インテルで居場所失うエリクセン、クラブレジェンドも「彼と契約したのは過ち」と断言

2020.12.28 16:56 Mon
Getty Images
かつてインテルで活躍した元イタリア代表FWクリスティアン・ヴィエリ氏がデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンの獲得に「失敗」の烙印を押した。『フットボール・イタリア』が伝えている。

エリクセンは今年1月にトッテナムから移籍金約2000万ユーロ(現レートで約25億円)でインテルに加入。トッテナム時代には司令塔として公式戦305試合に出場し、69ゴール89アシストを記録していたこともあり、高い期待がかけられていた。しかし、アントニオ・コンテ監督の下で苦戦。今シーズンは公式戦12試合に出場しているものの、先発数は5試合のみにとどまり、直近3試合は出番すらない。

インテルもエリクセンへのオファーを受けつける姿勢を見せており、来年1月に移籍する可能性は高まっている。こうした状況に対して、ヴィエリ氏は『Twitch』を介して、古巣のエリクセン獲得が失敗だったと断言した。
「エリクセンの去就で問題があるとしたら、彼がコンテの戦術に適さないだけだと言って、(上層部が)彼を売却する判断をしないことだ」

「我々は、1月に彼と契約したのは間違いだったと言わなければならないね。まずはは過ちについて認めたうえで、その責任をとる必要がある。簡単なことだよ」
また、ヴィエリ氏はリーグ首位のミランと2位インテルのスクデットに加われていないユベントスにも言及。どんな強豪でも、いつかは敗れる日が来ると語っている。

「彼らだって永遠に勝つことはできない。9シーズン連続でスクデットを獲得してきたが、遅かれ早かれ負ける日は必ず来る。モチベーションの問題もあるだろうしね」

「今シーズンもユベントスがタイトルを獲得したら、彼らは超強豪であると証明できる。ただ、インテルは欧州カップ戦から既に敗退しているし、絶対にスクデット争いはしないとね」

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「ここで勝つのは簡単ではない」敵地でローマ下し3連勝、インテル指揮官「困難に直面しながらよくやった」

インテルのシモーネ・インザーギ監督が勝利を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 セリエA前節のトリノ戦をフランス代表FWマルクス・テュラムのハットトリックでものにしていたインテル。開幕から無敗が続くなか、代表ウィーク明けの20日に行われた第8節では、アウェイでローマとのビッグマッチに臨んだ。 拮抗した前半だったが、インテルはトルコ代表MFハカン・チャルハノールに続きイタリア代表DFフランチェスコ・アチェルビも負傷交代するアクシデント。しかし60分、カウンターからアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスが先制点を突き刺し、そのまま1-0で逃げきった。 リーグ戦3連勝としたインザーギ監督は試合後にコメント。難しいアウェイゲームを制したことについて、チームの団結を誇った。 「これからも努力を続けていかなければならないことはわかっているが、今夜は困難に直面しながらよくやった。選手たちは良いパフォーマンスを見せ、後半はリードを2点に広げることもできた」 「オリンピコはタフなグラウンドだということを忘れてはいない。だからとても満足している」 「アウェイゲームで我々に欠けている点についてチームと話したし、今夜の試合がチャレンジングなものになるともわかっていた。ホームではうまくやってきたし、タフな夜になることはわかっていたが、団結を維持した。ここで勝つのは誰にとっても簡単なことではない」 また、決勝点を決めたラウタロについては「世界でもトップ5の選手の1人だし、すべての称賛に値する」とコメント。一方、序盤に交代したチャルハノールの状態も明かしている。 「チャルハはここ2日間フィーリングが悪かった。だから今夜は(クリスティアン・)アスラニや(ピオトル・)ジエリンスキといった別の選択肢もあっただろう。だが、ウォーミングアップ中は調子が良さそうだった」 <span class="paragraph-title">【動画】ラウタロ弾で競り勝つ! ローマvsインテル ハイライト</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="6Vwj4SlmGp4";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.10.21 15:23 Mon
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【セリエA第8節プレビュー】ローマvsインテル、ユベントスvsラツィオのビッグマッチ

代表ウィーク前の前節はナポリとインテルが順当に勝利した一方、ユベントスとローマが格下に引き分け、ミランがフィオレンティーナに敗れた。迎える第8節、ローマvsインテル、ユベントスvsラツィオのビッグマッチ2試合が開催される。 まずは日曜開催のローマvsインテル。9位ローマ(勝ち点10)は前節モンツァ戦、ゴール量産体制に入ったFWドフビクが先制弾を挙げたものの勝ちきれずドローに終わった。未勝利で最下位に沈んでいた相手のドローと痛恨だったが、本調子に近づきつつあるインテルに対抗できるか。 一方、トリノ戦では前半半ばに退場者を出した相手に対してFWテュラムがトリプレッタの活躍で3-2と勝利した2位インテル(勝ち点14)。公式戦3連勝と調子を上げている中、ユリッチ体制でまだまだ模索状態のローマを叩いて首位ナポリ追走となるか。 続いて土曜開催のユベントスvsラツィオ。3位ユベントス(勝ち点13)は前節、終盤のPK被弾でカリアリに引き分け、勝ち点2を落とした。チャンピオンズリーグ(CL)ライプツィヒ戦の劇的逆転勝利の勢いをセリエAに持ち込めなかった中、公式戦4連勝と好調の同勝ち点で並ぶラツィオとの上位対決を制すことはできるか。 FWルカクの1ゴール2アシストで連勝中だったコモを難なく退けた首位ナポリ(勝ち点16)は10位エンポリ(勝ち点10)と対戦。ルカクがベルギー代表の招集を辞退している効果もあってコンディションを良好に保てている中、ここは必勝として首位キープとしたい。 GKデ・ヘアにPK2本を止められてフィオレンティーナに敗れた6位ミラン(勝ち点11)は5位ウディネーゼ(勝ち点13)との上位対決に臨む。公式戦連敗で代表ウィークに入ってしまった嫌な流れを断ち切る勝利を掴めるか。 そして前節ボローニャ戦では後半序盤に退場者を出した中、ゴールレスドローに持ち込んだ16位パルマ(勝ち点6)は14位コモ(勝ち点8)と対戦。勝ち点1獲得に貢献したGK鈴木彩艶は日本代表ではサウジアラビア代表戦でファインセーブを見せて好調を持続。引き続きスタメン予想となっている中、パルマに今季2勝目をもたらすことはできるか。 ◆セリエA第8節 ▽10/19(土) 《22:00》 コモvsパルマ ジェノアvsボローニャ 《25:00》 ミランvsウディネーゼ 《27:45》 ユベントスvsラツィオ ▽10/20(日) 《19:30》 エンポリvsナポリ 《22:00》 レッチェvsフィオレンティーナ ヴェネツィアvsアタランタ 《25:00》 カリアリvsトリノ 《27:45》 ローマvsインテル 2024.10.19 07:30 Sat

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