衝撃の5-0! チリの名FWサモラーノが“クラシコ”の歴史に名を刻む【ハットトリック・ヒーローズ】
2020.09.10 21:00 Thu
サッカーにおいて、1試合で3得点以上を決めることを表す「ハットトリック」。元々はクリケットで打者を三者連続アウトにすることをそう呼んでいた。(クリケットにおいて打者を連続でアウトにすることは相当難易度が高い)サッカー選手にとって、「ハットトリック」は実力を証明する功績でもあるが、そう簡単にはお目にかかれない。この企画『HAT-TRICK HEROES』では記憶に残る「ハットトリック」を紹介していく。
今回は、元チリ代表FWのイバン・サモラーノ氏がレアル・マドリー時代に決めたハットトリックだ。
178cmと決して大柄ではなかったが滞空時間の長い強力なヘディングシュートで多くのゴールを陥れ、熱い情熱と闘争心溢れるプレーは母国の英雄として君臨するに終わらず、世界中のファンを魅了した元チリ代表スタープレーヤーのサモラーノ氏。
マドリー時代の1995年1月7日に行われたラ・リーガ第16節、バルセロナとの“クラシコ”ではハットトリックを達成し、その名を歴史に刻んだ。
これで勢いに乗ると、21分にはMFホセ・アマビスカの浮き球のスルーパスに抜け出し、最後はDFにプレッシャーを掛けられながらもゴール左に流し込んで追加点を奪う。
そして39分、相手ボックス内でボールを奪ったMFミカエル・ラウドルップの折り返しをダイレクトで沈め、前半のうちにハットトリックを達成してしまった。
サモラーノは後半に2アシストを記録。3ゴール2アシストの大活躍で5-0の大勝に導いた。
なお、サモラーノ氏のこのハットトリック以降、次に達成したのは2007年3月7日のバルセロナFWリオネル・メッシ。12年間は誰もその偉業を達成することができなかった。
今回は、元チリ代表FWのイバン・サモラーノ氏がレアル・マドリー時代に決めたハットトリックだ。
◆これぞストライカーというサモラーノの動き
178cmと決して大柄ではなかったが滞空時間の長い強力なヘディングシュートで多くのゴールを陥れ、熱い情熱と闘争心溢れるプレーは母国の英雄として君臨するに終わらず、世界中のファンを魅了した元チリ代表スタープレーヤーのサモラーノ氏。
マドリー時代の1995年1月7日に行われたラ・リーガ第16節、バルセロナとの“クラシコ”ではハットトリックを達成し、その名を歴史に刻んだ。
まずは試合開始早々の5分、ボックス内でボールを受けたサモラーノはボックス内左45度の位置から豪快に左足を振り抜き、ニアサイド上をぶち抜く。
これで勢いに乗ると、21分にはMFホセ・アマビスカの浮き球のスルーパスに抜け出し、最後はDFにプレッシャーを掛けられながらもゴール左に流し込んで追加点を奪う。
そして39分、相手ボックス内でボールを奪ったMFミカエル・ラウドルップの折り返しをダイレクトで沈め、前半のうちにハットトリックを達成してしまった。
サモラーノは後半に2アシストを記録。3ゴール2アシストの大活躍で5-0の大勝に導いた。
なお、サモラーノ氏のこのハットトリック以降、次に達成したのは2007年3月7日のバルセロナFWリオネル・メッシ。12年間は誰もその偉業を達成することができなかった。
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