川崎F以外から3名選出、ユーザー選出のJ1年間ベスト11が決定! 最多得票はMF三笘薫《超WSアウォーズ2020 Jリーグ》
2020.12.23 22:15 Wed
ユーザーの皆さまに投票いただいた『超WSアウォーズ2020 Jリーグ』。多くの皆さまのご協力により、2020シーズンのJ1年間ベストイレブンが決定しました。今シーズンはレギュラーシーズン出場試合数が20試合以上の選手を対象とし、J1全18チーム中総勢253名の中からベストイレブン、最優秀選手を選出して頂きました。
最も票を集めたのは、ウイングのポジションで候補に挙がっていた川崎フロンターレのMF三笘薫で、76.7%の票を獲得しました。これにより、『超WSアウォーズ2020 Jリーグ』の最優秀選手賞をお贈りしたいと思います。
その三笘は、ルーキーイヤーながら13得点を記録し、渡邉千真(当時横浜F・マリノス)、武藤嘉紀(当時FC東京)と並ぶ新人最多得点記録を樹立。左サイドから切れ味鋭いドリブルで相手守備を翻弄。多くのチャンスメイクやアシストでもチームに貢献しました。
本家のJリーグアウォーズでも最多得票と評価されましたが、惜しくも最優秀選手賞の受賞はならず。それでも、しっかりとしたパフォーマンスを1年間通して見せてくれました。
本家のベストイレブンでは9名が川崎フロンターレの選手でしたが、今回のベストイレブンでは8名に留まり、3名は別のクラブから選出。GKに17試合のクリーンシートを達成した名古屋グランパスのGKランゲラック、中盤に柏レイソルで攻撃を支えたMF江坂任、そして28得点で得点王に輝き、本家では最優秀選手賞を受賞した柏のオルンガが選ばれています。
◆超WSアウォーズ2020 Jリーグ年間ベストイレブン
GK:ランゲラック(名古屋グランパス)
RSB:山根視来(川崎フロンターレ)
CB:谷口彰悟(川崎フロンターレ)
CB:ジェジエウ(川崎フロンターレ)
LSB:登里享平(川崎フロンターレ)
DMF:守田英正(川崎フロンターレ)
OMF:田中碧(川崎フロンターレ)
OMF:江坂任(柏レイソル)
RWG:家長昭博(川崎フロンターレ)
LWG:三笘薫(川崎フロンターレ)
CF:オルンガ(柏レイソル)
◆ポジション別得票上位選手
GK(1名)
1位:ランゲラック(名古屋グランパス)─40.7%
2位:チョン・ソンリョン(川崎フロンターレ)─18.6%
2位:東口順昭(ガンバ大阪)─18.6%
SB(2名)
1位:山根視来(川崎フロンターレ)─74.4%
2位:登里享平(川崎フロンターレ)─57.0%
3位:吉田豊(名古屋グランパス)─11.6%
4位:森下龍矢(サガン鳥栖)─7.0%
5位:ティーラトン(横浜F・マリノス)─4.7%
CB(2名)
1位:谷口彰悟(川崎フロンターレ)─45.3%
2位:ジェジエウ(川崎フロンターレ)─39.5%
3位:丸山祐市(名古屋グランパス)─27.9%
4位:マテイ・ヨニッチ(セレッソ大阪)─22.1%
5位:キム・ヨングォン(ガンバ大阪)─9.3%
MF(3名)
1位:守田英正(川崎フロンターレ)─58.1%
2位:田中碧(川崎フロンターレ)─52.3%
3位:江坂任(柏レイソル)─39.5%
4位:井手口陽介(ガンバ大阪)─26.7%
5位:大島僚太(川崎フロンターレ)─14.0%
6位:稲垣祥(名古屋グランパス)─11.6%
WG(2名)
1位:三笘薫(川崎フロンターレ)─76.7%
2位:家長昭博(川崎フロンターレ)─52.3%
3位:清武弘嗣(セレッソ大阪)─17.4%
4位:坂元達裕(セレッソ大阪)─8.1%
5位:マテウス(名古屋グランパス)──7.0%
FW(1名)
1位:オルンガ(柏レイソル)─67.4%
2位:小林悠(川崎フロンターレ)─5.8%
3位:エヴェラウド(鹿島アントラーズ)─4.7%
3位:レアンドロ・ダミアン(川崎フロンターレ)─4.7%
最も票を集めたのは、ウイングのポジションで候補に挙がっていた川崎フロンターレのMF三笘薫で、76.7%の票を獲得しました。これにより、『超WSアウォーズ2020 Jリーグ』の最優秀選手賞をお贈りしたいと思います。
本家のJリーグアウォーズでも最多得票と評価されましたが、惜しくも最優秀選手賞の受賞はならず。それでも、しっかりとしたパフォーマンスを1年間通して見せてくれました。
なお、次点にはサイドバックで候補に挙がっていたDF山根視来が入り、74.4%の票を獲得しました。
本家のベストイレブンでは9名が川崎フロンターレの選手でしたが、今回のベストイレブンでは8名に留まり、3名は別のクラブから選出。GKに17試合のクリーンシートを達成した名古屋グランパスのGKランゲラック、中盤に柏レイソルで攻撃を支えたMF江坂任、そして28得点で得点王に輝き、本家では最優秀選手賞を受賞した柏のオルンガが選ばれています。
◆超WSアウォーズ2020 Jリーグ年間ベストイレブン
GK:ランゲラック(名古屋グランパス)
RSB:山根視来(川崎フロンターレ)
CB:谷口彰悟(川崎フロンターレ)
CB:ジェジエウ(川崎フロンターレ)
LSB:登里享平(川崎フロンターレ)
DMF:守田英正(川崎フロンターレ)
OMF:田中碧(川崎フロンターレ)
OMF:江坂任(柏レイソル)
RWG:家長昭博(川崎フロンターレ)
LWG:三笘薫(川崎フロンターレ)
CF:オルンガ(柏レイソル)
◆ポジション別得票上位選手
GK(1名)
1位:ランゲラック(名古屋グランパス)─40.7%
2位:チョン・ソンリョン(川崎フロンターレ)─18.6%
2位:東口順昭(ガンバ大阪)─18.6%
SB(2名)
1位:山根視来(川崎フロンターレ)─74.4%
2位:登里享平(川崎フロンターレ)─57.0%
3位:吉田豊(名古屋グランパス)─11.6%
4位:森下龍矢(サガン鳥栖)─7.0%
5位:ティーラトン(横浜F・マリノス)─4.7%
CB(2名)
1位:谷口彰悟(川崎フロンターレ)─45.3%
2位:ジェジエウ(川崎フロンターレ)─39.5%
3位:丸山祐市(名古屋グランパス)─27.9%
4位:マテイ・ヨニッチ(セレッソ大阪)─22.1%
5位:キム・ヨングォン(ガンバ大阪)─9.3%
MF(3名)
1位:守田英正(川崎フロンターレ)─58.1%
2位:田中碧(川崎フロンターレ)─52.3%
3位:江坂任(柏レイソル)─39.5%
4位:井手口陽介(ガンバ大阪)─26.7%
5位:大島僚太(川崎フロンターレ)─14.0%
6位:稲垣祥(名古屋グランパス)─11.6%
WG(2名)
1位:三笘薫(川崎フロンターレ)─76.7%
2位:家長昭博(川崎フロンターレ)─52.3%
3位:清武弘嗣(セレッソ大阪)─17.4%
4位:坂元達裕(セレッソ大阪)─8.1%
5位:マテウス(名古屋グランパス)──7.0%
FW(1名)
1位:オルンガ(柏レイソル)─67.4%
2位:小林悠(川崎フロンターレ)─5.8%
3位:エヴェラウド(鹿島アントラーズ)─4.7%
3位:レアンドロ・ダミアン(川崎フロンターレ)─4.7%
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「日本のために貢献したい」夢は日本代表、12歳で渡米の異色の経歴…MLSでプロ2年目を迎える木島萌生はアメリカで成長中「メッシはめちゃめちゃ上手かった」
12歳でアメリカへと渡り、世界に名を馳せる寄宿学校・スポーツトレーニング施設の「IMGアカデミー」に入学。その後、大学へ進学しメジャーリーグ・サッカー(MLS)のドラフト1巡目で指名されたMF木島萌生(22)。プロ2年目を迎え、シーズン初ゴールを決めた中、11日にメディアのオンライン取材に応じた。 IMGアカデミーからウェイク・フォレスト大学へと進学した木島。MLS2024スーパードラフトの1巡目でセントルイス・シティSCに指名されて加入すると、プロ1年目はMLSで18試合に出場し1ゴール1アシスト。CONCACAFチャンピオンズカップでも2試合で1ゴールを記録していた。 オフには、今シーズンからMLSに参入するサンディエゴFCにドラフト指名された木島。しかし、DCユナイテッドが金銭トレードで獲得し、新天地でプレー。開幕から試合に出ると、8日に行われた第3節のスポルティング・カンザスシティ戦では移籍後初ゴールを記録し、チームを勝利に導いていた。 <h3>◆錦織圭に影響受け12歳で渡米</h3> 日本サッカー界においては異色の経歴を歩んでいる木島。サッカーを始めたキッカケは「ものを蹴る癖があった」からだとし、水泳をやっていた幼少期にサッカーに転向。9歳から始めると、11歳でIMGキャンプに参加。そしてアメリカ行きを決断した。 木島がIMGアカデミーに興味を持ったキッカケはプロテニスプレーヤーの錦織圭。競技は異なるが「錦織圭選手がIMGアカデミーで修行していたことを知って、キャンプに行ってみようということで1カ月間サッカーのキャンプに行き、IMGから学校に行かないかと声をかけられて、僕もすぐに行きたいという形で、あまり考えずに決断しました」とアメリカ行きまでの流れを明かした。 12歳でアメリカへと移った木島だが、「高校生がメインで、12歳から行く人は珍しく、16〜19歳ぐらいが一番多かったです」と、自身はかなり若かったと当時を回想。そして、プロサッカー選手になる気は当初はなかったという。 「最初はプロになるという目標は立てていなくて、IMGに通い始めて3年後ぐらいにプロになりたいと決断しました。学校で成績を上げながら、英語を学ぶということをメインにしていました」 およそ10年前のアメリカを考えれば、まだまだサッカーは下火の時代。スター選手がヨーロッパなどから移籍してプレーすることはあれど、野球、バスケットボール、アメリカンフットボールなどには及ばない時代だ。 「IMGアカデミーはスポーツも増えてきていますが、当時はサッカーのプログラム自体はあまり人気ではなかったです。サッカーだけで、男子と女子を合わせて100〜150人ぐらいいました」 決して簡単ではない環境でスタートした木島。12歳での渡米に家族の反応は「僕が行きたいと言ったら、母親は『絶対ダメでしょ』、父親は『行かせてあげな』という感じでした」とのこと。ただ、「2人ともグローバルな考え方で、僕は英語を元々喋れていて、日本にいては上達しないと思っていて、アメリカに行った方が上達するだろうという考えの親でした」と、グローバルな視点は持ち合わせた両親だったという。 日本ではインターナショナルスクールに通っており、いわゆる日本の学校は経験したことがない木島。12歳での決断から現在はプロとしてプレー。「親の気持ちは分からないですが、母親に対して見返してやったという気持ちもありますが、ありがたい気持ちです」と、協力してくれていた両親には感謝の気持ちが強いと明かした。 <h3>◆夢は「日本代表」</h3> プロを志したのがIMGアカデミー時代の15歳。ただ、当時の実力ではプロになるのは難しいと感じていたという。 「プロに行きたいという気持ちになったのが15歳の時で、当時は今じゃ足りないという考えを持っていました。練習と勉強に励んで、良い大学に入れるように頑張っていた中で、大学もオファーが少なくてウェイクフォレスト大学へ行きました」 ウェイクフォレスト大学はアメリカ・ノースカロライナ州にある大学。スポーツも有名な学校であり、NBAのサンアントニオ・スパーズのレジェンドでもあるティム・ダンカンやNBA歴代2位のアシストを誇るクリス・ポール(サンアントニオ・スパーズ)などはバスケットボール部出身だ。 木島は「ウェイクフォレストでの成長が一番だと思っていて、そこがなければ今はないと思っています。ボビー・ムース監督からも色々な事を学んでいましたし、ウェイクフォレスト、そしIMGのおかげでもあります」とコメント。2015年から指揮するムース監督の下、ウェイクフォレスト大学は数々のタイトルを獲得。木島も大きく成長させてもらったようだ。 日本にいた当時は「県トレセンの予選に受かる程度」と高いレベルではなかったと振り返る木島だが、アメリカでプロになれた要因は「努力です。自分としては才能はないと考えていて、努力のみで来たと考えています」と、継続してきたことが大事だったとコメント。そして自身が好む戦術を学ぶことが、自身の価値を上げていると語った。 「大学に入ってから試合を分析することにハマり、1人のサッカー選手に憧れはなかったですが、戦術的に偽サイドバックがすごく好きでした」 「大学で左サイドバックが僕の最初のポジションで、真ん中にその後に移動したんですが、サイドバックから試合中にミッドフィルダーになれるという戦術を見ると興奮してしまって、サッカーを進化させるアイデアはいつでも探しています」 「今はフェルナンド・ジニス監督の戦術を学んでいたり、キャンプでは本人に会えて話ができたり、そうしたことに興味があります」 ブラジルのクラブや暫定的にブラジル代表も指揮したフェルナンド・ジニス監督のことを学んでいるという木島。戦術を学ぶことが、自身のプレーにも生きているという。 「ユーティリティな選手だと自分としては思っています。サイドバックやウインガーとしてもプレーできますし、ボランチ、トップ下もできます。戦術的なことも勉強しているので、どんなシステムでもプレーできることが強みだと思います」 多くのポジションで、様々な戦術に対応できる自信を窺わせた木島。夢は日本代表だ。 「MLSのDCユナイテッドのチームのために活躍、貢献することに集中しています」 「日本代表は夢にありますし、まだまだですが将来に入れるチャンスがあれば、日本のために、日本代表のために貢献したいと思います」 「(ヨーロッパについて)行きたい夢はありますが、実力も足りないですし、今はDCユナイテッドのために集中して力をあげていきたいと思います」 <h3>◆アメリカで世界を体感し成長</h3> 異色の経歴を歩んでいる木島。MLSではインテル・マイアミとも対戦し、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシらとも対峙した。ただ、そこでも手応えはあったという。 「メッシ選手はもちろん対戦した時はめちゃくちゃ上手かったです」 「凄くビックリしたことが、小さい頃からグアルディオラ監督のバルセロナの試合を何試合も観て勉強していたのを覚えていて、ブスケッツ、スアレス、ジョルディ・アルバもそうですが、各選手がボールを受けた時に次の動きをフィールド上でも読みやすくなっていました」 「ブスケッツであれば右にターンするフリをして左にカットしてくるのをそれを読んでボールを奪ったり、メッシも左に行きたがるというところを見て、抜かれた時もありましたが、ボールを取れた時もあって、自分でもビックリしました」 着実にプロの舞台で成長を続ける木島。MLSでは日本代表のキャプテンであったDF吉田麻也やW杯を経験しているDF山根視来など、木島を含め7人の日本人がプレーしている。 「吉田麻也選手もユニフォーム交換してもらえて嬉しかったですし、小さい頃から日本代表で活躍されていたのを見ていたので、言葉が出ないぐらいの感動でした」と交流があったことを振り返り、「吉田選手はリーダーシップが強みであるので、LAギャラクシーではキャプテンとして左サイドがスペイン語で話して右サイドは日本語、真ん中は英語で話すということを聞いて、凄く学びましたし、吉田選手が僕に話してくれたことが凄く嬉しかったです」と刺激も受けていると明かした。 プロ2年目の22歳。来年にはアメリカでワールドカップも開催される。このまま成長を続け、夢の日本代表入りを果たす日が来る日を楽しみにしたい。 <span class="paragraph-title">【動画】木島萌生が移籍後&今季のMLSで初ゴール!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="lsIV-THjQ3Y";var video_start = 345;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.03.11 18:00 Tue5
