かを持って戦った。監督に僕が必要だと証明するためにね」
「僕は彼(ロジャーズ)のチーム、このサッカークラブで競争するために絶対に何でもするつもりだったし、彼らが間違っていることを証明したかった。最終的にそれが達成できた」
ここまで、リバプールで公式戦382試合出場30ゴール51アシストをマークしているヘンダーソン。2018-19シーズンにチャンピオンズリーグ(CL)優勝を果たし、主将としてビッグイヤーを掲げ、2019-20シーズンはクラブに悲願のプレミアリーグ初制覇をもたらし、2年連続でのタイトル獲得となった。
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2011年夏にサンダーランドからリバプールに加入したヘンダーソン。2000万ポンド(約27億7700万円)で加入初年度からプレミアリーグ37試合に出場して2ゴール2アシストを記録したが、決定的な存在は示せていなかった。期待通りではなかったリバプールは、獲得からわずか1年後の2012年夏にフルアムに所属していた元アメリカ代表MFクリント・デンプシーとのトレードを画策。結果的にはリバプールに残留することとなったが、ヘンダーソンは当時の出来事を「とてもはっきりと覚えている難しい瞬間だった」と語り、この出来事がターニングポイントとなったと明かした。「ブレンダン・ロジャーズの公平のために言うと、それは本当にただの対話だった。それはフルアムへの移籍話だった。僕は望んでいなかったし、良く思わなかったんだ。まだ貢献できる部分がたくさんあると感じていたからね」
「その時、僕はとても暗い気持ちだった。ただ、そのおかげで、僕はより強くなり、より賢くなれたんだ。それなしでは、どうなっていたかわからないね。挫折や逆境は必要なものさ。その瞬間を本当に大切にしている」
「奮起して人々が間違っていることを証明したい気持ちになる。それは自身を強くする。その日以来、僕は自分の中に何かを持って戦った。監督に僕が必要だと証明するためにね」
「僕は彼(ロジャーズ)のチーム、このサッカークラブで競争するために絶対に何でもするつもりだったし、彼らが間違っていることを証明したかった。最終的にそれが達成できた」
ここまで、リバプールで公式戦382試合出場30ゴール51アシストをマークしているヘンダーソン。2018-19シーズンにチャンピオンズリーグ(CL)優勝を果たし、主将としてビッグイヤーを掲げ、2019-20シーズンはクラブに悲願のプレミアリーグ初制覇をもたらし、2年連続でのタイトル獲得となった。
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