プレミアリーグが迎える窮地、独自の交代枠「3」と過密日程に指揮官たちが問題提起
2020.11.10 18:40 Tue
世界最高峰とも言われるプレミアリーグ。新型コロナウイルス(COVID-19)による経済的打撃は他のリーグと同様にある中、別の問題も浮上している。
この交代枠に関しては、2020-21シーズンも継続することが許可されている中、プレミアリーグは従来の「3」に戻し、リーグ戦を運用している。
これは、多くのクラブが交代枠「5」に反対したことが理由であり、クラブの差が大きく影響するとして否決されていた。
昨シーズンは30年ぶりにリーグ優勝を成し遂げたリバプールのユルゲン・クロップ監督は、すでにプレミアリーグにも話をしたとし、ミッドウィークに行われるチャンピオンズリーグ(CL)やヨーロッパリーグ(EL)を考慮に入れないスケジュールに苦言を呈している。
「私は2週間前の交流会で話をした。クラブはプレミアリーグとのミーティングを企画してくれた。ユナイテッドや、リバプール、シティについてのことではないので、変更はできない。でも言わせてもらいたい」
「我々は前回のインターナショナル・マッチウィークの後、(土曜日の)12時30分からエバートンでプレーした。私の選手たちは、水曜日の夜の時点で、何人かはペルーにいた。そして、12時30分に試合をした。このようなことが起こるべきではない」
「テレビの必要性は100%理解している。しかし、プレミアリーグは選手たちの団結力をもっと高めなければならない。試合日程以外は全て変わってしまった。通常、シーズンには10月、11月、12月というとてもトリッキーな時期がある。今年は10月が12月のようで、11月が12月のようで、12月も12月のようだ。この激しさは、本当に難しい。土曜日に試合をすることが完全に当たり前となっているが、12時30分に試合をさせるのは殺人的だ」
「トッテナムは木曜日の夜にルドゴレツでプレーし、今日(日曜日)の12時にプレーした。WBAには敬意を表するが、トッテナムが勝利した。他のチームにもチャンスをあたえられ、適切な大会だと思うかもしれない」
そのクロップ監督率いるリバプールだが、8日に行われたマンチェスター・シティとの一戦では、イングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドが負傷。ふくらはぎを痛め、12月まで離脱する可能性があるようだ。
クロップ監督は、過密日程に加え、5人の交代枠を認められていない状況では、選手を守れないと指摘した。
「唯一の問題は選手がケガをしてしまうことだ。選手のコンディションを維持することができない。それが本当に問題だ」
「それは我々の問題ではなく、日程の問題だ。5人の交代選手についてももう一度話し合わなければならない。それでもわからないが、14チームが『5人の交代があってはいけない』と言うのであれば、少なくともトップ6同士の対戦では5人交代をさせてもらいたい」
「それが可能かどうかは分からないが、今年は非常に厳しく、解決策を見つけなければいけない」
「我々はそれを理解しているし、持っているもの全てを使って100%のサッカーをしたいと思っている。そうしなければならない。ただ、水曜日の夜と12時30分キックオフは許されるべきではない」
また、ヨーロッパの舞台で戦うチームに考慮してもいいのではと提案。このままではイングランド代表にも影響を及ぼすと指摘し、改善を求めた。
「オーレ(・グンナー・スールシャール)は正しかった。シティと我々は火曜日に試合をした。いつだって、火曜日に試合をするチームと水曜日に試合をするチームが2つある。火曜日のチームが今、12時の試合を戦うなら、それはそれで良い。良くはないが、それでいい。しかし、水曜日のチームは、試合を考慮されてすらない」
「『スカイ』や『BT』、プレミアリーグ、『BBC』、誰であろうと、話し合わなければんらない。今までのような状況では対応はできない。FAが関与しなければならないのはとても重要なことだ」
「今夜(8日)、我々はトレント・アレクサンダー=アーノルドを失ったが、ガレス・サウスゲイトは快く思っていないだろう。このまま続けて、うまくいけば夏にユーロでプレーできるといいが、そうでなければ、誰が招集されるか見てみよう」
「全員がテーブルの上に立つ必要がある。解決策を見つけたのであれば素晴らしいことだ。でも、今は考えるのをやめることはできない。新しいことを考えなければならない」
PR
プレミアリーグでは、ヨーロッパを含めた他のリーグと大きく異なる方式を2020-21シーズンは取っている。それは、選手交代枠だ。コロナ禍にあって、過密日程になることから、国際サッカー連盟(FIFA)は選手の交代枠を「3」から「5」に変更。選手のコンディションを守るために設けられた特別措置だが、有能な選手を多く抱えるクラブにとっては戦術面で大きな変更ができるため、様々な影響が出ている。これは、多くのクラブが交代枠「5」に反対したことが理由であり、クラブの差が大きく影響するとして否決されていた。
しかし、開幕が遅れたことなどを踏まえ、従来から超過密日程が組まれるプレミアリーグがさらに過密日程となり、今シーズンはケガ人が続出している状況。そして、プレミアリーグの指揮官たちが、この状況に苦言を呈した。
昨シーズンは30年ぶりにリーグ優勝を成し遂げたリバプールのユルゲン・クロップ監督は、すでにプレミアリーグにも話をしたとし、ミッドウィークに行われるチャンピオンズリーグ(CL)やヨーロッパリーグ(EL)を考慮に入れないスケジュールに苦言を呈している。
「私は2週間前の交流会で話をした。クラブはプレミアリーグとのミーティングを企画してくれた。ユナイテッドや、リバプール、シティについてのことではないので、変更はできない。でも言わせてもらいたい」
「我々は前回のインターナショナル・マッチウィークの後、(土曜日の)12時30分からエバートンでプレーした。私の選手たちは、水曜日の夜の時点で、何人かはペルーにいた。そして、12時30分に試合をした。このようなことが起こるべきではない」
「テレビの必要性は100%理解している。しかし、プレミアリーグは選手たちの団結力をもっと高めなければならない。試合日程以外は全て変わってしまった。通常、シーズンには10月、11月、12月というとてもトリッキーな時期がある。今年は10月が12月のようで、11月が12月のようで、12月も12月のようだ。この激しさは、本当に難しい。土曜日に試合をすることが完全に当たり前となっているが、12時30分に試合をさせるのは殺人的だ」
「トッテナムは木曜日の夜にルドゴレツでプレーし、今日(日曜日)の12時にプレーした。WBAには敬意を表するが、トッテナムが勝利した。他のチームにもチャンスをあたえられ、適切な大会だと思うかもしれない」
そのクロップ監督率いるリバプールだが、8日に行われたマンチェスター・シティとの一戦では、イングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドが負傷。ふくらはぎを痛め、12月まで離脱する可能性があるようだ。
クロップ監督は、過密日程に加え、5人の交代枠を認められていない状況では、選手を守れないと指摘した。
「唯一の問題は選手がケガをしてしまうことだ。選手のコンディションを維持することができない。それが本当に問題だ」
「それは我々の問題ではなく、日程の問題だ。5人の交代選手についてももう一度話し合わなければならない。それでもわからないが、14チームが『5人の交代があってはいけない』と言うのであれば、少なくともトップ6同士の対戦では5人交代をさせてもらいたい」
「それが可能かどうかは分からないが、今年は非常に厳しく、解決策を見つけなければいけない」
「我々はそれを理解しているし、持っているもの全てを使って100%のサッカーをしたいと思っている。そうしなければならない。ただ、水曜日の夜と12時30分キックオフは許されるべきではない」
また、ヨーロッパの舞台で戦うチームに考慮してもいいのではと提案。このままではイングランド代表にも影響を及ぼすと指摘し、改善を求めた。
「オーレ(・グンナー・スールシャール)は正しかった。シティと我々は火曜日に試合をした。いつだって、火曜日に試合をするチームと水曜日に試合をするチームが2つある。火曜日のチームが今、12時の試合を戦うなら、それはそれで良い。良くはないが、それでいい。しかし、水曜日のチームは、試合を考慮されてすらない」
「『スカイ』や『BT』、プレミアリーグ、『BBC』、誰であろうと、話し合わなければんらない。今までのような状況では対応はできない。FAが関与しなければならないのはとても重要なことだ」
「今夜(8日)、我々はトレント・アレクサンダー=アーノルドを失ったが、ガレス・サウスゲイトは快く思っていないだろう。このまま続けて、うまくいけば夏にユーロでプレーできるといいが、そうでなければ、誰が招集されるか見てみよう」
「全員がテーブルの上に立つ必要がある。解決策を見つけたのであれば素晴らしいことだ。でも、今は考えるのをやめることはできない。新しいことを考えなければならない」
PR
1
2
ユルゲン・クロップの関連記事
マンチェスター・シティの関連記事
プレミアリーグの関連記事
記事をさがす
|
ユルゲン・クロップの人気記事ランキング
1
クロップ氏が退任以来のリバプール帰還へ…来月にLFC財団のイベントに出席
リバプールの元指揮官ユルゲン・クロップ氏が、退任後初めてマージーサイドに帰還する。 2015-16シーズン途中から昨シーズン終了まで9年に渡ってリバプールを指揮し、プレミアリーグ、チャンピオンズリーグ、FIFAクラブ・ワールドカップなど7つの主要タイトルをもたらしたレッズの伝説的な指揮官。 リバプール退任後はしばらくの休養期間を経て、『レッドブル』のグローバルサッカー部門の責任者に就任。今年2月には『レッドブル』傘下のRB大宮アルディージャを現地視察するなど、世界中を飛び回りながら新たな仕事に励んでいる。 指揮官退任後はマージーサイドの地を一度も訪問していなかったが、来月23日にリバプール大聖堂で行われるLFC財団主催のガラ・ボールにゲストスピーカーとして出席することが決定した。 クロップ氏はリバプール公式サイトを通じて今回のリバプール帰還について以下のようにコメントしている。 「私がLFC財団の活動をどれほど愛しているかは皆さんご存知でしょう。彼らと共にその活動を祝い、彼らが行っている素晴らしい活動を継続するための重要な資金集めに協力できることが待ちきれない」 同イベントで集まった資金は、昨シーズン12万7000人以上を支援し、社会的不平等の是正を目指すLFC財団の活動を支援する。集まった資金の一部は、クラブの公式OB選手協会であるフォーエバー・レッズにも寄付されるという。 なお、リバプールはプレミアリーグ残り7試合で11ポイントを獲得できれば、クロップ体制の2019-20シーズン以来の優勝が決定する。 クロップ監督が帰還する前に優勝決定の可能性が高いが、5月25日にアンフィールドで行われるリーグ最終節クリスタル・パレス戦で、元指揮官が優勝を祝うホーム最終戦セレモニーに参加することになりそうだ。 2025.04.10 08:00 Thu2
「パニックになる必要はない」リバプールとの契約延長進まぬファン・ダイク、自身の去就については「わからないが…」
リバプールのオランダ代表DFヴィルヒル・ファン・ダイクが、今季までとなるリバプールとの契約について言及した。イギリス『デイリ・メール』が伝えている。 リバプールの絶対的な守備の柱として、加入以来多くのタイトル獲得にも貢献してきたファン・ダイク。今シーズンも指揮官がユルゲン・クロップ前監督からアルネ・スロット監督に代わる中で、ここまでプレミアリーグ全試合に出場するなど相変わらず存在感は絶大だ。 しかし、そんなファン・ダイクとリバプールの契約は今季まで。数カ月にわたって延長に向けた交渉が続けられているが、同じく契約切れが迫るエジプト代表FWモハメド・サラーやDFトレント・アレクサンダー=アーノルドと同様、現在まで進展はない状況が続いている。 シーズンも残り3カ月を切る中で、流石にファンからも不安の声が聞こえるが、ファン・ダイク自身はパニックになる必要はないと強調。ただし、契約延長するか退団となるかはまだ不明だとも語っている。 「僕がみんなに対して落ち着いている限り、将来何が起ころうともパニックになる必要はない。僕が将来について心配していたら、プレーでも少しその様子が見えるようになるだろう。でも、実際にはそうではない」 「ひょっとして、完全に走り終えた後でもニュースがなければそうなるかもしれない。現段階でも、何が起こるかは不明だ。だが、不安などを引き起こしたいわけではない。ただ落ち着き、次の10試合で勝てるよう願うことに集中しているよ」 「そこに向けてフルフォーカスしている。監督、選手、ファンのため、僕はそこにいるんだ。そして、何が起こるか様子を見たい。シーズンの終わりまでにはニュースが出ると確信している。どんなニュースになるかはわからないけどね」 「僕が言える唯一のこと、そして何度も言ってきたことだが、僕にとっても家族にとってもとても大切な、そして美しいこのクラブで、キャプテンを務められることをとても誇りに思っている」 2025.03.15 15:20 Sat3
遠藤航の移籍をリバプールは許可? フランクフルトが問い合わせも問題は移籍金か
リバプールの日本代表MF遠藤航(32)に対してフランクフルトが問い合わせを行ったとのこと。ただ、問題もあるようだ。ドイツ『スカイ・スポーツ』が伝えた。 2023年8月にシュツットガルトからリバプールに完全移籍した遠藤。ユルゲン・クロップ監督の下では、徐々にその存在感を発揮すると、中盤の底でポジションを確保し、大きく守備で貢献していた。 今シーズンからアルネ・スロット監督が就任すると、中盤の構成が変わり、遠藤はポジションを失うことに。それでも、守備の貢献度と献身性は高く評価され、試合のクローザーとしての起用が増加。プレミアリーグでは137分間のプレータイムだが、14試合に出場。全体でも26試合で742分と、1試合あたりのプレータイムは30分に満たないながら、チームに貢献している。 リバプールとの契約は2027年夏まで残っている遠藤。スロット監督は、戦力以上にその人間性や取り組む姿勢を高く評価し、若手のお手本としても遠藤を重宝している中、フランクフルトが夏に獲得に関心を示しているとされてきた。 中盤を補強したいフランクフルトにとって、シュツットガルトでの経験がある遠藤は魅力的な補強候補。経験値もさることながら、その献身性もチームとして魅力を感じている。 そんな中、獲得に向けて問い合わせを行ったとされるフランクフルトだが、リバプールは遠藤の移籍を許可しているとのこと。ただ、移籍金が高すぎるようで、フランクフルトは遠藤を最優先で考えていないと見られている。 リバプールがどの程度の移籍金を求めているかは不明だが、シュツットガルトには1600万ポンド(約31億円)を支払って獲得している状況。2024年夏にはマルセイユからの1180万ポンド(約22億8500万円)のオファーを拒否しており、どこまでの値段を設定しているかが移籍の争点となりそうだ。 2025.04.01 14:40 Tue4
ドイツ代表の指揮望まれるクロップ氏だが…「ナーゲルスマンに長く続けてほしい」
ユルゲン・クロップ氏がドイツ代表指揮官について語った。ドイツ『Frankfurter Allgemeine Zeitung』が伝えた。 昨シーズン限りでリバプールと袂を分かったクロップ氏。「監督としての私の仕事は終わり」とも述べていたが、名将の今後には大きな注目が集まる。 先日、ドイツサッカー連盟(DFB)のスポーツ・ディレクター(SD)を務めるルディ・フェラー氏は「もしユリアン・ナーゲルスマンが、いつかまたトップクラブの監督をやりたいと考えるようになったら、当然ユルゲン・クロップの存在を避けて通ることはできない。彼が望むのであればだが」と番組でコメント。現指揮官の後任最有力候補に挙げていた。 1日、ベルリンのベルビュー宮殿でドイツ連邦共和国功労勲章を授与されたクロップ氏は、そんな母国代表指揮官の座に言及。2026年北中米ワールドカップ(W杯)以降もナーゲルスマン監督が指揮を執ることを期待し、自身はあまり興味がないことを示唆している。 「ユリアン・ナーゲルスマンには(契約満了の)2026年よりずっと長く続けてほしいと誰もが願っている」 「今日はサッカーについては話したくない。何も言うことがないからだ」 「ルディ・フェラーはとても良い人だ。彼はそのことについて話さざるを得ない状況に置かれたんだ」 2024.10.02 14:36 Wed5
懸賞金は730万円、誘拐されて未だ安否不明のルイス・ディアスの父はベネズエラにいる可能性も…国も動き出す大規模捜査に
母国コロンビアで両親が誘拐されたリバプールのコロンビア代表FWルイス・ディアス。コロンビア政府は大規模な軍事捜査を行うことを発表した。イギリス『インデペンデント』が伝えた。 リバプールでプレーするルイス・ディアスには衝撃のニュースが飛び込むことに。28日、コロンビア北部のバランカスで父のルイス・マヌエル・ディアスさんと母のシレニス・マルランダさんがガソリンスタンドで車を止められ、バイクに乗った武装集団に誘拐された。 母のマルランダさんは、28日の夜に警察によって救出されたものの、父のルイス・マヌエル・ディアスさんは未だに安否が不明だという。 ルイス・ディアスは29日に行われたノッティンガム・フォレスト戦のメンバー外に。ゴールを決めたポルトガル代表FWジオゴ・ジョタはゴールそルイス・ディアスに捧げ、ユルゲン・クロップ監督は寄り添うことを明かした。 コロンビアの内務大臣は北部の山岳地帯に100人以上の軍隊を派遣。また、隣国のベネズエラ当局にも国境警備隊の増員を求めたという。 また、軍隊はバリケードを設置し、自動車小隊を展開。ヘリコプターや飛行機などから上空からも捜索するという。 コロンビアでは誘拐事件が頻発している中、フランシスコ・バルボサ司法長官は29日にベネズエラまで連れて行かれている可能性があると発言した。 「我々はある時点でベネズエラにいる可能性があるという情報を持っている。もし彼が国境を越えてベネズエラにいるとしたら、我々は(コロンビアの)グスタボ・ペトロ大統領にルイス・ディアスの父親の解放に協力してくれるように頼まなければならない」 なお、コロンビアの国家警察は、彼の救出につながる情報に対して4万8500ドル(約740万円)の懸賞金をかけることを発表している。 <span class="paragraph-title">【写真】誘拐されてしまったルイス・ディアスの両親</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Sources close to Luis Díaz confirm that his mother Cilenis Marulanda has been rescued by the police.<br><br>The operation now continues to free his father, kidnapped earlier today. <a href="https://t.co/LNAtKNi2dz">pic.twitter.com/LNAtKNi2dz</a></p>— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) <a href="https://twitter.com/FabrizioRomano/status/1718432431055773872?ref_src=twsrc%5Etfw">October 29, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.10.30 21:55 Monマンチェスター・シティの人気記事ランキング
1
「冷静さを保つ能力が足りない」グアルディオラ監督が100億円を出して獲得したMFに見切り、サイドバックとして再生中「良い右SBになれる」
マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が、大金を投じて獲得した選手にダメ出しをした。 今シーズンは近年稀に見る低迷ぶりを見せており、プレミアリーグ5連覇は潰えた状況。チャンピオンズリーグ(CL)、EFLカップ(カラバオカップ)も敗退しており、タイトルの可能性はFAカップのみとなっている。 ケガ人に泣いた部分もあるシティだが、これまで以上にチームがうまく機能していないシーズンに。なかなか解決策が見つかっていない。 そんな中、グアルディオラ監督はポルトガル代表MFマテウス・ヌネスについて言及。本職は中盤でありながら、右サイドバックでの出番が増えていることについて語った。 「彼はそのフィジカルの強さから、良い右サイドバックになれる。問題は、冷静さを保つ能力が足りないため、中央でプレーできないことだ」 「彼は多くのことを学んでいる。サイドバックはファーポストにクロスを上げるときにミスを犯すし、油断する」 「ただ、彼はブルーノ・フェルナンデスがファーポストのドルグに送ったクロスを2、3回防いだ。彼はそれができるフィジカルがある。彼はあそこでプレーできるし、我々を大いに助けてくれた」 「シーズンが始まったとき、もしマテウスを右サイドバック、ニコ・オライリーを左サイドバックで起用すると言われたら、私は何を言っているんだと言うだろう。だが、シーズンはシーズンだ」 マテウス・ヌネスは2023年9月に6200万ユーロ(約100億円)でウォルバーハンプトンから完全移籍で加入。セントラルミッドフィルダーとしてのプレーが続いていたが、前述の通り向いていないというグアルディオラ監督の判断でサイドバックでのプレーが続いている。 獲得した当初には考えられなかったコンバート。高い買い物になった感も否めないが、中盤に戻った際にサイドバックでのプレーが生きればプラスと捉えられるかもしれない。 2025.04.08 22:50 Tue2
退団デ・ブライネの後継者は好調なチームを支える25歳のイングランド代表MFか? シティの補強ポイントにも合致
10シーズンチームの中心としてプレーしてきたベルギー代表MFケビン・デ・ブライネが退団することが決定したマンチェスター・シティ。後任候補が新たに浮上した。 『The Athletic』によると、その選手はノッティンガム・フォレストのイングランド代表MFモーガン・ギブス=ホワイト(25)とのことだ。 2022年8月にウォルバーハンプトンからフォレストに加入したギブス=ホワイト。創造性に溢れるプレーぶりは今シーズン一気に評価を上げ、プレミアリーグで27試合に出場し5ゴール9アシストを記録。リバプール、アーセナルに次ぐ3位に位置するチームを牽引している。 FAカップでも準決勝に駒を進めるなど、チームの好成績に大きく貢献しているギブス=ホワイト。イングランド代表も2024年9月にデビューしており、注目が高まっている。 ギブス=ホワイトはゲームメイクやチャンスメイクに長けているだけでなく、エネルギーやリーダーシップ、アグレッシブな中盤でのプレーもファンを魅了。フォレストのサッカーを支えている柱となっている。 今シーズン苦しんでいるシティにおいて、最大の要因とも言えるのがスペイン代表MFロドリの不在。バロンドーラーがケガで長期離脱していることで、その存在感の大きさを痛感しているしティは、ビルドアップやポゼッションに長けているだけでなく、フィジカルを活かしたプレーができるギブス=ホワイトを求めると見られている。 ゴールやアシストの数字だけを見れば多いとは言えないが、攻撃を司るプレーは十分い果たしており、フォレストの攻撃においては最も重要な役割を担うギブス=ホワイト。すぐにフィットとはいかない可能性が高いが、将来性とポテンシャルを考えれば、補強に値する選手と見られている。 2025.04.09 23:45 Wed3
【プレミア注目プレビュー】シティ司令塔のラストダンスに注目集まるマンチェスター・ダービー
プレミアリーグ第31節、マンチェスター・ユナイテッドvsマンチェスター・シティが、日本時間6日24:30にオールド・トラッフォードでキックオフされる。シティ司令塔のラストダンスに注目集まる今季2度目のマンチェスター・ダービーだ。 13位のユナイテッド(勝ち点37)は前節、ノッティンガム・フォレストとの一戦に0-1の敗戦。古巣対戦のエランガに恩返しゴールを許すと、後半最終盤の猛攻も実らず、上位相手に力負けとなった。週明けにはヨーロッパリーグ(EL)準々決勝1stレグのリヨン戦を控えるなか、ホーム開催のダービーマッチに臨む。現状でのプライオリティは間違いなくリヨン戦にあるが、体たらくが続くシーズンにおいてダービーでの不甲斐ない戦いは許されない。より守備的に堅守速攻型のスタイルで臨む可能性が高く、割り切ってターンオーバーを行うプランもなくはないが、ベストメンバーで宿敵を撃破しELに弾みを付けるような戦いを期待したい。 対する5位のシティ(勝ち点51)は前節、下位に沈むレスター・シティ相手に2-0の勝利を収めてリーグ3戦ぶりの白星。熾烈なチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いにおいて5位をキープした。スコアは2-0も、80%近いボール支配率に相手シュートを1本に抑え込むなど余力を残した上での完勝だった。エースのハーランドら一部主力を欠くも、マーモウシュやオライリーら代役がしっかりと活躍しており、敵地でのダービーへ自信を持って臨めるはずだ。 なお、近年のリーグ戦績、タイトル数ではシティが圧倒的に優位に立っているが、プレシーズンマッチ的な色合いが強いコミュニティ・シールドはシティが勝利も、昨季のFAカップ決勝、直近のリーグ戦ではユナイテッドがいずれも2-1で勝利を収めている。そのため、今回の対戦も拮抗した展開も想定される。ちなみに、ユナイテッドがシティ相手にシーズンダブルを決めたのは2019-20シーズン。ホームで5シーズンぶりのダブル達成となるか。 ◆マンチェスター・ユナイテッド◆ 【3-4-2-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250406_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">©超ワールドサッカー<hr></div> GK:オナナ DF:マズラウィ、マグワイア、ヨロ MF:ダロト、カゼミロ、ウガルテ、ドルグ MF:ブルーノ・フェルナンデス、ガルナチョ FW:ホイルンド 負傷者:DFマルティネス、ショー、エバンス、ヘヴン、デ・リフト、MFメイヌー、FWアマド 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関してはメイヌーに復帰の可能性がある一方、打撲の影響でデ・リフトの状態が懸念される。 ELを考慮してターンオーバーの可能性もあるが、前述のメンバーの起用を予想。デ・リフトが間に合う場合はマグワイアに代わって中央に入る可能性が高い。前線ではマウントやザークツィーにもチャンスがありそうだ。 ◆マンチェスター・シティ◆ 【4-2-3-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250406_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">©超ワールドサッカー<hr></div> GK:エデルソン DF:マテウス・ヌネス、クサノフ、ルベン・ディアス、グヴァルディオル MF:ギュンドアン、ニコ・ゴンサレス MF:サヴィオ、フォーデン、ドク FW:マーモウシュ 負傷者:DFストーンズ、アケ、アカンジ、MFロドリ、FWハーランド 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しても直近数試合と大きな変化はない。 スタメンは前述の11名を予想。ディフェンスラインではリコ・ルイス、オライリー。中盤から前ではコバチッチ、ベルナルド・シウバ、デ・ブライネ、グリーリッシュとベテランの起用も十分にある。 ★注目選手 ◆マンチェスター・ユナイテッド:MFブルーノ・フェルナンデス <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250406_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 赤い悪魔の主将の矜持で花道は飾らせない。リーグ戦での低迷に、週明けのリヨン戦の重要度を考えると、ユナイテッドにとっては難しいモチベーションで挑むダービーとなるが、ホーム開催の宿敵との一戦ということもあり、メンバー構成いかんは別として気概を示したい。 そのダービーの重要性を最も知る一人であるポルトガル代表MFとしては普段通りに中盤と前線のリンクマン、チャンスメイカー、フィニッシャーというマルチタスクをこなしながら、気持ちの部分でもチームを鼓舞し続けたい。 堅守速攻のスタイルで臨む可能性が高いなか、被カウンターの局面で脆さもある相手に対して、高精度のパスやクロスから味方の決定機を演出したい。 ◆マンチェスター・シティ:MFケビン・デ・ブライネ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250406_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 敵地で挑むラストダービー。リーグテーブル上は大一番とは言えない今回のダービーだが、シティにとってはCL出場権争いとともに、在籍10年のレジェンドMFのラストダービーという部分で非常に重要な一戦となる。 デ・ブライネは今回のダービー2日前に自身のSNSを通じて今季限りでのシティズンズ退団を発表。2015年8月にヴォルフスブルクから加入し、ここまで公式戦413試合で106ゴール174アシストを記録。6度のプレミアリーグ制覇や、CL初制覇など15のタイトルを獲得。2022-23シーズンにはトレブル“3冠”を達成し、シティで獲得できるタイトルを全て手にしていた。 しかし、近年は度重なる負傷によるパフォーマンスの低下もあって以前のような絶対的な存在にはなり切れず、33歳MFはこのタイミングでマンチェスターを離れる決断を下した。 なお、プレミアリーグでのダービーは15試合に出場し6勝4分け5敗の戦績。3ゴール4アシストと好相性とは言い難いが、2ゴール1アシストの活躍で4-1の快勝に導いた2022年3月の対戦以来の躍動を期待したい。 2025.04.06 15:20 Sun4
【プレミアリーグ第32節プレビュー】マドリー戦控えるアーセナルはビーズと対峙、首位リバプールはハマーズ戦
先週末に行われた前節は首位リバプールを始め上位5チームがいずれも勝ち点を取りこぼす波乱の一節となった。また、最下位のサウサンプトンが7節を残してプレミアリーグ史上最速での2部降格が決定した。 UEFAコンペティションの準々決勝2ndレグを控えるなか、今節はヨーロッパ参戦組の戦いに注目だ。 1stレグで明暗分かれたチャンピオンズリーグ(CL)勢の2位アーセナルと7位のアストン・ビラは、それぞれ12位のブレントフォード、最下位のサウサンプトンと対戦する。 リーグ前節はエバートン相手に消化不良の1-1のドローに終わったアーセナルだが、CL準々決勝1stレグでは前大会王者レアル・マドリーとのホームゲームで会心の3-0の勝利を挙げた。攻守両面で相手を上回った上、MFライスの圧巻の直接FK2発にMFメリーノにもゴールが生まれ、先勝に成功した。 アウェイチームに多くの悪夢を味わわせてきた要塞サンティアゴ・ベルナベウでのリターンレグに向けて細心の注意を払う必要はあるが、ベスト4進出へ大きなアドバンテージを得たことは間違いない。今回のホームゲームでは難敵ビーズ相手に勝ちたい気はやまやまではあるが、リーグ逆転優勝とCL準決勝進出を天秤にかけて割り切ったターンオーバーもありか。MFヌワネリやMFジョルジーニョ、FWスターリングらの活躍にも期待しつつ、良い形でマドリー戦に繋げたい。 アストン・ビラは前節、ノッティンガム・フォレストとの上位対決を2-1で制して公式戦7連勝を達成。しかし、CLではパリ・サンジェルマン(PSG)とのアウェイゲームではFWロジャーズのゴールで先制に成功も、そこからの3連続失点によって厳しい1-3の敗戦となった。これで公式戦連勝が「7」でストップしたエメリのチームは、ホーム開催の2ndレグで逆転を目指す。 プレミアリーグの来季CL出場権が5チームに確定したなか、熾烈なCL出場権争いにおいて勝ち点3を積み上げる必要があり、PSGとのリターンレグへ極端なターンオーバーは難しい。ただ、前線に関しては豊富なタレントが揃っており、やりくり上手のスペイン人指揮官が最適の組み合わせを選び出し、降格が決定したセインツ相手に勝ち切りたい。 一方、降格決定後初のホームゲームとなるセインツはユリッチ監督を即時解任。シーズン残りはラスク暫定監督の下で戦うことになる。DF菅原由勢の起用法にも注目したい。 ヨーロッパリーグ(EL)参戦組の13位マンチェスター・ユナイテッド、14位のトッテナムは5位のニューカッスル、17位のウォルバーハンプトンと対戦する。 ユナイテッドは前節、膠着のマンチェスター・シティとのダービーマッチを0-0のドローで終え、リーグ2戦未勝利に。続くEL準々決勝1stレグでは敵地リヨンに乗り込んだ一戦を2-2のドローで終えた。DFヨロの加入後初ゴールにFWザークツィーのゴールで一時逆転に成功したが、GKオナナの2失点に絡むプレーなどもあり、後半アディショナルタイムの土壇場被弾で先勝を逃した。 ホームでのリターンレグへ弾みを付ける公式戦4試合ぶりの白星がほしい一方、リーグ戦でのUEFAコンペティション出場権獲得の現実味は薄く割り切ってターンオーバーを敢行する可能性は高そうだ。ただ、公式戦4連勝と絶好調のマグパイズ相手に大敗となれば、肝心のリヨン戦に響くことになるためメンバーは入れ替えながらもしっかりとした戦いは見せたい。 一方、スパーズは前節、サウサンプトン相手に3-1の快勝。リーグ4戦ぶりの白星を挙げた。ただ、ホームで戦ったELではフランクフルト相手に1-1のドローに終わった。開始早々に先制を許したなか、DFペドロ・ポロのゴールで同点に追いつき以降は再三の決定機を作り出したが、相手GKの好守にも阻まれて先勝を逃した。2ndレグを敵地で戦うためユナイテッド以上にシビアな状況となっており、リーグ3連勝と好調を維持するウルブスとのアウェイゲームではターンオーバーが濃厚だ。一部主力を温存しつつ、総力戦で挑む2ndレグへFWリシャルリソンやMFグレイ、FWオドベールら控え組の状態を上げたいところだ。 カンファレンスリーグ(ECL)参戦の4位チェルシーは前節、ブレントフォードとゴールレスドロー。リーグ連勝を逃した。ただ、ECLではレギア・ワルシャワとのアウェイゲームをFWジョージのファーストチーム初ゴールにFWマドゥエケの2ゴールの活躍で3-0の先勝。大きなアドバンテージを得てロンドンに帰還した。降格圏の18位イプスウィッチ・タウンをホームで迎え撃つ一戦ではECLで温存した主力を起用し、しっかりと勝ち切ってCL出場権獲得へ勝ち点3を積み上げたい。 前節、フルアム相手にまさかの2-3の敗戦を喫して優勝へ足踏みとなった首位のリバプールは、16位のウェストハムとのホームゲームでバウンスバックの勝利を目指す。フルアム戦では相手のパフォーマンスを褒めるべき部分はあったものの、らしくないミスも目立っておりその修正は必要だ。ただ、11日にはエースFWサラーの契約延長という最高の知らせが発表され、良い雰囲気が期待されるアンフィールドで白星を取り戻したい。 マンチェスター・ダービーをドローで終えて6位後退のマンチェスター・シティは、MF鎌田大地を擁する好調の11位クリスタル・パレスとのホームゲームに臨む。今季限りで退団のMFデ・ブライネのラストダービーというモチベーションはあったが、全体的なパフォーマンスは振るわず。同じ[3-4-2-1]で堅守速攻を貫くソリッドな相手に対して、メンバーの入れ替えも行いながらしっかりと結果を残したい。 対するパレスは前節、ブライトン&ホーヴ・アルビオン相手に2-1の勝利。FWエンケティア、DFグエイの退場は余計だったが、エースFWマテタに負傷明け後初のゴールが生まれるなど実りある内容での勝利でもあった。その一戦で決勝点の起点、相手の退場を誘発するなど存在感を示した鎌田には2試合連続のスタメンを期待したい。 そのパレスに敗れた9位のブライトンは、リーグ連敗という苦境のなかで19位レスター・シティ相手に公式戦5試合ぶりの勝利を目指す。対戦相手はリーグ8連敗と泥沼の状況にあるが、この一戦では出場停止のDFファン・ヘッケに加え、パレス戦の接触プレーで痛めたMF三笘薫にも欠場の可能性が報じられており、チームとしては総力戦で勝ち点3を掴みたい。 《プレミアリーグ第32節》 ▽4/12(土) 《20:30》 マンチェスター・シティ vs クリスタル・パレス 《23:00》 ブライトン vs レスター・シティ ノッティンガム・フォレスト vs エバートン サウサンプトン vs アストン・ビラ 《25:30》 アーセナル vs ブレントフォード ▽4/13(日) 《22:00》 チェルシー vs イプスウィッチ リバプール vs ウェストハム ウォルバーハンプトン vs トッテナム 《24:30》 ニューカッスル vs マンチェスター・ユナイテッド ▽4/14(月) 《28:00》 ボーンマス vs フルアム 2025.04.12 12:00 Sat5